海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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杉の野地板

ここのところ 毎日寒い日が続いていますが
現場は順調に進んでいます。

屋根工事は終わりました。

屋根の下地の板を野地板といいます。
これです。
a0157159_1953214.jpg


杉の板を張ってあるのが分るでしょうか。
厚みは12mm。

今はベニヤの野地板を張ることが多いのですが、
杉の方が長持ちすると思います。

平面剛性(強さといってもいいかな)はベニヤを張ったときのほうが上です。
でも、 耐久性をとるのか 強度をとるのか という二者択一ではありません。
屋根面にベニヤを張らないと 強度的に安心できないような 設計をしない ということでしょう。

私の住む地域にも 多くのツーバイフォー住宅がありますが
その中で 雨水の浸入や結露で 大きく腐朽してしまった建物もたくさんあります。
もちろん なんら問題のないツーバイフォー住宅や
腐ってしまった 在来工法の家もあることでしょう。

でも、今の技術で、日本の気候では
やはり 在来工法の住宅のほうが、耐久面も安全面(室内空気の質という意味で)でも上でしょう。

そう考えて 杉の野地板を張ります。
床も無垢を張りますけどね。

# by kaiganyafoo | 2010-01-17 20:08 | 材料 | Comments(0)

現場の芸術

今日はあたらしい現場です。

水道関係の工事。
今の現場の次の工事だけど、まず現場への進入路を確保するため、
水道メーターや排水枡を移動しました。

途中、水道管がすっぽぬけて
4mも水柱があがったりして
寒いなか みんなずぶぬれで復旧しました。

古い水道管だと こんなこともおこります。

いなかのお宅なので
庭に即席のテーブルを出して お茶の時間。
しばらくして そのテーブルを見てみると 
そこのお宅のお嬢ちゃんがこんな絵を。
a0157159_21325389.jpg


立派な創作だなぁと思って写真に撮って
今見て 考えたら、ちょうどこんなふうに 座って
みんなでお茶をしていたことに気がつきました。

うーん 
創作ではなくて 写実だったんですね。
すみません そのときは 気づきませんでした。

画伯の名前は ほのかちゃん といいます。

# by kaiganyafoo | 2010-01-15 21:38 | Comments(0)

鏡開き

去年は身内に不幸があったので
鏡餅はかざらなかったんですが、
作業場は別だと思ってかざりました。

a0157159_22143723.jpg


臼の上に据えてありますが、
これで去年の28日に搗きました。

7臼
約30kgのもち米。

搗き手は私一人だったんですが
意外と楽に搗けて 大丈夫じゃん? と思ったのもその日限り、
次の日は バテバテでした。

で、はっと気づいたら もう14日
鏡開きは過ぎているではありませんか!
なんてこった・・ 日ごろいかに家族任せになっているかを痛感しつつ
さっき大急ぎで 鏡開き・・・。

a0157159_22213928.jpg


もう、乾いていて 簡単に割れます。
重なっていたところには カビもちらほら。
まあ、お汁粉にして 食べちゃいますけど。

次回、この臼の出番は たぶん2月の末か3月のはじめ。
味噌を仕込むときに 使います。
それまで 作業場の隅で 出番待ち。

# by kaiganyafoo | 2010-01-14 22:30 | 食べ物 | Comments(0)

修行

今日は寒い日だった。
あられが降ったり 雪が降ったり。

私と大工さんは 木造の事務所を作っているけど、
隣では 鉄骨の倉庫の 基礎工事をしている。

親子二人で 生コン打ちをして、
そのあとを鏝(コテ)でならしている。

3時になったので
あったかいお茶を4人分買って
基礎工事の親子にも 持って行くと
「あー ありがとうございますー でも これだけやっちゃわないと・・。」
と言って 手を休めない。

いざ、仕事が一段落すると、
親の方は「ごちそうさまでした、すみません お先に。」
と言って 帰ってゆく。
子の方は 寒いなか 水を使って もくもくと道具を洗っている。
やはり お茶には 手をつけない。
もっとも、もう冷めているだろうけど。

一緒に仕事をしている大工さんは
40代前半の年齢ながら、地元じゃ有名な名門大工に
昔ながらの住み込みで修行をした人なので、
「みんな あんなところを 通ってくるんだよ。」 と言う。

でも、子どもに道具の手入れをさせながら
自分は先に帰るような厳しさを持った職人が、
今はそんなに多くない事を 本当はみんな 知っている。

そして、たいていの場合、子は 親ほどの腕には なれないことも。

寒いなか、一人で現場に残って
水をつかいながら 道具を洗う 息子の気持ちは 正確にはわからない。
でも 私は 心の中では 繰り返して言う
「がんばれがんばれ」
「がんばれがんばれ」

# by kaiganyafoo | 2010-01-13 22:09 | 工事 | Comments(0)

大工道具の滅び

あんまり書いてて 嬉しい内容じゃないけど、
でも 大事なことだと思うので 書いておきます。

私が思うのには 遠くない将来 
大工道具は 滅びてしまいます。
とんでもない事言うようですが おそらく そうなります。

大工道具と一口に言っても それを作る職人さんは 分業化されていて、
鋸は鋸鍛冶 鉋は鉋鍛冶 鑿は鑿鍛冶 です。
少しの例外をのぞいて 兼業はしません。

それだけ 専門に特化した 高度な技能だということでしょう。

私は 多少 道具好きなところがあって
それぞれの鍛冶屋さんのところに お邪魔することがあるのですが
後継者をお持ちの方は いらっしゃいません。
そして みなさん 高齢です。

今は大工道具 というと
丸ノコや 充電式のインパクトドライバー コンプレッサーで動かす釘撃ち機などが主流で、
鉋は手鉋 鋸は手鋸 とわざわざ「手」とか 「手道具」 と言わないと
話が通じないほどになってしまいました。

つまり 「手道具」なしでも 家は建つのです。
わずかに使う手道具も メーカー製の替え刃のものばかりです。

これでは 本来の 大工道具は誰も使わないし、売れない ということになります。
大工道具を作る 鍛冶屋さんが いなくなるわけです。

ですが、こと材木を加工する道具としての大工道具は
世界に冠たるものだと思っていますし、
日本の文化の底に流れる 木造文化の土台だとも思っています。

これをみすみす滅びさせていいのか。

ホームセンターに売っているような 大工道具は
これからも 滅びずに 使われ続けるかもしれませんが、それは
今 ここで言っているような 大工道具とは また少し守備範囲が違うもので、
寿司に例えれば 回転寿司 のようなものです。

いい 悪いを言っているのではなくて
日本中の寿司屋という寿司屋が 
全部 回転寿司になってしまったら それはそれで悲しいだろう というようなことです。

学識経験者 というような方にうかがっても
大工道具が滅びるのは 既定の事だ とおっしゃいます。
私もそう思います。

ただし、これは想像になりますが、
50年 100年後の 子孫達に 
「1000年以上続いた日本の木造の文化は平成の時代に滅びた」 と
笑われることだろう とも思います。

つまり 今の時代の大人達は 意気地なしだ ということです。
それがいやなので せいぜい頑張って 大工道具を 買い、使い 伝えていこうと思っています。

悪あがき というやつですが やってみようと思っています。

# by kaiganyafoo | 2010-01-11 20:28 | 大工道具 | Comments(4)