海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
公式サイト
最新の記事
木材との付き合い
at 2017-04-22 07:38
海岸屋、海の近くで上棟
at 2017-03-31 19:14
東京直行便終了
at 2017-03-21 20:01
新年のごあいさつ
at 2017-01-05 13:59
サヨナラ数寄屋
at 2016-11-29 20:55
最新のコメント
川越さま 山で木を伐っ..
by kaiganyafoo at 09:01
>kaiganyafoo..
by 川越 at 12:57
下駄の材料なんかもそうし..
by kaiganyafoo at 07:05
桐の産地に行くと材料を ..
by 余計なお世話かも at 22:31
川越さま 外壁の材料だ..
by kaiganyafoo at 20:16
外壁材というのは一度雨に..
by 川越 at 18:45
ご、5年目? まじっす..
by kaiganyafoo at 22:25
4年目に突入しました。 ..
by 余計なお世話かも at 21:29
夏の暑いさかりに上棟参加..
by kaiganyafoo at 18:26
やっと正月が明けきりまし..
by 余計なお世話かも at 21:27
フォロー中のブログ
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2015年 02月 ( 3 )   > この月の画像一覧


フランク・ロイド・ライトの目 スクラッチタイル

みなさん おつかれさまです。



ダイエットなんてぇ言葉は忘れたかのように
毎日腹いっぱいご飯を食べている海岸屋です。
(もうじき80kg)
ま、
膝の具合も悪くないし平気へーき と思ってましたが
明治村に行ったら 「歩いてないんだ日頃」 と思い知った次第です。
(明治村 知ってます? 広いよー)




さて
「深い 面白い はずれがない」 と (有)海岸屋ふー社内では大好評の
日本建築研鑚会 by 日本民家再生協会なんですが
今回は 愛知県は犬山講座です。

ここは 犬山城 如庵 の国宝建築物があって
そして明治村もある。 まずはそこ。

ボチボチ行きます。

a0157159_20443786.jpg
日本建築研鑚会の生みの親 K氏の後をついて歩く。
階段だよ。 ちっ!

K氏は海岸屋とどっこいの体型ながら なんとマラソンにも出場するアスリートで
炭水化物を制限した食事を続けていらっしゃる。
「俺は走れるデブなんだよ!」 と言ったのを聞いたこともある。
「俺は走れないデブなんだよ」by海岸屋。

ええ デブ話はいいです。もう。
さてこれ。
a0157159_20514933.jpg
お目当てはこれ。
日本国中知らぬ者とてない(旧)帝国ホテル。


この建物はいくつもの伝説にいろどられていて、
「壁の仕上げ材は特別に焼かせたスクラッチタイル」 というのもそのひとつ。

今日の話はそのスクラッチ。
これ。
a0157159_21114.jpg
うむうむ スクラッチタイルだねぇ。
スクラッチてーのは この櫛目というか引っ張った筋目模様のこと。
でも
「明治村移築以降のスクラッチ模様タイル」 という説明がついてる。

ん?

では建築当初はどうなんだ?
はい
これです。
a0157159_21111483.jpg

レ レンガですと?
これ レンガ建築だったんですか? 石川さん。(誰)

実はこうなっていたんだよー という証拠の品。
a0157159_2110535.jpg
スクラッチ模様のレンガを積んでその中に鉄筋を組む。 
そしてコンクリートで空間を満たす。

えー
なんて言ったらいいかわからない構造ですね。
レンガ枠の鉄筋コンクリート造?
知らなかったよー

そしてこれ。
a0157159_21195057.jpg
レンガの接着にはモルタル、目地材はそれとは別な色 黄色っぽいものを使って
そして・・・
a0157159_21202955.jpg
その目地の上から金泥を塗ったんだそうです。

