海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
公式サイト
最新の記事
古民家 民泊 bimbetta
at 2024-08-08 16:58
夏のお知らせ
at 2024-07-25 14:25
草庵な上棟
at 2024-05-18 15:39
年越し
at 2020-12-31 17:40
ナラ・桜・タモ・モミジ(かな?)
at 2020-12-21 11:45
最新のコメント
by 鉋 at 21:07
玉木彦助
by 菜月アイル at 21:06
by 鉋 at 21:10
岩澤健吉
by 荒堀謙次 at 21:10
by 鉋 at 13:03
爲井椋允
by 北脇里規 at 13:02
by 鉋 at 18:11
大武理菜 平塚由佳
by 大武理菜 長瀞渓谷 at 18:10
by 鉋 at 17:28
岩立良作
by 住谷春也 at 17:28
フォロー中のブログ
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

無農薬米

みなさん お疲れ様です。

海岸屋は 1週間続いた酒々井の仕事が
ほぼ 終わりました。

で、
その現場の下見をしたときに これは解体工事に手間がかかるなぁ と思ったので
いつものメンバーに加えて 一人助っ人を頼みました。

彼です。
無農薬米_a0157159_2153175.jpg
え? 人物が小さくてよくわからない?
まあね。

なかなかにハードな仕事になったので
「本業のほうが楽かな?」
と聞いたら 
「はい」 と言っていました。

本業とは 農業。

彼の両親は農家ではないし 千葉の人でもありません。
でも 彼は農業がやりたくて こうやって今日も除草をやっています。

除草?
そう
これは現代の田車(たぐるま)です。

なに?
そもそも田車がわからない?
そいつぁ 困ったね。

今の時代の稲作で草取りというのは 大抵が農薬によるものです。
水持ちのいいたんぼであれば 水尻を閉めて
ペットボトルほどの入れ物に入った除草剤を撒きながら田んぼのまわりをまわれば
それで 除草の工程はおしまい。

稲だけを残して 他の植物を殺します。
稲からみれば イトコ ハトコにあたる雑草もありますが
それらは みんな枯れてしまう。

本当か?

と 思った人は 物理的に草取りを試みます。
手で引き抜くのもアリですが
手押しの車で泥の中に押し込んでしまう。 これが田車の考え方です。

写真に写っているのは エンジンがついた現代版田車。
膝下まで没する泥の中
すべての稲間を歩くのは いったい何キロになるのでしょう。

はたで見ているほど楽な仕事ではないのは
肉体労働王を目指した海岸屋にはわかります。

一口に 「無農薬米」といっても
こんな地道な労働の積み重ねの上になりたつものなんですね。

頑張れ ハマー (彼のあだな)
君がかかわったお米で
誰かがきっと幸せになるだろう。

海岸屋は やっぱり建築屋稼業のほうがいいけど
彼女の作り方だったら懇切丁寧にアドバイスしてあげるぞ。

そして夫婦で頑張って働いてお金を貯めたら
海岸屋に君達の自宅の新築をさせてくれ。
君達の先輩のコジさんのようにな。


にほんブログ村 住まいブログ 自然素材住宅へ
にほんブログ村
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

by kaiganyafoo | 2011-06-25 22:29 | 食べ物 | Comments(2)
Commented by 余計なお世話かも at 2011-06-25 22:57 x
私は先々週まで酒々井に約一カ月通ってました。
去年、大網の現場の脇に田んぼが在り、そこで田車を押しているのをはじめてみました。 炎天下の中を何日もかけて押していました。 頭が下がります。
Commented by kaiganyafoo at 2011-06-25 23:13
そうなんです。
職業に貴賎なしと言うけれど
信念を持って黙々と農業にかかわっている人をみると
こんな尊い仕事はない と強く思います。
<< 南酒々井駅と石蔵 年寄りの話 >>