海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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カテゴリ:工事( 333 )


「イ」号作戦 いよいよ終盤 左官の出番だ。

みなさん おつかれさまです。




「イ」号作戦を展開している海岸屋ふー 一味ですが
木工事をほぼ終えて左官工事が始まりました。
初日は5人
次の日は7人入ってます。 現場にね。

左官工事。
深いな。
あんまり深いから奥行きがどのくらいだかわかりません。
まず外部
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左官仕上げにするところに、防水の紙を貼って
それから網を張ります。
ラス網ですね。

防水紙はこれ。
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今まではアスファルトを紙にしみ込ませたものだったんですけど
これは少し違う。
ずいぶん丈夫です。
手ではちぎれない という感触。

まあ、この防水層を突破されても通気胴縁があるから
そのまま空気層を通って外部に滴り落ちるようにはなっていますが。

そして網。
軒天井用には柔らかいもの
風呂場には硬くて薄いもの
そして外壁部分はこれです。
a0157159_18250368.jpg
なんだかダワダワしてませんか?
海岸屋の手じゃなくて網のほうが。

通称波ラスとか言います。
厚みがあるので 下地のモルタルをたくさん塗らないと網が隠れません。
なぜか。

左官壁って厚みで性能を出すところがあって
ある程度の塗り厚は必要なんじゃないかと考えているからです。
そうやって厚みのある下塗りをしたあとに仕上げを塗ります。

で、
手仕事のできる大工さんも減ってると思いますが
左官屋さんもずいぶん減ったと思います。

外壁はサイディングに 内壁はクロスに
玄関土間はタイルに 風呂はユニットバスに・・ と
今や住宅の中で左官の仕事はほとんどなくなってきていますから。

でも、サイディングの外壁が定期的に塗装をしないといけないのに比べて
左官壁のメンテナンスってもっとずっと安上がり。
何十年もノーメンテの家もざらにあります。

年配の方が左官壁は剥がれて始末が悪いから嫌いとおっしゃるのを聞きますが
今はもう全然使わなくなった繊維壁のことだったり
地震でクラックが入った土壁のことだったりします。

去年、海岸屋は一年間
左官の勉強会に通って色々な左官屋さんに話を聞きましたが、
世界中で日本の左官技術に匹敵するものはもうなくなっていて
ドイツやフランスに日本の左官の職人が教えに行ってる時代だそうです。
これは松木さんという左官屋さんに教わって 
色のきれいな土で絵を描いているところ
a0157159_19032258.jpg
海岸屋だから波の絵のつもりです。(笑)

こっちは都倉さんという左官屋さんに教わった磨きの技法です。
a0157159_19054156.jpg
心がけが悪いからイマイチ光りませんが
キレイな心の人が磨くとものすごく光ります。(?)

こうやって奥深い左官の世界の入口でウロウロしてても
現場で役立つことがなかなかないんですが
それでも 知らなかったことを知るのは楽しいです。

「イ」号計画は左官の仕上げの表情も決まって
工事も終盤に入ってきました。
楽しみなような ちょっと残念なような そんな気分もいつも通り。
ではまた!





by kaiganyafoo | 2018-04-14 20:02 | 工事 | Comments(0)

墨付け、刻み、上棟

みなさん おつかれさまです。



海岸屋は ふくらはぎとかがつったりするのを こむら返り と言っています。
それを こぶら返り と言う人がいて、コブラ? がっはっは 
それは聞き間違いの言い間違いだぜー と笑い飛ばしていたのですが・・・・

なんでも知ってるインターネットで検索してみたら
そういう表現もあるのだ と書いてあってびっくりした海岸屋です。

ごめんK女史
そういう言い方があるらしい。





さて
いくつになっても知らないことってあるもんですが
ウチに来て半年足らずのM君、墨付け、刻みのデビューです。
知らないことだらけですな。
a0157159_17170877.jpg
ちなみに 刻み と言うのは構造材を加工することで
墨付け と言うのは加工のために材料に書き込みをすることです。

これはとても小さい建物なんですけど、大きくても基本は同じ。
土台、桁、梁、母屋、柱 と順番に作っていきます。

で、
わりと大事で、しかもわかりにくいところだと思いますが
初めての仕事でも 海岸屋はM君にほとんど何も教えません。
手放し運転(?)です。

もうそろそろ出来るだろう という時期になったら
「次の現場は一人でやってみるか?」 と聞いて
本人が「やりたいです」と答えたら任せる。
それだけです。

修行中の大工さんの難しいところはその辺にもあって
教えてもらってないからできません とは言えない。
「毎日現場で仕事して、何見てるんだ!」と怒られかねないからです。
道具にしても技術にしても 一人前の大工さんを、見て、真似して
そうやって準備を重ねておかなくてはいけません。

逆に、言葉で説明したからといって、
例えば刃物の研ぎだとか、(自転車の乗り方でもいいですけど)
出来るようになるのかと言えばそうではないですよね?