ほえー

まあ 金泥とは言っても実際には真鍮泥と言われていましたけど
たしかに光にかざすとキラキラしてました。 今でも。

うーん
職人がどうにかして塗ったんだろうねぇ・・
マスキングテープが通用するような状態じゃない。
スクラッチだから。
大変だぁ・・・

でもね、レンガって言うけど このレンガ 赤くないよね?
そうなんです。
黄色い。
そのために これは常滑で焼いたんだそうです。 わざわざ。

説明してくださった石川さんに、
「同じスクラッチでもタイルとレンガと外側から見分けがつくものですか?」 と聞くと
「そりゃぁもう、全然。」 とおっしゃいました。

全然 ですか。
ふうむ。

見てみる。
a0157159_2136148.jpg
はいこれ。スクラッチタイル。

そしてこっちがレンガ。  石川さんは 「すだれレンガ」 とおっしゃいましたね。
a0157159_21373641.jpg
おお! おおお?
違う!
違うよね?全然。
これは石川さんじゃなくてもわかる。
a0157159_21391546.jpg
手前がすだれレンガ、奥がスクラッチタイル。

そして海岸屋は大急ぎで言いたいけど、ライトはこれを良しとしたんだ。

ライトに一票。
あるいは5000点。

海岸屋もそう思います。
(大声で!)これはいい!! ライト偉い! (お前が言うな!)

そして最後のもういっちょ (レンガばっかりだな ゲップがでるよな)
a0157159_214527.jpg
櫛引きしたときのダマダマが残ってるよね。
昔の職人は これを 「ワラビ」 と呼んだと教わりました。
そして今でもリクシルのカタログには さわらびという名のスクラッチタイルがあるんです。

そうなんだね。
このすだれレンガを焼いた会社は後にINAXになって今のリクシルにつながる。
それを常滑からわずか北に数十キロの犬山から ここのすだれレンガは見守っている。


な?
深い 面白い はずれがない   の研鑚会でしょ?
今日は先人に敬意を表してヒネリもオチもなく これでおしまい。

これが面白くないなんてぇ奴はレンガの角に・・・(蛇足)

by kaiganyafoo | 2015-02-09 21:58 | 建物いろいろ | Comments(4)

気分は書道

みなさん おつかれさまです。


世の中は美しいものに満ち溢れている とは思いつつも
自分がそこに貢献しているとはなかなか思えない日々です。
ちゃんとモノづくりをしているのか?海岸屋。



と自問しつつ 先日は書道教室。 しかも「大人の」 という但し書き付き。
a0157159_2365877.jpg
はい、大人のみなさんです。
おお 大人だ。

子どもは海岸屋だけ。

素晴らしい紙
a0157159_2384716.jpg

すばらしい筆
a0157159_2391013.jpg
素晴らしくない持ち方。
いや、持ち方は正しい(ようだ)けど、ぎこちないね。

筆は立てるんだそうです。
筆の腹で書くのではなく、筆先で書く。
初めて知りました。 得したな。
a0157159_23115838.jpg
素晴らしいお手本。
右から楷書 行書 草書なんだけど
田中の 「田」 みたいな漢字でもそれぞれ書き順が違ったりする。

楷書の書き順は小学校のとき習ったけど、他は知らなかった。
だいたい、書き順のアレンジなんて そんな罰当たりなこと考えたこともない。
書き取りテストで×を喰らった思い出が海岸屋を縛っていたのだなぁ・・
a0157159_2320173.jpg
おい! 筆の腹は使わないと言っておろうが!(何時代?)
たわけめ!
〇も書けんのか!?
貴様、それでも日本人か!・・・・・・と
心中、自問自答しつつ書く書く書く。

これでも手に職をつけてるというか、技術をもって世を渡っている人間ですから
こういう分野でどうすれば上達するのかはわかっています。

まず
芯をつかみ
次には手が枯れるまで回数をこなす。
できれば間を明けずに毎日積み重ねる。
そして
自分の練度を注意深く点検してほんの少しの上達も見逃さないように気を付ける。
「昨日より少しだけであっても確実にマシな自分」 というわけだね。


