海岸屋ふー通信


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原寸検討

みなさん おつかれさまです。




一面の菜の花です。
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誰が 何のためにこんなに菜の花を植えたのかわからないけど、
子ども達にはこういう場所 こういう時期が必要だと思います。

ウチの次男もごく小さいころ 学校の帰りに道端でしゃがみこんで
それは秋だったんだけど枯れ野をじーっと見ていたことがあります。
海岸屋は 車で通りかかっただけで あとで何してたのか聞いたら
風が吹いてたのを見てた という返事が返ってきました。

海岸屋は 自分ではそんなことをしたことがないと思うんですが
なんだかその時は同じ景色が自分にも見えた気がしました。
そんな時は
とても大事な何かが心の中にざあざあと流れ込んでいるんだと思いますね。







長い前置きですが、本文は短い。
a0157159_22113077.jpg
海岸屋 これは何をしているのか。
はい
原寸での検討です。
a0157159_22143345.jpg
先輩お二方も同席。
設計意図はおおむねわかりました。
限界ぎりぎり といえるくらい低い。
梁算段が成り立つかどうか というくらい。

先輩は 「矩計り 書いてみるんだな」 と言いましたが
海岸屋は 少し大きめの模型を作るのかもしれません。


素人くさい段取りではあるんです。
けれども確実。
クリストファーアレグザンダーが現場に棒を立てる という話を
東野高等学校建設時に助手をなさった泉幸甫さんから伺ったことがありますが
海岸屋がここで見たいのは屋根の線と軒先の線。

構造とフォルムのせめぎあい というのを少しのあいだやります。
つまらない話で申し訳ない。
では。

by kaiganyafoo | 2014-03-31 22:30 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(0)

現場仕事の終わり

みなさん おつかれさまです。



消費税があがって
XPのサポートも終わる 
そんな4月がもうすぐです。
人間社会はわずらわしさをみずから作っていますね。
(かけこみ需要なんてあさましいな)




おもわず本音を漏らしてしまうところだった海岸屋ですが(漏れてるもれてる)
今年も花は咲き 花は散ります。
a0157159_20511117.jpg

a0157159_20513418.jpg
花は声ひとつたてるわけではないし 風が吹けば散っていくだけなんだけど
でも これほどつよいものもないよね。

この花(達?)なんか ただごとじゃないもんな。
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まあ いくらか感傷的になっているかのような海岸屋ですが
それは現場がおわりになってきているから。
タモ尽くしのトイレです。
a0157159_2151183.jpg
頑張って考えたつもりでも ああすればよかったとかなんとか
いつも考えていて 満足できたことがありません。
このトイレだったら 柾目と板目の使い分けをもっと意識すればよかった。
柾目の腰板が建材っぽく見えたのも想定してなかった。
難しいな。

先輩は「タモの板目なんか見られたもんじゃないよ」 って言うけど
趣味の深さで言えば それはそうなんだろうけど
海岸屋が勝手に高尚になっちゃって お客さんと遠くなっても困るんだしな。

ん?
高尚になる心配よりもっと他の心配があるだろって?
んー
心当たりがありすぎて何がなんだか だな。
おまけの写真はもう一丁 花。
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こんなすごいもの 誰か作れる?

ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-03-29 21:38 | 工事 | Comments(0)

職人さんたち

みなさん おつかれさまです。




杉花粉 最盛期 でしょうか?
海岸屋がいつも行く床屋のお姉さんも大変そうで
「海岸屋さん 杉なんかみんな切っちゃってくださいよぅー」 などと言っていました。
「もー みんな焼き払いたい」 とも。   
・・・・・
やめてね?

耳鼻科で 「立派な花粉症ですね」 という判定を受けたにもかかわらず
海岸屋は いまのところ平気です。
ま 
独自の防衛対策をしているからね。
えっへん。



さて 先日下塗りをしに来た左官屋さんが仕上げに来ました。
a0157159_21314856.jpg
漆喰を押さえています。
久しぶりだー。
漆喰の押さえ。




漆喰という左官材料は
その1 コテムラ仕上げ(?)→ 誰でも出来ます。 素人は頑張ってこの状態。
その2 塗りっぱなし→ ほんわかしてます。 少しざらっとしてるかな?
その3 押さえ→ 平滑に塗りつけた後コテでなでつけて密度を出す
番外  磨き→ もー これでもかってくらいこすってピッカピカにする