身につける技術というのは、言葉で説明できない部分が多いのだと思います。
海岸屋の親方という人は 非常に高度な技術を持った人でしたけれど、
例えば 鉋掛けにしても 
何かを具体的に教えてもらったという記憶はほとんどありません。
現場や作業場、それから研ぎ場をきれいにしておけ 
という話をされた記憶ならありますが。

a0157159_19185870.jpg
M君の初上棟。
無事に棟があがりました。
一か所だけ手直しがありましたけど
合格点と言っていいかと思います。

彼もこれで安心して眠れることでしょう。
やれやれ
大工さんって大変だな。

ではまた。




by kaiganyafoo | 2018-04-06 19:58 | 工事 | Comments(4)

奉納! マサカリとチョウナで鳥居を作る

みなさん おつかれさまです。


ものすごいイキオイで杉の花粉が飛んでるらしいです。
でも、海岸屋は自己流で花粉症を治したのでよくわかりません。
ちなみにK女史は「酒」で花粉症を治したらしいです。
「花粉症だなんて言ってる奴は飲みが足りないんだよ」by K女史。
でもお勧めしません 酒療法。
(海岸屋ならば死んでしまう。)





さて、秩父の山奥、栃本と言うところですが
そこで「栃本ふるさとプロジェクト」というのが進行してます。
今年はピノ ノワールという品種のブドウを600本植えるんだとか。
栃本ブランドのワインががぶがぶと飲めるのはいつでしょうか。
(海岸屋ならば死んでしまう)

で、
海岸屋が手伝わせてもらっているのはこれ。
そこの 両面神社の鳥居の掛け替え工事です。
今 建っている鳥居。
40年以上前に建立したということですが
もーかなりヤバい。
この写真を撮ったときから一年たちましたが
それからだって進みましたからね。傷みが。
a0157159_18451759.jpg
栃本地区も当時は人手があったのか、
ふもとで作った材料をみんなで担ぎ上げたと聞きました。
・・・ん?
担ぎ上げた・・?

そうなんです。
ここは車が入れる道路から、
急峻な山道を徒歩で15分くらい登ったところにあるんです。
と、言うことは?

もし材料を担ぎ上げるとしたら、
山の仕事に慣れている壮丁が(つまり屈強な成年男子 ですよ)
30人くらいは必要でしょうね。
無理!
(海岸屋だったら死んでしまう)

では山で加工をしましょう ということになっても・・
電気がありません!
発電機をあげてくるのもほぼ無理!
(海岸屋だったら・・以下略)


つまり、手仕事屋の海岸屋の出番ではないですか。
材料は神社の近くの木を伐ります。

ヒノキを伐採したのが去年の2月でした。
寒中の伐採ですね。
寒中って言ったって・・6寸もある霜柱ってはじめて見ました。
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千葉にはこんなのありません。 うー寒!


伐採です。
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倒れました。
樹齢は120年くらいだったかな。


これを枝と葉っぱをつけたまま山に寝かせておきます。
葉枯らし乾燥というやつですね。
そして加工をはじめたのが去年の11月。

まず皮を剥きます。
a0157159_14472181.jpg
ウチのM君は丸太の墨付け初体験です。
墨壺が手に馴染んでいません。
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で、
ハツリます。
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関東屈指のハツリ手 〇野君 登場!
(本当は関東一だけどな)
そして・・・
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プロジェクトリーダーの〇冶さんも登場。
さすが元、ラガーマンの丹〇さんパワー型のハツリです。
(今の仕事は服飾関係!)
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車の関係の仕事をしている〇取さんもハツリます。

これは鳥居の笠木になる材ですから
けっこうでかいです。

建築関係の古い本とかを読むと
材に墨付けをする前の工程で 「木づくり」 というのが出てきます。
丸太や杣角(四角にハツるんですな)で現場に入った材料を
梁ならばタイコ(両面をハツるんですな)や
八角(八角形にハツるんですな)にと
今だったら製材屋さんがやるような加工を大工さんがやってた。

