床束を留める

みなさん　お元気ですか。
海岸屋は少し肩が凝ってます。

イランのA君に
「アメリカ人って肩凝らないらしいよなぁ？」　と言ったら
「そんなことないよー　人間の体　世界中一緒だよー」　という返事。
「あ、そうか？　じゃあA君　肩凝るんだ？」　と聞くと
「いや　凝らない。　肩凝り　何？」・・・・
会話がなりたってませんでした。



さて
床束のお話。

床束　または地束　ですか？
これは　床束柱　の略でしょうね。

では束柱とは何か　というと　短い柱の意味です。

もともと束とは拳を握った巾の長さの単位で
八束の剣（やつかのつるぎ）というのは
八回握った長さの剣　と言う意味です。

そこから転じて　短いたとえに使われます。
つかの間　とかね。

今回の床束は　そんなウンチクとは関係ないです。
これ
鋼製束をオールアンカーで留めた。
それだけのことです。

鉄筋でフックをつけて番線で引いたり
全ネジとアンカーとでつないだり　　ではなく
鋼製束そのものを耐圧盤に留めてあります。

その理由は
床を上げることも下げることも
微調整しながら固定できる　　これに尽きます。

ビスで留めるのは　引っ張られたときにどうかな　と思いますし
根太ボンドや　コンクリートボンドで接着するのは
案外　もろく剥がれることも多いですよね。

施工は簡単
墨を出して
あてがって穴を開けて
オールアンカーをセットしてピンを打ち込む。

穴は深すぎてもかまいません。
ナットをつけて打ち込めば固定ができる。
で　いったんナットをはずして止めつければ完成。

これは　「大工道具屋のひとりごと」　というブログで学びました。
http://d.hatena.ne.jp/toshikane/
としかねさん　ありがとうございました。

それから　これは大きな声じゃ言えませんが
オールアンカーって　失敗したら抜くことができます。

ピンをバールで引っ掛けて抜くと
あとはアンカーを引き抜くことができるんです。
グリップアンカーじゃ　そうはいかない。
これは　うちの息子から学びました。

うーん　まわり中　先生だな。
ありがたいありがたい。

ではまた明日。


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