海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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木造の構造の話だ!!

みなさん 日曜日です。

すっかり うどん屋の手先になった海岸屋です。
どうも。





さて
いつもいつも (そして いつもいつも) お世話になっている日本民家再生協会ですが
先日の勉強は 「構造」   ひょえー

ひょえー って何だよ って思いますか?
ええ
難しいんです。 構造って。

えー?
大工さんって 構造なんかよくわかってるはずでしょ? って思うかもしれませんが
いや 
わかっているつもりで仕事してますが
もちろんそうなんですか
でも
この人の前に出ると そんな強気なことは言えない。
a0157159_22414589.jpg
はい 山辺豊彦先生です。
お久しぶりです。 先生。

先生って よく言う言葉だけど 本当の先生ってこんな人を言うんだよな。

海岸屋は大工塾というところに昔通っていて
そのときに山辺先生には色々教えていただきました。

もー 今回も 脳ミソがオーバーヒートするような 怒涛の2時間。


例えばこれ。
a0157159_1424164.jpg
柱の曲げ試験なんですが
4寸角に四方から梁を差したもので
黄緑色は NC、自然乾燥材で  
ピンク色はKC、高温乾燥材のデータです。

ピンク色 一発で折れてるのがわかりますか?
そのときの層間変形角は60分の1までいってない・・・

それに対して黄緑の自然乾燥材の方は4回にわたってねばりをみせて
最終的に40分の1くらいまで降伏しません。

つい最近のジャパンカップ(洒落)を思い出すなあ・・
データで見せられるとナットクしちゃう。
この講習会に来ていた民家の学校関係者で
「やっぱね!」 と顔を見合わせちゃいました。


もういっちょ
a0157159_2065644.jpg
これは3.11の東北の震災と阪神の震災の地震の波形を比べたグラフです。

左側の山 0.3秒とか0.5秒くらいでピークが来てるのが東北の波形。
右側の2秒から4秒くらいの波形が阪神。
最大の震度は同じくらいでも 阪神の波形はヤバい。


木密のほとんどがやられてしまうという
これがいわゆる キラーパルス というものの実態です。

えー
ブランコに乗っている人の背中を ドン!と突き飛ばしてもあんまり揺れないけど
1秒とか2秒かけて押せばぐーっと揺れる・・・みたいなかんじ? かな?



先生のこのレジュメには 新潟山古志村 三陸南地震 阪神 東北 と
たくさんの地震の調査に基づいたデータが満載でした。

勉強になった!
すっげー勉強になったけど これを自分の現場に生かせるようになるのは大変。
しっかりと学ばないとねぇ・・

もう一回 大工塾に通いたくなっちゃったなあ・・・


おまえいつ仕事するんだよ という声を聞きつつ
今日はそんなとこで。
では。

by kaiganyafoo | 2014-06-29 20:28 | 工事 | Comments(0)

さあ皆さん うどんです。

みなさん おつかれさまです。


あっと言う間に一週間。

ブログの更新もしないで いったい海岸屋は何をやっているのだ?

お思いの皆様。

やっています。
仕事。
そうとうガツガツとやっていますとも。

ただし デスクワークなんですが。



今日も近所の先輩が 「やってっかーい?」 といいながら来てくれて
「何? 今日は休み」 と言われて
「デスクワークですよぉ」 と答えると
「なんだかしゃれてるみたいだでんかぃ」 (東金弁) と言われる始末。
ええ
似合いませんとも。

そして
ブログのネタにもならないんです。
ちっ! (舌打ち)





うどん。
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創業天正十年! 安土桃山時代だそうです。
一番干し !  一番星はトラック野郎ですが・・(古い)

日本三大うどんのひとつ 群馬の水沢うどんです。



中を開けたらこうだ。  太いぞ。
a0157159_2041098.jpg



茹でます。
a0157159_2043780.jpg
ま 海岸屋くらいになると
うどん茹で専用鍋をもってますな。 (ウソです)


a0157159_20484478.jpg
おっけーです。 
けっこう前に早稲田大学の近くで コシがあってウマいうどんを食べたことがあるんですが それ以来の感動。

讃岐とも稲庭とも違う しっかりとしたうどんでした。
群馬の人はこんないいもんを食ってたんだねぇ・・
教えていただいた〇田川さん ありがとうございます。

こんなん書いてたら またうどんが食いたくなったから
帰って茹でることにします。
では。



ん?

