海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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上棟上等!

みなさん おつかれさまです。


テレビも見ない 映画も見ない
ビデオ(とは今は言わない?)も借りない海岸屋ですから

「ポテトヘッドに似ている海岸屋でーす」 
と言ったところで
実はソレが出ている トイストーリー という映画も知りません。
で、 親切な方 (Kの字がつく) が買ってきてくれました。 
こんな顔なんだそうです。
a0157159_2091815.jpg

似てますか?
a0157159_20103684.jpg
フツーにしてたら怖いから笑え! と言われたからこんな顔です。
まぶしいわけでも酸っぱいわけでもありません。






のっけからえらくお見苦しいモノをご覧に入れましたが
現場の職人さんたちはすごく真面目ですから仕事はどんどん進みます。
基礎工事。
a0157159_20223251.jpg

おやー?
隣は何をする人ぞ?

はい
上棟です。
重機が入らないから人力です。
お疲れさまでーす。


と のん気な事を言ってる場合じゃない。

ウチもだ!!

聞いたら、東京や横浜では珍しくないんだそうです。
手起こし。
この時代に。
ええ やりましょうとも。
上等じゃないですか、上棟。
人を集めますよ。(そこか?!)

刻んだ材料もぐんにゃりしてます。
a0157159_20363565.jpg
(すみません ウソです)
屋根が丸いのに合わせて梁も丸くしてもらっているんです。
ウソみたいな話ですがホントです。
難しい仕事だぁ・・・

この丸くした材料で上棟をするのは7月のなかばくらいでしょう。
梅雨は明けてますねきっと。
暑そうだ・・
手起こしなのに・・



と、いうことでおまけの写真は (せめて)涼し気な最高の畳(表)をご覧ください。
a0157159_20551034.jpg
備後の中継ぎ表 という逸品です。
この話はまた今度したいと思います。
お前の今度はアテにならないですって?
ビンゴ! (うわっちゃー)

# by kaiganyafoo | 2016-06-25 21:04 | 工事 | Comments(6)

床板張りの心得 またはやせ我慢

みなさん おつかれさまです。


ズボンのポケットに千円札を入れたまま洗濯してしまって
少し小さい千円札を作ってしまった海岸屋です。
2mmくらい縮んだようです。
「ニセ札だ!」 と騒がれるかもしれないので
いつも行く近所のコンビニで使いましたが 何事もなくお釣りまでくれました。
今後、何か騒ぎがあれば犯人はワタシです。



さて、片道95km 二時間かかる東京の現場ですが、順調です。
a0157159_1836868.jpg
これは二階の床の下地です。
杉の赤身の板を斜めに張りました。(大工さんが。)

ここの二階は少し大きな空間になるので
床の剛性が増えればいいなあと思ったんです。
で、
たしか25年くらい前に自分の家でもこれをやった記憶があって久しぶりにやってみたけど
柱や間柱の欠き込みをするところなんかがけっこう面倒くさいんです。
こんなこと言い出したのは誰だ と言いたくなる。(自分だ!)

全部張り終わって やーれやれ と思ってから考えたんですが
これ、合板を張った方がずっと強度は出るでしょうね。
むー
なんだかやせ我慢のような気もする。



でもでもでも・・・



合板の強度がいつまで続くのかわからない、などと言うと 
全国の2×4の大工さんに怒られそうだけど、
ベニヤの床板がフカフカになった現場なんか嫌というほど見てきたし、
逆に杉の床板が何十年 ことによると100年以上も強度を保ってるのも見てきた。

だから、合板の下地の上に無垢の床板を張るのはちょっと抵抗がある。
下地が先にダメになったら全部張り替えだもんね。


それから
古い大工の教科書には下地の捨て張りは斜めに と載っている。
これは、その上に張る仕上げの床板と45度の角度がつくから
どちらかが縮んでも影響が少ないよ という事だと思う。

もちろん、ベニヤの床板は張りたくないよ という海岸屋一味だから
この現場も杉の床板で仕上げるわけですが、
下地も仕上げ材も相当に乾燥している必要があるんです。
どんなに乾燥していてもスキマがあいたりすることは避けられないんだけど、
そこをできるだけ少なくしたい というのはまあ 親心ってやつですよね。(違う)

