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みなさん お疲れ様です。
いい天気で嬉しいです。 自分の仕事は進みませんけど・・ 今日は 基礎屋さんと大工さんと左官屋さんと それぞれ打ち合わせをしたら 一日が終わりました。 ふーむ ものづくりをしているんだ という実感がありませんな。 まー そんなふうな役回りになってるんですかね。 それはさておき 墨差し。 それは墨坪の相棒です って言って気がついた。 墨坪って知ってますか? これです。 さっき写真を撮りました。 塩ビ製かな?と思うかもしれませんが 木製。 車に糸が巻かれていて 池に真綿が入っていて 墨が含ませてあって・・・ まあ 線をひいたり 字を書いたりする道具です。 そんで 筆にあたるのが墨差し。 これです。 見てわかりますけど大工さんは自分で作る。 売っているものもありますけどね。 これは巾が4分だから1.2cmくらいで その先端を48枚に割るとか言います。 薄く割った方が 線も引きやすいし 墨の持ちもいい。 でもね1.2cm÷48だから1枚は0.25mm つまり 1mmを四つに割るんですね。 大変だなあ・・・ それだけ細かく割るためにはいろいろな冶具をつかったりするんですが これはフリーハンドで割ったんだそうです。 割るのに使った道具は カッターナイフや鑿とかではなく 〇〇〇〇〇 という意外な道具らしいんですが これの持ち主の許可がないと教えられません。 残念。 ただし この墨差しという道具もけっこう使わなくなってきています。 なぜなら 大工さんが自分で刻み加工をすることが少なくなってきているから。 まして自分で作るのは もう絶滅危惧種かな? 正月2日 仕事始める前に 必ず墨差しを作る って習慣の大工さんも居るのにねぇ ほーら使いやすそうでしょ? どうやったらこんなにキレイに作れるんだろうね。 昨日に引き続き 使わなくなりつつある道具シリーズ第二弾でしたね。 誰が読むんだそんなもの って雰囲気ですけど まあそこはそれ 続きはまた明日ってことで。 にほんブログ村 にほんブログ村
by kaiganyafoo
| 2012-03-13 21:39
| 大工道具
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Comments(6)
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正宗
at 2012-03-13 22:03
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私も割っていましたよ。モウソウ竹で、カッターナイフで割っていましたよ。これはよく割れてますが、一体何で割っているのか?気になります。
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Cafe.shinΦbu
at 2012-03-13 23:05
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その墨差しに良く似た物、以前、削ろう会で拝見したことあります。
やはりフリーハンドで割ったとのことでした、 その方はな、なんと『菜切り包丁』で割るらしいです(>_<) 筆のような柔らかさ、 墨持ちの良さ、 とても美しい墨差しでした。 絶滅の危機のなかで息を潜めている前世代の技術者達、 その技術、弟子だけでなく、 少しでも興味のある若者達に伝え、 惜しまず後世に残して頂きたいものですね。 刻々と失われている技術、本当に勿体無い限り。 この厳しい時代に我が道と選び、志を持った大工の卵たちを、ろくでない大工にさせないためにも、 陸墨も出せない大工に…。
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エコビレッヂ八百剛
at 2012-03-14 11:44
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kaiganyafoo at 2012-03-14 19:39
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kaiganyafoo at 2012-03-14 19:48
cafe shinφbuさん
菜切り包丁ですかぁ・・ 意表を突いた道具ですね。 ただ 竹を割るのは両刃の刃物 というのは定番でしょうから そこから考えると意外でもないのかなあ・・ 大工の技術に限りませんが 技術を学ぶことの大半は真似ることでしょう。 誰から学ぶか という大問題がありますが。 また 技術を持っている人が 今 仕事を持っているとは限らない ということもけっこうありがちです。 仕事を一緒にしながら学ぶ というのが一番なんですけどね。
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kaiganyafoo at 2012-03-14 20:00
八百剛さん
たしかに茶筅は細かく割ってますね。 しかも長い。 何か方法がありそうです。 割ると言うことで言えば 白洲正子の書いた本の中に 京都のある扇職人の話があって その人は扇の紙に骨を差すのは目にもとまらぬ早業で いっぺんにざくっと差すそうです。 そしてそれは生活のためにやっているだけで 本当は檜扇(ひおおぎ)を作りたいのだとか。 細巾のヒノキを薄く割って扇の形につなぐと しなりとねばりで やわやわと風をおこすのだという。 ただ 柾目を割るのではなく板目を割る と言う。 板目を割る と一口に言うけど とてもそんなことが出来るとは思えません。 海岸屋はこれを読んだときに 素材を見抜く力 というか観察力というか 昔の人には到底かなわないのではないか と思いました。 少ない道具でいいものを作ろうとすれば 素材を見極めるしかありませんからね。 そんな力 ますます弱っていく気がします。
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