海岸屋ふー通信


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クランプとか替刃の鉋とか

みなさん おつかれさまです。




クランプが揃いました。
a0157159_21213538.jpg

これさえあれば百人力です。
どう使うのかというと・・・
これはこういう板を
a0157159_21244858.jpg

こういうふうにまっすぐに削って
a0157159_21255339.jpg

3枚の板を1枚にしたりするために使います。
a0157159_21284096.jpg


簡単でしょ?
海岸屋もそう思ってた。

と こ ろ が・・・・

写真で一番左側の赤っぽい杉。
これがヤバい奴だった。

びっくりするくらい逆目が立ちます。
特に木裏。
現場に持ち込んで目違い払ってムラ取りをして・・・と
たった30cmを仕上げるまでに半日かかりました。

やれやれ・・

そうしたらそこにいたY大工さんが
「〇〇 という替刃の鉋は 逆目の材でもあっさり仕上げますよ。」 と言うのです。
ふむ。
たしかに海岸屋も以前、名人の建具屋さんが
「この〇〇って鉋は替刃だけど不思議に逆目を止めるんだよね」
 と言ってたのを覚えてます。

そう言われると気になるじゃないですか。

はい
替刃の鉋 購入。
ポチっと。 (ええ そんじょそこらの道具屋さんには替刃の鉋だって並んでませんぜ)

さあ
これです。
a0157159_21414310.jpg


刃先はこうなってる。
a0157159_21434713.jpg
研磨機で研いだ という風情ですね。
普通だ。

はい。裏。
a0157159_21451223.jpg
わかりますか?
裏は刃先がガタッとなってる。(その言い方! 子どもか!)

つまり裏座を詰めた形に元から作ってあるんですね。
でもさ、 これって詰まってますか?
海岸屋のイメージだと、普通の鉋でも詰めるときはもっと詰めてる・・・よね?皆さん。

ふうむ・・・
研究の結果、このくらいが適正と判断したんでしょうね、きっと。

さて、それでは逆目はどうか。
引いてみました。
a0157159_2155372.jpg
鉋屑に穴があいてますね?
そこが逆目だったところ。
止まってます、一応。

ただ、重い!
スゲー重い。
そしてツヤはないです。

試しに神代ケヤキを仕上げてみました。
a0157159_2159104.jpg
どのくらいかって、 まあこれくらいです。(子供か!)

永切れはするようです。
仕上がりは75点くらいか。
ただ、ケヤキの中でも神代は難しい方でしょうから・・・

普通の鉋でやればもっときれいに仕上がりますよね?
でも時間がすごくかかっちゃう。
うーん・・



海岸屋は替刃の鉋ってはじめて使いました。
これ以外にもいろんなメーカーがあるようで それぞれに性能が違うんでしょうね。
急ぎ仕事には重宝するかもしれません。

ただ、杉でも重かったくらいですから
ケヤキだとかなりの負担です。
肘にきました。

ま、ケヤキが神代なだけに肘の被害も甚大だ ということで。
・・・・・
これが一番切れが悪い・・・
やれやれ

# by kaiganyafoo | 2016-07-25 22:11 | 大工道具 | Comments(4)

熱い上棟

みなさん おつかれさまです




昨日の海の日、上棟をしました。
海岸屋はなかなかの雨男なんですが、今回の現場の棟梁が
「私は強烈な晴れ男ですから。」 と言っていたので
まー 足して2で割って天気は曇り。 だといいなぁ と思っていましたが
結果は棟梁の晴れ男パワーの圧勝でした。

暑かった!

あまりの暑さに 薄着になると危険だ! と厚着をする大工さんもいました。
a0157159_1194234.jpg
はっはっは ウソです。
扇風機のついているジャケットなんですね。
評価は・・・涼しいけど汗臭い風が襟元から上がってくるそうです。


さて、重機の来ない、いわゆる手起こしの建前。
集まってくれた大工さんは11人。
a0157159_11243544.jpg
差しさわりがあるといけないので遠目の薄目で見てください。
老眼の方はそのままで。

しっかり見ていただきたいのはこちら。
a0157159_11411848.jpg
11人の大工さんが 同時多発的に動く。
同時多発的って言ってもテロじゃないよ。
テロっとしているのは写真を撮ってる海岸屋だけ。(ヒドい・・)

ここの建前は珍しいくらいに入り組んだ組み方をしてるんだけど、
そして栃木とか千葉とか神奈川とかの混成部隊なんだけど
でもみんなすぐに動ける。

これは、大工としての共通言語というものがあって
ちゃんとした大工同士ならば初めて会う相手でも仕事はわかる ということなんです。

大工さんに聞けば、 「当たり前ですね」 と言われるだろうけど
これが当たり前がそうでないか、30年後にもう一回聞いてみたい。



組む。
a0157159_115606.jpg
組む
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組む
a0157159_11574487.jpg
組む
a0157159_11595680.jpg