久しぶりの更新でこれだけ? って?
まあまあ
長い目で見てください (うどんだけに・・・)  だめ?

by kaiganyafoo | 2014-06-28 21:02 | 食べ物 | Comments(0)

うどんと鉞

みなさん おつかれさまです。




このあいだ海岸屋は うどん好きであることを告白いたしましたが
群馬のU氏から 水沢うどんがおいしい とのご教授をいただきました。

ウチに帰って次男に聞いたら
水沢うどんって 日本三大うどんでしょ? と返事をされました。

知りませんでした。
うどん好きを公言するのは400年ほど早かったようです。
反省。




さっそくアマゾンで検索をかけたところ3社がヒット。
しかし U氏のさらなるご教授によって
「田丸屋」 こそがツウであることが判明しました。

きたー!!
a0157159_23191873.jpg

明日の日曜日に食べてみることでありましょう。 

なにしろこの田丸屋 創業400余年だそうです。
天正10年って 江戸時代の前だもんね。





それからもうひとつ
a0157159_23204554.jpg
大工鉞 来ました。
a0157159_23214224.jpg
つんぼ と書いてある。

つんぼ銘の鉞が名品であることは話には聞いてましたが 見るのははじめて。
本物なんだかどうなんだか。
姿形には満足してるんですがね。


杉丸太を手配してくれた山の人が
「ハツリをするなら見に行くから教えて」 と言ってきました。
さて
人に見られていいほど練習はしてないし
黙ってやったんでは人が悪いし
困った展開になってしまいました。


でもまあ 好きなものに囲まれてうれしい誕生日ということにしておいてください。

40歳にはなるまい と堅く心に誓ったのに
なんと55歳にもなってしまった海岸屋でした。

ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-06-21 23:29 | 食べ物 | Comments(6)

(大)先輩の鋸 100年前の鋸

みなさん おつかれさまです。




肩甲骨をゆるめる運動を続けていて
なんだか眠くてしょうがない海岸屋なんですが
ここへきて腰がヤバいかんじになってきました。

んー
好転反応?(強がり)





さて
(大)先輩の手伝いで修理工事に行きました。
思ったよりも早く終わったので 先輩の作業場で一服。 
(二人ともタバコは吸わないけども)

そしたら先輩が 道具を持って行けと言う。
a0157159_22433550.jpg
右から 銘のよくわからない鼻丸
東京消防庁で使っていた(らしい)斧
2寸5分の叩き鑿
先輩のご父君がお使いだった窓鋸 (先輩はヒッキリと言う)
千葉の鋸鍛冶 塚本のガガリ
そして 鑿の柄でも作れ と堅い木も。



そりゃあ 海岸屋は大工道具が好きだけど
でも 先輩 それは買い被り。

先輩の大事な道具を譲ってもらえるタマじゃない。
つまり
この道具は先輩のところにいた方が幸せってことだ。
まして
ご父君からの鋸なんて。

a0157159_2375131.jpg
第五回内閣勧業博覧会二等賞受領
あとは土佐 という字と片 という字
田村五之助 という字が読める。うーん
第五回内閣環濠博覧会は1903年の開催だぞ。
100年くらい前の鋸か?
a0157159_23165669.jpg
いいですねー 銑で透いてないのかなあ・・・・などと
海岸屋は 顔じゃ笑ってたけどちょっとツラい
「道具を譲ってくれると仕事する気がなくなっちゃうといけないからダメダメ」 
冗談にまぎらせて言ったけど 本当は本気。

