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みなさん お疲れさまです。 海岸屋が(自称)夏評論家だと言う話は たぶん以前にしたことがあると思いますが 今年の夏は相当にイケてます。 今の時点で「星三つ」は確保してます。 そう、平均気温が高い という最も大事なポイントを満たしている。 あとは、いかに暑さが続くか。 四季と言うくらいですから 一季あたり(?)3か月。 9月末くらいまで夏が続けば・・・ 史上初の「星五つ」も夢ではないですね。 ガンバレ今年の夏! さて、 表題の古民家。 海岸屋ふーのホームページを見たことがある方。 いますか? ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ えー 気を取り直して申し上げますが ホームページに古民家改修の例は掲載してません。 でも やってないわけじゃないんですね。これが。 壁も・・・となかなかの大改修ですね。 これが、出来上がればこうなります。 建築屋的にはいろいろある。 良くできているとか・・・あるいは良くできているとか。 でも 思い知らされるんですが ここからが始まりなんですね。 ええ 建築屋の仕事の終わりが、そこを使う方々のはじまり。 それはこうなってます。 https://www.threads.net/@kominkakurashi?xmt=AQGzpZBz1OGAocY_8pC6PyhwAWCGu8o3A_RqLoHqVL-TABE はて・・・これでリンク先に飛ぶのかしら?(年寄くさい) 「白子の古民家 bimbetta」で検索してもらってもいいっすね。 あれ? なんかずいぶんオサレになってねぇ? と思ったそこのアナタ。 そうです。 そうなんです。 確認してみて下さい。泊まれますから。民泊。 で、 写真はアップしませんけど、 どえらいハンサムボーイのお施主が丹精しているので お庭もすごくきれいです。 民泊に星をつけるんだったらここは五つ。 海岸屋は民泊についてどれだけのことを知ってるんだ? と言う声も聞こえないではないけれど、(空耳そらみみ) 古民家改修のレベルが高いことについてはいささか自信が。 「白子の古民家星bimbetta」は星五つで 「今年の夏」は星五つめざしてがんばれ!って書いたけど 「海岸屋ふー」は星いくつだろうなぁ・・ K女史は今年も梅干し干してたけどなぁ・・・(ヒドイオチ) ではまた! 皆さん良い夏を!! #
by kaiganyafoo
| 2024-08-08 16:58
| 民家
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皆さんおつかれさまです。 まあ 夏です。 連日の30°越え ありがとうございます。 皆さんはいかがお過ごしですか。 前回のブログで山奥の茶室のお話をしましたが そこは海岸屋の事務所から片道4時間以上はかかる場所です。 延々と高速道路を走っていくんですが、 ちょっと前の早朝に、美女木あたりを通過していたら 前から対向車が走ってきました。 対向車。 高速道路なのに。 その車は軽自動車でハザード点けてたかな。 海岸屋は追い越し車線を走ってたけど しょうがないから走行車線に避けました。 たぶん、割り込み気味だったと思います。 こっちは100kmくらい出てたし(はい違反) 向こうだってそこそこスピード出てたみたいだから あんまり考えてる暇はないよね。 びゅーん とすれ違って行きました。 さて それはさておき(!) ごく最近、新築工事の見積もりをひとつまとめたんです。 汗をダラダラかきながら(弊社事務所にはエアコンはない) 出てきた金額は・・・ 坪単価141万円。 あまり大きな建物ではなかったし 材料の指定もあったけど それにしても・・・ と、いうわけで 海岸屋ふーからの暑中お見舞いでした。 え? どこがお見舞いって? クワガタの写真含めて 涼しくなるような話だったと思うんだけどな。 海岸屋は震えあがりました・・・・ まー この暑さで脳ミソが沸いた味噌汁みたいになってるらしいから 今回はこんなとこで。 ではまた。 #
by kaiganyafoo
| 2024-07-25 14:25