そんなこんなを言い張っていると
「馬鹿だねー 乾燥済みの材料を入れなよ」 という方がきっといらっしゃいますが、
まことに残念ながら 海岸屋一味はそれも嫌い。 (なんて面倒くさい)

だってあーた、刺身を頼んだのに焼き魚が出てくるんでっせ?
え? 違う?
じゃあ 餅を頼んだのにオカキが出てくるとか。

乾いちゃって粘りがないとか、カサカサで肌が悪いとかっていうのは
現場では海岸屋だけでたくさんなんです。
(ホントだ ってうなずくの禁止)


あれやこれやって好き嫌いばっかり言ってるようですが、
これが床張りの心得ってもんなんです。(おお、言い切ったね)

あるいは時代の末端を行く零細工務店のやせ我慢か。



言ってるわりにはお前、ちっとも痩せないね っていうツッコミは
まあこれも定番ということで また今度 ですな。
では。

# by kaiganyafoo | 2016-06-22 19:40 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(4)

地鎮祭です。

みなさん おつかれさまです。



またもやK女史ネタなんですが、
彼女が京葉道路を80kmで走ってたら 後ろから来ていたパトカーが
「ここは60km制限ですよー」 とマイクで呼びかけながら高速を降りていったそうです。

なぜ取り締まらなかったのかナゾです。
満腹のライオンのような心境だったんでしょうか。


それだけではない。
数日後、目黒付近で一方通行を逆走していて
トラックの運転手さんに怒られていたK女史、すぐ近くの交番のお巡りさんが
「いったんここにバックして向きを変えて・・」 と誘導してくれたそうです。
???
彼女のお父さんが警視総監でもあるんでしょうか。






さて
いったいなぜK女史が目黒の道を走っていたかというと
a0157159_1558219.jpg
左側のこの女性に会うため。
ちなみに右側の男物の長靴をはいた女性がK女史。
左の女性は・・神主さんです。


そう
これは地鎮祭です。
a0157159_1621165.jpg
海岸屋もずいぶん地鎮祭をやってきましたが、女性の神主さんははじめてでした。
でも、今までで一番いい神主さんだったかもしれません。

テントを張ってるからおわかりかもしれませんが 当日は雨。
ワタクシなんぞ、「まー雨降って地固まるとか言いますから・・」 
とか言うくらいが関の山ですが この方は違う。

「お天気は人間の思い通りにはなりません。 でも思い通りにならないことがあるからこそ真剣にお祈りをするんですね。」 とおっしゃったんです。
すばらしい。
目黒の熊野神社です。

なんでもこの地域は今、人気抜群のエリアなんだそうで
ニッカズボンなんかはいてたらダメなんじゃん? と思ってましたが
基礎工事のカシラも大工の棟梁もニッカ。
気にしてないみたいです。

ちなみにK女史は 「この町は私に合うわー。 お金がいくらあっても足りない」 
と言ってました。
言ってる意味がわかりません。

その後、基礎工事は順調ですが、木工事も順調です。
a0157159_16523862.jpg
これは一階の破風の具合と高さを検討しているところ。
ポテトヘッドがバンザイしてますね。
お手上げ、と言ってるわけではありません。
とっても難しい加工が必要になるわけではありますけども。
順調。






おまけの写真はてぬぐい。
a0157159_1710812.jpg
現場からさほど遠くない世田谷美術館で買ったもの。
その話はまた今度にでも。
ではまた。

# by kaiganyafoo | 2016-06-13 17:15 | 工事 | Comments(2)

上棟しました!

みなさん おつかれさまです。

トイストーリーに出てくるポテトヘッドに似ていると言われた海岸屋です。
以前言われたことがあるマリオと同じ系統な気がします。
何の系統かと言われてもわかりませんが。




さて
上棟をしました。
a0157159_1712617.jpg
右下に写ってますねぇ ポテトヘッド。



a0157159_1782952.jpg
今回は洋小屋? 合掌を組んでみました。
3間とばしなんですけど、天井ふところが少ないもんで。

洋小屋、強いですね。
1cmくらいむくって作ったんですが、現場でおさめてもそのまま。
人が乗ったくらいじゃ全然ダレません。
和小屋よりも手間はかかりますけどね。



現場は順調に進んで、もう破風もついてます。
a0157159_17304157.jpg
前回の記事で干してあったヒノキの板、アレですね。



アップ。
a0157159_17332376.jpg
あっ!スキマが空いてる!
大変だぁ・・

ま、そろそろくっついている頃です。(魔法?)
次回の記事にはそんな写真がアップできることでありましょう。
ええ
木の動きを読んでいる大工さんならばみんなできる事です。
(偉そうに、とか上からだ、とか言われるのはこれだよねすんません)




