海岸屋ふー通信

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大工道具の滅び

あんまり書いてて 嬉しい内容じゃないけど、
でも 大事なことだと思うので 書いておきます。

私が思うのには 遠くない将来 
大工道具は 滅びてしまいます。
とんでもない事言うようですが おそらく そうなります。

大工道具と一口に言っても それを作る職人さんは 分業化されていて、
鋸は鋸鍛冶 鉋は鉋鍛冶 鑿は鑿鍛冶 です。
少しの例外をのぞいて 兼業はしません。

それだけ 専門に特化した 高度な技能だということでしょう。

私は 多少 道具好きなところがあって
それぞれの鍛冶屋さんのところに お邪魔することがあるのですが
後継者をお持ちの方は いらっしゃいません。
そして みなさん 高齢です。

今は大工道具 というと
丸ノコや 充電式のインパクトドライバー コンプレッサーで動かす釘撃ち機などが主流で、
鉋は手鉋 鋸は手鋸 とわざわざ「手」とか 「手道具」 と言わないと
話が通じないほどになってしまいました。

つまり 「手道具」なしでも 家は建つのです。
わずかに使う手道具も メーカー製の替え刃のものばかりです。

これでは 本来の 大工道具は誰も使わないし、売れない ということになります。
大工道具を作る 鍛冶屋さんが いなくなるわけです。

ですが、こと材木を加工する道具としての大工道具は
世界に冠たるものだと思っていますし、
日本の文化の底に流れる 木造文化の土台だとも思っています。

これをみすみす滅びさせていいのか。

ホームセンターに売っているような 大工道具は
これからも 滅びずに 使われ続けるかもしれませんが、それは
今 ここで言っているような 大工道具とは また少し守備範囲が違うもので、
寿司に例えれば 回転寿司 のようなものです。

いい 悪いを言っているのではなくて
日本中の寿司屋という寿司屋が 
全部 回転寿司になってしまったら それはそれで悲しいだろう というようなことです。

学識経験者 というような方にうかがっても
大工道具が滅びるのは 既定の事だ とおっしゃいます。
私もそう思います。

ただし、これは想像になりますが、
50年 100年後の 子孫達に 
「1000年以上続いた日本の木造の文化は平成の時代に滅びた」 と
笑われることだろう とも思います。

つまり 今の時代の大人達は 意気地なしだ ということです。
それがいやなので せいぜい頑張って 大工道具を 買い、使い 伝えていこうと思っています。

悪あがき というやつですが やってみようと思っています。

by kaiganyafoo | 2010-01-11 20:28 | 大工道具 | Comments(4)
Commented by t-h-arch at 2012-03-09 09:49
 知人に教わりお邪魔致しました、なるほど同感です。
 手工具の方が仕事が早い場合も多々ありますね、けれど道具を持っていないとそれも経験できませんね、出来るだけ(なかなか買えませんが)道具を買っておこうと改めて思いました。
 またお邪魔させて頂きます。
Commented by kaiganyafoo at 2012-03-09 21:16
はじめまして。
先日 中津川のすやさんにお邪魔しましたが
そこの関係の方でしょうか。

地元の大工の先輩方に話を聞くと
「道具に凝る奴に限って腕はナマクラ」などと言われます。
海岸屋に限って言えば それは当っているんですが
最近では古い道具を買うのは
自分の欲が半分 義務感が半分 です。

そして義務感の中身は
大工道具がいつまでも作られ続けますように というのと
立派な道具が粗末に扱われるのは悲しい というのと
若い大工さんにもいい道具を触ってもらいたい とがあります。

日本の大工道具というものは
ひとつの立派な文化だと思いますから
座して滅びを見ることはできません。
たびたび書いてはいますが
悪あがきをしようと思います。

最近貧乏で思うにまかせないんですが・・・。
Commented by t-h-arch at 2012-03-10 22:48
 お察しの通りです。
 大工工具は消えて無くなってしまうことは無いと思いますが、
文化財的になってしまう懸念はありますね。
 普通に使い続けたいといつも思います。
 今後共よろしくご指導をお願い致します。
Commented by kaiganyafoo at 2012-03-11 18:50
若手の鍛冶屋さんは
本当に数が少ないですよね。
だからこそ 大工道具を使うことを心がけたいです。

こちらこそよろしくお願いします。
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