海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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地鎮祭です。

みなさん おつかれさまです。



またもやK女史ネタなんですが、
彼女が京葉道路を80kmで走ってたら 後ろから来ていたパトカーが
「ここは60km制限ですよー」 とマイクで呼びかけながら高速を降りていったそうです。

なぜ取り締まらなかったのかナゾです。
満腹のライオンのような心境だったんでしょうか。


それだけではない。
数日後、目黒付近で一方通行を逆走していて
トラックの運転手さんに怒られていたK女史、すぐ近くの交番のお巡りさんが
「いったんここにバックして向きを変えて・・」 と誘導してくれたそうです。
???
彼女のお父さんが警視総監でもあるんでしょうか。






さて
いったいなぜK女史が目黒の道を走っていたかというと
a0157159_1558219.jpg
左側のこの女性に会うため。
ちなみに右側の男物の長靴をはいた女性がK女史。
左の女性は・・神主さんです。


そう
これは地鎮祭です。
a0157159_1621165.jpg
海岸屋もずいぶん地鎮祭をやってきましたが、女性の神主さんははじめてでした。
でも、今までで一番いい神主さんだったかもしれません。

テントを張ってるからおわかりかもしれませんが 当日は雨。
ワタクシなんぞ、「まー雨降って地固まるとか言いますから・・」 
とか言うくらいが関の山ですが この方は違う。

「お天気は人間の思い通りにはなりません。 でも思い通りにならないことがあるからこそ真剣にお祈りをするんですね。」 とおっしゃったんです。
すばらしい。
目黒の熊野神社です。

なんでもこの地域は今、人気抜群のエリアなんだそうで
ニッカズボンなんかはいてたらダメなんじゃん? と思ってましたが
基礎工事のカシラも大工の棟梁もニッカ。
気にしてないみたいです。

ちなみにK女史は 「この町は私に合うわー。 お金がいくらあっても足りない」 
と言ってました。
言ってる意味がわかりません。

その後、基礎工事は順調ですが、木工事も順調です。
a0157159_16523862.jpg
これは一階の破風の具合と高さを検討しているところ。
ポテトヘッドがバンザイしてますね。
お手上げ、と言ってるわけではありません。
とっても難しい加工が必要になるわけではありますけども。
順調。






おまけの写真はてぬぐい。
a0157159_1710812.jpg
現場からさほど遠くない世田谷美術館で買ったもの。
その話はまた今度にでも。
ではまた。

# by kaiganyafoo | 2016-06-13 17:15 | 工事 | Comments(2)

上棟しました!

みなさん おつかれさまです。

トイストーリーに出てくるポテトヘッドに似ていると言われた海岸屋です。
以前言われたことがあるマリオと同じ系統な気がします。
何の系統かと言われてもわかりませんが。




さて
上棟をしました。
a0157159_1712617.jpg
右下に写ってますねぇ ポテトヘッド。



a0157159_1782952.jpg
今回は洋小屋? 合掌を組んでみました。
3間とばしなんですけど、天井ふところが少ないもんで。

洋小屋、強いですね。
1cmくらいむくって作ったんですが、現場でおさめてもそのまま。
人が乗ったくらいじゃ全然ダレません。
和小屋よりも手間はかかりますけどね。



現場は順調に進んで、もう破風もついてます。
a0157159_17304157.jpg
前回の記事で干してあったヒノキの板、アレですね。



アップ。
a0157159_17332376.jpg
あっ!スキマが空いてる!
大変だぁ・・

ま、そろそろくっついている頃です。(魔法?)
次回の記事にはそんな写真がアップできることでありましょう。
ええ
木の動きを読んでいる大工さんならばみんなできる事です。
(偉そうに、とか上からだ、とか言われるのはこれだよねすんません)




今日はこんなとこ。
おまけの写真はウチの庭のビワ。
a0157159_19425615.jpg

ウマいよ。
a0157159_1948870.jpg
売ってるビワよりもウマい(註 当社比)
ま、木に登って食べるから無敵なんです。
ええ田中(ビワ)無敵。
と、いったところでまた今度。

