海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
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<   2013年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧


米ヒバのあれこれ

みなさん お疲れ様です。

今日は涼しくていいねぇ・・などと
現場に着いて早々にはのんきなことを言ってますが
やっぱり暑いねぇ と 体を動かしはじめればじきに言います。
まあ 一日解体仕事をしてたせいもありますけどね。

さて
垂木が柱ほどもある と言われた現場ですが
a0157159_0295216.jpg
短い垂木を持つのにも二人がかりです。
海岸屋の自宅は5寸3分の通し柱を使ってますが(自慢)
でもこの垂木よりも細いようです。

この材料は何か と言えば米ヒバ。
米とは言ってもアメリカではなくカナダのバンクーバー島からやってきてて
ヒバとは言ってもヒノキの種類です。  わけわかんないけどね。
a0157159_0372415.jpg
はい これが米ヒバの原木です。
これで樹齢は1200年くらいあって そのわりには細いね と感じるのは
年輪がすごく細かくつまっているせいだということです。

この材料は長さが20m以上はあります。
a0157159_0411726.jpg
カナダにもこれだけの原木はそうそうあるわけではなくて
さらには原則として丸太での輸出は禁止されているので
今回のような場合はカナダ政府に申請をして許可を得るのだそうです。

a0157159_0472567.jpg
ここは奈良県天理市にある佐藤木材 と言う会社で
社寺関係の材料では日本一だろうということです。
この倉庫の中には はぼ寸法通りに挽いた材料が3年くらいも寝せてあり
静かに乾燥をさせながら出番を待っている とのことでした。

遠目ではわかりませんが すごく大きな倉庫ですから
そこが一杯になる というのはずいぶんと大きな現場なんでしょう。
倉庫の前に置いてある丸太も 近くで見ればこれだけ太い。
a0157159_05322.jpg
これだけの大きさの材料を国内でそろえるとすればは相当に難しくて
奈良で復元された大極殿(だいごくでん)は予算的にすごいことになったらしいです。

世界的にもこれだけの大きな原木というのは貴重だろうけど
それを今の時代で こうやって使ってしまうのはどうなんだろう という気はします。
そんなことを言っても 今回見学会を開いてくれたのはここ佐藤木材さんなんですけどね。

似たような場所から出てくる米松材なども
天然木のものはオールドグロスなどと言われて貴重ですが
どのくらいの期間伐採が続けられるのか とも思います。

基本は国産材でまかなえることだろうと思うのですがね。

えー
あまり面白くない話が3回も続きました
お疲れさまでした。
なかなかに課題の多い見学でした。
ではまた。


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by kaiganyafoo | 2013-07-23 01:13 | 材料 | Comments(4)

軒の出は16尺5寸

みなさん 今日は日曜日で
そして投票日です。
さっき放送されてるのを聞いたら 我が東金市は29%らしいです。 今のところ。
あーあ どうにかならんかな。





さて 前回の続きです。
建築の人以外はつまらないだろうけどね。
a0157159_1973965.jpg
アフリカケヤキ などといわれるこの木、アパですがかなり重いとのことで
柱一本が約7tあるそうです。  7t・・・・
建具も1tくらいになるらしく それを毎日あけたてするのは
なかなかに工夫のいることだと思います。

隅の柱は60tの荷重を受け持っているのだとか・・
まあ 7tもの目方がある柱ですから 60tの荷重も大丈夫かもしれませんが
気になるのは隅木の方ですね。
a0157159_1922111.jpg
はい 隅木。

隅木の方は横向きに使ってますから 60tなんて荷重がかかったら
相当にめりこむんじゃないかな って気がするんですが・・・
隅柱は5cmから6cmくらい伸ばしてあると言ってましたが
それは別の理由で伸ばしてあるんだろうしね。

ん?
どれが隅木だかわからないっすか?
一番上っす。
下に見えるのは隅の尾垂木だと思います。
ええ 尾垂木。

ここの建物は桔木(はねぎ)がない と書きましたが
じゃあ何で軒を出しているのかというと尾垂木なんです。

たしかに 古い建物は桔木がないです。
第一 それを隠す屋根ふところというもの自体がない。
だけども・・・ と長くなりそうなんで別の写真を。
a0157159_23564140.jpg

a0157159_23573824.jpg

a0157159_23583294.jpg

大工道具としては消えてしまった チョウナ ヤリガンナが活躍しています。
宮大工として働くことの光と影 ってかんじですかね?
え? 影ってなんだって?
うーん
こういった伝統技術保存 みたいな博物館的な残り方じゃなくて
一般の住宅で残ってる っていうのが望みだなぁ と思うもんですから。 はい。

