白井晟一

知ってますか
白井晟一。

もう亡くなってますけど
かなり有名な（失礼！）建築家です。

このあいだ　住まい塾に挨拶に行ったときに
この人の話題になって　以前に行った美術館を思い出しました。


そう　住まい塾の代表の高橋修一さん　という方は
白井晟一のお弟子さんなんです。

住まい塾の作品は　何度も見ていますが
はじめて白井さんの作品を見たときに
こんなふうに　作風って伝わるんだ　と思いました。


例えばこの出入り口
重厚な雰囲気
上部の曲線
そっくり似ているわけではないけど
共通しているものがある。

ここもそうです。

低い天井　
あらわしになっている梁。
普通の美術館とは違いますが
空間としては　超一流です。

この美術館のなかで
海岸屋が一番ぐっときたのは　ここ


丸いアーチをくぐって　階段を何段か降りると
そこは　まるで聖なる空間でした。

高い天井から光が降ってきて
自分が浄化される気持ちがします。


木工家　早川謙之助さんを　悩みぬかせた楢の天井。
彼の著書に紹介されている　このエピソードは　
たぶん物作りにかかわるすべての人の心に響くと思います。

楢の格子の上にあるのは
オニックスの薄板。
そう、　本物の石を透過した光が
館内を照らしています。

高橋修一さんには
白井事務所に在籍していた修行時代のことなど
いろいろ話をうかがいましたが
必要なのは「覚悟」だそうです。

腹をくくれ　ってことですね。
きびしいなぁ。

海岸屋は　まだスタート地点にも立ってないなぁ・・。


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