いくつもの手間とグレードがあります。

これも左官屋さんに頼みました。
a0157159_21414334.jpg
玄関の土台を交換したときにタイルを壊してやったので復旧です。
でも
ここにどんなタイルをはってもかっこいいとは思えなかったのでモルタル仕上げ。
いいかんじです。
左官屋さんの腕さえ良ければ。



塗装屋さんも来ました。
a0157159_21445835.jpg
塗装下地用の紙クロスの上に塗装をしています。

a0157159_2147317.jpg
これも塗装屋さんの仕事。
タモの床板にワックスを塗ってもらいました。
木目が際立って見えますね。

それから水道屋さんと材木屋さんも来た。
明日は建具屋さんが来ます。


・・・ というように 一軒の家にかかわる職人さんはとても多い。
そして どんな職人さんと組むかという判断は
請け負った工務店がする とても大事な仕事のひとつ。

今探しているのは 数奇屋の土壁ができる左官屋さん。
次の次くらいの現場でやって欲しい仕事があるから。
・・・・ というように
いつもメンバー編成を考えています。


おまけの写真は 夕方行った現場の近くの 「波切不動」
a0157159_2211258.jpg
赤いね。
瓦まで赤いんじやないかな。

今はここから海まで7~8kmあると思うけど
昔は海上からここの常夜灯が見えたとも言われます。
昼だったら山立てする目印にはなったでしょうね。



今日はこんなところで。

さっき事務所に入ってきたカメムシを探さなくちゃいけないから 失礼。
うっかり踏んづけたりしたら大惨事だしね。
では。

by kaiganyafoo | 2014-03-25 22:21 | 工事 | Comments(2)

古い鋳物の棚受け金物

みなさん 三連休ですよ。



「けっ! 三連休なんて どこの大企業サマの話だよ!」 と
すさんだ気持ちをかかえてらっしゃる方。
大丈夫です。
海岸屋も三連勤です。

別になぐさめにはならないですか・・・






さてカタギの方々
(そしてウワサによると造物主ですら)がお休みになられている日曜日に
海岸屋が何をしているのか と言えば

地域の防災倉庫の電気工事(?)
作業場の片付け
見積もり
そしてこれです。
a0157159_20365121.jpg
持ち出し金物 かな?
棚受け金物かな?


今改修しているお宅はすっごく広くて
使ってない倉庫や納屋がいくつもあるんですが
そのうちの棚のひとつに使ってあった金物なんです。
けっこうでかい。


これをはずしてきて→
磨いて→
塗装して→
脱衣室の手洗いのカウンターを支える金物に使う予定です。

でも
こんな形をしているでしょう?
磨いているだけで嫌になっちゃった。(おい!)

狭いところは布製のペーパー(??)を細く切って
中に通して磨こうかしら・・・


既製品の洗面化粧台を使うのが嫌だからって言って
家具屋さんが頼めるほどでもないし
タイル屋さんに貼って貰うと狭いところでは窮屈だし。



かっこいい棚受け金物の新品が買えればいいのかな?
これの裏には300円(!)って書いたシールが残ってたけど。
いやいや
ここのお宅にゆかりのある金物だからいいんだよな。
うん
そうだそうだ(自己催眠)


自分に言い聞かせているうちに眠くなっちゃったんで 今日はもうおしまいです。
そりゃ催眠じゃなくて睡眠だ。
キレが悪いのは日曜日だからってことでまた明日。
ではでは。

by kaiganyafoo | 2014-03-23 21:10 | 材料 | Comments(2)

左官屋さん登場

みなさん おつかれさまです。




ここのところ たくさん水分を摂っている海岸屋です。
長男に指摘されて 水分不足で頭痛がするのかもしれないと思ったからで
これでなおるんだったらありがたい気がしますが あんまりまぬけだという気もします。
いずれ答えが出るでしょう。


水。

水と言えば左官屋さんです。
(なんて強引な展開)
a0157159_2365240.jpg
トイレの窓 出入り口まわり。
サッシ枠は使いません。 窓台だけ。
トイレは狭いし この窓は小さいから枠があったら無骨かなと思います。
出入り口まわりの左官のRは もう少し大きいほうがよかったかもしれません。
好みの問題ですがね。

下塗りはプラスター。
2~3日おいて漆喰を塗ります。
あんまりぴったり抑えないほうがいいかもしれませんね。

こっちは玄関
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カメラのコンディションが悪いのでひどい写真です。