つながるとこうなる。
a0157159_1213287.jpg


大物。
a0157159_1235164.jpg
本当はもっと大きい部材もあったんだけど、それは海岸屋も参戦したから写真がない。
組む。
a0157159_1237132.jpg
棟梁は 「いや固くしてないよ」 などと言ってたけど・・二人掛かりです。
しまいにはこんなカケヤを使うわけで。
a0157159_1245545.jpg


a0157159_1250548.jpg
こんな入り組んだ仕事も、出来上がったら見えなくなります。

通りがかったご婦人が 木が見える仕上がりになるのかどうか気にされていました。
・・・・見えなくなります。
いいんです、みんなの心の中に生き続ければ。(意味がわからない)

まあ そんなこんなで熱い上棟でした。(大工さん達が)




そして今日のおまけの写真は・・
a0157159_1392931.jpg
高速道路を疾走する トヨタ800
涼し気?
いやー やっぱり熱くなるねぇ 海岸屋の場合。

これから夏本番ですから、みなさん体に気を付けて。
では。

# by kaiganyafoo | 2016-07-19 14:50 | 工事 | Comments(4)

はぎ合わせだぜ

みなさん おつかれさまです。



このあいだ作業場に遊びに来てくれたカレ
a0157159_1929251.jpg
もうアレです。みなさん薄々気がついているでしょうけれど、
夏です。

いいですか?

な・つ・で・す・ぜ


いいねえ
1年のうち10か月くらいは夏だといいな。
お情けで他の季節も2か月くらいはおいてやるけどな。(なんだそれ)

町内公認 夏評論家の海岸屋としては 
今年の夏こそは10点満点をめざしていただきたい。
ここで点数の内訳を申し上げれば・・・
(以下20行省略)




というわけで 夏には はぎ合わせです。(なんて強引)
はい
はぎ合わせとは何か という事ですね。
これです。
a0157159_1945331.jpg
何枚かの板をくっつけて幅の広い一枚の板にすること。

裏返すとこんなかんじ。
a0157159_19473465.jpg

スキマが明いちゃった とか あとで剥がれた とか 曲がってくっついた などなど
そんなことではお金がもらえません。
ま、アップの写真は載せませんがね。 えっへん。


なぜはぎ合わせなどという事をするのかというと
木材というものが、長さの方向にはなんとかなることが多いけど
幅広い材料ってなかなかないからなんです。
太い木が少ないんですね。


だけど、海岸屋は昔、この はぎ仕事が大嫌いでした。
というか苦手だったんです。

でも今は大丈夫。
よく調整した手押し鉋盤とジョイントカッターとポニークランプとタイトボンド
これさえあればOK。
ん?
多い?
a0157159_208873.jpg
これだけだけどな。

なんでポニークランプがパッケージに入ったままなのか と言うと
清水屋さんがガス管にネジ切ってくれているところだからだ。(知らない? よね。)

まあ 偉そうなことを言ったって全部 「保精郎」 の高橋君に教わったんだけどね。
彼の作るキッチンはすごいぜ。
あるところでオーダーキッチンなるものを見る機会があったんだが
・・・・
まあ 自信持っちゃったね。
今のところ無敵。
どのくらいすごいかはおいおい明らかになるであろう・・
(人のふんど〇だけどな)

今のところ海岸屋プレゼンツの住宅には
(無敵の)保精郎のキッチンが据え付けられています。
ここだけの話、考えられないほどお得。
そこの(お金持ち)のアナタ、今すぐお電話を。
いやマジで。





おまけの写真は、ポニークランプがスタンバイしたら
海岸屋がはぎ合わせをする予定の板
a0157159_20523548.jpg
あれ?
横向きだね・・
人間は前向きだから許してください。


暑い夏になるといいな。
ではまた。

# by kaiganyafoo | 2016-07-08 21:04 | 工事 | Comments(8)

上棟上等!

みなさん おつかれさまです。


テレビも見ない 映画も見ない
ビデオ(とは今は言わない?)も借りない海岸屋ですから

「ポテトヘッドに似ている海岸屋でーす」 
と言ったところで
実はソレが出ている トイストーリー という映画も知りません。
で、 親切な方 (Kの字がつく) が買ってきてくれました。 
こんな顔なんだそうです。
a0157159_2091815.jpg

似てますか?
a0157159_20103684.jpg
フツーにしてたら怖いから笑え! と言われたからこんな顔です。
まぶしいわけでも酸っぱいわけでもありません。






のっけからえらくお見苦しいモノをご覧に入れましたが
現場の職人さんたちはすごく真面目ですから仕事はどんどん進みます。
基礎工事。
a0157159_20223251.jpg

おやー?
隣は何をする人ぞ?

