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みなさん おつかれさまです。
ものすごいイキオイで杉の花粉が飛んでるらしいです。 でも、海岸屋は自己流で花粉症を治したのでよくわかりません。 ちなみにK女史は「酒」で花粉症を治したらしいです。 「花粉症だなんて言ってる奴は飲みが足りないんだよ」by K女史。 でもお勧めしません 酒療法。 (海岸屋ならば死んでしまう。) さて、秩父の山奥、栃本と言うところですが そこで「栃本ふるさとプロジェクト」というのが進行してます。 今年はピノ ノワールという品種のブドウを600本植えるんだとか。 栃本ブランドのワインががぶがぶと飲めるのはいつでしょうか。 (海岸屋ならば死んでしまう) で、 海岸屋が手伝わせてもらっているのはこれ。 そこの 両面神社の鳥居の掛け替え工事です。 今 建っている鳥居。 40年以上前に建立したということですが もーかなりヤバい。 この写真を撮ったときから一年たちましたが それからだって進みましたからね。傷みが。 ふもとで作った材料をみんなで担ぎ上げたと聞きました。 ・・・ん? 担ぎ上げた・・? そうなんです。 ここは車が入れる道路から、 急峻な山道を徒歩で15分くらい登ったところにあるんです。 と、言うことは? もし材料を担ぎ上げるとしたら、 山の仕事に慣れている壮丁が(つまり屈強な成年男子 ですよ) 30人くらいは必要でしょうね。 無理! (海岸屋だったら死んでしまう) では山で加工をしましょう ということになっても・・ 電気がありません! 発電機をあげてくるのもほぼ無理! (海岸屋だったら・・以下略) つまり、手仕事屋の海岸屋の出番ではないですか。 材料は神社の近くの木を伐ります。 ヒノキを伐採したのが去年の2月でした。 寒中の伐採ですね。 寒中って言ったって・・6寸もある霜柱ってはじめて見ました。 伐採です。 樹齢は120年くらいだったかな。 これを枝と葉っぱをつけたまま山に寝かせておきます。 葉枯らし乾燥というやつですね。 そして加工をはじめたのが去年の11月。 まず皮を剥きます。 墨壺が手に馴染んでいません。 ハツリます。 (本当は関東一だけどな) そして・・・ さすが元、ラガーマンの丹〇さんパワー型のハツリです。 (今の仕事は服飾関係!) これは鳥居の笠木になる材ですから けっこうでかいです。 建築関係の古い本とかを読むと 材に墨付けをする前の工程で 「木づくり」 というのが出てきます。 丸太や杣角(四角にハツるんですな)で現場に入った材料を 梁ならばタイコ(両面をハツるんですな)や 八角(八角形にハツるんですな)にと 今だったら製材屋さんがやるような加工を大工さんがやってた。 図らずも両面神社の仕事では その木づくりをやることになっているわけですが、 こういう経験というのは大工さんの基礎体力作りにいいんだと思います。 基礎体力っていうのは普通の意味での体力でもありますけど 墨付けや道具使いの基礎的な力のことでもあります。 木のクセを読んだり木目を読んだり・・ 古民家にはあって、今の住宅にはないもの、 一種の生命力のようなものは、 素材の大きさや、 それを取り扱う大工の基礎体力に係るところが大きいと感じます。 いやー 海岸屋一味の仕事って ますますうまくなっちゃうなあ・・ これも両面神社の御利益でしょうか。 建立まではもうしばらくかかります。 ではまた!
by kaiganyafoo
| 2018-03-09 19:13
| 工事
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Comments(2)
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by
川越
at 2018-03-14 17:36
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楽しみですね。私は新潟の僻地にいますが、古い家の柱は曲がっているものばかりです。でもめちゃくちゃ太いです。その曲がった木を組み合わせて骨組みが出来ていますが、昔の建物は全部そんな風に自然の木を生かして作られていたんでしょうね。多分鋸がなかったなんてこともあるのかもしれません。
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by
kaiganyafoo at 2018-03-17 23:45
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