大工が道具を手放すとき・・・

先輩 海岸屋はあんまりうれしくないんだよ。

by kaiganyafoo | 2014-06-20 23:22 | 大工道具 | Comments(0)

くわはらさんへの手紙 伝統工法と在来工法

みなさん おつかれさまです。



今年の梅雨は7月いっぱい続く などというとんでもない予報があるようですが
これは みんなで力をあわせてなんとかしなくちゃいけませんね。
ええ
なんとか です。
(夏が好きなんです)
でもまあ 今日みたいないい天気だったら
梅雨だろうが夏だろうが・・ゲフンゲフン・・
いや
やっぱり夏がいいです。





さて
今日の話はコメントを下さった くわはらさんへのお返事です。



「在来と伝統の違いはどこにあるのですか?」 というお尋ねですね。
むー (考えてます 今考えてます)



在来工法というのは かなり明解です。

コンクリートの基礎があって
柱と桁や梁で骨組みを作って
筋違いや金物で強度を出して・・・ というよく見る作り方です。
でも
在来 と言うからすごく古くからあるのか と言えば そうじゃない。
ざっくり言って戦後でしょうね。

たぶん 住宅難を解消するために どんどん建てた時期があって
早く 安く あまり大きくない木材で 台風や地震に耐える家 という
そんなコンセプトではじまったように思います。

今は主流です。


それに対して 伝統工法の方は ちょっと難しい。
というのは 明確な定義がないからなんです。


ここからが 海岸屋が差し出がましい事を言った内容なんですが・・

和食 という文化の明解な定義はけっこう難しいと思います。
でも 日本人であれば誰しもが 和食に対するイメージを持っている。
人によって 多少の差異はあろうとも それが議論になることもないのは
みんなが 和食という文化に対して基本的な教養をもっているからではないでしょうか。

それに対して 民家の学校 という建築好きの集まりのなかで
「伝統工法の定義」 といった質問が出るのは
逆に言えば共通理解が進んでいないことをあらわしているとも言えるでしょう。


まあ こんなことを言いました。

伝統工法と言っても 標準仕様書があるわけではなくて
言ってみれば 日本の住宅の文化のある一部分です。
それぞれの人が たっぷり勉強して 各自の伝統工法を築けばいいと思います。
でも
それじゃあ あんまり漠然としてるよ と言う声が聞こえますので
伝統工法海岸屋版 というものを発表します。
パチパチパチ。  (今 考えた)

①柱 桁 梁などで骨組みを作る。
 できれば材料はでっかい方がいい。
 丈夫になるし 長持ちするから。

②筋違いは入れない。 骨組みが堅くなるから。
 伝統工法の骨組みは柔らかいけど粘り強いのが理想。

③土壁が塗ってあれば嬉しい。(嬉しいって・・)
④石端建てだとなお嬉しい。(なお・・?)
⑤茅葺きだったらいう事ない。


どうですか?
みなさんのイメージしている 「民家」 にかなり近くないですか?

松茸の土瓶蒸しを春に食べたいと言っても そうはいかない  とか
おかあさんが作ってくれた弁当は嬉しい とか
おばあちゃんが残してくれた梅干しに値段をつけろと言ってもなぁ・・ とか
そういったものもみんな日本の食文化の一部ですが
民家 も 伝統工法 も 日本の住宅文化の一部なんです。

要はみんなが幸せになるためにある。
定義づけをいそがないで 気に入ったもの心地いいものを学ぶ くらいがいいんじゃないでしょうか。

海岸屋は不幸にして(?)業界の人ですから
あんまりのんきな事も言ってられませんが
一般の方々はそんな心がけで住文化の教養を高めていただきたい。

それこそが 閉塞して 生命力を失っている現代の住宅とその事情を突破する原動力になるのです。


くわはらさん こんなところでいかがでしょうか。
ちょっと語りすぎたので あごに湿布をして寝るようです。
それではまた。

by kaiganyafoo | 2014-06-19 20:15 | 民家 | Comments(4)