大鋸やハツリなんかの技術もふくめて
大工が山の木に直接働きかける道具と技術があれば
流通に乗らない木材も使えて山と現場の距離が縮まるし
今の住宅が失ってしまった生命力も少しはよみがえると思ってます。

もののけ姫に出てくるセリフ 「だんだん小さく そしてバカになっていく」 のは
今の大工の姿なんだ と思えてならないし。

ただ 尾垂木で軒の出を16尺5寸も出そうというのは
相当に面白い試みだとは思います。
天平尺だから少し短くて4.87mらしいですけど、
これが金物を使わずに木だけで出しているなら本当に面白い。


と 建築の人どころか誰もおもしろくないようなことを言いつつ
次回はもっと別の話を・・ってかんじですな。
ではまた。


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by kaiganyafoo | 2013-07-22 00:21 | 建物いろいろ | Comments(2)

中金堂復元工事

みなさん お疲れ様です。


このあいだ家族でスイカを食べていたら
誰もタネを出さないことに気がつきました。
そう
タネごと食べちゃう。
20代なかばの娘は 他人と一緒のときだけタネを出すそうです。




さて
奈良へ行ってきました。
a0157159_22365942.jpg
奈良で一番高い五重塔です。
よく鹿がいるよね。

ここのお寺は 立派な五重塔があるものの あとはなんとなく散漫な雰囲気で
境内の構成というのがつかみにくい気がするんですが
それもそのはず 中心となる(中)金堂や中門 南大門が失われているんです。

今 その金堂の復元工事を進めているところで・・
a0157159_159386.jpg
手前が原寸場 奥が金堂の仮囲いです。
一年ぶりに来ました。

はい 現場。
a0157159_221881.jpg
大きいですね。
高さ21m 梁行23mのものがこの中に入ってるわけです。

まず原寸場の中へ案内されます。
a0157159_244935.jpg
もうそろそろ木工事は終わりなので材料はありません。
一番奥に棟瓦と鴟尾の原寸が描いてあります。
a0157159_2142032.jpg
これで高さは2m
瓦で焼くのは困難なので鋳物で作るようです。

さて 現場の中は・・
a0157159_2172852.jpg
柱がそびえたってます。
この木の名前はアパと言って アフリカのカメルーンから来たらしいです。

この柱の太さは76cm 長さは9.8m 36本あります。
もっとも立ち木のときは50mもの高さがあったそうで 
切り倒したときの地響きは4km離れたことろまで伝わったのだとか。

ヤリガンナで仕上げてありますが 図鑑で見ると刃物切れは悪いらしく
きっと苦労して仕上げたんだと思います。

足場の上にあがっていくと
a0157159_2484472.jpg
この建物は平屋ですから
ここは裳階(もこし)というのか庇というのか
まあ 桁行は36mもあるんですから もう建物っぽくないほどでかいですね。

a0157159_2545455.jpg
下の地垂木(じだるき)は丸で 上の飛檐垂木(ひえんだるき)は角ですね。
この部分で柱芯から軒先まで9尺出ているらしいんですが
なんだか寸法がよくわからなくなってます。

で、この上には屋根がかかっているわけですが
そこはなんと16尺5寸(天平尺)も出ていて
それでいて桔木(はねぎ)も入ってない・・・

ん? 何言ってるかわからない? 
それは言ってる本人もそうだから心配ないね
ま そのへんは明日 ということで。(多分ね・・・んーたぶんね・・・)

では。

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by kaiganyafoo | 2013-07-19 03:05 | 建物いろいろ | Comments(0)

土蔵の解体が始まって・・

みなさん お疲れ様です。


何日か涼しい日が続きます。
朝方 母親が 「涼しいねぇ・・」 と言うので
「夏らしくないけどね」 と返事すると
「そうだねぇ・・ いかにも夏ってかんじだねぇ・・」
・・・・
はい
母親は耳が遠いです。



さて 一週間ぶりくらいの更新ですが 海岸屋は元気です。
11時間も拘束されたり
奈良に行ったり
名講義を聴いたり 
もう一回名講義を聴いたり・・です。 忙しかったなー。
そしてこれ。
a0157159_19311818.jpg
はい 土蔵の解体。
この部分は朝一番でトタンを剥がしたらこうなってた という部分。

たぶん最初から漆喰仕上げはなくて 杉の板で囲ってたんだろう と思います。
でも・・・
a0157159_19361660.jpg
柱の肌を見ると 
「板囲いが劣化して雨水が入って 土壁が水を含んで 柱がフケて・・・」
という時期があって
「土壁表面のハチマキ状の藁縄が風化して」 (でもシュロ縄は残ってる)
「壁が崩れ 下地の竹が折れて」
という時期に このトタン下地を組んだ だろうという事がわかります。
柱に直接下地を支える垂木が打ち付けてありますしね。

