海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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伊丹十三記念館

みなさん こんばんは
最近 とみに更新を怠りがちな海岸屋です。

今日もコンクリート打ちでくたびれちゃって
一回寝てまた起きてます。 やれやれ・・・




さて
そんなことはさておき 伊丹十三記念館。
これは愛媛県 松山市にあります。
愛媛県と言えば四国 (当たり前か・・)
一体いつ行ったんだとお考えのあなた。
そうです 高知に行ったときです。

まず外観
a0157159_0284478.jpg
黒いですな。
そして四角い。
シンプルで良おございますが、シンプル過ぎやしませんかね中村さん。
ん?
急に中村さんって 誰だとお思いでしょうが 
これは中村好文さんの設計によるものなんです。

あーた 中村好文さんと言えば
我が千葉県が生んだ 当代きっての人気建築家ざんす。
しかも海岸屋の地元の隣町出身ですからな。

だからと言うわけじゃないけど結構な追っ掛けぶりで
福島で見学会があるといえば行ってすばらしいと言い
群馬で講演会があるといえば聴きに行って面白いと言い
もー
東奔西走たいへんなもんです。(西は今回はじめてか・・)
能書きはいいんですが 
伊丹さんの愛車 ベントレーの車庫を左手に見つつさて入り口です。
a0157159_042283.jpg
沈んでます。
入り口 沈み込んでますな。

このあいだ読んだ 鬼頭梓さんという建築家の本には
入り口の階段は権威の象徴で・・云々とありました。

この鬼頭さんという方は図書館建築に生涯をささげた方で
昔の図書館は権威を誇るように階段を何段も昇るアプローチだったのですが
戦後 知識が広く一般に開放されるようになったことを象徴するように
図書館の入り口はあくまでも平らに 内部も平坦になっていった・・・のだそうで、
そこからすると これは?
へりくだっているんですかね? 
建築言語的に。(何言ってんだか・・)
さらに
a0157159_0533694.jpg
いやー
名前が小さいわ 中村さん。
ガラスに書いてある白文字もさりげないけど
端隠しに書いてある黒文字なんて 今はじめて気がついたわ。ダメじゃん海岸屋。


でね
内部は撮影禁止なのよ 当たり前か。
だから写真はないんだけど 大変に面白いとだけ言っておきましょう。

伊丹十三の名にちなんで13のコーナーに分かれて展示がされていて
「料理」のコーナーは台所のようにタイル張りになっているんだけれど
そのタイルの割りつけが見事だとか
「イラストレーター」のコーナーには 大きなローラーがあって
そこに架かっている布ベルトにイラストが描いてあって
ハンドルを自分で回してそのイラストを見物する仕掛けになっている、
そのハンドルの回し心地がなんともいえなく良い とか
伊丹さんの生原稿をはじめ いろんなものが入っていて
これも自分で開け閉めして見る引き出しの手ごたえが いつもどおりに良い とか
まー
タイヘンニオモシロイ とだけ言っておきましょう。
中庭。
a0157159_1161060.jpg
この樹は桂で 伊丹さんと 奥様で館長の宮本さんが寄り添っているのを表しています。
くー 泣かせるねぇ・・
ここも その桂に象徴される中庭へ集中できるように
建築的な工夫がいろいろとなされているんだけど
それよりも この桂の若葉が萌えるころ このベンチに座ってぼーっとするのが
一番のごちそうなんじゃないでしょうかね。

最後に自慢話をひとつだけ。
a0157159_127567.jpg
ここ。
ここの天井を張るのはけっこう難しい仕事なんだけど
担当したのは若い職人さんで
中村さんは何度かやり直しをしてもらって
この仕上がりになったときに「いやーできたね。 きれいにいったね。」と声をかけたら
本人も「はい」といって とてもうれしそうに笑った・・・・という話を
海岸屋は中村さんから直接聞きました。
う!
今思い出してもぐっと来るっす。

ん?
海岸屋が何にぐっと来てるかわからない?
これからの建築を背負って立つ建築家のタマゴのみなさん(誰?)
施工屋はね こんなことが嬉しいんですよ。
それから
伊丹十三記念館についてもっと知りたい人は
「ほぼ日」で検索して「伊丹十三記念館」で内部検索してみてください。
糸井重里さんが中村さんと対談しながら くわしく載せてますから。
では。

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by kaiganyafoo | 2013-03-29 01:37 | 建物いろいろ | Comments(0)

フラメンコはバラをくわえるのか?

