木材加工

海岸屋の作業場で
先輩が刻みをしています。

これは「追っ掛け大栓継ぎ」と言う名前の継ぎ手で
その目違いを払っているところ。

えー
目違いってのは段差のことで
払うって言うのは　削って平らにするってことです。

この継ぎ手をばらすとこんなかんじ
なかなか入り組んだ形をしてますけど　ひとつひとつに意味がある。　
強度が出るようにとか
ねじれが出ないように　とか。

組むとこんなかんじ

この先輩は　海岸屋が知る限り
木材の加工は一番うまい。

うまい　という意味は
加工精度が高い　ということと
よく考えているので　
加工した部材の経年の変化による劣化の程度を
最小限におさえることができる　ということ。

あとで　この木がどう動くのか　を
よく知っている　ということだね。

これはこのあいだ解体したウッドデッキを
作り直すための部材。
千葉の杉　と一部茨城の杉。

利根川をはさんで　あっちとこっちだな。
あとは　レッドシーダー
遠い国から来た木材だな。

ウッドマイレージ　高いです。
ん？　高いって言うのか？
長い？　よくない？　大きい？
表現がわかんないな。

使い慣れない言葉を使うからだな。
まぁ　地元の木を使うのが基本ってことでよろしく。

ごまかせたかな？
ダメ？


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