二階部分の壁
a0157159_1948233.jpg
ここは内部から内壁を壊して 
その後バールやハンマーで外側へ外壁を突き出した部分。
縦横に張り巡らせた藁縄が健全で しっかりと土壁を保持しています。
たぶん
雨水が浸みこんだりしなかった のだと思います。
それは
ひとつには 漆喰仕上げの効果 だろうし
ひとつには 二階の壁に降りかかった雨も一階まで伝い落ちる という水量のせいだろうと思います。

二階の壁も高い部分ほどしっかりしてましたしね。
土蔵には雨漏りは大敵 ということのように思います。


土蔵解体隊 内壁を剥がすの図。
a0157159_2012898.jpg
地下足袋三名 たび靴一名 ツナギ二名 サロペット二名・・・
服装からも皆さんの意気込みが伝わります。
a0157159_2010192.jpg
そして そのまま外壁を突破・・・ 元気だ。

というわけで 思っていたよりもずっと進んだ第一回目の解体作業。
順調です。

今回は 現場→スーパー銭湯→打ち上げ会場 という流れでしたが
次回(?)は 現場→海→焼き蛤+ビール というリクエストが出ました。
お酒を飲まない海岸屋ですら そんなビールはうまかろうと思います。

おまけの写真は水切りの構造
a0157159_20202652.jpg
土壁に竹でできた札状のものを刺し その上に竹ヒゴ状のものを乗せて 
そこに漆喰で肉付けして作ります。

経験の蓄積がないと作れませんね。
全国土蔵研究促進委員会会長の渡邉さんに現場で教えてもらいました。

ではまた次回をお楽しみに!

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by kaiganyafoo | 2013-07-17 20:25 | 民家 | Comments(0)

さて、土蔵とお宝

みなさん こんばんは。

作業場から家へ帰るまでのわずかな移動の車の前へ
猫さんに突っ込んでこられちまった海岸屋です。

幸い 見通しのいい道路だったから止まれましたけど
まじ カンベンして欲しいっす。
次は轢くよ? (うそです。)



さて
蔵ネタ。
解体の下準備です。
下屋のトタンを剥がして
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骨だけにして
a0157159_22353057.jpg

落として
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むしって
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ばらします。
a0157159_22372826.jpg

はい
片付けました。
a0157159_2238981.jpg
新築時に鉢巻状に巻いた藁縄の跡 後からの修理の跡
時代を刻んだ土壁ですが とても美しいです。

入り口の蔵戸の金具は・・
a0157159_22432463.jpg

こんなふうに持ち上げることが出来て
a0157159_22442158.jpg

握って引っ張るのにちょうどいい。
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そして相手に差し込んで
a0157159_2246513.jpg

鍵を掛けるようになっている・・・アタマいい!!
a0157159_22465624.jpg

蔵自体もお宝だし こういった知恵もお宝ですね。

そしておまけの写真
a0157159_2228191.jpg
長火鉢だねぇ・・
箱はケヤキの根杢かな?
炉縁は黒柿のようでもある。

この長火鉢 気になりませんか?
気になるよねえ・・・ (妙な余韻を残しつつフェードアウトするのであった)

では。

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by kaiganyafoo | 2013-07-10 22:52 | 民家 | Comments(0)

土蔵解体のあれこれ

みなさん こんばんは
いきなり猛暑の日々ですが ご無事でしょうか。
海岸屋はお約束で頭痛がしたりしています。



さて 土蔵を解体する というイベント。
今日は小手調べです。 そして参加なさる方へご準備の連絡。
まずこれ
a0157159_23503972.jpg
ステンレスのボトルに注目。
そう、 水分です。
夕方のビールも大事でしょうが、健康のために水分補給を。
で これ。
a0157159_2353397.jpg
電車でおいでになる方へ麦藁帽子はアレでしょうから
まあ タオルなりなんなり かぶるモノを。
手元はこれ
a0157159_2358717.jpg
仕事に軍手は定番ですが
現場ではこれが新しい定番になりつつあります。
すべらない 手が汚れない 細かい感覚がわかる  とそんなかんじがうけてます。

足元はこんなかんじ
a0157159_02496.jpg
スニーカーでもいいけど
土ぼこりが入ると 靴も靴下も汚れます。
地下足袋がはきこなせればサイコーですが・・・