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みなさん おつかれ様です。 そしてどちらさまもお久しぶりです。 「今でも建築をしていらっしゃるのでしょうか・・・?」 とおそるおそる電話をかけてきていただいたり 「元気ですか?いやー生存確認ってわけではないんですが」 と生存確認の電話をいただいたり。 はい。 元気で仕事をしています。 大事なことなのでもう一度言いますが 元気で仕事をしています。 海岸屋ふー通信をくまなく読んで そして記憶力も良いという稀有な方は 2018年の3月に 「奉納!マサカリとチョウナで鳥居を作る」 という記事をお憶えいただいていると思いますが (そんな人はいない) それは 「栃本ふるさとプロジェクト」という事業の一環でした。 (完成した報告はしてなかった気がする・・・) で、 その後もこのプロジェクトは着々と進んでいて 今年は栃本産のぶどうでワインを作ったり、 キャンプ場や(森と空 という名前です) お湯屋(月という名前です) 一棟貸しの旅籠(空 という名前です)等々 たくさんの試みがされています。 そして 今回は茶室。 あるいは 草庵の上棟でした。 あれ? なんだかすごく山の中じゃね? と思った方。 正解。 車がつけられる道路から見ると現場はこんなに下に見えます。 逆に下の道からはご覧の通り。 大工さん、左官屋さん ごめんなさい。 基礎屋さん足場屋さん ありごとうございました。 上棟は3日かけたのですが、これが こなりました。 これは下から軒天井が「かっこよく」見えるように 化粧野地(板)を張っているところです。 下から見ると こんなふうです。 かっこいいですか?・・・・・ですよね。(強要) おや? 軒天井は無節なのに柱には節がたくさんあるんでないかい? と 違うところに着目したそこのアナタ。 それは海岸屋の誘導にまんまとはまりましたね。 (負け惜しみではない) この茶室の構造材つまり 土台・柱・桁は、 地元栃本の木を伐って準備したものなのです。 栃本で伐って乾燥させて 千葉に持ってきて背割りを入れて天井近くに吊るしてさらに乾燥 その後横浜で加工したものを、 もう一度千葉で、今度は屋根の下で仮組み それをまたばらして栃本へ・・・ これが人間の子供だったら環境が変わりすぎてぐれてるところです。 まあ それはさておき 屋根はこれで終わりかと言うとさにあらず こんなことして まるで野地板バラバラ事件です。 これが上野地(板) なぜにこんなに手間のかかることをするのかと言えば それは美しいものを作るため。 今の時代、そんなことを言うと 「それはあなたの主観ですよね?」 と「論破」されそうですが。 今回の上棟には30代・・の、でも経験豊富な大工さんが 海岸屋はそう考えます。 ですから今回は題名を「上等な上棟」にしたかったんですが すでに使ってしまっていたんですね、自分で(残念) うーむ お施主さんが方丈記のような暮らしにあこがれていたけど それは茶道以前の話だし、草庵暮らしの歴史は・・・(以下略) まあ、草庵でも茶室でも、この建物にどんな名前がつくのか乞うご期待です。 ではまた。 #
by kaiganyafoo
| 2024-05-18 15:39
| 海岸屋ふーの流儀
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みなさん おつかれ様です。 (有)海岸屋ふー では例年12月28日に餅つきをします。 その年にお世話になった方々に配っているので 少しづつ増えてきてちょっと前から60kgになりました。 それをここに写っている臼と杵で搗くんですが 3升づつ搗くと計算上は13回か14回、 時間で言うと7~8時間かかるようです。 左官の白石さんのかまどが傷んできているので 今年は少し今風の(?)かまどでGO! 60kgの餅を海岸屋一人で搗くのかなぁ・・・と思案していたのですが 翌29日は千葉県大周遊コースで餅を配って回ったけど ほんとに皆さん美しく住まいを使っていただいていて 感謝の言葉もありません。 そのいきさつをいろいろと考えてみるのですが、 どう考えても海岸屋は恵まれていると思います。 ことにウチで家を建てた方々はみんな住まい手として一流。 手入れをして、楽しんで、手作りの家具をあつらえて、 大事に使っていただいています。 泣ける・・・ 事前の打ち合わせを重ねても、海岸屋は偏屈なことを言いますし 仕事をさせていただくところまでいかないことも多いのです。 力が至らなくて申し訳ない。 その方々も、どうか良い御普請をなさっていますように。 海岸屋の事務所の神棚には 建築を志してその半ばで旅立った若い方の写真がかかげてあります。 住まいの仕事に携わることのできる今を感謝できるように。 今年もたくさん学ばせていただきました。 その学びを次の現場に。 来年も一生懸命仕事をしますので どうか皆さんよろしくお願いいたします。 #
by kaiganyafoo
| 2020-12-31 17:40
| 季節のはなし