みなさん お疲れ様です。

海岸屋の今日の仕事は フラメンコ教室の引越し。
ええ 海岸屋の地元は田舎ですが
フラメンコ教室なんてしゃれたものもあるのです。
a0157159_2319326.jpg

以前に海岸屋で施工させてもらった稽古場ですが解体中。

で 床の解体に来てくれたこの大工さんも
「バラをくわえるんか?」と 
海岸屋と同じことを言いました。

答えは バツ です。
くわえないそうです。
ここの先生は海岸屋もやってるバンドのメンバーの奥さんだし
とっても温厚な人なんですが それでも相当にキッパリと否定してましたから
それから察するに 「うんざりする」 範疇の質問なのかもしれません・・・

試みにグーグルで
「フラメンコはバラをくわえるのか」 という長い文章で検索をかけると
ヒットする項目は26000件・・・ 多いか?

ちなみに 本場スペインでの話ですが
日本からの団体客が数十人も詰めかけたとき
わざわざバラをくわえて演じたこともあるそうです。

ウケ狙い? サービス精神?
それが知れ渡っているとしたらそれもすごいね。
ちなみに フラメンコ関係者はひいて
その他の日本人にはうけてたらしく・・


まったく関係ないような話なんですが
海岸屋の現場に数人の奥さんがやってきて
年配の大工さんの仕事を見ながら
「すごいわねー 宮大工さんって釘を一本も使わないで建てるんでしょ?」 
と話しかけていて その大工さんは
「そうだよー 一本も使わないよ」 と平気で流していたのを見て
おお 大人だ! と感心したのを思い出しました。


このブログをご覧になっている良い子のみなさん
宮大工さんも釘は使います。
そして フラメンコダンサーは バラはくわえません。
ええ
今日の話は中身が突拍子もない中身だったので格別のオチはありません。 失礼。

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by kaiganyafoo | 2013-03-25 23:57 | Comments(2)

八幡様はコンクリートなのだが・・

みなさん お疲れ様です。


ハイフェッツの弾くバッハのシャコンヌを聞いている海岸屋です・・・
って たまにはこんな出だしもいいかな と。



さて
近所の家の玄関に 車椅子のためのスロープをつけて
はーやれやれ と思っていたところに先輩から電話。
「すくらんぶるきんきゅうはっしん」なんだそうです。
意味がよくわかりません。
とりあえず作業場へ。

すると 例の八幡様の玉垣の加工なんでした。
a0157159_2203122.jpg
三人の大工さんが並んで鉋掛けをするの図。
ここに海岸屋も入って本当は4人

なんか このままでは昼までかかる と思ったので
緊急助っ人だったんだそうで この昼とは夜中の12時のこと。
やな昼だねぇ・・
ま 海岸屋の大活躍(??)によって無事20時過ぎには終了。
勢いで次の日の建て方にも参入することに。
朝 98本の柱をキャラバンに積むの図
a0157159_2261468.jpg

a0157159_22172954.jpg
既存の桁との具合をみながらホゾを調整します。
a0157159_2219724.jpg
たてる
a0157159_2220761.jpg
立てる
a0157159_22204455.jpg
建てる・・・
a0157159_22231046.jpg
終了です。

ここの八幡様は 本殿も拝殿もコンクリート製で
今は塗り替え工事の最中です。
a0157159_22293378.jpg
ひゃあー ぴかぴかだー・・・とは言うものの こんな型枠 どうやって組むんだろう?
a0157159_22305067.jpg
どこから生コン流し込む?
a0157159_22325927.jpg
わざわざ隅木の端の金具をはずしたところを見てみたりする。
ふむふむ 左官で上塗り成形はしてるわけね・・・と

