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みなさん おつかれさまです。
このあいだ水戸を往復しましたが そのあいだずーっと落語を聞いていましたので、 頭の中が 志ん生、志ん朝、円生の三つどもえです。 さあ、ここに割って入るのは誰でしょうか、志の輔?(落語知らない人はごめんね) さて、刻み仕事にかこつけて中屋平治さんの片刃の尺ノコを買った海岸屋ですが 嬉しさ余ってブログに書いたものの、誰も読まないと思って記事は控えめ。 しかし・・・ 続きが読みたいという奇特な方がいらっしゃるんだねぇ・・ よっしゃがってんだ、まかしておくんなせえ。(ここ三木助ふうにお願いします。) さて、平治さんの鋸 ![]() できあがってこうして見ればわからない。 わからない? そう、わからないんです。 もちろん、鋸をつくる鍛冶屋さんが 関東にはもうほとんどいないとか 産地とされている新潟脇野町でも廃業が相次いでいるとか そんな時代にこうした鋸が作られていること それをたぶん、誰も知らないと思います。 ![]() これは鋸の原型。 コレがアレになるんです。 マジ? 実際に見てみればわかりますが、厚みは厚く 反り返って ねじれています。 まるでスルメのようでもある。 今はもうこれを誰も見ることがない。 鋸の産地の人さえも。 ではなぜ。 例えば鉋ですが、薄い鋼を鍛接したものよりも 5分角をつぶして作ったものの方が切れる鉋になる そんな話を聞いたことがある方もいるでしょう。 「やっぱり叩いたものの方が切れるんじゃないですか?」 と平治さんはおっしゃる。 うーーーーーん かっこよくないですか? 昔はね、みんなこうやって作っていたんです。 今は省力化が進んで・・・もう誰もこれが出来なくなっています。 はい 鍛造の鋸を作り続けているのは 切れる鋸を作るためなんですね。 さて 自分の話に自分で水を差すようですが そんな姿勢で作り続けている道具に世の中の大工さん達はどう評価したのでしょうか。 言うまでもなく替刃の鋸が全盛の時代です。 大工じゃない皆さんもヒゲを剃るときは替刃の剃刀を使いませんか? 従来、剃刀は剃刀鍛冶が あるいは釘は釘鍛冶が作っていた時代があって それらはすべて過去のものとなっていったわけですが のこぎり という文化もそのあとをたどっていくのでしょうか。 海岸屋は 日本の鋸というものは世界で一番すぐれていると思っていますが それを誰一人として評価しないことも知っています。 ためしに 「鋸」 というテーマで検索してみて下さい。 流通している本は3~4冊しか見つからないはずです。 つまり、 伝統や文化を殺すのは無関心だとすれば すでに鋸はずっと前からそんな世界で生きてきているわけです。 ・・・とまあ いつもの愚痴をぶちかましてからじゃないと話ができないのか という 老人性の症状全開なわけですが、あーたここをおさえておかないとげゲフンゲフン ま、 話が鋸だけに押したり引いたりするわけですがな。 え 引いてない? 引いてるのは読んでる皆さんだって? それは失礼。 言いたいことだけ言って言い逃げの気配を出しつつ またこんどね。 では。
by kaiganyafoo
| 2016-05-08 01:22
| 大工道具
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Comments(2)
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お疲れ様です、毎度お邪魔を致して居ります(^^;)
鋸業界・・・鉋よりも厳しいでしょうね(><)鉋は削ってみたい人が結構いらっしゃいますが、鋸・・「挽いてみたい!」って方がどれほど居られるか・・・・・ ましてや仰る通り職人さん方でさえ替刃の鋸を使っていますからね。下手すりゃ「替刃しか持ってない」宣言されちゃいます! 悲しい事ではありますが、そこそこ切れちゃう、で間に合っちゃうんだから仕方ないか・・・ かく言う私替刃を一枚も持たず、奇人変体珍し野郎と見られて居るようにて(;^-^A
0
まめたんさん 素晴らしい!
替刃を一枚も持ってない!! 素晴らしすぎます。 ベニヤを切ったりするときは鋸がもったいないと思っちゃったり、米松みたいなものは硬ーい鋸の方がいいかな とか・・・ 上手な目立て屋さんがいたら教えて下さい。 有名鋸だけど目立てしてもらえないってのが何枚かあるもので・・・ ![]()
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