# by kaiganyafoo | 2016-06-09 21:38 | 工事 | Comments(2)

そしてダメ押し ノコギリの世界

みなさん おつかれさまです。


千葉 外房 数日雨でした。
a0157159_20244546.jpg
海岸屋の庭先では ヒノキの板を雨に打たせている。

材木は立てたほうが乾く
そしてさかさまにしたほうが乾く
さらに雨に打たせたほうがもっと早く乾く
OK?
良い子の皆さんは憶えておいてね。


これは屋根のはじっこ 破風(はふ)にする材料。
まー
今から言っときますけど 立派な破風になりますぜ。
(ハードルを上げるのヤメテ と大工さんに言われたけども)





さてもうほとんどいやがらせ
ダメ押しノコの話。
これ。
a0157159_20335887.jpg
左から8寸 9寸 尺 尺一  というサイズです。

海岸屋の手が写っているのは これチョーダイ と言ってるわけではなくて
比較するため。

ノコギリって実際測ってみると呼び寸法よりも短いんです。
だから一番左の8寸の鋸は、歯のついてる部分って8寸ない。
小さいよね。

大工さんは8寸鋸で 造作仕事、 例えば鴨居を取り付けたりします。
小さい鋸って、精密な仕事をするためにあるんですね。
今は和室がすっごく減ってるから あんまり出番がないかも です。

その隣りの9寸は中くらいです。
わりと何にでも使う。
キザミ仕事 と言って 構造材の加工に使うこともあるけど
「そんな小さい鋸でチマチマやってちゃダメだ」 などと言われることもあり・・
造作にも、ちょっと大きいけど普通に使えます。

で、その隣りは尺ノコ。
刻み仕事では大活躍します。
この鋸で能率よくバリバリ刻んで、しかも精度も高い・・ってのが理想ですかね。
今の刻み仕事って、材料はみんな四角に製材したものばっかり使うし、
そんなにバカでっかいものも使わないから、これがあれば十分間に合います。
(曲がったのも丸いのも使えって話だけども)

ですから、それよりも大きい尺一 (しゃくいち って読んでね。)ともなると
さあ・・どんな仕事で使うかなぁ・・ というくらいです。
ふっとい松の丸太の梁 とかですかね? 


もっと精密な仕事をするんでしたら7寸って鋸もあるし
ノコ身が薄くてへなへなするから背金で支えてる胴付き鋸ってのもある。
建具屋さんとかが使うイメージですね。

こんなのもあります。
a0157159_2116735.jpg
畔挽き鋸(あぜひきのこ)。
障子とかふすまのところに鴨居ってあるけど、(上のほうのヤツね)
そのミゾを作る専用の鋸。

ミゾの右側挽いて
左側挽いて
鑿であらかた掘って
脇取り鉋と底取り鉋で仕上げて・・  と昔の鴨居は手間かかってますな。

両刃のタイプもあるけど、これは片刃。 縦挽き。

今は電気の丸ノコがあるから 全く使い道がないです。
(じゃあなんで持ってんだよ!)

ま ま ま
ノコギリの話も思えばいろいろとあります。
地元千葉の鋸 房州鋸の系譜とか。
(はい 誰も読まない)
どうやったらノコ挽きがうまくなるか の練習とか
(はい 誰も読まないⅡ)




そんな鋸でやってる刻み仕事。
a0157159_8192074.jpg
a0157159_8194274.jpg
今の海岸屋の戦場。

# by kaiganyafoo | 2016-05-09 21:16 | 大工道具 | Comments(2)

ノコギリ拾遺

いやいやいや
みなさんどうも。


自宅でグレープフルーツを収穫したりなんかしてる海岸屋です。
半袖でやったら傷だらけになっちゃった。
不死身の杉元・・・ほどじゃないな。
これ。
a0157159_186892.jpg