ここまで振っといてなんですけど やっぱり木を触る仕事は楽しい。
もうご利益は十分にいただきました。
こんな仕事ならいつでも呼んでください。
手間なんか もうそんなもの・・・
やっぱ 貰えればうれしい海岸屋でした。
では。

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by kaiganyafoo | 2013-03-22 22:39 | 工事 | Comments(5)

八幡様とハコテン

みなさん こんばんは。


ブタもおだてりゃ木に登る って言いますが
ブタのおだてかたってどうやるんだ と悩んでる海岸屋です。
木に登るところを見たいわけじゃないんですがね。




さて
八幡様の玉垣。
a0157159_21222853.jpg
あれ?
壊しちゃってますね。
いや 海岸屋も一緒になってこわしました。
解体工事のセンス(も?)素晴らしいからね ワシ。

玉垣の柱と土台を交換するんです。
a0157159_21243012.jpg
腕木がついてて抜けないところは切っちゃう。
セーバーソーという電気鋸で ずばっと。
愛がないな。 ないのは時間か。
a0157159_21263411.jpg
壊して見てみると
柱の上ホゾの付け根に穴を掘って
腕木をあらかじめ差して落とし込んで それから桁を乗せています。
あまり強い構造とは思えないけど 気持ちはわかります。

なんか不思議な寸法なので土台は持ち帰り
a0157159_21303095.jpg


昼飯は近くのそば屋さんで 「はこてん」
a0157159_233391.jpg
この 「はこ」が本当の木でできているところが泣かせる。
そばの汁はしょっぱめ 天ぷらはエビの揚げ具合がサイコー・・・
そう
ハコテンって言っても海岸屋がマージャンで大負けしたわけじゃないんでご安心を。

誰も心配してない?
ふん
知ってたさ(強がり)

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by kaiganyafoo | 2013-03-21 23:12 | 工事 | Comments(2)

東京駅はいい

みなさん こんばんは。

台所に ミコちゃん味噌 白味噌 と書かれた容器があって
それにしても白いぞと思ってしげしげと見たら
どうも中身は洗剤(的な)らしかったです。

あぶないあぶない
あれで味噌汁を作ったら腹が下るな。
最近すっかり目が悪くなりました。(むしろ頭か)




さて
先日 東京に行った際に
ちょっと早めだったので東京駅に行ってみました。
みんなが撮るこの構図
a0157159_1231826.jpg
良くできています。
きれいで作りものめいていますが(実際作りものなんだがね)
それは今出来のモノの宿命みたいなもんでしょう。
a0157159_1291966.jpg
(工場で作った製品をとりつけるからこうなる。 現場で手で作ればそうはなりません。)

外に出てみると
a0157159_1335198.jpg
ここの空間がいい。
相当にいいです。

たたずんで空間を楽しむだけの価値がここにはあります。
それを構成している要素はふたつ

ひとつはもちろん この建物の表情です。
もうひとつは この空間の大きさ。

向かいの新丸ビルから眺めてみると・・
a0157159_1534353.jpg
感じられますでしょうか。
東京駅という建物はヒューマンスケールで測れば(?)とても大きいんですが
周囲の空間はもっと大きい。
それは逆説的だけれど この建物の低さによって得られてます。

まわりの高層ビルに容積率を売ったと言いますが
素晴らしい判断だったと思います。
そう
経済効率を満足させるだけ容積率を食い切った建物が立ち並ぶと
もうその周りの空間はこま切れ状態になってしまって
どんなすぐれたデザインの建物であっても
味わったり楽しんだりできる状態ではなくなってしまうのです。

昔から日本では 絵であっても書であっても
描かれている部分と 何も描かれてない部分とのつりあい、いわゆる「間」を
何よりも重要なものとして考えてきたわけですからね。

ここからの風景で注文をつけるならば ガードレール。
美しくない。
工夫の余地はあったと思います。

東京中央郵便局
a0157159_2214298.jpg
こんな 新しいビルが古い腹巻を巻いたみたいなデザインの
どこを評価したらいいのか海岸屋にはわかりません。