図らずも両面神社の仕事では 
その木づくりをやることになっているわけですが、
こういう経験というのは大工さんの基礎体力作りにいいんだと思います。

基礎体力っていうのは普通の意味での体力でもありますけど
墨付けや道具使いの基礎的な力のことでもあります。
木のクセを読んだり木目を読んだり・・

古民家にはあって、今の住宅にはないもの、
一種の生命力のようなものは、
素材の大きさや、
それを取り扱う大工の基礎体力に係るところが大きいと感じます。


いやー
海岸屋一味の仕事って ますますうまくなっちゃうなあ・・
これも両面神社の御利益でしょうか。
建立まではもうしばらくかかります。
ではまた!


by kaiganyafoo | 2018-03-09 19:13 | 工事 | Comments(2)

和室の天井は竿縁天井

みなさん おつかれさまです。


これからワインを作るぜー! と
本気で活動している人たちのところに通ってる海岸屋です。

みんな勉強熱心なので(!)たくさんお酒を飲むのですが、
味をみさせてもらってるだけで二日酔いになりました・・・
酒量はヤクルトの容器で1本半くらいだったんだけどなぁ。
中学生よりもお酒が弱いです。(それ、違法だから)
お酒の勉強は難しいです。







さて現場は造作仕事、終盤に差し掛かってきました。
このあいだの工事は和室の天井。
昔だったらごく普通の仕事だった竿縁天井です。

天井板をこすっていますね。
a0157159_18563668.jpg
これは木目を浮き立たせるためにやっている仕事で
この仕上げは「浮造り仕上げ」と言います。
うづくりしあげ ですね。 
M君が持っているブラシのようなものも「ウヅクリ」と言う名前です。
カルカヤの根だかなんだかを束ねたらしいんですが
それがなんなんだか調べたことがありません。
もーしわけない。
京都のどこかの老舗の店で見かけて買っておいたもの。
 
アレ?
a0157159_18584842.jpg
うずくり って書いてあるなぁ・・
違うと思うけどなぁ・・

そして
a0157159_19010236.jpg
外丸鉋を出してきました。
20年以上前に海岸屋が自宅を建てたときに竿縁天井を作ったんですが、
もしかするとそれ以来かもしれない登場です。
これを使って こういう加工をします。
a0157159_20520442.jpg
わかりますかね?
上になっている方が部屋の方で、加工してある側は天井裏の方です。

右側の薄くしてあるところが重なり部分で
そこの段差に「イナゴ」って言う、スキマを防ぐ仕掛けを取り付けます。
で、左側はミゾをしゃくってあって、そのミゾの真ん中にさらに丸く削ったのがわかりますか?
これが外丸鉋の仕事です。
これがやってあると、いい具合に天井板がしなってきれいに見えるんです。
ご存じ・・・ありませんよねえ。

そしてこれがイナゴ釘。
a0157159_18490819.jpg
なんか変わった形の釘でしょ?
海岸屋が自分の家をやったときにはこの釘が探せなくて
(インターネットなんか知らなかった!)
糸カスガイを曲げて自分で作ったもんです。


このイナゴ釘を使って天井板が透かないように細工をするんですが、
それはどうやるかというと・・
まあ
アレです。
どうしても知りたい人は個別に申し込んでください。
本イナゴ、イナゴ釘、付けイナゴなどと
はるかいにしえの技の数々をご覧に入れます。(高いよ)


まあ
そんなこんなで和室の天井ができているんですが、
部屋から見上げたときにはただの天井板です。
そこを敢えて説明せずに涼しい顔をして仕上げるというのが
イキというものですから
皆さんは是非ぜひ素知らぬ顔をして眺めてて下さい。


でもまー
そう言うオマエがどうなんだって話ですが
もちろんワタシはイキじゃなくてカエリです。
もうお腹がすいたので。
ではでは! (ひどいな)





by kaiganyafoo | 2018-03-02 19:09 | 工事 | Comments(0)

海岸屋、伝統構法に挑戦?

