海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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岡本哲志先生と歩く丸の内

みなさん お疲れ様です。


海岸屋は 「よいしょっと」 とよく口にします。
車から降りるときとか 立ち上がるときとか・・

先輩は それを聞くと 
「おおー よいしょっとかぁー」 といつもツッコミを入れてくれるんです。
でもね
このあいだなんてうちの娘が
ティッシュを引き抜くときに 「よいしょ」 と言ってるのを聞きました。

これを先輩が聞いたらなんと言うか・・・




さて
まず この本
岡本哲志先生と歩く丸の内_a0157159_21384388.jpg
岡本先生の本です。
「丸の内」の歴史 の巻頭にこうあります。
「昭和43(1968)年に解体された三菱一号館の建築部材が一部保存されている・・」

三菱一号館とは これです。
岡本哲志先生と歩く丸の内_a0157159_2213321.jpg
昭和43年に解体された と書かれているのになぜ写真が撮れるのか 
と言うと2009年に復元したから。

海岸屋は復元されたこの建物を2009年の9月に見て
すごいけなし方をした覚えがあります。
正直 全然ダメだと思ったんです。

だけども これを見てください
岡本哲志先生と歩く丸の内_a0157159_22195775.jpg
窓が 下から一階 二階 三階とありますけど 問題は二階。
アップだとこうです。
岡本哲志先生と歩く丸の内_a0157159_22211988.jpg
これは西側ですが この窓枠の石材は当初材なんです。
つまりジョサイア・コンドルの図面による最初の一号館の部材なんです。
昭和43年に解体したときから ずーっと保存してあったんですね。
それから
3枚目と4枚目の写真に写っているガラスですが、
写った風景がゆがんでいるのがわかりますか?
これは
新旧丸ビルに使ってあったガラスを再利用してあるんです。

三菱(地所?)が何を考えてこういう事をしたのか 海岸屋はよくわかりません。
昭和43年に一号館を解体したときは 保存の話もあったのに
問答無用で強行したということですし
この再現された一号館のために解体された八重洲ビルの問題もある。
岡本哲志先生と歩く丸の内_a0157159_22482532.jpg
申し訳程度にくっつけてある(そして意味のない)この部分が八重洲ビルのなごり。
正直なところ 海岸屋はこれが大嫌いです。

しかし。

考えを改めました。
ここを含めた様々な試みは貴重です。
未来への可能性を持っている。

かつて海岸屋は一号館をけなしましたが
当初材の窓枠を使っていることも 古いガラスを再利用していることも知らなかった。
無知のなせる業といえるでしょう。反省。
(ちなみにレンガも古い工法で作るために中国へ発注しています)
岡本哲志先生と歩く丸の内_a0157159_2324599.jpg
・・・というわけですこしお勉強。

まあ これからも無知ゆえの失敗はするでしょうが
恥をかいて勉強しなおすというのは悪くない。

「岡本哲志先生と歩く丸の内」 という題だけど全然歩かないままだね。
いや
本当は歩いたんだけど。


もしかすると続編があるかもしれないから まあ大目に見てください。
では。

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by kaiganyafoo | 2013-06-18 23:12 | 建物いろいろ | Comments(0)
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