近くにこんなにいい手本があるのにね。
a0157159_2272381.jpg



東京駅を褒めるのが目的でした
いけないいけない。

もうひとつ。
ここは (たぶん)都心最大の空間 皇居からのひとつながりの空間です。
時間と写真技術がないから それを実感できる映像が載せられませんけど
経済効率だけでなく
古いものを残す というだけでもなく
もっと大きな視野で 一番の都心にこれが構成できた というのは
いくら褒めてもいいんだと思います。


そこに気がついてる海岸屋を褒めてくれてももいいんだけどね。
ん?
そんなたいした事言ってないって?
そうか。

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by kaiganyafoo | 2013-03-20 02:41 | 建物いろいろ | Comments(2)

木の文化は滅びたのか

みなさん こんにちは

暖かくなってくると体が楽だなぁ と実感している海岸屋です。
断熱材を全然入れてない家に住んでいると
そういうことをひしひしと感じることができます。
(良い子は真似しちゃいけません)


さて 先日 日本民家再生協会の催しで
オークビレッジの稲本正さんの講演を聞きに行ってきました。
a0157159_6263545.jpg


内容は「木」

縄文時代から現代にいたるまで
「漆」 「橅」 「栗」 「楠」 「檜」 「杉」 「欅」 と
個別の樹種ごとに いろんな話が出てきます。
この樹種の並び方がすでに稲本さんらしいですけどね。

延々と話は続いて
「松」「桐」「竹」「楮」は時間切れで素通り・・・

講演が終わって 何か質問は? ということなので 海岸屋は
「今までの木の文化を俯瞰して説明していただいたけど
大工は減る 道具はなくなる で これからの日本の木の文化はどうなりますか」 
と聞いたんですな。

ええ
いつも聞くんです こういうときには。
で 大抵腑に落ちるような返事は返ってこないんですが 今回は違った。
とんでもないことを言われました。

「日本の木の文化は もう滅びてます。」

はい
ずいぶんびっくりしました。
こんな返事をもらったのは初めてです。

返事は続きます。

「なまじ文化が残っているだとか 伝えなくちゃいけないとか思うとよくない。」
「もう守るべきものも残っていない」
「もう滅びているし それは戦後の進駐軍の政策で日本固有の文化を抹殺したんだし・・」
「教育は(その分野では、か?)根本から腐ってしまっている」

むー
どうなんだ これ。

さらに

「新しく作り出すべき」 だそうです。 「世界を視野に入れて」。


さて。
この稲本さんという人は過去いろんな事を言ってますが
「百年かかって育った木で百年持つ家具を」 と言う言い方で
循環型社会の提案をしたのは 海岸屋が知る限りでは最も早かったですし、
「木というものは炭素を固定した存在だから 
これを燃やさず腐らせずに使うと空気中の二酸化炭素の増加を抑える」 
と言う言い方で温暖化への対策を提示したのも最も早かったと思います。

ですから 家具屋のオヤジが駄法螺を吹いた とは思えなかった。
すくなくとも海岸屋よりは見聞が広いし
見識もあるんだと思います。
それに
「木の文化がすでに滅びている」 という言葉には
残念ながら思い当たるフシがある。

残したい 伝えたい という気持ちが強いから
残っていてもらいたい と思いがちだし
容易にバイアスがかかるであろう 自分の指向もわかる。

でもな
伝統を守る とか伝えるとかいうのだって大変だけど
新たに作るって言ったって ご飯つくるわけじゃあるまいし
「あらたな木の文化」を作るってんですから こらぁ大変です。

その時はぼんやりちゃいましたけど
どういう方向が想定されるのか聞き返せばよかったですかね?