みなさん おつかれさまです。


このあいだ組合主催のボーリング大会で84!
というスコアをたたき出した海岸屋です。
同じチームのおん年77才のベテラン分会長さんと同スコア!
おかげでウチのチームはブービー賞でした・・・
「いやー狙った通りにブービー賞取れたねぇ」などと
分会長さんに言わせるとは不甲斐ない。
おまけにたった2ゲームで腰まで痛い始末。





さて 伝統構法とはなにごとか!
と、お思いのアナタ。
業界関係者ですな。

え?
海岸屋ふーって いつも伝統構法で仕事してるんだよね?
などとお感じになっているアナタ。
それは麗しい誤解というものです。

何言ってんだかわかんねえよ!
とキレそうなアナタ。
はい
世の中の大多数であろうアナタのために解説いたします。
(どことなく偉そう・・)



今をさること半年前、
ハ号作戦が展開していたのをおぼえていらっしゃるでしょうか?
別名「ちゃんとした納屋計画」です。

そのときの副産物がこのあいだ、人知れず上棟いたしました。
棟はないけど。
途中経過がこれです。
a0157159_18543219.jpg

これは何か と申しますと,

井戸小屋
and
カマド小屋
and
物置小屋のComplexでございます。なぜ英語。
手押しの井戸ポンプ、通称ガチャポンが写っとるでしょ?



さてここで、伝統構法とは何か という説明をいたしますと、
まず 土台がない、というのがあげられます。
で、
念のため申し上げますが、土台とは木でできているものであって、
皆さんが(誰)土台とおっしゃるモノは基礎であることが多いです。
はい。
現代では基礎は99%、コンクリート製ですね。
昔は石。

わかりましたかー?
土台は木製、コンクリートで出来ているのが
基礎っすよ
(ウザい)


そして伝統構法で、石の上に柱がのっかっているのを石場建てとか言いますね。
それからするとこれはコンクリート沓石場建て、です。
(はい、伝統構法の枠からはずれましたー)
残念。

そして、柱と柱を貫(ぬき)という板でつないであります。
筋交い(すじかい)と言う名前のナナメの材料はない。
まー
土台がないから筋交いを入れても効かないけどね。全然。
それでも貫にクサビを打って固定すると けっこうガッチリします。
やっぱ、昔の人は偉いな。
そして・・・




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これは何をしているのか というと
寒中に伐った竹を割って、下屋の梁に乗せているところ。
えー
なんで竹が必要なのかな? ときょとんとなさった建築に詳しくないアナタ。
コレハ壁に土を塗る下地を作るための材料です。
「竹木舞」 という名前で呼ばれています。

あいにく千葉外房は壁土に適した粘土っぽい土がほとんどないので
どこかいい土があるところまで取りに行かなくちゃいけないようであります。
ねー? 富沢建材株式会社の富沢さん?(唐突に誰?)

基礎が(沓)石場建てで
土台がなくて
筋交いもなくて
貫工法で
竹木舞を掻いて
土を塗っていくのだ・・・ と言うと 
これは伝統構法と言ってもいいんじゃないかなかぁ・・
どうだろ? どう思います?



まー竹木舞は下手かもしれないけど
てんてこ舞いは年中やってるし、
土を塗るのは下手だとしても 恥の上塗りならば達人級です。
とこじつけのような話をしてるってことは・・・

まー
今日はそんなところで! と締める準備をしてるんですな。
まー
今日はそんなところで!





by kaiganyafoo | 2018-02-23 19:14 | 工事 | Comments(0)

断熱工事である

みなさん おつかれさまです。

もー すっかり月イチ更新の海岸屋ふー通信です。


前回記事の餅つきのときに、敬愛する高田純次師(?)の言葉で
人と話をするときのオヤジの心得として
「自慢しない、説教しない、昔話しない」というのがあるよ と言ったら
そこにいた次男に
「お父さんはスリーアウトじゃん」と言われた海岸屋です。
・・・・・
・・・・・
スリーアウトか・・
つまりチェンジですな。攻守交替。
でも、守りに入っちゃいけませんね。うむうむ。



現場は順調に進んでおります。
これは断熱工事の様子。
a0157159_18093291.jpg
今回はセルロースファイバーの吹き込みという断熱工事なので
いつもと景色が全然違います。
専門の断熱屋さんが不織布を壁と天井に張っていって
そこに古新聞を綿状にしたものを吹き込んでいきます。
この工事はお施主さんの希望で
かなり防音効果もあるらしい ということからやってみています。