はい
上棟です。
重機が入らないから人力です。
お疲れさまでーす。


と のん気な事を言ってる場合じゃない。

ウチもだ!!

聞いたら、東京や横浜では珍しくないんだそうです。
手起こし。
この時代に。
ええ やりましょうとも。
上等じゃないですか、上棟。
人を集めますよ。(そこか?!)

刻んだ材料もぐんにゃりしてます。
a0157159_20363565.jpg
(すみません ウソです)
屋根が丸いのに合わせて梁も丸くしてもらっているんです。
ウソみたいな話ですがホントです。
難しい仕事だぁ・・・

この丸くした材料で上棟をするのは7月のなかばくらいでしょう。
梅雨は明けてますねきっと。
暑そうだ・・
手起こしなのに・・



と、いうことでおまけの写真は (せめて)涼し気な最高の畳(表)をご覧ください。
a0157159_20551034.jpg
備後の中継ぎ表 という逸品です。
この話はまた今度したいと思います。
お前の今度はアテにならないですって?
ビンゴ! (うわっちゃー)

# by kaiganyafoo | 2016-06-25 21:04 | 工事 | Comments(6)

床板張りの心得 またはやせ我慢

みなさん おつかれさまです。


ズボンのポケットに千円札を入れたまま洗濯してしまって
少し小さい千円札を作ってしまった海岸屋です。
2mmくらい縮んだようです。
「ニセ札だ!」 と騒がれるかもしれないので
いつも行く近所のコンビニで使いましたが 何事もなくお釣りまでくれました。
今後、何か騒ぎがあれば犯人はワタシです。



さて、片道95km 二時間かかる東京の現場ですが、順調です。
a0157159_1836868.jpg
これは二階の床の下地です。
杉の赤身の板を斜めに張りました。(大工さんが。)

ここの二階は少し大きな空間になるので
床の剛性が増えればいいなあと思ったんです。
で、
たしか25年くらい前に自分の家でもこれをやった記憶があって久しぶりにやってみたけど
柱や間柱の欠き込みをするところなんかがけっこう面倒くさいんです。
こんなこと言い出したのは誰だ と言いたくなる。(自分だ!)

全部張り終わって やーれやれ と思ってから考えたんですが
これ、合板を張った方がずっと強度は出るでしょうね。
むー
なんだかやせ我慢のような気もする。



でもでもでも・・・



合板の強度がいつまで続くのかわからない、などと言うと 
全国の2×4の大工さんに怒られそうだけど、
ベニヤの床板がフカフカになった現場なんか嫌というほど見てきたし、
逆に杉の床板が何十年 ことによると100年以上も強度を保ってるのも見てきた。

だから、合板の下地の上に無垢の床板を張るのはちょっと抵抗がある。
下地が先にダメになったら全部張り替えだもんね。


それから
古い大工の教科書には下地の捨て張りは斜めに と載っている。
これは、その上に張る仕上げの床板と45度の角度がつくから
どちらかが縮んでも影響が少ないよ という事だと思う。

もちろん、ベニヤの床板は張りたくないよ という海岸屋一味だから
この現場も杉の床板で仕上げるわけですが、
下地も仕上げ材も相当に乾燥している必要があるんです。
どんなに乾燥していてもスキマがあいたりすることは避けられないんだけど、
そこをできるだけ少なくしたい というのはまあ 親心ってやつですよね。(違う)

そんなこんなを言い張っていると
「馬鹿だねー 乾燥済みの材料を入れなよ」 という方がきっといらっしゃいますが、
まことに残念ながら 海岸屋一味はそれも嫌い。 (なんて面倒くさい)

だってあーた、刺身を頼んだのに焼き魚が出てくるんでっせ?
え? 違う?
じゃあ 餅を頼んだのにオカキが出てくるとか。

乾いちゃって粘りがないとか、カサカサで肌が悪いとかっていうのは
現場では海岸屋だけでたくさんなんです。
(ホントだ ってうなずくの禁止)


あれやこれやって好き嫌いばっかり言ってるようですが、
これが床張りの心得ってもんなんです。(おお、言い切ったね)

あるいは時代の末端を行く零細工務店のやせ我慢か。



言ってるわりにはお前、ちっとも痩せないね っていうツッコミは
まあこれも定番ということで また今度 ですな。
では。

# by kaiganyafoo | 2016-06-22 19:40 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(4)