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みなさん お疲れさまです。 コロナ関連でみなさんマスクをしてますが 「マスクの外に鼻が出ている」方を見かけると なんだか知らないけど腹が立つ海岸屋です。 鼻まで覆ってはじめてマスクだろうが!! と思っているのかな? マスク警察? さて 新築工事で使う木材、広葉樹編ですが、 現場の人は、「こうようじゅ」 なんて言いません。 「かたぎ」って言ってることが多い。 「堅木」かな? まず、ナラ。 どんぐりの木で、千葉にも普通に生えている。 英語だとオーク材。ウイスキーの樽の材料とかにもなりますが 海岸屋は昔、この材料が苦手でした。カラカラに乾いたナラは堅くてちょっと粘りのある手ごたえで 鉋かけが難しかった。(下手だったんですねぇ・・・) 写真の材は玄関ドアの枠に使いました。 玄関ドアもナラ材。 厚みは45mmある。 玄関ドアは、外と内とを分ける境界だから 心情的にも、物理的にも、信頼感が欲しいところ。 ナラの木は堅くて丈夫なのでそういった役には向いています。 うーん堀商店のHCRが美しいな。(ドアノブっす。) サザエさん家みたいに「カラカラカラ、ただいまー」という 軽快な玄関建具もいいんですが、あれは、 ご近所中が知り合いで家族が多くて、という総合的なセキュリティ体制(?) が成立してての、なごやかな社会の反映・・・ではないでしょうか。 (海岸屋の自宅はサザエさん式です。同じ7人家族だったし。) 次はタモ。 一枚板です。(自慢げ) タモは英語だとアッシュかな? 木製バットはタモ材のものがあるそうです。 イチローのバットはたしか、青ダモと聞いた気がする。 (あれは見た目、黒いけどね。え?塗ってる?) 堅木は、湿度の変化で反ったりすると、 力が強くてビスくらいでは止められないこともあります。 だから片方は脚部を板にして 吸い付き桟で組み立てて もう片方は壁の中で反り止めをしておく。 この反り止めは樫。 タモにも負けない強い木だと言うことで。 このカウンターは家具の「保精郎」さんに引き出しをつけてもらって こうなりました。 ほーら 引き出しの底板まで無垢材ですよぉ(自慢) パチパチパチ。 https://hoshirou.namaste.jp/ のぞいてみてね。かっこいいから。 手道具総動員で何を作っているのかと言うと・・・ 手すりです。 あ、甲府の佐藤金物店さんでいただいた 超高性能の南京鉋も写ってますね。 見付けられないかも、ですけど。(散らかってるんだよ!) これは現場で こうなりました。 この手すりは本歌があります。 それは耕木杜の手すりで、あっちはナラ製ですけど ここのお宅は娘さんが二人なのでやさしい感じが欲しかった。 桜は緻密で手触りがすべすべします。 一度この手すりをやってみたかったので 阿保さんに断りを入れて作りましたけど、 わかっちゃいたとは言えびっくりするくらい手間がかかる。 夜なべでやってると、脚と手すりの接合部一カ所に一週間(!)かかりました。 二カ所目、三カ所目と慣れてきたけど、阿保さんの手すりの完成度には及ばない。 最後はモミジです。 縮み杢とでも言うのでしょうか。 どんな手ごたえかと思ってたけど、別に難しくはない。 これは古材だから何十年も経ってると思うけど、経年の変化は感じません。 現場で仮合わせ。 完成したらこんなかんじです。 なんだか杢がすごくて木じゃないみたいです。 言ってみればこのモミジは 木だけど花よりも華やかで、 何も飾らなかったとしてもこの地板だけでもきれいです。 (え?そんなこと言うのオイラだけ?) さて。 ざっと見てもらいました。 たくさんの種類の木を使っています。 水回りには耐久性のあるヒノキ 外部との開口部には丈夫で安心感のあるナラ 手すりには手触りのいいサクラ 玄関には格式のある松と華やかなモミジ それぞれの木が特徴を生かしてここの家族を守ってくれることを願います。 ある著名な数寄屋大工は熱心に信心をしているのは蓄財をしたいからで 蓄財は材料を買うために必要と語ったのですが、 材料は現場構成の指針になるらしかったです。 そんな境地には無縁の海岸屋ですが(蓄財どころか・・以下略) 素材に触れる職人のすべては より良い素材を求めていると思います。 それは自分の満足と言うよりも、納得のいく仕事を相手に渡したいから。 (あれ?同じことかな?) さて次回は「新築の素材編」の最後 (畳表)(ウッドデッキの素材) それから(芝) です。 新築の素材編なんていつはじまったんだぁー! という皆さんの鼻息の荒い声を聞きつつ、 (だからマスクは鼻を隠してね?) ではまた! #
by kaiganyafoo
| 2020-12-21 11:45
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