吹き込んでいます。
a0157159_18205094.jpg
匂いはない、音もうるさくないです。
少し埃っぽいですかね。

穴を開けて吹き込んでいますから
そこはこんなかんじ。
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この穴はあとでふさいでいました。

断熱材ってのはまあまあ匂いのするもので、
グラスウールは原料はガラスでしょうし
スタイロフォームなんかは石油化学系でできているのでしょうが
みんな特有の匂いがします。
本当のウールだって結構な匂いがするものでした。
まー
壁の中とかに入るものですからあとで匂うこともないんでしょうけどね。
で、
このセルロースファイバーは匂いませんでしたけど
昔、重症の化学物質過敏症の方の仕事をしたときには
印刷のインクがダメと言っていらっしゃいましたから
その方なんかはだめなのかもしれません。
元は古新聞だって言うことですから。

コレが断熱材としてイケてるって言うんだったら
毎日仕事で出てくる鉋屑もイケる・・・といいなぁ。(儚い願望)
近くの酒蔵で壁の中に籾殻を入れてるところもあるし。



という事でオマケの写真は鉋掛け。(オマケって・・)
a0157159_21090981.jpg
ここの現場の飾り棚の材料。
千葉のケヤキです。
a0157159_21204834.jpg
まずは ねじれをとって 厚みを決めます。
これは鉋を横向きに掛ける 横摺り。
なかなかに重労働です。
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板は十分に乾燥してますが(15年くらいかな)
それでも反らないように吸い付き桟を入れます。
それから表を鉋で仕上げていくのですが・・・
a0157159_21321465.jpg
ヤバいです!
仕上げている途中で大先輩登場です!

これは何をしているところか と言うと
仕上げた肌の上を真綿で引っ張ってみているところ。
ほんの少しでも逆目があれば引っかかるんですな。
キビシー!!

それを見てた海岸屋は大爆笑ですが
仕上げてたルーキーのM君は笑ってる場合じゃないです。

さてさて M君
意地の悪い・・いやいやゲフンゲフン
厳しい諸先輩方に囲まれて鉋掛けの合格点は出るのでしょうか・・・
海岸屋は厳しくないんですけど、真綿で〇を締〇〇ように・・


ではまた!


by kaiganyafoo | 2018-02-09 21:47 | 工事 | Comments(0)

嵐を呼ぶ上棟

みなさん おつかれさまです。
寒くなってきました。



嵐を呼ぶ男 という映画が昔あったそうですが、
これで海岸屋もなかなかの若手ですから見たことがありません。
裕次郎って言ったって西部警察くらいしか知らない。
昔からテレビって見てないしな。



なんでこんな話をしているのかと言うと
上棟の予定が台風直撃になっちゃったから。
二度も。
雨男なんてーもんじゃなくて 嵐を呼ぶ男がいるんですね。
海岸屋ふー関係者の中に。
(女性かも・・?)


a0157159_18545992.jpg
もー合羽着てます。
みんなズブ濡れです。
これ、写っているのは海岸屋なんですが、
釘袋の中に雨水溜まってましたもんね。

で、
ほかにもいい写真がたっくさんあったはずなんですが、
雨のせいなんだか なんなんだか 全部ピンボケ・・・
a0157159_19040471.jpg
ほらね。
栗駒から運んできた松丸太(ヤリガンナ仕上げ)(笑)を
バッカみたいな大カケヤでおさめている・・・という
なかなかに勇壮なシーンなんですが・・

涙で前が見えない! みたいな有様です。
トホホ。
台風のバカ!

この日のために県外から多数お集りいただいた大工さん
ありがとうございました。
これにに懲りずまた来て下さい。
次回の上棟もきっと手刻み仕事ですから。
はい。




で、今はこんなかんじです。
a0157159_19440068.jpg
今回も平屋。
いやー 頑張ってるねー (大工さんが)
・・・・
かっこいいじゃないですか。(K女史のおかげで)
・・・・・


じゃ、お前は何をやっていたんだ、って聞くのは禁止。
それでなくても社内で風当りが強いんですから。



海岸屋がここ最近何をやっていたかということを
次回公表することでありましょう。
それは一体いつになるんだよ!? と聞くのも禁止。
ええ
なにしろ 嵐を呼ぶ男かもしれませんからね ワタシ。
危険ですよ。
ではまた。









by kaiganyafoo | 2017-11-13 20:13 | 工事 | Comments(2)

今どき手刻みで家を建てる理由 (海岸屋版)