大きい壁が石膏ボード
黒っぽいところは強度が欲しかったのでラス下の板 (防水紙を張ってありますね)
小壁は上塗りをはがしただけのモルタル。

これが下塗りを終えるとこうなります。
a0157159_23253187.jpg
石膏ボードにはプラスター(商品名はユートップ)
板の上にはアスファルトフェルトとラス網を張ってモルタル
小壁はコンディションがよくなかったので厚みのつくプラスター(同 Bドライ)
(ラスボードに使うものですね)

最近の左官屋さんはマスキングテープを貼って
チリ周りを養生する人が多くなりましたが
この二人組みは昔と同じやり方です。
チリ刷毛ですーっと拭いておしまい。
だから仕事は早いです。
むー
昔の塗装屋さんもテープとかを貼らずに まっすぐに刷毛を引き通してたよなぁ・・・



左官屋さんが仕事をすると ぐっと部屋らしくなります。
やっぱ壁は左官だよなぁ・・・



おまけの写真は左官の本の写真(前にも載せたか?)
a0157159_0324071.jpg
いい本です。
では。

by kaiganyafoo | 2014-03-22 00:33 | 工事 | Comments(4)

土壁を壁土に。

みなさん おつかれさまです。



まあ なにしろ働き者の海岸屋ではあるんですが
毎日 午前様でちょっと眠いです。
まー寝てても プランの見直しや 見積もり お施主様へのお手紙(?)など
たまった仕事の重圧で安眠してはいませんが。(大ウソ 毎日爆睡)





さて
今の現場は小舞いに土壁の家で、 それを場所によっては解体しつつ工事をしてます。
でもな
土壁って こわすとすっごいホコリになるんです。
全然嬉しくない。

先輩は「土壁好きって言ってたくせに」 みたいなことを言いますが
壊すことだけが嫌いなんです。
・・・・普通ですよね。


それで出た土。
a0157159_23225624.jpg
荒壁と 中塗りと 漆喰がまざっているけど。


これ もう一回使えないかなぁ とふと思いました。
a0157159_23242998.jpg
バケツに入れて水を加えて 練ってみた。

使えそうなのかダメなのか見てもわからないんですが
瓦屋さんが使う粘土は タイヤのきれっぱしがツナギに入ってると聞いてからは
どうにか壁土を別の方法で調達しなくてはならないもので 試しにやってみました。





うまく使えるといいなあ・・・・
(睡魔に襲われたため 中途で離脱・・・・)

by kaiganyafoo | 2014-03-20 23:31 | 材料 | Comments(2)

杉の外壁の限界

みなさん おつかれさまです。



ウチの奥さんはこころやさしい人で
冬になるとみかんやリンゴを切って外に置いておきます。
鳥の食べるものがないとかわいそうだから だそうです。
でもね
そうやって世話になってる鳥、 なかでも尾長君に言いたい。
君たちにあげてもいない立派なリンゴを勝手に突っつくのはやめて欲しいです。
それから
ウチの奥さんの車にフンを落とすのもヤメテ。
わかったかな? もう。






さて
ウチに来る尾長君がブログをチェックしてくれていることを祈りつつ
今日のお題。
杉の外壁のほにゃららら。
a0157159_2128816.jpg
これは戸袋です。
(内緒の話なんだが戸袋ってのは雨戸をしまっておく場所らしいぜ)

だいぶ風化が進んでいますね。
風化は杉の柔らかいところから進んでいく。

ここを見てください。
a0157159_21393380.jpg
おおっと。
風化が進みすぎて向こう側に抜けちゃった。
昨日あたりの海岸屋の靴下と一緒です・・って話はよけいか。

この板は通称二分三(にぶさん)と言って 厚みは二分三厘 7mmくらいですか。
大工さんが思ったよりも風化が早く進んだようです。
想定通りならば この板はもっと長持ちして
全体的に釣り合いのとれた朽ち方をするはずだったと思います。


思ったよりも早く風化が進んだ理由のひとつは年輪の詰み具合。
これを見てください。
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風化が進んでいるのは板だけじゃない。
押し縁もそうです。
一番下を見てもらうと風化の深さがわかるでしょう?

