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みなさん お疲れ様です。
今日も現場は動いています。 さておととい言ったように 今日は自動鉋。 ・・・なんですが ちょっと待って 隣の手押し鉋の直角を出す定盤を見てください。 これが手押しはタイヨーといわれる大洋の定盤。 んで これがシモヒラのおんなじ仕事をする部分 定盤 でかくて ごつくて 精密で調整が容易。 お馬鹿な大工さんでも きちんとした直角が出せます。 はっはっは これは海岸屋の機械です。 ・・・って言っても 親方も同じものを持ってんだけどな。 さて 自動鉋ですが 一枚目の写真は 大洋の機械。 高級品です。 なにが高級かというと 定盤の昇降が電動。 材料を送るスピードの無段階調整機能。 高そうだな。 いろんな部分がきっちりとスマートに仕上がっているし。 さて これが海岸屋の自動鉋 クワハラ。 整備はしてあるけど 古い機械です。 定盤の昇降は手動だし 送材のスピードは3段階切り替え式。 でもな 精度は高いぞ。 細い材料を立てて入れたり 薄い板を入れたりするとわかる。 おとといの話から言えば 直角の出た材料をこの機械 自動一面鉋に入れて 巾や厚みを決めます。 これで きっちりと四角四面 寸法の揃った材料ができるわけです。 さて 海岸屋は会社設立3年目に思いっきり仕事がヒマだったんで 作業場を整備してこの機械を買ったんですが そのときに知ったのが 木工機械を作るメーカーがなくなってしまっていること。 機械屋さんと話をしていると あれもやめた ここもつぶれた と 生き残っているのはほんの数社でした。 そう このクワハラも もう仕事をしていません。 いまでも生き残っているメーカーに新品の機械を注文することはできるのですが 部品のストックもあまりなく 一台づつの注文生産になってしまうため 以前の倍以上の値段になってしまうそうで、 さらに 程度のいい中古機会も中国などに輸出されつつあるといわれます。 これでは 海岸屋のような零細から中小の工務店や 個人の家具制作業 建具屋さんは どうしたらいいのでしょうか。 原因はたぶんハウスメーカーの台頭や プレカット工法の普及によって 個人で手刻みの仕事をする大工さんが 激減したせいではないか と思っています。 これから大工をしようとする若い人が 手道具もなく 木工機械も高価なものを揃えなくてはならないとしたら 独立することが 今よりもずっと難しくなってしまいます。 その結果 次の時代の人達は手作りの住宅に住む という 今ではごく当たり前の選択肢をもてなくなりかねません。 そうやって私達は少しづつ貧しくなっていくのでしょうか。 はたして 本当にそんな未来を望んでいるのでしょうか。 そうであっても そうでなくても まずはこの事実をもっと知ってもらうことだと思います。 今日は真面目だけど 暗いし面白くないな。 日曜日なのに。 ごめん。 にほんブログ村 にほんブログ村
by kaiganyafoo
| 2011-02-13 20:25
| 大工道具
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Comments(4)
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by
エコビレッヂ八百剛
at 2011-02-14 09:40
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ウンニャ、良い話だよ、もっとして
誰かが皆にわかり易く話さないと、みんな馬鹿になってしまう。
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by
でごっちゃんです。
at 2011-02-14 13:35
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大変ですよね。もっともっとしてください。ミクシイに載せても良いならコピーして載せますよ。
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by
kaiganyafoo at 2011-02-15 22:39
仕立て屋 メガネ屋 ハンコ屋 靴屋・・
昔はどこの町にもいた技術を持った人達が 資本の大きなチェーン店なんかにやられて 今ではほとんど見ることもなくなりました。 住宅もハウスメーカーだけがはやっていくならば 今まで親方として家を建てていた大工職が その下請けになっていくことになります。 そんなことで 一体誰が得をするのか 考えればわかりそうなものなのに。
Commented
by
kaiganyafoo at 2011-02-15 22:40
ミクシィ いいですね。
よろしくお願いします。
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