言いつつ ホントーにそれをやるのか海岸屋。
50年来の悪筆、大工だけに金釘流錬士8段。
ここから初心者への道のりは遠いのか近いのか。

「おまえの手書きの見積もり書は信憑性に欠ける」 とまで言われた悪筆。
伸び代があるとか言ってる場合じゃない。かもしれない。
芳名帳に名を書くときがこの世で一番キライ とか言ってていいのか・・・


さて おまけの写真は古い門の修理。(ウチの仕事ではない・・)
a0157159_23364688.jpg
な?
機能 性能もそうだけど、美しいということをあきらめていない仕事でしょ?
昔の職人の仕事。
(奥の倉庫はそれに対して経済一辺倒の気配だね。)

a0157159_23394878.jpg
瓦棒葺きの芯木も
丸めたり、反らしたり手を掛けてある。
ねぇ
機能性とか合理化の名のもとにいろいろなものを置き去りにしてきたんじゃないか?
現代日本人のみなさん。 (大きく出たなおい)

ん?
お前の字も合理化のせいで美しさを捨てたのかって?
違います。
不器用者がなまけるとこうなるってだけのことです。
四捨五入すれば60の手習い。
いかがな展開になりますやら、薄目の遠目の甘目でお見守りくだされ。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2015-02-04 23:53 | Comments(2)

馬が来た

みなさん おつかれさまです。


すっかり週刊になってしまっている海岸屋ふー通信です。
糸井さんの「ほぼ日」 の向こうを張って 
「ほぼ週 海岸屋ふー通信」 とでも名乗ろうかしら。
(開き直ってるにしても茶化してるにしても タチが悪いですな)

はい
ごめんなさい。


さて
「けっこうな古」 民家の改修をしていた海岸屋ですが、
そこのオーナーの事情はダテや酔狂でのものじゃない。
これです。
a0157159_228767.jpg
わかりますか?
馬です。
3頭写っています。

右手の2頭は純粋道産子。
えーと 名前はさんちゃんと、プラ、えー・・ (ごめんね思い出せない)

左手のまいちゃんは日本とオーストリアのハーフ。

よくわからないですかそうですか。
本人たちにも肖像権があるからなぁ・・
ちょっとマネージャー通してもらってだねぇ・・
a0157159_2215325.jpg
おーい もしもーし
顔が全然写ってないよう。

まいちゃんは地元 東金でずっと一人っ子で
道産子のお二人は東京で大勢の中で暮らしていました。

この日が顔合わせ。
ドキドキ。

ぎりぎりまで工事が終わらなくって型枠をばらしてるところを
彼らにじっと見られたりしながらの仕事になりました。 どきどき。

デリケートなタイミングなんだから静かに静かに・・・
と 言ってた海岸屋が鉄の型枠を落して ガッシャーン!! 
ごめんなさいごめんなさい・・


そして今日も 急遽追加の柵を頼まれて
3人で、3頭のご機嫌をうかがいながら工事 です。

知ってましたか?
正面から近づくのは 「おう コラ!」 なかんじらしいです。

背後にいると 見えないから怖い → 最悪蹴られる・・・
ぱっと立ち上がったり は禁止。
ほーいほい とか声をかけつつの 
大丈夫だよーんオーラ出しつつの。

でも、やっぱ馬は頭いいね。
害も悪意もないことがわかると、丸ノコ音も インパクトドライバー音も平気。
人の意志もちゃんと汲みとるし。
a0157159_22361835.jpg
箱入りまいちゃん 草を食む。

みかんの木はトゲがあるし、槙の生垣は柵兼用だから食べないでねー。
a0157159_2239311.jpg
馬って一頭でもかっこいいけど
何頭かが群れているのもいい景色ですね。


3頭が仲良く暮らしてくれることを願いつつ 今日はおしまい。

おまけの写真はMD。
a0157159_22444549.jpg
中身は全部志ん生。
なかにはバレ話もあるという貴重品。
さてこのMDをどうやってパソコンに取り込むか って話だ。
誰か教えて。

そんなもん ほっとけなんて意地悪言う人は 馬に蹴られて死んじゃうよ。
ホント すごいパワーなんだから。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2015-02-03 22:52 | 民家 | Comments(0)