おとといの話なんだけど
まーだ考えがまとまらない海岸屋です。
どうなんだろ。

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by kaiganyafoo | 2013-03-17 07:04 | Comments(0)

カツオ人間

おはようございます。

長男がスマホをトイレに落としてしまって
悲しみに沈んでいる海岸屋一家です。(←ウソ)

さて ブログの更新記録を見てみると
まーひどいもんです。今月はまだ4回。
毎日更新の誓いはどうした! ってところです。
そんな誓いはしてませんが。

さて 土佐編は終わりなんですが お土産の写真を。
a0157159_604834.jpg
タルトです。 
なんでこれがタルトかとお思いでしょうが
300年以上前からそうだそうですからしょうがないね
a0157159_611374.jpg
キャラメルですがカツオ風味がどうかは不明
a0157159_613625.jpg
同上
a0157159_62764.jpg
タルトと和ろうそくは高知ではなく愛媛では?と思ったあなた。
鋭い!    普通か。

和蝋燭は (わろうそく と読むんだよ 書けないけど)
芯切り ということをします。
芯を切るんです。

昔 これを本で読んだことがあって
ロウソクの芯を切るとはなにごとか と思って
仏壇のロウソクで試してみたんですが 火が消えただけでした。
普通のロウソクの芯を普通のハサミで切るとそういうことになります。

その疑問から40年ぶりに芯切りを初実見。
芯切りまで買ってしまった。
a0157159_6113841.jpg
たぶん ピンセットでも代用できますな・・・

もしかしたら芯切りもアップするかもしれないであろう。



さて
今日は先輩の手伝いで左官仕事・・・って
お前左官屋になったのか った話ですが
残念だなあ もう出掛けなくちゃいけない時間だ。
では。
何?
お土産がみんなふざけたものばっかりだって?
きっちりと反論できるんだが 時間切れだね 残念。


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by kaiganyafoo | 2013-03-14 06:18 | Comments(0)

土佐刃物

みなさん どうもこんばんは。

高知県の話は4回目ですが どーかお付き合い下さい。
今回で終わりだからね。


さて 土佐の刃物。
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この 「むらの鍛冶屋」 という本は1986年に出ていて 
内容の6割以上を土佐の刃物に割いています。

この本が出た当時は海岸屋も20代後半で元気があって
こんな道具を集めたりしていました。
a0157159_22432933.jpga0157159_22435856.jpg






























そうです。
自分で木を伐って 製材もやりたいと思っていたんです。
ちょっと変わってますけどね。(ちょっとじゃねーだろ)

昔も今も土佐の刃物というのは 他の産地とは違って
こういった林業や製材業の道具を作っていて
いつかは行ってみたいもんだなあ・・と思いつつ20年以上も経ってしまいました。


長い前フリですがね、
行ったところは西山商会。
a0157159_22564676.jpg

見えますか? 社長が立っている前のショーケースの下段右端。
うおおおお!と言いたくなるような斧斧斧!
ちなみに手前から5番目のひときわでかいのは北海道型。

さすが全国に販路を持つ土佐打ち刃物。
これも。
a0157159_2355294.jpg
いいなー
好きだー!! と大声で叫びたいっすね。

この型は土佐及び阿波形のハツリ鉞。(たぶんね。)

社長さんに聞いてみましたが
斧はともかく 鉞 前挽き 二人挽きの大鋸などは もう作っていないそうです。
・・・・うーん
やっぱり20年前に来なくちゃいけなかったのかねぇ・・・

このあと鍛冶屋さんの作業場にお邪魔しました。
a0157159_23155114.jpg

a0157159_23172893.jpg


チョウナ ヨキ マエビキなど ここ土佐で作っていた厚刃物の類は
過去の道具 と言われていると思いますが 道具に過去も未来もなくて
ただ単に今の職人が使えなくなっただけだと思います。
理由は簡単 骨が折れるから。

今はそんな仕事をする必要がないからね と言われるのはわかっていますが
本当に必要がないのかどうか きちんと検討したことがあるとは思えません。
瓜剥きした丸太梁を作る技術 組む技術
ちょうな梁をうまく使う技術 などなどを手放してしまった現代の大工が
次に刻み仕事も手放しつつあるのを見ると 「だんだんと小さく バカになってゆく」のは
もののけ姫の乙事主の仲間だけじゃないぜ と言いたくなります。
いやバカじゃないか・・利口になってゆく・・のか?

