浴室は腐る。 けれども

みなさん　お疲れ様です。

解体工事でまあまあ疲れた海岸屋です。
今日の助っ人は強力な人だったんで
かなり早く終わったしね。



さて
今日の話は面白くないです。
保証付き。


解体工事は浴室だったんですが
そして　浴室っていうものは　ほぼ100％近くが
何かしら　腐っているものなんですが
今日の現場は　その対策をしてある現場でした。

これです。
解体途中の現場なんで　一見わかりにくいんです。

見てもらいたいのは　右側の隅に張ってあるステンレスの板。
これが　土台の下端まで張ってあって
間柱も土台も腐ってはいなかった事からすると　効果はあったんでしょう。

ただし　その上に張ってあった下地
ラスカットという名前の下地用ベニヤは腐ってましたから
効果としては限定的なものでしょう。

ただし　浴室は腐るものなんだ　とあきらめずに
対策を講じているところは偉いと思いました。

みんな　なんの手も打ってないですからね　普通。

たぶん　この大工さんなり工務店では
ここが一番腐る場所だ　ということでこの措置をしたんでしょうが
腐りやすい場所は　他にもう二箇所あるんです。
それは
外部の窓の下の隅と
風呂場への入り口付近。

この現場も残念ながら　そこは腐ってました。

まあ
誰も海岸屋ほど　たくさんの浴室解体の経験はないでしょうから
わからない部分があるのは当たり前なんですが
でも
問題点と　その対策を　施工業者間で共有できない　というのは
はっきり言って貧困な状態です。

ここがちゃんとしないと　作ったお風呂は減る一方で
みんなユニットバスになっちゃいます。

ユニットバスが必ずしもダメだとは言いませんが
それと同等な品質の浴室を
街の工務店がみんな出来る　というのが望ましいですよね。

だれか施工の問題と対策のデータベースを作りませんか。

技術を秘密にしておく　とか言うような時代じゃありません。
うっかりしていると全滅しかねないんですから。

例えば　削ろう会　を通じて
技術の共有や　相互の研鑽が行われて
その結果　全体のレベルが上がった　という事実も
分野は違っても　経緯は同じです。

データベースとはいっても
現場の写真なんかがあれば　それでいいと思います。
見ればわかるんだし。

どうかな？



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