ここまで読んで アレッと思った方
そうです。 まずご自分のご準備をお考えください。
考える ということが具体的な力になる  という実例をお目にかけましょう。
a0157159_085463.jpg
どうでしょうか。

7月8日 11時ごろの強烈な日差しは
この庇によって完璧にさえぎられてます。
窓のまわりの影がそれを示していますよね?
すばらしい。
お手本になるような仕事です。
こんな仕事を解体するのですから
それなりに心構えを ということでしょうか。

それでは7月15日に現場でお会いしましょう。

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by kaiganyafoo | 2013-07-09 00:18 | 民家 | Comments(2)

包丁を研ぐ日

みなさん ご無事でしょうか・・って
そんな言い方したくなるほど暑い一日でした。
織姫様も汗だくだぜ・・




さて
一年に一日ってのは七夕並みですけど
包丁を研ぐ日がやってきました。
a0157159_0111417.jpg
スーパーの片隅に陣取って
網戸張替え¥1000
包丁研ぎ¥100
まな板削り¥??

値段のせいでしょう 大人気です。
a0157159_0142511.jpg
手持ちのグラインダーあり
回転式の砥石あり まー様々ですが
海岸屋はフツーに手で研ぎます。
写真の真ん中に写ってるけど プラスチックのコンテナ箱を重ねて
そこに水を入れて折りたたみの椅子を置く。
そんな準備をしたら・・・

研ぐ 研ぐ 研ぐ!!
何丁研いだか覚えてませんが手はふやけました。

職人さんが持つような薄刃
真っ赤な(!)出刃
テフロンでコーティングされた白い包丁
へなへなのステンレスのやつ・・・
こんな時でもなければ触ることのない数々の包丁を研ぎます。

研ぎ水の中に沈んでいるのは 金剛砥 シグマパワーの中砥 黒幕の1000
それからダイヤ砥と天然の仕上げ砥

ほとんどが先輩の職人さんだけど
研ぎのうまい人っていない。
っていうか 本気で研いでるわけじゃない  のかな。

数をこなすから研ぎ方はそこそこ。
サビ取りのほうに時間がかかったりするし。
それでも見違えるくらい切れるようになったはず。

よく切れる包丁で
おいしいものを作ってください。

包丁を研ぐたびに
「よその包丁は研ぐんだねぇ・・」 と母親に言われた事を思い出します。
なかなか洒落た言い方じゃねーか・・って
そういう問題じゃないけどね。

さて
明日は 「蔵」 !!
今日のネタよりビジュアル的にはイケテルと思うよ。

ではまた。

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by kaiganyafoo | 2013-07-08 00:34 | Comments(0)

海岸屋の鉋講座 中級編

みなさんどうも。
中級編です。

先に言っときますけど
海岸屋の鉋いじりが中級編にトライしてるんですからね?
読んで笑っちゃいけません。



さてこれ。
a0157159_336536.jpg
作業場から発掘(!)した鉋。
古くて裏がグダグダです。

幻の(現実だがね)鋼といわれる東郷鋼の刻印ばっか見てるから
裏はちゃんと写ってないけど。

フェイスブックの友人のみなさんに教えてもらって道具を買う。
a0157159_3421984.jpg


裏を直してます。
a0157159_345823.jpg
クランプではさんでますけど その黒い部分が表 
右側の白っぽく写ってるところが裏です。

そして白っぽい部分のヘリがコの字型に光ってますが
その上と下を脚と呼んで鉋台に固定するための部分
先端部分が刃先で そこが削るための部分です。

さて
海岸屋の手直しは この脚の部分が太い。
なぜなら台に面で固定したいから。
あんまり細くしたくない。

それから裏は削り過ぎないようにする。
なぜなら 今削っているその部分こそが将来の刃先になる部分だから。

裏を出すことと押すことは通常の行為だけど
裏をすくのはあまり想定されてないはずで
で あれば鍛冶屋さんが刃先として用意したのは裏の一番表面だったはず。
鋼の焼きも一番よく入ってるように思います。
だから そこは取り過ぎない。

発掘の鉋じゃわからないけど これならわかる。
a0157159_422817.jpg
友人の鉋だけど 新品から使い込んでこうなった。
うまいね。

脚の部分は太いけど これくらいがいい。
裏をこまめに出していくと もっと脚を細いままにしておけるけど
それじゃぁ 鋼がしなりすぎてストレスがかかってるんじゃないかな?
実際の仕事では裏も減るからけっこう研ぐしね。

砥石にあたる部分とそうじゃない部分の境界線がなだらかなのもいい。
均一に裏出しをしている証拠。

それはしのぎを見てもわかる。
a0157159_4112592.jpg
鋼と地金の鍛接線がほぼまっすぐでしょ?
新品のときはみんなこうだったはずなんだ。

これだから 本来鍛冶屋さんが想定した刃先を実際に使ってると言える。

もしどこか一箇所 鋼が薄いところがあるなら
そこは裏の出しすぎで 本来の表面よりも内側を使っていて
そこだけ甘くてもおかしくない(海岸屋説)


さあどうだ 鉋好きのみなさん
変な事言うなあ って思ったでしょ?