みなさん おつかれさまです。




海岸屋は酒もタバコもやりませんが
さらにここ一年くらい「うおーきんぐ」なるものをやっています。
(健康フェチではないですやむをえない自衛というか・・)
昼間歩くと挨拶なんかをしてくれる人がいるのでいつも夜歩いているんですが
たまに 暗い夜道に人の顔が浮かび上がっていることがあります。
(ホラーではない)

スマホですな。
真っ暗な道をスマホ見ながら歩いているんです。
うーん
どうかと思うな。
スマホの中に人生の真実はないよ。
足元がお留守になっててつまずくかもしれないしね。(ナニかの比喩ではない)




さて、
古民家の調査とか 中古住宅の片付けとか 小さな基礎工事とか
大谷石の加工とか 引き戸の取っ手作りとか 草刈りとか
あいまに少し大工仕事(!)とかやってます。
何屋さんなんだかわかりません。

でも、作業場では加工がはじまりました。
a0157159_18393872.jpg
海岸屋は舟弘さんに叩きのみを一式頼んだけど
それとは全然関係なくはじまりました。ちぇ!
(舟弘さんには、メール入れて 電話して FAXもしたので大丈夫だと思うんですが・・)

まー
「刻み禁止令」が海岸屋個人に対して発動されているという噂もあるんですが
㈲海岸屋ふー全体では 「手刻み以外禁止令」が発動されっぱなしですから
まー
墨付け手刻みが一番面白いのにこれをやらなくてどーす・・・ゲフンゲフン
ねー 都倉さん。(誰?)




さて、手刻み。
ずーーーーーーっとひっかかってます。
はい
今どき手刻みで家を建てる理由 ですね。
最近では難しい加工でもプレカットでできるそうな。
(プレカット、わからない人 いますか? 構造材の加工を工場にさせることですよ。)


海岸屋は手仕事至上の原理主義者ではありません。
丸ノコもそれ以外の電動工具も使います。
それでも「手刻み」と言っていいのか。
もちろん手道具も使いますが。

では
それら電動の機械はプレカットとどう違うのか。
プレカットも大きな意味では道具に過ぎなくて
それをちゃんと使いこなせばいい という考えは成り立たないのか。



たぶん 成り立たないんです。
その違和感の正体をうまく言い表せなかったんですが
このあいだ少しわかった気がしたのは 「プレカットは材木から手を離している」という点です。

どんな道具で加工をするとしても その材木が作業場に入ってくるかぎり
自分たちの目で見て判断をして 自分たちの手で加工をしますが
プレカットの場合は材木に触りません。
工場から直接現場へ行く。

大工が材木から手を離したら何がおきるのか。
現在、あらゆる住宅におきている貧しさをみればそれはあきらかです。
いや、
自戒をこめて言ってみれば、まず第一に大工が貧しくなって
その貧しさが、作っている住宅に反映する と言ってもいい。

言い方を変えれば、大工は木に触れることによってのみ成長して
作り手として成熟することができるのだ ということもできます。

世の中の大抵の仕事は対人関係の要素が含まれていますが
大工の修行のはじめはそれとは違って木材と向き合うことだけに集中します。
四角い穴を掘ろうと思って四角い穴が掘れれば自分の手柄
いびつな穴が掘れたら自分の手落ちなんです。
どこにもあいまいなところはない。
a0157159_18490370.jpg

ちゃんとした穴が掘りたければうまくなるしかない。
うまくなるには木に触り続けるしかない。
近道はありません。


私たちが作っている建物は実用品としての側面と
それからやっぱり 嗜好品としての側面があると思います。
それはちょうど、食べ物にも栄養という観点と 
美味しい という価値とかあるのに似ています。

料理を作る人たちが それこそ人生を賭けて挑んでいるもの。
それは 人を満足させたり感動させたりする食べ物を作りたい ということでしょう。
やはりそこにも近道などないのだと思います。



K女史が昔、建築塾の終了制作で、「おいしい建築」という名の文章を書きましたが
できれば私たちは人を感動させるようなおいしい建築を作りたくて
今日も明日も手仕事をするんだと思います。


by kaiganyafoo | 2017-09-27 19:15 | 工事 | Comments(12)

