海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
公式サイト
最新の記事
最新のコメント
by 鉋 at 21:07
玉木彦助
by 菜月アイル at 21:06
by 鉋 at 21:10
岩澤健吉
by 荒堀謙次 at 21:10
by 鉋 at 13:03
爲井椋允
by 北脇里規 at 13:02
by 鉋 at 18:11
大武理菜 平塚由佳
by 大武理菜 長瀞渓谷 at 18:10
by 鉋 at 17:28
岩立良作
by 住谷春也 at 17:28
フォロー中のブログ
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

次は和室

みなさん 日曜日でっせ

仕事をしている人は立派な人か
海岸屋のように仕事の遅い人かのどっちかですね。
どっちにしてもお疲れ様です。





さて
左官屋さんの登場でリビング方面はやや一段落なんですが
窓開けに通っていると徐々に乾きつつあるのがわかります。
次は和室_a0157159_18312597.jpg
窓の周囲だけが白っぽくなってますよね。

でもね、なんだかいつもと違うんです。
いつもだったら窓ガラスがびっしりと結露してるんですが
そういうふうにはなってない。
そのかわり壁は濡れてます。

海藻の糊を使ってるとゆっくり乾くのかしら・・・



さて、 次は和室です。

和室は経師仕事。
壁と天井に手漉きの和紙を張ります。

これは最初 組子の下地という話も出たんですが
最終的には木摺りになりました。
次は和室_a0157159_18423376.jpg
これは木摺りの厚みを決めて
白太の柾目
白太の板目
赤身まじり  の三つに分けているところです。

白太の柾目って あんまりないよねぇ・・・


そして・・・
次は和室_a0157159_18453033.jpg
栂の柱を木取りしてみました。
右側にちらっと見えているのは落し掛け。

海岸屋は和栂という材料をはじめて触りましたが
あんまりほかの木には似てません。

目が込んでいて硬くて
古くなると焼けが深いところまで入ります。
写っているのは木表ですがかなり割れも入る。
次は和室_a0157159_18511497.jpg
横は柾目になっている木取りですが この柾目は逆目が入り混じって
いわゆる縄目というものになっています。

うまく逆目を止めて仕上げると
なんだかキラキラしたかんじの肌に仕上がりますが、
手のかかる材料ではあるように思います。

昔の人が 檜普請よりも栂普請と言った その気持ちになって
栂の良さが腑に落ちるまでこころゆくまで仕上げてみよう・・・と思ったんですが
お腹がすいて気が散ってきたので今日はおしまい。
ええ
腹が減ってはむにゃむにゃです。

秋だし。

あっそうだ
先輩がハゼを釣って持ってきてくれたんだった。
いけないいけない
早く帰ってハゼのてんぷらを食べなくちゃ。

そういうわけでお先に。

by kaiganyafoo | 2014-09-28 19:05 | 工事 | Comments(2)
Commented by まめたん at 2014-10-01 09:49 x
お疲れ様です(^^)

ハゼ…食べるんですね!(◎-◎;)

壁下地…ボードが嫌なら木摺りにならざるを得ないですな(竹小舞は現実的ではないとみて)
 
日本建築はこだわりだしたらきりがないのも甚だしいですからね(^0^;)
Commented by kaiganyafoo at 2014-10-03 20:09
まめたんさん
ハゼ 食べます。
なんか 季節のモノっていうか 少しだけ食べます。

木摺り下地はずいぶんと手間のかかるものですね。
まあ 手間をかけさえすればいいだけだったらなんとかなるんですが
木の種類とか杢目とか言い出したら・・・ねぇ?

きりも限りもないですね。
<< 残念なお知らせ 君は左官仕事を知っているか >>