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みなさん おつかれさまです。
10年近く使ったいすゞのエルフにお別れをした海岸屋です。 まだ(?)15万Kmしか走ってないし、4WDだからぬかるんだ現場でも平気だし とっても気に入っていたんだけど 千葉県の職員が事務所に来ました。 「おめぇ、このまま乗ってると50万円の罰金をくらわすぜぇ?」 (註イメージです) と脅かされて(註イメージです) あどけない海岸屋は泣く泣くあきらめました。(イメージです) (おい!トラックの写真はどうした!) さて 左官工事。 今までの海岸屋の経験では 「仕上げ塗りをしているところ」 つまり最終工程です。 しかし今回は違った。 これは 「仕上げ塗りがはじまったところ」 だったんです。 この時はまだよくわかってなかった。 一回 「ガリッとこすって」 その上にもう一回塗って これで仕上げの準備ができたから 「来週また来ます」 と言われました。 ??? これはその来週。 その肌 海岸屋の手は比較対象のためのもの。(触ってないっす!) そのあと最後の?仕上げを塗ります。 その肌。 そしてそれが乾いたところ。 この途中で いかに鈍い海岸屋でも薄々わかってきた。 「今まで見てきた左官仕事は簡易的なものでしかなかったのだ」 情けない。 つまり「仕上げ」と称する塗りは4回か それ以上塗っているわけだけど、 その最初の 「ガリっとこすった」 段階でも 「仕上げの色」 は着いている。 現代の仕事では これでおしまい もアリだと思う。 でも 左官の仕上げって 「色をつけること」 か? 海岸屋が長い事感じていた違和感の正体が見えてくる。 色をつけるだけなら塗装でいいのだ。 左官には左官でなければできない仕事がある。 例えば仕上がった壁の肌合い。 実はこの部屋の隣は和室で そこでは手漉きの和紙を貼っていたんです。 (おーう そんな工程管理をしていたのは誰?) この左官の肌はそこにあわせてつくったもの。 はい 「和紙の風合いになじむ漆喰の仕上げ」 なんです。 これはほかの仕事で替えがきかない仕事ではないだろうか。 そして昨日も言ったけど 左官の仕事は圧倒的に 厚みによるものだと思います。 厚みは必要。 だから 壁に厚みをつけるための技術は昔から積み上げられてきた。 砂の配合 ノリの配合 ツタの配合 それはなぜか 安全のためか安心のためか。 無駄なもの不必要なもの と切り捨てられてきただろう仕事に こんなにうたれてしまうのはなぜか。 中に住まう人を守ることこそすまいの役割なはず。 それを昔の人はよくわかっていたのではないか。 心を満たさない形ばかりのすまいは不気味なものではないのか。 多少の強がりを含みながら今回も言わせていただくけれど これだから建築屋はやめられない。 壁左匠しらいしの皆さんに感謝。 ではまた。
by kaiganyafoo
| 2014-12-06 21:14
| 工事
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