「は」号作戦 そろそろ終盤

みなさん おつかれさまです。


あまり暑くない夏ですが みなさんはお元気ですか?
海岸屋は元気です。
どのくらい元気かというと、
四角い紙パックのジュースに付いている二段式のストローを伸ばすときに
勢い余って引き抜いてバラしてしまうくらい元気です。

もちろんジュースは飲みにくいんですが
紙パックのはじっこを引きちぎって飲んでいます。
(典型的な無駄元気)





さて、
ちゃんとした納屋作戦、略して「は号作戦」ですが (?)
そろそろ終盤にさしかかってきました。
a0157159_18190401.jpg
こっちから見ているぶんには出来上がりと言ってもいいですね。
ちゃんとかっこいいと思います。
うむうむ。


で、ちょーしに乗った訳ではありませんが
似たようなモノをもう一個作ります。

それは、海岸屋の敷地の中で、
井戸ポンプ小屋 (手押しポンプだからね)

カマド小屋

物置き になる予定。


独立基礎にして 貫を入れて 土壁を塗ってやろうかな・・・
などと思っているのですが、K女史はさすがです。
「早くしなよ。私はやらないけどね。」とおっしゃっておりました。
ヤバいですよね。

もしかすると海岸屋から電話がかかってくるかもしれない と
心当たりのある方、ご準備下さい。
たぶんかかってきます。
一人じゃつらいですから。



とまあ、前向きなんだか後ろ向きなんだか良くわからないまま
大工さんがどんどん刻んでいるという状況です。

ん?
海岸屋は刻んでないのかって?
久しぶりで道具を見たらノミが錆びだらけでした。
刻むどころじゃありませんねぇ・・
で、
ちょっと研いだら砥石にくっついちゃったの図。
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これではまさに泥縄ですな。
泥と縄。
仕事が土壁仕事だけにね。
・・・・・
竹はどうした! というごくごく一部の方々の声をききつつ
また今度っす。
ではでは。


by kaiganyafoo | 2017-08-20 19:02 | 工事 | Comments(8)

ちゃんとした納屋 別名ハ号作戦発動

みなさん おつかれさまです。



いいですね。
非常にいい傾向です。
「毎日 暑いですねー」 なんてぇ挨拶ができるのが素晴らしい。
まあ 四季 って言うくらいだから一年を四等分して
たっぷり三か月は夏やっててくれないと、ですけども。
ちなみに
セミの声は ミーンミーンというのが海岸屋の好みですので
みなさんよろしくお願いします。(みなさんって誰)
そして頑張れ今年の夏!(だから誰)




さて、 上棟です。
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土台を組んで敷き込みます。
そしたらみんなで乾杯をして・・
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組む
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組む
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組む
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誰かさんがつけたホゾがきつめだったので頑張ってカケヤを振ってます。
建物の背が低いのと刻みがきついのとで仮筋交いなしでもゆれません。
(デブが乗っても大丈夫)

ここのお宅は なにしろハイセンスなお宅なので、納屋といっても
ハイーセンスーナヤー(何語?)をつくらなくてはなりません。
お施主さんのご要望をうかがいつつ、丈夫で長持ち、かつ器量よし なわけですからこんなことをしつつ進めてきたんです。
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原寸大の模型で寸法の検討をしているところです。
何をシロートくさい とか言われそうですが・・・・ いいんです。心の冷たいプロになんかなりたくないもんね。(意味がわからない・・)
アレグザンダーだって現場に棒を立てたし中村外二だって仮組みしてから窓の位置決めてたもんね。
え? 知らない? 偉い人ですよ。(いい加減だぁ)
立ってる者はK女史だって使います。

なぜここの仕事は「ハ号作戦」なのか、前回の松丸太作戦は「イ号」だったからイロハなのか、それは絶対秘密だから教えてあげられません。残念。 
どうしても知りたい人はウチで家を建てるように。(乱暴)





おまけの写真は・・
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一枚目は「カブトムシの木」に集まるカブトムシ。(まんま)
二枚目は日本の三大七夕(県内公認)、茂原の七夕です。
ねぇ・・どっちの写真もアナタに子どもの頃の気持ちが残っていたらワクワクが止まらないはずですぜ・・
え? ワタシ? ワタシは55年前からずーっと子どもです。(しかも悪ガキ)



それでは皆さん、今年の夏の ますますのご活躍を祈念いたしまして七月末のご挨拶に替えさせていただきたいと思います。(なんだそれ)



by kaiganyafoo | 2017-07-31 18:40 | 工事 | Comments(0)