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みなさん お疲れ様です。
今日は涼しくていいねぇ・・などと 現場に着いて早々にはのんきなことを言ってますが やっぱり暑いねぇ と 体を動かしはじめればじきに言います。 まあ 一日解体仕事をしてたせいもありますけどね。 さて 垂木が柱ほどもある と言われた現場ですが ![]() 海岸屋の自宅は5寸3分の通し柱を使ってますが(自慢) でもこの垂木よりも細いようです。 この材料は何か と言えば米ヒバ。 米とは言ってもアメリカではなくカナダのバンクーバー島からやってきてて ヒバとは言ってもヒノキの種類です。 わけわかんないけどね。 ![]() これで樹齢は1200年くらいあって そのわりには細いね と感じるのは 年輪がすごく細かくつまっているせいだということです。 この材料は長さが20m以上はあります。 ![]() さらには原則として丸太での輸出は禁止されているので 今回のような場合はカナダ政府に申請をして許可を得るのだそうです。 ![]() 社寺関係の材料では日本一だろうということです。 この倉庫の中には はぼ寸法通りに挽いた材料が3年くらいも寝せてあり 静かに乾燥をさせながら出番を待っている とのことでした。 遠目ではわかりませんが すごく大きな倉庫ですから そこが一杯になる というのはずいぶんと大きな現場なんでしょう。 倉庫の前に置いてある丸太も 近くで見ればこれだけ太い。 ![]() 奈良で復元された大極殿(だいごくでん)は予算的にすごいことになったらしいです。 世界的にもこれだけの大きな原木というのは貴重だろうけど それを今の時代で こうやって使ってしまうのはどうなんだろう という気はします。 そんなことを言っても 今回見学会を開いてくれたのはここ佐藤木材さんなんですけどね。 似たような場所から出てくる米松材なども 天然木のものはオールドグロスなどと言われて貴重ですが どのくらいの期間伐採が続けられるのか とも思います。 基本は国産材でまかなえることだろうと思うのですがね。 えー あまり面白くない話が3回も続きました お疲れさまでした。 なかなかに課題の多い見学でした。 ではまた。 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
by kaiganyafoo
| 2013-07-23 01:13
| 材料
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Comments(4)
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はじめまして、いつも興味深く読ませて頂いております。
職人として共感出来るところが多いです。 太い木が地球からなくなってこれからどうするんでしょうか? 不思議に思います。
0
はじめまして。
つたないブログですが読んでいただいてありがとうございます。 私は日本の社寺はできるだけ国産の木で建てて それができないときは自業自得 我慢すればいいのでは? と思っています。 それはかつて日本がラワン材等を買いあさっては浪費を繰り返し 資源の枯渇を招いた という無様な過去を持っているからで、 カナダからの輸入などは一見フェアなトレードに見えても 本当に現代人に1200年の樹木を伐ってしまう権利があるのか 疑問に思っているからです。 木材が他の資源と決定的に違っているのは再生可能な資源だと言う点であるならば その範囲内での利用を考えるべきだと思うのはごく普通の感覚ではないでしょうか。 そのために 国産材を集成材に加工して長大材を作ったり それで社寺を作ったりするならば私はむしろ賛成すると思います。 社寺が信仰の拠点であるならば人をも我をも環境をも深い配慮をしてしかるべきだと思います。 ![]()
資源に対する考え方に同感です。
京都の清水寺は次の修理の時に材料を確保出来るように山から木を育てているとニュースで見ました。 今使うお金を300年400年先を見越して山から育てるようにしないと次の世代には何もなくなってしまう気がします。 技術にも無惨に壊される古い建物なんかに職人さんの気遣いなど分からないのかなと思います。
清水寺が次の世代を見越して植林をしているのはとても尊いことだと思います。 遠く外国の木を買い求めることと比べるとそれはよく判ります。 日本の宗教は日本の風土の中から生まれたり育まれたりしたものであって それを象徴する社殿は日本の樹木で成すことが本来だと思うからです。 しかし木々を植えることは尊いけれど 植え続けてやがて森となり その森の精髄として社殿がしたたりおちるように生まれたならもっと尊い。 そう そう思い続ける時間の積み重ねこそが尊いのです。 それを自分では見ることができませんが 我々の後輩たちがそんなことを考えてくれることを望んでいます。
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