ヒマラヤの青いケシ2

みなさん おつかれさまです。

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ね、眠い・・・


肩こり 頭痛を改善するべく
プロ野球のロッテのトレーナーをなさっていたという
スゴ腕の方のマッサージを受けてきた海岸屋です。

なんだか それから 眠い・・

肩甲骨が固まっているんだそうで
それをゆるめる運動を習ってきたので時々やってます。
なおるかなぁ・・ 肩こり。

全然関係ありませんが 写真はウチで咲いた ヒマラヤの青いケシ。
なんか 雰囲気はあるよね。








仕事から帰ってきてから 預かり物の鑿の手入れ。

丸い。
丸いよ 刃先が。
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これは 京都のはんなりさんの真似をして 
刃先の丸い(高い?)ところを ヤスリで削っているところ。
けっこうガシガシ削れるもんです。
早いぞ。

でも 金物屋に行って荒砥を買ってきてみた。
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なかなか性能のいい 「刃の黒幕」シリーズ。 320番。
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シャープニングガイド という横着な道具にとりつけて、研ぐ というより 落す。

大入れの方の中砥までで今日はおしまい。
今日はそんなとこ。

短い?
眠いんすよ まじで。

肩こりの人の枕は 高いのはダメだそうですよ。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-06-18 22:26 | 季節のはなし | Comments(0)

鑿は裏  麺は・・・

みなさん おつかれさまです。





突然ですが 海岸屋はうどんが好きです。
でも
いちばん近所にあったうどん屋さんが閉店して途方に暮れています。

「屋島のなっとうぶっかけうどんが食いてぇー!」
丸亀製麺もいいけど 屋島はもっといいんだよ。

そしたら先輩が
「これはもう 自分で打つしかないな」 などと言う始末。
ふっ・・・(冷笑)
海岸屋のクリエイティブな部分は全部現場に置いてくるのさ・・・ (大ウソ)
食べ物をつくる気力なんかあるわけがない・・・(ホント)



さて 昨日はでかいこと言いましたから今日はちんまりと。
a0157159_20534957.jpg
預かり物の鑿ですが 裏がおおむねできました。

くぼんだ砥石で研いでいたようで 裏のコンディションは良くない。
けっこう押しても両耳が当たらないもの。
でも
鑿の裏はきっちり平らじゃないとね。
それには 鑿の裏を当てる砥石なり金盤なりが まっ平らじゃないと。

砥石の平らさ加減が 鑿の平らさを作って
鑿の平らさが 加工する穴なりホゾなりの平らさにつながるんだな。
そう
わけもなく精度ある加工ができるわけじゃない。


海岸屋が道具を直していると
「サイテー」 とか
「ケーッ!」 とか絶不調の評価をいただくけど 
でもね 切れる道具で仕事をしなくちゃダメです。
素人でもそこは一緒。






とは言え
新兵器を出したりしています。
a0157159_2193927.jpg

まだ慣れない。
でも、
手前側の円盤で研ぐと 火花は出ないし熱くもならない。
こんな道具があるんだねぇ・・

民家の学校のみなさん もうしばらくお待ちください。




おまけの写真はこれ。
ギャラリーtenで 土気のそばの名店 おゝ葉のおそばが食べられます。
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美的なおそば。
(うどんが好きって言ってなかったかい!)
つけ汁の中に 力のある味の鴨肉がいっぱい入ってます。
ええ
海岸屋は野生の鴨の肉をたくさん食べてるから そこらへんはわかる。
そして
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マッチョな箸置きをわりふってもらえて光栄です。
もうぜんぜんマッチョじゃないけども。


