海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
公式サイト
最新の記事
古民家 民泊 bimbetta
at 2024-08-08 16:58
夏のお知らせ
at 2024-07-25 14:25
草庵な上棟
at 2024-05-18 15:39
年越し
at 2020-12-31 17:40
ナラ・桜・タモ・モミジ(かな?)
at 2020-12-21 11:45
最新のコメント
by 鉋 at 21:07
玉木彦助
by 菜月アイル at 21:06
by 鉋 at 21:10
岩澤健吉
by 荒堀謙次 at 21:10
by 鉋 at 13:03
爲井椋允
by 北脇里規 at 13:02
by 鉋 at 18:11
大武理菜 平塚由佳
by 大武理菜 長瀞渓谷 at 18:10
by 鉋 at 17:28
岩立良作
by 住谷春也 at 17:28
フォロー中のブログ
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

荒木ハツリ塾へ

と いうわけで中々忙しい日々を送っている海岸屋なんですが
今回は荒木ハツリ塾へ行ってきました。
(そんな名前の塾はない)

ここです。
荒木ハツリ塾へ_a0157159_1265636.jpg
ん?風景の写真じゃないよ。
写ってます 多分。

このブログを読んでくださっている高貴な方々は
「ハツリってなんだ?」 などとはおっしゃらないと思いますが 念のため。
こんな道具を使ったりします。
荒木ハツリ塾へ_a0157159_132241.jpg
右側は荒木塾長(そんな役職はない)の名機。
左側は海岸屋が 
「山の木を伐採するところから家を建てるところまで全部やるぜぇー」 
と言って購入してから20年、ずーっと放置されてきた収蔵品(!)です。
(収蔵すんな って話だ)

こんなふうに使います。
荒木ハツリ塾へ_a0157159_1433190.jpg
丸太を加工して 角材などの形にするんですね。

ええ
「昔の大工さんのように山の木を使いこなす技術があれば
生命力を失ってしまった現代の住宅建築事情を
そして閉塞してしまった林業と建築との関係を突破できるかもしれません」
とか言ったような言わなかったような気がしますが
でも 海岸屋じたいはそんな技術を持ってないんです。
まあ とんだ口先男ですね。

荒木ハツリ塾へ_a0157159_1525012.jpg
アレです、
海岸屋が400数十キロの移動でヘロヘロですとかなんとか言ってへばっているのに
九州から来たこの彼は嬉々としてハツリ続けていました。
うーむ 1200km。
そして軽の1box。
すいません先輩。見習いたいです。
山田太郎並みのドカベンも素晴らしかったです。

でも この(仮称)W先輩は 3.11の津波で被害を受けた瓦礫をご覧になったらしく
「たとえ瓦礫だとしても現代住宅の瓦礫はあまりにも無残である」(意訳) 
とおっしゃってました。

むー
剥がれて 木目のない裏側が、しかも濡れてふやけているMDFの枠材。
水に濡れてボロボロにくずれた石膏ボードや断熱材。

確かに想像しただけで そのダメっぷりがわかります。

帰りにハツリを2丁買ってきました。
練習しなくてはね。
地元の役でお世話になっているIさんも 大工の先輩方も
まー なかなかにあきれちゃったような反応でしたけど。

おまけの写真はおみやげを買った酒屋さんの店内。
荒木ハツリ塾へ_a0157159_2191654.jpg
かっこいいでしょ?
これが チョウナだろうがハツリ(マサカリ)だろうが
自由自在に使いこなしていた時代の 飛騨の大工さんの技術力と美意識
のなせる技だと思うんですがねぇ。

明日は仕事で屋根に登るんで もう寝なくちゃね。
おやすみなさい。 また明日。


にほんブログ村 住まいブログ 自然素材住宅へ
にほんブログ村
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

by kaiganyafoo | 2013-10-08 02:24 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(8)
Commented by 正宗 at 2013-10-08 12:38 x
行ったのですね、行ってきたのですね、羨ましい!!凄く興味があって、斧を購入したものの、まだ柄もついていない…さらには、なんか形が違う…(爆)
Commented by エコヴィレッヂ八百剛 at 2013-10-08 14:28 x
解説者も大事な役割なのですよ
Commented by 余計なお世話かも at 2013-10-08 19:41 x
そういう体験できる所、なんで黙って行くかなぁ
ちょっと電話くれれば、運転手だってやるのに!
まぁ与板の削ろう会に行けば、荒木師匠に、会えますけどね
今度、楽しそうな企画があったら、誘ってくださいね。
Commented by kaiganyafoo at 2013-10-08 22:55
正宗さん
行ってきました。 

荒木さんが使っている道具は これとはまた違います。
それぞれに役目があるようで それはまた今度載せますね。
Commented by kaiganyafoo at 2013-10-08 22:59
八百剛さん
解説者になるつもりはないんです。
自分の技術としてモノにするつもりで行ってます。
ただ 最近は腕力も落ちてきてますから
習得するのに時間がかかるかもしれない とは思いますね。

むろちゃんの作業場で使いたい とか考えてもいます。
Commented by kaiganyafoo at 2013-10-08 23:02
余計なお世話かも さん
与板の削ろう会 ですか。
行くって言ってました。
今度なんかあったら声をかけますね。
Commented by ダイアン at 2013-10-11 21:44 x
私、与板で太鼓梁の墨付けと刻みの実演します。見に来てね。
Commented by kaiganyafoo at 2013-10-16 06:56
あーダイアンさん 会いたかった・・
その日は海岸屋は諏訪でしたぁ
鳥取 飛騨 諏訪・・・
出歩き過ぎですよね?
<< ハツリの道具から見えてくるもの 千葉大で話をしてきました・・・ >>