ブドウのようですか?
生りすぎなんじゃないの、っていうくらいに生りますけど。

花の香りはジャスミンに似てるかな。
a0157159_1871270.jpg






さてノコギリの話。
しつこくて申し訳ないな。

まず、目立てですがね。
昔、職人は鋸の目立てを自分でやった と言います。
こんなふうに。
a0157159_1874398.jpg

これって何をしてるかというと「上目を擦って」いる。
刀で言ったら、切っ先(だけ)を研いでいる、とでも言うのかな?
鋸は主にその部分で木を切ってますからね。
すると切れは回復する。

でも極端な話、何回も上目を摺ると鋸の刃のギザギザが小さくなっちゃいますよね?
アサリも少なくなってくる。
そうすると、本職の目立て屋さんに出して「擦り込み」をやって
刃の大きさを回復してもらうんですね。
そのとき、アサリも出してもらうし、ノコギリ全体がゆがんでいたり 「コシ」が抜けていたりしたらなおしてもらったりもします。
もっと言えば、ノコ身が折れちゃったり大きく欠けたりしたものを溶接するとか
横挽きばっかり減っちゃったら横挽きと縦挽きをチェンジしてもらったりもできます。
さすが本職、ってかんじですよね。

大工が使う道具のなかで、鋸だけがほかのものと違うのはそこなんです。
鑿や鉋はこんなことはない。

今、ほとんどの大工さんが替え刃の鋸を使っているわけは
身近な目立て屋さんがみんな廃業してしまったから というのもあります。
(もちろん他の理由もある)
海岸屋に言わせれば、目立て屋さんくらいひどい目にあった商売もないと思いますよ。

想像でモノを言いますが、おそらく全国の目立て屋さんは
もーのすごいイキオイで減ってるか、
もう減るだけ減っていなくなってるかどっちかだと思います。
そして 
それが下げ止まるのか、それとも全滅するのか、 それは海岸屋にはわかりません。
もし全滅したら、持ってる手鋸は全部ゴミに等しいものになります。
ヤバい。

例えば 昔は小さな町にもたいていいた個人の技術職、
和服 洋服の仕立て屋だったり 下駄屋だったり ハンコ屋だったり
そんな人たちと同じように目立て屋もいました。
でもほぼ全滅。
誰かいますか? 最近、そんな職人に何かを 「誂え」 させた方。
いませんでしょ? (決めつけ)

ある程度少なくなると お客さんの視野に入らなくなるんですね。
選択肢に入ってない。


さて そこでだ。 (みなさんお立合い とか言いそうだ)
手仕事の良さを見直しませんかね。

手間を省くこと 合理的とかいう安い言葉を疑ってさ、
手間をかけることの豊かさを欲しがってみませんか とか。
(コピーライターの才はありませんよ ええ ダメは承知)


だってさぁ
このあいだ呼んでもらったバーベキュー。
a0157159_18592329.jpg

焼いてるものは、サザエ、ハマグリ、カツオ・・さすが外房・・じゃなくて
参加したメンバーが、ギャラリーオーナー(作家を探すのが天職)と、
手作り靴を作る人と、木工作家と陶芸家(など)のご夫婦と ・・・とかですよ?
あとは手仕事屋の海岸屋一味だ。
ね?
今はそんな時代。 (そんなのアンタのまわりだけ とか言うの禁止)

目立て屋さんの仕事だって すごく大事だし とてもクリエイティブだと思うけど
残念ながら わかりにくい。
いい鋸をちゃんと目立てしたときの具合の良さとか
目立て仕事の奥深さ とか
たぶん 知ってる人がすごく少なくなってるし、(本職でも です。)
その仕事の将来を信じることができなくなってるように思います。(当事者でも です。)

だから、誰かそこを広めて下さい。
この前も言いましたけど、日本の鋸は世界一なんです。
もちろん、それを手入れする目立ての技術もね。

こんな話をする海岸屋のキモチは グレープフルーツを皮ごと食ったほど苦いですよ。
そこのアナタ、強引なオチとか言ってますが、
半袖で収穫したから腕が傷だらけだけど、目立て屋さんの心の方がもっと傷だらけだぁ。
どうだ。


