海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
公式サイト
最新の記事
古民家 民泊 bimbetta
at 2024-08-08 16:58
夏のお知らせ
at 2024-07-25 14:25
草庵な上棟
at 2024-05-18 15:39
年越し
at 2020-12-31 17:40
ナラ・桜・タモ・モミジ(かな?)
at 2020-12-21 11:45
最新のコメント
by 鉋 at 21:07
玉木彦助
by 菜月アイル at 21:06
by 鉋 at 21:10
岩澤健吉
by 荒堀謙次 at 21:10
by 鉋 at 13:03
爲井椋允
by 北脇里規 at 13:02
by 鉋 at 18:11
大武理菜 平塚由佳
by 大武理菜 長瀞渓谷 at 18:10
by 鉋 at 17:28
岩立良作
by 住谷春也 at 17:28
フォロー中のブログ
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

如庵見学記 その2 ジョアンって何だね?

みなさん おつかれさまです。

世間ではゴールデンウイークとかいうものがあるらしいんですが
海岸屋は一度も食べたことがありません。





さて如庵。
これは じょあん と読みます。(小学校か!)

日本に国宝の茶室は三つあって それぞれ
待庵 (たいあん)
密庵 (みったん)
如庵 (じょあん) よ呼ばれています。

で、
字の通り読めば 庵の如し (いおりのごとし)となりますが
え? ごとしって庵じゃないの? とつっこまれそうです。
いえいえ 庵ですとも。

じゃあ、漢字は当て字なんじゃないのか? と思った人が
「ジョアンってポルトガル語じゃね?」 と言ったとか言わないとか。
キリスト教の洗礼名ですね。
有名どころでは 高山右近はジュスト
黒田長政はダミアン そしてわが(?)織田有楽斎はジョアン なんですね。

如庵ができたのは1618年
キリスト教の禁教令が出たのはそれに先立つ1612年。
おいおい 大丈夫か有楽斎。
高山右近なんかフィリピンに追放だぜ・・
でも
大丈夫なんでしょうね。
家康が子供の頃織田家に人質になってて、有楽齋とは幼なじみだったという説もあるし・・
それから、 今話している如庵の前にも有楽齋は茶室を作っていて
それも如庵という名前をつけられていました。
「オレの席なんかキリスト教ダメって言うまえから すーっとジョアンだもんね!」
そんな言い訳は通用しないか・・

これは大阪にあったといいますが古図をもとに再現されています。
如庵見学記 その2 ジョアンって何だね?_a0157159_21292153.jpg
うむむむ
そんなことばっかり言ってたら床の間のコレが十字架に見えてきた・・

座ってみた。
如庵見学記 その2 ジョアンって何だね?_a0157159_21311939.jpg
さすがだなぁ・・
亭主みずからが床の間を背負う。
大名ならではの席じゃあないですか。

ちなみにここに座ってみると
おそらくどこの位置に座るよりも景色はいいようでした。
でも
今残っている如庵 (国宝の如庵のほうね。)
内部はこんなふうです。
如庵見学記 その2 ジョアンって何だね?_a0157159_21422148.jpg
ずいぶんと心境が変わったように思います。
お客主体にシフトしたような。

でも あちこちやんちゃです。
如庵見学記 その2 ジョアンって何だね?_a0157159_2152755.jpg
誰もやったことがないことをたくさんしてます。
客も喜んだだろうけど、本人もねぇ・・


さて この続きはまた今度。
お茶に興味のない人には申し訳ないけど、もう一回だけね。

おまけの写真はマンホール。
牛久になにしに行ったかは内緒。
如庵見学記 その2 ジョアンって何だね?_a0157159_223946.jpg


明日は斧研いで
書道教室通って
それから塩山へ・・      ではまた。

by kaiganyafoo | 2015-05-08 22:05 | 建物いろいろ | Comments(2)
Commented by まめたん at 2015-05-09 08:33 x
お疲れ様です(^^)

一服頂いたみたいものです( ´艸`)
Commented by kaiganyafoo at 2015-05-11 07:01
有楽斎の時代はお茶は男のものだったんでしょうね。
戦国時代を生きている人達が一期一会と言って茶室で対峙するというのは、何か今とは違ったものがあるように思えます。

今はわざわざ男手前などと言う言葉を使うほど、お茶は女性の分野になったようですが。
<< 如庵を救った男 如庵見学記 >>