一方こちらは・・・
a0157159_22544918.jpg
目の詰んだ材料はそんなに減ってませんね。

ふーむ
違うもんだねぇ・・・

それに挑戦するわけではないんですが
今回の玄関の改修は杉の下見板張り。
前もって塗装を済ませます。
a0157159_2259127.jpg
二度目の塗装を終えて乾かしているところ。

洋風気味の表情にしたくて15mmの厚みにしたから
向こう側まで風化が進むのは倍くらいの時間がかかるのかな。


今日の話は古いものばっかりだったから
おまけの写真も古いもの。
a0157159_2335398.jpg
うーん 欲しい。
まあ 年寄りの懐古趣味ってやつだと笑ってくだされ。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-03-19 23:05 | 材料 | Comments(0)

大工の共通言語

みなさん おつかれさまです。



先週の土曜日に 「あー これはきっとオーバーワークだなぁ」
と 思いつつ作業をしていましたが やっぱりそうでした。
日曜日はずーっと寝ていたんですが、月曜日は45%の海岸屋でした。

今日は85%くらいまできたので大丈夫っす。


でも
いろいろと仕事が山積みで
そっちのほうは?%っすかねぇ・・





さて
シロアリ君の食べ散らかしを始末している現場なんですが
えー
すでに載せたんだかそうでないんか覚えていない框の交換です。
a0157159_22413536.jpg
これはシロアリが喰った框です。
上に板を打ち付けてあったのをはがしたところ。
壊します。
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かなり食害が進んでいるので 正直道具はあんまりいらない。



はい
撤去完了。
a0157159_2245042.jpg
シロアリっていうのは どういうわけかとても好き嫌いを言うヤツで
今回は框だけをきれいに喰ってました。


新しい框を入れます。
a0157159_22502897.jpg

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作業が終わってしまえば どうやって入れたんだろう ってくらいぴったりです。
いや 自慢とかじゃなく。

お客さんもそう思ったらしく
「ぴったりに入るもんだねぇ・・・」 とおっしゃってました。


もちろん下手ではダメですけど
ちゃんと経験のある大工さんならこの仕事はできるはずなんです。
それは
最初にこの框を取り付けた40数年前の大工さんと
今回取り替え工事をやった大工さんは 同じ手順を踏んでいるから。
そう
共通言語と言ったのはこれ。
柱に残っている仕口に対して 框にどんな加工をしたらいいのか
前もってわかっているということなんです。

大工さんに言わせれば当たり前のこと なんでしょうけど
海岸屋はこれをずいぶんすごいことだと思っています。

現場でこういった仕事をする大工
それに必要な材木を理解して調達してくれる材木屋さん
大工が使う道具をつくってくれる鍛冶屋さん
これらが一体のシステムとなって機能しているために
何かがひとつ欠けただけで成り立たなくなるわけです。


だから こんな動きもあるらしい。
a0157159_23163885.jpg
世界遺産にしたからといって にわかに危機を脱するわけではないんだろうけど
でも それでもやっぱりなんらかの意味はあるだろう。

でも
できれば40~50年くらい前に注目して欲しかった。
当たり前に道具鍛冶が活躍していた頃に。

今 当たり前に使われている大工の技能も
滅びる寸前になったら 世界遺産に と言われるようになるんだろうか。
できれば そんなことにならずに
将来も大工の技術が世間一般に使われ続けるほうがずっといい。
たとえ世界遺産にならなくてもね。

では今日はそんなとこ。
また明日。

by kaiganyafoo | 2014-03-18 23:28 | 工事 | Comments(4)

なぜ建築では木の木口を見せないのか

みなさん おつかれさまです


昨日は暖かかったけど
きょうは肌寒くて 時折小雨 そんな千葉外房です。
でも
もう春ですね。
毎日 現場ではウグイスが鳴いています。
だいぶ上手になってきたかな?





さて
「なぜ建築では木口を見せないのか」 と言う皆々様の疑問に
ズバっと答えます! (T先輩がね。)


「ばーーーーーーーっかだね! そんなのいまさら何言ってんだか!!」 
と言う前フリ付きでT先輩が言うには

「木の変形を抑えるため」 だそうです。
むむむ・・・


確かに木の木口は変形します。

例えば垂木の寸法をきちんと決めて真ん中で切るとすると
新しい木口ができるわけですが そこの部分の寸法はじきに小さくなる。

乾燥の度合いで一概にどのくらいとは言えませんが
どんなに乾燥していても木口から何かが抜けていって縮む、それは本当です。
ですから
長押が床柱の中ほどで終わるとき
柱と長押のあいだにスキマがあかないように 木口にアリを切ってフタをしておく
違い棚が空中でぶつっと切れているとき 
木口が小さくなってしまわないようにアリを切ってフタをしておく
反り返ってしまわないように筆返しをとりつけておく

