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そう
鉋掛けをしたんでした。 相手は杉の上がり框 用意したのは 台均しは長弘 田中昭吾の8分 面取りは清忠。 いい布陣でしょ? ってわかんない人も多いだろうけど。 で 前の日にそこそこ時間をかけて研いでおいたおかげで かなりの鉋屑が出るんです。1mくらいは。 1m? そう、大工の言い方だと3尺そこそこだ。 延国の鉋で「千尺」という銘の鉋があるけど これじゃあ「3尺」 とほほ。 急遽 予定を変更して 刃先だけを研ぐ「インチキ2分研ぎ」に。 いくぶん刃持ちはよくなるものの すぐに粉吹き仕上げになっちゃう(そんな仕上げはありません) 結局 これだけのものを仕上げるのに3時間くらいはかかったでしょうか・・ 刃先だけ 1mmくらい研いである。 たまに こんな難儀な杉があります。 なんか 刃先を傷める成分でも 入ってるんじゃあないでしょうかね。 変な形に掘り込んでありますけど それぞれの意味が ちゃんとあるんですよ。 海岸屋の趣味とかでやってるわけじゃない。 これに使った鑿も 刃先はボロボロ 裏はグダグダに曲がってました。 ケヤキ 手強いよね。 そんなこんなで トータルでは 完敗でしょうね。 この日の仕事は。 はっはっは 誰がやっても 似たような結果になるさ (強がり) はっはっは すいません 誰かそれぞれの攻略法を教えてください (本音) もし教えていただければ 今 先輩が調べている 「尺鉋を引いた 伝説の力ちゃんの子孫」 というネタを披露しますから・・。 え? おまえ 自分から書きたくてしょうがないんだろうって? そ そんなことはないな。 いや マジで。 にほんブログ村 にほんブログ村
by kaiganyafoo
| 2011-09-01 21:25
| 工事
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Comments(14)
今日は、気分を変えて、こちらにコメします。
僕の顕微鏡はピークの100倍です。100倍以上ならかなり見えるので(十分ではないですけど)安心ですね。 もうひとつお伝えしておきます。今までのお話は天然のことでしたけど、天然の砥汁の代わりにものすごいやつがあります(笑)。 石原薬品のユニコン FMC830-Pという、自動車のコンパウンドなんですけど、これを名倉の砥汁と同じ扱いで研ぎ方は先日来書いた事と同じです。830pは耳掻き2杯程度に台所の洗剤を1滴まぜあわせて硬い天然の上で使います。
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この研磨剤の特徴はメーカーによると砥粒の直径は5ミクロンと信じられないほど大きいのですが、潤滑剤によって、粒径がそのまま当たらない効果を出しているのだそうです。ですから、切れ刃はほどよく粗く、裏は10000番をはるかに超えた細かさに研げるのです。この研ぎがうまく行った時はたぶんびっくりされることと思います。研磨剤の実売価格は2千円しないので、試すにも気軽でしょう。
天然での削り味とはずいぶん違って、それぞれの好みがわかれるでしょうし、僕自身まだどちらが優れているかの判断はできずにいます。
人によっては秘密にするような事かもしえないものをあっさりお伝えするのは、似たレベルで一緒に考えて下さる方がいると嬉しいということと、文化の集中する土地と地方の情報の格差をなくしたいという気持ちからですね。それで苦労しましたから。
ブログにアクセスできなかったのは、たぶんソネットのサーバーの調子が悪かったものと思います。しばしばあるんです。ではまた。
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やまとも
at 2011-09-07 21:26
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すごくレベルの高い話をされてますね。驚きです。
私も自動車用のコンパウンドを研磨材にして、鉋の最終研磨に使用しています。 液体タイプで研磨材の直径0.2ミクロンと表記されてます。粒子直径~はともかく、薄削りのみに特化すれば3ミクロンも現実的に出ますので、十分なポテンシャルを持っているのだと思います。
やまもとさんのコメントで思い出しました。ユニコンには830-pの上の細かさの物もありますが、試してみましたけど細かすぎてかえって調子がよくありませんでした。他のメーカーのコンパウンドも数社使ってみましたが、830-pが鉋、鑿にはいいように思えました。
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kaiganyafoo at 2011-09-08 21:58
kuniさん お返事が遅くなりました。
今度は研磨剤編ですね。 ありがとうございます。 今日 現場で先輩とこの話をしていましたが 聞いてやってみるのは簡単でも それを探していく試行錯誤の時間とエネルギーは 大変なものだと思います。 今は 時間もとれなくて またkuniさんの蓄積に圧倒されてもいるばかりです。 が 教えていただいたことは必ずやってみようと思っていますので しばらくご猶予いただきたいです。 いつだったか どこかに書いたのですが 刃物の研ぎ という技術は 今新しい展開をしはじめている という 気がしています。 そこに立ち会うことができるのは幸せというべきもので できれば自分も当事者として そこにいたいものだ とも思います。
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kaiganyafoo at 2011-09-08 22:17
やまともさん コメントありがというございます。
