海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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法隆寺

今日はいい天気です。
まさに秋晴れ。

さてだいぶ反応の悪い奈良シリーズ
めげずに第3弾。

法隆寺です。
法隆寺といえば 世界最古の木造建築として有名です。
日本を代表する五重塔
法隆寺_a0157159_646829.jpg
先日アップした薬師寺の三重塔よりも古いはずですが、
でも 見た目の印象はこちらのほうが古びていないかんじです。

よく 日本の木造建築物の寿命が長いこととか
ヒノキは 伐採されてから強度を増すとか
木は生育した方位のままに使えとか
いろんな事が言われていますが それらの話はここからきています。

釘を一本も使わないとかね。

まー その話の中身についてはいつか話したいこともありますが
とりあえず 金堂
法隆寺_a0157159_6544257.jpg
一緒に行った先輩の大工さんは、 この軒の出にはあきれていました。
たしかに びっくりするくらい出ていますよね。

つまり 建物の大きさにしては 屋根がおおきいという事ですが、
雨から建物を守るためだから 屋根はおおきいほうがいい・・
と 簡単には言い切れない。

ここまでおおきい屋根だと
構造的に難しいことが たくさん出てきます。
軒先が下がる とか。

まして 後世の建物と違って
屋根の中に太い丸太を入れて 軒先を支えている なんてこともしていません。
構造 即 意匠なんだね。

「よくもつなぁ・・ まして1000年以上もたつのに。」
というのが 正直な感想。

これが新築の建物だったら
「こんなに無理をしてたら じきに壊れるんじゃないかな?」
とか 言いそうですが でも実際にもってるわけですからね。

木造建築の寿命の世界記録を更新し続けているこの建物は
どこまでもつのか という壮大な実験にもなっているわけですが
まだまだ数百年はもちそうだ という印象です。


おまけの写真は 柱の礎石。
法隆寺_a0157159_7144093.jpg

法隆寺_a0157159_7145974.jpg
ほとんど加工していないように見えませんか この石。
これでいいんだ というか これがいいのかも と思いますね。
やっぱり時代を超えて生き残ってきたものには 説得力があるよな。


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by kaiganyafoo | 2010-11-11 07:24 | 建物いろいろ | Comments(0)
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