おゝ葉 のまんなかの字って どうやって書くの?
わかんないからコピーしちゃったな。


ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-06-17 21:32 | 大工道具 | Comments(4)

日本の木造建築文化は人を幸せにするシステムである。

みなさん おつかれさまです。



ジャパンカップ (すいません もちろんシャレです) で使った鑿の手入れです。
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なんで8分鑿ばっかりこんなにたくさん? とお思いでしょうが
これは 民家の学校 所有の鑿。

カツラ (柄にはまっている鉄の輪っかのこと)が下がらずに
頭がつぶれていたので とりあえず全部下げたところ。
これから裏を直して それから研ぎます。

海岸屋は 鑿を見ると その手入れがたいてい気に入らないんだからしょうがない。
直しますとも ええ。






さて

おととい民家の学校の  作業の前後にレクチャーを受けて
生徒のみなさんとスタッフさんや棟梁とのやりとりを聞いていて
海岸屋は気が付いたことがある。

ものの例えで 和食を挙げたんだけど 和食文化の一番の特徴って
「人を幸せにすること」 だって思いました。

環境調和型で
栄養のバランスがとれていて
おいしくて
見た目も美しくて
食べた人の健康にもいい      という
つまり トータルな意味で 人(々)を幸せにしますよね?

そして あそこの場では 伝統工法 という言い方をしてましたが
昔ながらの木造建築の文化も 一番の特徴は同じだと思ったんです。

「日本の木造建築文化は人を幸せにするシステムである。」 ってね。

こいつ たいそうな事を言いやがる とお思いかもしれないけど
自然調和型で
持続可能で
林業 製材業 大工といった作り手も、住み手も満足させ
見た目も美しい という
考えてみれば どこにも負担やしわ寄せを持っていかない
すごくバランスのとれたシステムだとは思いませんか?


戦後 長いこと 「早い」 とか 「安い」 とかいう尺度で語られてきた住宅ですが
(つまり生産性とか経済性 ということです。)
ここへきてようやく 「性能」 という尺度や
「高耐久」 つまり長持ち という尺度が出てきましたよね?
でも さらに考えれば、
建築の究極の価値 というものは 「人を幸せにする」 ことにあるとは思いませんか?
その面から考えてみると 
昔ながらの木造建築はシステムとしての完成度が高い と思います。
プレハブよりも鉄骨よりもRCよりも です。

これって ひいきの引き倒しってやつなのかな?

けっこう重大な(つもりの)テーマを提示しておいて
今日は そんなとこです。
では

by kaiganyafoo | 2014-06-16 22:22 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(2)

第一回 継手強度ジャパンカップ 八王子場所

みなさん 日曜日 いかがお過ごしですか。
何とも言えないいい気分の陽気でした。


海岸屋は 今日は遠く八王子に行って
日本民家再生協会の 「民家の学校」 の三回目の講座に行ってきました。
いや
遊びじゃないあそびじゃない
(前もって言い訳するところがかえってあやしく・・・ないない)





さて
八王子で 伝統的な仕事を続けている 
「株式会社 健組」 の棟梁にまず レクチャーを受けます。 「白熱教室」
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次に 研ぎの講習。
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そして墨付けを習う。
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その手順を動画で撮っている人のいるとかいないとか・・・

そして・・・
さあ 加工だ!
a0157159_21175092.jpg

a0157159_21181718.jpg

加工しているのは 基本的な継手 「腰掛鎌継ぎ」 です。


そして・・・・
なんと!   自分たちで作った継手の上に 自分たちが乗っかります。
a0157159_21224471.jpg


で・・・
a0157159_2124456.jpg
折れた!!
ウチのチームは5人と半分(?)が乗ったところで折れました。

鎌継ぎを横向きにして乗ったんだし
正直 ノコギリが少し行き過ぎてたしなぁ・・・

他のチームは6.5人 と4.5人。






プレカット材も試します。
a0157159_21292775.jpg
・・・・・・結果は4人!!