今日はこんなとこ。
おまけの写真はウチの庭のビワ。
a0157159_19425615.jpg

ウマいよ。
a0157159_1948870.jpg
売ってるビワよりもウマい(註 当社比)
ま、木に登って食べるから無敵なんです。
ええ田中(ビワ)無敵。
と、いったところでまた今度。

# by kaiganyafoo | 2016-06-09 21:38 | 工事 | Comments(2)

そしてダメ押し ノコギリの世界

みなさん おつかれさまです。


千葉 外房 数日雨でした。
a0157159_20244546.jpg
海岸屋の庭先では ヒノキの板を雨に打たせている。

材木は立てたほうが乾く
そしてさかさまにしたほうが乾く
さらに雨に打たせたほうがもっと早く乾く
OK?
良い子の皆さんは憶えておいてね。


これは屋根のはじっこ 破風(はふ)にする材料。
まー
今から言っときますけど 立派な破風になりますぜ。
(ハードルを上げるのヤメテ と大工さんに言われたけども)





さてもうほとんどいやがらせ
ダメ押しノコの話。
これ。
a0157159_20335887.jpg
左から8寸 9寸 尺 尺一  というサイズです。

海岸屋の手が写っているのは これチョーダイ と言ってるわけではなくて
比較するため。

ノコギリって実際測ってみると呼び寸法よりも短いんです。
だから一番左の8寸の鋸は、歯のついてる部分って8寸ない。
小さいよね。

大工さんは8寸鋸で 造作仕事、 例えば鴨居を取り付けたりします。
小さい鋸って、精密な仕事をするためにあるんですね。
今は和室がすっごく減ってるから あんまり出番がないかも です。

その隣りの9寸は中くらいです。
わりと何にでも使う。
キザミ仕事 と言って 構造材の加工に使うこともあるけど
「そんな小さい鋸でチマチマやってちゃダメだ」 などと言われることもあり・・
造作にも、ちょっと大きいけど普通に使えます。

で、その隣りは尺ノコ。
刻み仕事では大活躍します。
この鋸で能率よくバリバリ刻んで、しかも精度も高い・・ってのが理想ですかね。
今の刻み仕事って、材料はみんな四角に製材したものばっかり使うし、
そんなにバカでっかいものも使わないから、これがあれば十分間に合います。
(曲がったのも丸いのも使えって話だけども)

ですから、それよりも大きい尺一 (しゃくいち って読んでね。)ともなると
さあ・・どんな仕事で使うかなぁ・・ というくらいです。
ふっとい松の丸太の梁 とかですかね? 


もっと精密な仕事をするんでしたら7寸って鋸もあるし
ノコ身が薄くてへなへなするから背金で支えてる胴付き鋸ってのもある。
建具屋さんとかが使うイメージですね。

こんなのもあります。
a0157159_2116735.jpg
畔挽き鋸(あぜひきのこ)。
障子とかふすまのところに鴨居ってあるけど、(上のほうのヤツね)
そのミゾを作る専用の鋸。

ミゾの右側挽いて
左側挽いて
鑿であらかた掘って
脇取り鉋と底取り鉋で仕上げて・・  と昔の鴨居は手間かかってますな。

両刃のタイプもあるけど、これは片刃。 縦挽き。

今は電気の丸ノコがあるから 全く使い道がないです。
(じゃあなんで持ってんだよ!)

ま ま ま
ノコギリの話も思えばいろいろとあります。
地元千葉の鋸 房州鋸の系譜とか。
(はい 誰も読まない)
どうやったらノコ挽きがうまくなるか の練習とか
(はい 誰も読まないⅡ)




そんな鋸でやってる刻み仕事。
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今の海岸屋の戦場。

# by kaiganyafoo | 2016-05-09 21:16 | 大工道具 | Comments(2)