公式サイト
最新の記事
最新のコメント
フォロー中のブログ
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
2024年 08月 2024年 07月 2024年 05月 2020年 12月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 01月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 11月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 01月 2016年 11月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
みなさん おつかれさまです。
一昨日 28日は 有限会社海岸屋ふー恒例の餅つきでした。 こうれいを変換したとき 高齢とでたので ちょっとムッとしましたが。 はい 恒例で 好例で 高齢・・です!ちっ!! さて 経師仕事 その2 です。 前回は、4度の重ね貼りを終えたところまでだったんですが、 そのあとに貼った紙が圧巻。 これをベタ貼りするわけだけども、どうします? ただでさえ濡れたら扱いにくい和紙なのに これに全面 糊をつけたら持ち上げることもできません。 もちろん写真でわかるように糊の濃淡はいくつかのバットで分けてはあります。 答えはこれ。 たぶん糊はぐっと薄い糊なんですね。 そして天井 こっちで糊をつけつつ、その下敷きはぱっと受け取って 手渡した人は刷毛で押さえていく。 「天井は一人では貼れませんね」と小野瀬さんが言っていたことはこれだったんですね。 たぶん 素人だったら一枚も貼れません。 そして左官仕事の場合 下地ほど、糊だったらそれを強くいれて 上塗りになるにしたがって糊を減らしていく というセオリーがありますが それは経師仕事でも同じだったようでこのあとの仕上げ貼りはどうなるんだ と 傍でよけいな心配をするわけであります。 仕上げ貼りはもう撫で刷毛もつかいません。 別に用意した紙で上から押さえつけていく。 そして腰に差したものさしで間隔を測りつつ次へ。 こうして貼りあがった和紙の和室 昼間の表情 夕方の表情 そして夜の表情 ここの部屋には天井照明がないから。 そのわけは、昔の和室には上からの明かりなどなかったから というもの。 もー 陰翳礼讃ですね。 というか ここの部屋にどんな照明器具を取りつけたらいいのか という問いに 皆が納得できるだけのものが提案できなかった ということになるのかもしれません。 あるいは不遜な言い方になるのかもしれませんが それだけこの和室の完成度が高いということかもしれません。 それは自慢ではなく 小野瀬修雅堂という仕上げ担当への賛辞です。 最後に本当の蛇足を申し上げますが この経師仕上げは現代ではほとんど採用されることもないと思います。 湿式工法でもあるため手間がかかります。 和紙は生産が減少していて真正なものは高価でもあります。 ビニールクロスとは違って生活にも注意を要する。 でも 海岸屋は今回の工事をさせてもらったことを感謝しています。 それは 極上の仕上げだと思ったからです。 こんなに静かで深みがあって暖かい仕上げは見たことがない。 どなたか是非ぜひやってみて下さい。 このブログを読んでいるような高貴で奥ゆかしい皆さんには いかにも似つかわしい部屋ができること請け合いだからです。よいしょ。 ねー 小野瀬さん。 と たぶんネットなどには見向きもしないであろう ひたむきな職人さんに呼びかけたりなんかしつつ またね ということで。
by kaiganyafoo
| 2014-12-30 01:11
| 工事
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||