板金屋さんと道具

昨日は三里塚で手直し仕事。
一日　板金屋さんと一緒にいました。

で、道具をいろいろみせてもらう。

これは　つかみ

年中　使っている道具は顔色がいいな。
年季も入ってるし。

かしめている部分が減ってきて
先端はこんなに食い違う。
いや、　食い違わせることもできる。

「こうなってからが使いやすいんだよ」と言われたけど
なんで使いやすいのか　重ねて聞いたら
「だって・・　そうだから」　とよくわからない返事だった。


現場に来ていたのは40代の職人さんだけど
その人のおじいさんの道具。
今の金槌とは　バランスが違う。
釘打ち面が　すごく斜めだから　もしかすると減ったのかもしれない。

さて　このはさみ。
柳刃。

替え刃ですね。
道具箱の中では　唯一の替え刃の道具。

精度はありそうに見える。
「切れるの？」　と聞いたら
「切れる」　と答えたから　これから　はやるかもしれない。
なにしろ　研ぐ必要がない。

ただ　先端にガタがきてから使いやすい　という　つかみと
釘打ち面が減って　斜めになっている金槌と
そんな道具とは異色な道具。
つまり　だれが使っても同じ　という道具だ。
むしろ工具か？
カッターナイフみたいな。

海岸屋が隠居するくらいのときに
どうなっているかなぁ　板金屋の道具。

ちなみにここの家では
今　高校生の息子が4代目になることを表明しているらしい。

ひいじいさんが使っていた減った金槌
受け継ぐかなぁ・・