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みなさん どうもこんばんは。
高知県の話は4回目ですが どーかお付き合い下さい。 今回で終わりだからね。 さて 土佐の刃物。 ![]() 内容の6割以上を土佐の刃物に割いています。 この本が出た当時は海岸屋も20代後半で元気があって こんな道具を集めたりしていました。 ![]() ![]() そうです。 自分で木を伐って 製材もやりたいと思っていたんです。 ちょっと変わってますけどね。(ちょっとじゃねーだろ) 昔も今も土佐の刃物というのは 他の産地とは違って こういった林業や製材業の道具を作っていて いつかは行ってみたいもんだなあ・・と思いつつ20年以上も経ってしまいました。 ま 長い前フリですがね、 行ったところは西山商会。 ![]() 見えますか? 社長が立っている前のショーケースの下段右端。 うおおおお!と言いたくなるような斧斧斧! ちなみに手前から5番目のひときわでかいのは北海道型。 さすが全国に販路を持つ土佐打ち刃物。 これも。 ![]() 好きだー!! と大声で叫びたいっすね。 この型は土佐及び阿波形のハツリ鉞。(たぶんね。) 社長さんに聞いてみましたが 斧はともかく 鉞 前挽き 二人挽きの大鋸などは もう作っていないそうです。 ・・・・うーん やっぱり20年前に来なくちゃいけなかったのかねぇ・・・ このあと鍛冶屋さんの作業場にお邪魔しました。 ![]() ![]() チョウナ ヨキ マエビキなど ここ土佐で作っていた厚刃物の類は 過去の道具 と言われていると思いますが 道具に過去も未来もなくて ただ単に今の職人が使えなくなっただけだと思います。 理由は簡単 骨が折れるから。 今はそんな仕事をする必要がないからね と言われるのはわかっていますが 本当に必要がないのかどうか きちんと検討したことがあるとは思えません。 瓜剥きした丸太梁を作る技術 組む技術 ちょうな梁をうまく使う技術 などなどを手放してしまった現代の大工が 次に刻み仕事も手放しつつあるのを見ると 「だんだんと小さく バカになってゆく」のは もののけ姫の乙事主の仲間だけじゃないぜ と言いたくなります。 いやバカじゃないか・・利口になってゆく・・のか? 海岸屋は手仕事屋を標榜していますから 現代の風潮に逆行してはいるのですが ながーい目で見てみればまんざら時代錯誤とばかりも言えない(といいなぁ)と思ってます。ええ 経済効率ばかり語っていても 人を感動させるものは作れないってことです。 ま なんだかよくわからないオチで申し訳ないけど 高知の旅の話はこれでおしまい。 ではまたね。 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
by kaiganyafoo
| 2013-03-12 23:46
| 大工道具
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Comments(10)
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まったくそのとうりです!感動しました!!
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山形の大工さん コメントありがとうございます。
早く 安く キレイに と言われますが それがいったい誰のためになるのか と感じます。 長い目で見て 施主のためになっているのか 案外 利益を確保したい会社が言ってるだけなのか・・ ![]()
返事ありがとうございます!
自分もそう思い、自分の仕事のやり方、本当にお施主様の為になるにはと考え、去年独立しました。昔の職人が当たり前にしてきた仕事を今したいだけなんですが…まぁ自分の技術不足もありますが。(笑) 今は生まれてきた時代に後悔しているまいにちです! ただブログはこれからも楽しみにしてます!(^_^) ![]()
海岸屋さんこんばんは。藤山の鋸ですが、今でも造られている様な書き込みをしてしまい申し訳ありませんでした。
詳しい事は分かりませんが、昭和の始め頃までは造られていた様です。明治十年開催(第1回内国博覧会)の目録に記載があり、大阪の刃物屋さんのぐ〇〇展に展示されていました。あと鋸墨壺大全に歴史の中の銘作鋸として紹介されています。特にががり鋸は何とも言えないフォルムをしています。山林用の鋸や建築用の鋸も造っています。私は現場で使ったことがあるのでその切れ味を知っていますが、土佐の建築用の鋸に、これほど切れる物が有ったとわ驚きでした。現存する物が少なく土佐には資料としてあまり残って無いのかもしれませんね。
山形の大工さん
去年独立されたとのこと これからが楽しみですね。 大変さも増えるかもしれませんが。 私がはじめて建築に触れてから30年以上たちましたが 当時は新建材全盛で ムクの床板などは過去の遺物になったと 私自身も思っていました。 左官仕事も同様です。 でも 今は室内仕上げに関しては その当時よりも まっとうになりつつある と感じているのですが。 逆に プレカットやジャストインカットなどで 大工仕事の範囲はせばまりつつある とも感じています。 ただ 各地で立派に仕事をなさっている大工さん 工務店さんと知り合うことも多く いつも勇気付けられています。 あきらめず 粘り強く 1mmでも理想に近づくように そう思っています。 うかつに頑張れなどとは言えませんが でも頑張りましょう。
みかんさん 貴重なお話をありがとうございます。
大工道具のなかでも鋸は いち早く衰退しましたね。 それだけに記録されていない大事な話も多いと思います。 私の住む千葉県にも房州鋸というものがあるのですが 現役の鍛冶屋さんは雄造さんだけで もう知る人も少なくなりつつあると思います。 目立てを含めて手鋸の可能性というのは まだ先があると思っていますが 時代はそれを許してくれないのかもしれません。 せめて記録を残さなくては と感じています。 ![]()
藤山の鋸は大工用だったようです。本家と分家があり、本家の方は高知市の隣、いの町に在ったと聞きます。 まあ、もとより山林刃物の産地ですから、山用も造っていたかもしれませんが。
それと、この土佐型の大鉞は左勝手ですね。私もあちこち調べてみた限り、あまり使われずに残るのは左勝手が多いです。 ![]()
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