すごくレベルの高い話をされているのは kuniさんで 海岸屋は びっくりしているばかりです。 ただ このレベルの話に自然に参加できる人 というのは 日本中探しても 何人もいないと思うのですが。 kuniさん やまともさんの積み重ねが そしてその高みが こういった場を通じて共有されることで 大きなものを動かしていくのだ と感じています。 その大きなものというのは 言い切ってしまえば 文化です。 長らく停滞していた 日本の木造文化、その根底をなす道具の分野において 今 生まれつつあるのは 技術革新を共有するのだ という意識でしょう。 伝統とは絶えざる革新である と言う言葉を信じるならば みなさんの革新が そこにまた厚みを加えたのでしょう。 大げさなことを言うとお思いかもしれませんが 私たちの後輩は そう見ることと思います。 なにしろ彼らは 等しくその恩恵を受けるわけですから。
海岸屋さん、ええ、ええ、これは稼ぎに直結することではありませんから、ゆっくりやって下さい。それから掲示板のようにここを使うことをお許しくださいね。
やまともさん、自動車の研磨剤を使われる方が自分の他にいることを知り、嬉しくなりました。僕のつたない記事ですが、お時間ありましたら読んで下さい。 http://seisakunohibi.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301425648-1 どなたかいっしょに考えていただけたら嬉しいと思っているのは、「鉋の刃をどこまで研ぐのが有効なのか?」ということなのです。 刃先はどんなに細かく研いでも波がある。その波のピッチは材料の細胞壁のピッチに適した大きさがあるのではないか?と思えてしかたがないのです。具体的には10000番前後。あまりに細かすぎると引きが重くなり粗すぎれば当然仕上げが荒れます。
830-pの研ぎ目はその上限にあるようで、薄削りには適していますが、現実の場面ではちょっと細かすぎのように感じます。その点天然程度の研ぎ目は現実の場面では有効?の印象なのですが、いまだに確信が持てずにいます。
何かご意見がありましたら、ぜひともお聞きしたいところです。
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やまとも
at 2011-09-09 21:54
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海岸屋さん、場所の借用申し訳ないです。
kuniさんのブログは、私もよく拝見しております。 特に鉋極限の研ぎの項は、何度読み返した事かわかりません。 はんなり大工さんの二分研ぎを参考に、身近な研磨材を使って…、という経緯でコンパウンド研ぎを試行錯誤して来ました。 私が使うのは液体タイプなので、洗剤成分が含まれてます。これを#10000の人造砥石に数適垂らして使いますが、もっと粒子の大きな物を試すのも面白そうですね。 ここまでの研ぎ、普段はもちろん必要ありませんが、追求していくのは楽しい事だと思います。 今後も時々コメントさせて頂きたく思います。 どうぞよろしくお願い致します。
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kaiganyafoo at 2011-09-10 22:32
kuniさん
海岸屋は今日は削ろう会に行きました。 京都のはんなりさんともお会いしましたが kuniさんの話題になりましたよ。 ネットがつなぐご縁ですかね? 研ぎに関しては たくさんの知恵と課題とをいただきました。 あとは実践するのみです。 実践したらここに載せますので 笑うなり指摘をするなり というのをお願いします。 楽しみだぁー
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kaiganyafoo at 2011-09-10 22:37
やまともさん
今日ははんなりさんとだいぶ話をさせてもらいました。 とても熱心に研究されていて それを淡々とブログに書かれています。 それがどれだけ後進の助けになることか・・ 海岸屋もたくさんの課題ができました。 みんなで情報を共有して みんなでうまくなれればいいですね。 はからずも掲示板の様相を呈していますが これが本望ですので どんどんコメントお願いします。では。
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やまとも
at 2011-09-12 18:28
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はんなり大工さんとは、今年6月の三木刃物倶楽部でお会いしました。
研ぎも削りも流石の腕だと思いました。 ちなみに、このような難儀な杉、友人宅の増築工事の梁を、休日の楽しみで削ったところ、高確率で遭遇しました。 三尺しか仕上がらない杉材、コイツは本当に強敵ですね。
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kaiganyafoo at 2011-09-13 01:14
はんなりさんは謙虚でいらっしゃいますが
すばらしい技術をお持ちだと思います。 海岸屋はいつもお世話になるばっかりです。 さて 杉。 どなたかが 杉だからといって 格別むずかしいとも思わない とおっしゃっていましたが 私にとって 杉はかなり手ごわいことも多いです。 以前 削ろう会でお会いした 「一生 鉋削りだけで現場を渡ってきた」 と言う職人さんに こういう材料の扱い方を聞いておけばよかったかな・・。
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