そして
鉋を触らないみなさん 何を言ってるかよくわからなくない?

困ったもんだ 両方うまくはいかないんだよ。
第一 海岸屋の鉋研ぎ自体があんまりうまくいかないんだからな。
ただね
鉋の刃先って とっても微細なもんだけど
それを小さいままで感じずに 大きいものとして感じるようにするんだな。
あ?
なおわからない?
これは中級編じゃ扱えない範囲だから当然だな。
・・・などと 偉そうなことを言いながらフェイスブックのみなさんに感謝。
やってみたら意外に進みます。
どんどん削っちゃえ!   って言ってる事と違うだろって話だ。

はい
ではまた。

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by kaiganyafoo | 2013-07-07 04:27 | 大工道具 | Comments(2)

トト〇の森の蔵は

みなさん今晩は。

a0157159_22103252.jpg
田んぼです。
今日は風が強くて 稲は風の通りにそよいでいます。
世の中は美しいものに満ちていますねぇ・・

どうして人間だけが こんなふうにひたむきになれないのか。
・・・などと思わせぶりなことを言いつつ
今日は土蔵の調査です。
a0157159_22153490.jpg
築100年以上 とご主人がおっしゃってましたから
この蔵は明治生まれかもしれません。

彼(彼女?)が見ている風景はこうです。
a0157159_2424294.jpg
いいなぁ・・・

ん?
なんか まんなかあたりに黒っぽいところがありませんか?
ほら ここ
a0157159_2461855.jpg

え?
見えない?

じゃあアップで。
a0157159_2515368.jpg
見えたね?
実はここ 昔〇〇の人達が 〇〇のために〇〇〇で
海岸屋がここまで行ってみたら とっても〇〇〇くて
気持ちがいいことこの上なしです。

ま うそだと思うなら来て見てください。
トトロの森が・・むにゃむにゃ・・
a0157159_2594745.jpg
二階で撮った写真ですが
ここのスス〇タリは白いのが特徴で、
こんなにはっきりと撮れるのは 海岸屋の心がきれいだからなんですゲフンゲフン・・

a0157159_371012.jpg
この蔵は天寿をまっとうして姿を消します。
もう2カ月あまりなんです。
その瞬間に立会いにいらっしゃいませんか。
どなたでもOK。
(作業服でならもっとおk・・ゲフンゲフン)

そして出来れば もう一度の人生を
この蔵に生きてもらいたいとも思っているんです。
そのための ていねいな別れ・・

あまりない 珍しい機会ですから
一度会いに来て見てください。

うーむ
メルヘンチックにまとめようとするとイマイチ似合わないか?
たまにはいいのか?

ではまた。

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by kaiganyafoo | 2013-07-07 03:20 | 民家 | Comments(0)

人には言えない仕事

a0157159_041379.jpg
みなさん お疲れ様です。

3人の子どもが (と言っても全員20代)
そろってビブラートの練習などをやっていると
近所でどう思われているのだろう とか考える海岸屋です。
事情を知らないと相当変だと思うんですが・・・



さて
みなさん ご存知の通り 海岸屋は建築屋です。
現場で仕事をしていると
「大工さん ここのお宅は何坪くらいあるのかね?」 と聞かれることがあります。

言えない言えない。
「あれえ? 何坪だろう?」 などと間抜けなことを言ったりします。

「このくらいの家だと 坪いくらぐらいするの?」

言えない。
もっと言えない。
「いやあ 社長に聞いてみないとわからないなぁ・・」
って 社長は俺だ!
でも言えない。

やれシロアリが食ってた
風呂場が腐ってた
天井裏に断熱材が梱包のままころがってた・・・
ブログに書くこともありますが どこの誰かはわからないようにします。
許可をしてもらったとしてもね。

正直 これはおいしいネタだ!! と思うこともありますが
書けないことのほうが多い。

実は今日もそんな仕事を引き受けました。
でもまあ・・・・ね。
頑張ってやりますけど誰にも言えない。

思わせぶりなことを言いつつ
また明日です。

では。


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by kaiganyafoo | 2013-07-03 00:32 | Comments(1)