そいうことらしいです。

「丸太を乾燥させるときボンドを塗らないとヒビがはいるでしょう?」 と先輩は言うので
「ボンドは空気も通さないくらい密閉するからわかるけど木でふさいだくらいで効きますかね?」と聞くと
「圧倒的でしょうね」 という確信ありげな返事。

「家具屋さんは木口を出すのが平気だけど?」 と言うと
「堅木は事情が別でしょう。 家具用材は乾燥が徹底できてるし」 と言います。

海岸屋の感じでは 建具屋さんは 大工さんと似た感覚
家具職人の感覚は木口に関しては別物
でも 指物師が木口を見せることはまれ そう思います。

ですが美的感覚で木口を隠す という発想は最後まで出てきませんでした。
だいぶ興味深いです。
こんどF先輩に会ったら同じことを聞いてみよう。






いやいやいや
字ばっかりだし 中身はマニア君だし で つまらなかったねえ。

おまけの写真は 読んだ本の写真。
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今年は神楽坂で職人について話をするので勉強してます。
いくつか取材もするつもり。
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木村政彦は最強だぜ! という本。
日本酒なら普通に3升4升飲んだとか
ベンチプレスで250kgを上げ 握力は200kg以上
100kgのバーベルを 肩から伸ばした両手の先まで
何回もごろごろと転がした とか 確かに最強かもしれません。
一生に一本くらいの力作でしょう、すごい分量の割にはすんなりと読めます。
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これは・・・ちょっとないくらいの本です。
出来のいい人がいるもんだなぁ・・という感想。
この本をテキストに使って海岸屋の社内で勉強会をしたほうがいいかもしれません。
たくさんのヒントが詰ってます。


ここんとこ連日午前様で寝不足なので今日はそんなとこ
ではでは。

by kaiganyafoo | 2014-03-14 22:24 | Comments(0)

海岸屋 山へ入る

みなさん おつかれさまです。



東郷鉋レポートの続いた三日間
連日アクセス倍増御礼申し上げます。

工務店主の立場から 営業の足しになればとブログを綴っているものの
全然別の方々のご支持があるのも 最近は慣れ狎れの境地でございます。
機会があれば 薄削り 永切れのテストでもやりましょうかね。
(安請け合いをするのは悪い癖です)





さて
海岸屋 今日は山へ入りました。
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前を歩くのはお施主さんと林業の方々と です。

千葉は山武杉の産地として知られますが
現在 他の地域へ出荷するほどの生産は行われているのかどうか
山主 林業 製材業を含めて 活気があるとは言いがたい状態です。

そんな中 この山は例外的な手入れの良さです。
木も健康。
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いいでしょ?

ただ 今回の建物は5間×6間の内部には柱が一本だけ という構成のため
なかなかに大きな部材が必要で ここの丸太からは そこまでの材料は取れない。

「だからこの丸太は使えません」
と 返事をしてもいいものか。



図面を引き 部材の拾い出しをして
材木屋さんに見積もりを頼んで
値段が合えば 発注する。 それが工務店のいつもの仕事。
いつもの仕事ではあるけれども。


「ここの材料を使えるように図面を引き直した方がいいかもしれませんね」 
というのが海岸屋の返事。
いつもの仕事の姿勢が 「買う側ならではの傲慢さ」 を持っていて
そこからは見えないところで はねだされている素材と労働とがあることを
山に来たとたんに見えてしまったからかもしれない。



しかも。
素材を目の前にして心が動かないのが正しいなんてことがあるのだろうか。
さらに
若い人達が状況を突破しようと山の中で働いているのに
それに動かされないことに自分が折り合いをつけられるのか。


それからやっぱり
この丸太を現場に持ち込んで 鉞ではつって 墨付けて 刻んで
そうやって建てなくちゃいけないような気がしてきているんだな。

さて・・
はっきりしているのは 今の海岸屋にそれだけの実力がないということ。
だからと言ってお手上げですという返事をするのかどうか。
でも
(安請け合いをするのは悪い癖です) って7行目で書いたんだよなぁ・・・




おまけの写真は  「百年の孤独」
a0157159_23594595.jpg
同名の本はまだ読んでないのに焼酎はすぐだ。
(と言うのは見栄で海岸屋は下戸だ。チョコのお返しだな)
ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-03-14 00:08 | 材料 | Comments(6)