ふー
体が利かなくなると口が達者になるってホントだな。
やれやれ。

ではまた。

# by kaiganyafoo | 2016-05-09 19:24 | 大工道具 | Comments(1)

平治さんの鋸 その後

みなさん おつかれさまです。

このあいだ水戸を往復しましたが
そのあいだずーっと落語を聞いていましたので、
頭の中が 志ん生、志ん朝、円生の三つどもえです。
さあ、ここに割って入るのは誰でしょうか、志の輔?(落語知らない人はごめんね)





さて、刻み仕事にかこつけて中屋平治さんの片刃の尺ノコを買った海岸屋ですが
嬉しさ余ってブログに書いたものの、誰も読まないと思って記事は控えめ。
しかし・・・
続きが読みたいという奇特な方がいらっしゃるんだねぇ・・
よっしゃがってんだ、まかしておくんなせえ。(ここ三木助ふうにお願いします。)




さて、平治さんの鋸
a0157159_19503373.jpg
これは尺の片刃、横挽きです。
できあがってこうして見ればわからない。

わからない?
そう、わからないんです。



もちろん、鋸をつくる鍛冶屋さんが 関東にはもうほとんどいないとか
産地とされている新潟脇野町でも廃業が相次いでいるとか
そんな時代にこうした鋸が作られていること
それをたぶん、誰も知らないと思います。
a0157159_2365630.jpg
こうした、と言うのはコレ 鍛冶場 というよりも火事場から拾ってきたような、
これは鋸の原型。
コレがアレになるんです。 マジ?

実際に見てみればわかりますが、厚みは厚く
反り返って ねじれています。
まるでスルメのようでもある。
今はもうこれを誰も見ることがない。 
鋸の産地の人さえも。
ではなぜ。

例えば鉋ですが、薄い鋼を鍛接したものよりも
5分角をつぶして作ったものの方が切れる鉋になる 
そんな話を聞いたことがある方もいるでしょう。

「やっぱり叩いたものの方が切れるんじゃないですか?」 と平治さんはおっしゃる。
うーーーーーん
かっこよくないですか?

昔はね、みんなこうやって作っていたんです。
今は省力化が進んで・・・もう誰もこれが出来なくなっています。
はい
鍛造の鋸を作り続けているのは 切れる鋸を作るためなんですね。


さて
自分の話に自分で水を差すようですが
そんな姿勢で作り続けている道具に世の中の大工さん達はどう評価したのでしょうか。
言うまでもなく替刃の鋸が全盛の時代です。

大工じゃない皆さんもヒゲを剃るときは替刃の剃刀を使いませんか?
従来、剃刀は剃刀鍛冶が
あるいは釘は釘鍛冶が作っていた時代があって
それらはすべて過去のものとなっていったわけですが
のこぎり という文化もそのあとをたどっていくのでしょうか。

海岸屋は 日本の鋸というものは世界で一番すぐれていると思っていますが
それを誰一人として評価しないことも知っています。
ためしに 「鋸」 というテーマで検索してみて下さい。
流通している本は3~4冊しか見つからないはずです。
つまり、
伝統や文化を殺すのは無関心だとすれば
すでに鋸はずっと前からそんな世界で生きてきているわけです。

・・・とまあ
いつもの愚痴をぶちかましてからじゃないと話ができないのか という
老人性の症状全開なわけですが、あーたここをおさえておかないとげゲフンゲフン
ま、
話が鋸だけに押したり引いたりするわけですがな。
え 引いてない?
引いてるのは読んでる皆さんだって?
それは失礼。
言いたいことだけ言って言い逃げの気配を出しつつ
またこんどね。
では。

# by kaiganyafoo | 2016-05-08 01:22 | 大工道具 | Comments(2)