海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
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刃物の見方

みなさん お疲れ様です。
千葉は午後から晴れてきましたが
台風が近づいて来てるんですかね?


さて
昨日お知らせしたように 今日の話はこの本の話。
刃物の見方_a0157159_15545041.jpg
岩崎航介著 刃物の見方。

海岸屋は 今一緒に働いている大工さんから聞きました。
2012年の5月に出てるんですね。この本。
復刻です。

大工道具好きの方なら岩崎さんをご存知でしょうが
その他の方はどうでしょうか。

大工道具の産地として有名な新潟の三条で
経験と勘で作られていた鍛冶屋の仕事に
はじめて科学的な視点を持ち込んだ人です。

ある意味今の鍛冶屋さんにとってもバイブルなんじゃないでしょうか。

日本の刃物を世界中に認めさせようとして
日本刀の作刀技術を学び
秘伝の古文書を読むため東大の国史学科に学び
その後冶金を学ぶために工学部に入り
それから玉鋼を原料としてカミソリを作り・・・と
全く 刃物のためだけに生きたような人です。

今ではもうどこの床屋さんでも 替刃のカミソリを使いますが
この岩崎さんの作ったカミソリで 一回研いだきりで
1707人の人のヒゲを剃った理容師さんもいる  などという話は
昔の剣豪の伝説を読むようなおもむきがあります。

そんなに切れたんでは商品として売れ行きが悪い と言った人に
日本中に売って行き渡ったら 世界の市場に打って出て
ドイツのゾリンゲンを駆逐すればいい と答えたと聞くと
志というものが 人の生き方を決めるんだ ということを 強く感じました。

お勧めの本 ですね。
ではまた明日。

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by kaiganyafoo | 2012-06-17 20:38 | 読んだ本 | Comments(2)
Commented by エコビレッヂ八百剛 at 2012-06-18 10:56 x
志、昨日私も感じました。
東金、成東の廃れ行く獅子舞を元気にするにはどうすればよいか
目を輝かせて聞き入る人と、うつろな目をする人
志は思うだけでなく、実行が伴う事
発想の才能、実行の努力が出来る人。
そう言う人を稀有な人と言うのですね
Commented by kaiganyafoo at 2012-06-18 20:56
回覧板にも出てたし
近所のコンビニにもポスターが貼ってあった。

頑張ってますね?

「笛」がモノになれば
「お神楽」につながり
それは獅子舞 鞨鼓舞などの芸能にひろがるんですね?
うーん
文化的な様相を呈してきたではないですか。

「笛吹けど踊らず」という言葉もありますが
いったん冷えてしまったものを
もう一度動かすのはとても大変でしょう。
でも
だれかが暖めないと地域は冷えっぱなしです。
冷え冷えとした地元なんて
誰が大切にするでしょう って話ですね。
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