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みなさん おつかれさまです。
今日は一日タバタとしていましたが 頭の中にゴールデンボンバーの曲が流れていた海岸屋です。 だいぶ騒がしいですけどね。 さて 日本建築研鑽会も会を重ねて〇〇回ですが 今回は和歌山に行ってきました。 和歌山の東照宮 天満宮 熊野古道 那智大社 那智の滝 というコースです。 でもまあ 今日は那智黒 知ってますか那智黒 なちぐろ と読んで外構工事の洗い出しなどに使う黒い石です。 こんなかんじ でも 最近の那智黒は あんまり黒くないんです。 ホームセンターとかでも袋詰めで売ってますけども。 ですから きっとこれは長年の採取で枯渇してしまって どこか別の土地の似たような石を代用品に使っているんだろう と思ってました。 よくありますからね そういう事。 ですから ここでこの看板を見たときは 正直買って帰ろうか と思いました。 赤い鳥居のすぐ下の看板。 「おみやげに那智黒」 とあります。 さすが本場 石のおみやげなのね? と感心したのもつかの間 これは 黒い飴の名前だったことがわかりました。 残念。 だけれども こんなものもある。 これは何か というと碁石を取った残りなんです。 そう 碁石の黒石は 昔から那智黒。 これは那智の滝のすぐ近くで見かけた仕上げ。 黒いねえ。 さすが本場。 で ちょっと気になったのが碁石を売っている店のおばちゃんが 「ウチは水車をまわして その力で石を磨いていて・・・」 の説明。 おおー まだこの辺で掘ってるんですね? と聞き返すと 「ええ」 という返事。 見たいなー 採掘場所と水車での研磨。 まあ それはいいとして 磨く? 那智黒は磨かないといけない というのが新発見。 そうかもしれません。 これです。 こんなもの買ってきて馬鹿でー などと言っているのは!! 大事なのはそこではなく 板の方はあまり黒く感じなくて 丸石の方はツヤツヤであることとあいまって真っ黒に見えるってところ。 では 那智黒の洗い出しの場合 ひとつひとつを磨く(!!)という選択肢と そのまま仕上げて あとは歩行で次第に光ることを待つ と言う選択肢 そのふたつがあるのかもしれない。 そう思ってみると 不定形の石を使った仕上げのほうは 踏まれて磨かれた気もしてきます。 ですがね ここからびっくりなんですがウイキペディアで調べてみると なんと 「那智黒石を産出しているのは那智ではない」 と書いてあるではないですか。 「三重県熊野市神川町付近」 という場所が産出場所だとも書いてある。 「三重県」 和歌山県ですらない。 距離もあまり近くはなくて30km以上離れています。 熊野川流域ではあるようですが。 ではなぜ! 那智大社の近くのお土産屋さんに あんなにたくさんの黒石製品がならんでいるのか。 うむむむむ・・・ 古来 那智の黒石に金属をこすりつけて その条痕で判別してきたことから 「試金石」 とも呼ばれてきたとも書いてありました。 ですから この謎をそのまま放置するのかどうかで 海岸屋の探究心が試されている まさに試金石・・・ ん? こじつけもはなはだしい? こじつけじゃなくてこすりつけですってば・・・・ ではまた明日。 って 明日が本命の那智の滝 那智大社の話になるかどうかは微妙だ! ともかく また明日。
by kaiganyafoo
| 2013-12-02 23:13
| 材料
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