こんな壊れ方をしています。
a0157159_2131754.jpg

a0157159_21315840.jpg
わかりますか?
高温乾燥をさせた木材が 表面はきれいでも内部に割れが入っていることと
木材の中心部がグズグズに潰れたような形になってしまっていることを。

これじゃあ 弱くてもしょうがない。
でも
今日 教わったばかりの  「素人」  が作った継手が
6.5人 5.5人 4.5人    なのに
精度のいい機械加工のプレカットが 4人・・・・ どうなんだ?




棟梁が作った 「追っ掛け大栓継ぎ」 には 何人乗れたか というと・・・
a0157159_21384483.jpg
ばばーーん
10.5人でーす。

素晴らしい!


海岸屋にとって こんなに都合のいい結果になるなんて・・・
やらせじゃないやらせじゃない、ガチンコだから嬉しいな。
(大事なことだから2度言いました)

ええ
こうやって受講生は 日本の木造文化の奥深さの一端を垣間見ることができたのでした。
パチパチパチ!

あれ?
みんな 拍手はどうしました?
ここは受けるところですよ?

そして海岸屋は 今日のやりとりの中で
とっても大事なことを気付いたのでした。

それはまた明日。
ではでは。

by kaiganyafoo | 2014-06-15 21:51 | 民家 | Comments(2)

名作鑿一気研ぎ

みなさん お久しぶりです。
半月ぶりぐらいの更新ですか・・・
うむうむ (感慨深げ・・)

まあ
いろいろあったようなそうでもないような半月でした。
またぼちぼち行きます。


さて 相変わらず貧乏暇なしの手本のような毎日ですが
今度の日曜は 「民家の学校」 の第三回講座 「伝統大工ワークショップ」!!
きゃっほーい ぱふぱふ

海岸屋は手仕事屋ではありますが 伝統工法ではない。
フツーの軸組み工法です。
貫工法は何回くらいやったかなぁ・・って程度。
だから 楽しみです 伝統大工。

実際に刻み仕事を体験するようでもあるんですが
まあ・・そこはね・・
あんまりやらなくてもいいかな?

でも 刻み仕事といったら 鋸 鑿 鉋 でしょう?
で、
初めて大工道具を触る皆さんに ちゃんとした道具を触ってもらいたい! かな?
a0157159_21574045.jpg
と いうわけで名作鑿 一気研ぎです。

えー 第一のコース   ヒョウタン久弘くーん
第二のコース  先代市弘くーん
第三のコース  東一正芳くーん    以上東京代表ー

続いて 第四のコース 常弘くーん
第五のコース 越彦くーん  以上新潟代表ー

続きまして 第六のコース 善作くーん
第七のコース 俊信くーん  以上ざっくり西寄り代表ー (ごめん西の人)

さらに続きまして 第八のコース 舟弘くーん
第九のコース 清久くーん 以上現役鍛冶屋代表ー

うむうむ
やはり海岸屋は千葉ですから 一に東京 二に新潟勢 ですなぁ・・
西の皆さんの事は良く知らんのよ。 ごめんね。


これでたぶん 鎌継ぎかなんかを作るんじゃないかと思うけど
ガシガシ使っていただきましょうかね。

「へぇー 大工道具ってキレイだねー」 とか
「鑿って こんなに切れるんだぁ」 とか
最初の出会いは大事だよねぇ?

ん?
それにしちゃあ研ぎが粗末だ?
むー・・・
いやいや それは時間がなくて一気研ぎって言ったでしょ?
苦しいときの神頼みで 鍛冶屋の神様達よろしく。

ほんと
現役組以外はみんな神様になっちゃってんだよ。

大工道具の世界をなんとかもすこし広めてね。
では。

by kaiganyafoo | 2014-06-13 22:27 | 大工道具 | Comments(8)