海岸屋は手仕事屋を標榜していますから 現代の風潮に逆行してはいるのですが
ながーい目で見てみればまんざら時代錯誤とばかりも言えない(といいなぁ)と思ってます。ええ 経済効率ばかり語っていても 人を感動させるものは作れないってことです。


なんだかよくわからないオチで申し訳ないけど 高知の旅の話はこれでおしまい。
ではまたね。

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by kaiganyafoo | 2013-03-12 23:46 | 大工道具 | Comments(10)

土佐材はえいぜよ

みなさん こんばんは

今日の千葉は大変な風が吹いて
気温も高かったし さぞかし花粉がたくさん・・・
とか書くと読んでるだけでくしゃみが出るといけませんからやめておきます。





さて
土佐材はえいぜよ(にわか土佐弁)と言いましたが どういいのか。
まずは原木市場から
a0157159_20525732.jpg
ん? なんかふっとい木が入ってませんか?
太くない木(でも細くはないよね)もいい感じです。
a0157159_20552038.jpg
太い! 短い! 傷がある・・・
でもいい杉だな。
これが短いのはヘリコプターで出しているから
長いままだと重くて出せないんだそうです。
むー
つまり 林道がないところから出している
さらには太い木をねらって択伐 または一本釣りをしているのか・・
まあ それは人間の都合の話。
杉自体は素晴らしい質だと思います。

さて次の日に行った馬路村です。
a0157159_21565480.jpg
なぜ徒歩なのかは秘密。
見てもらいたいのはそこじゃなくて山肌。
岩です。 そしてそこに十分な湿気が通年あるからコケが生えてる。
a0157159_2221446.jpg
川の水で洗われたところも岩で この山全体が岩山であることをうかがわせます。
はい 過酷ではあっても良質な杉が育つ環境だと思います。

やがてたどりついたのは千本山。
a0157159_224542.jpg
吊り橋を渡ってすぐに「橋の大杉」 に御対面。
樹高54.2mだそうで これは日本最高水準でしょうね。
a0157159_2354766.jpg
ん?巨木に見えないって?
まー えてしてそういうもんです。 気にしない気にしない。
高知には杉の大杉といって樹高60m、本によっては日本一の高さとされる杉もあるので
もともと杉の生育には向いている土地柄なのかもしれません。
しかし・・・
a0157159_2382740.jpg
わかりますか?コレ。
なんか遠近感おかしいカンジじゃないですか?
人が縮むわけないから木が大きい ということで了解っすか?

杉の品種は魚梁瀬杉(やなせすぎ って読むんだよ・・・)
自然更新の天然杉で 樹齢は200年から300年。
(だと思います。違ってたら誰か教えて)
ここは杉の木の聖地でしょう。
こんな場所は全国にも何箇所もない。
素晴らしいです。
まったく素晴らしい。(ええ 大事なことなんで二度言いました。)

さあ みなさん 了解しましたね?
何がって 高知県が良質の木材に恵まれてるってことがです。

さて ここからが問題です。

今 一番安い木材というのは杉です。
材木屋さんに聞いてみてください。
外材より安い。
かつて日本の商社が開発途上国で木を切りまくってエコノミックアニマルだのなんだのって言われましたが今は国内で安い木をきりまくってハゲ山をつくって放置しています。
アニマルでもこんなことはしない。
腹が減ると自分の足を食うといわれてるタコ並みですか・・・

ではみなさん
なぜ再生産も出来ない値段になっちゃうんでしょうか。
誰か値切りました?
海岸屋が作る住宅では木材費は工事費の15~17%くらいでしょうか。
柱 梁などの構造材はその半分くらい。
だから2000万の家で150万から170万くらい。

これが高いか安いか。

もし倍の値段で買ったら 林道が作れて造林ができるのか。
バリバリ伐った木材はどこに行ったのか。
(最近木材自給率が少し上がったのは針葉樹合板のせいらしいですぜ・・・)

そうです
ここから先は工務店とか建築家とか 家を建てる施主とかの教養の話になるんです。
ハウスメーカーにはなんにも期待しちゃいけない。
経済効率以外のポリシーを持てない存在だから。
住宅建築全体に 国産材への良識を育む風潮を作って
ハウスメーカーはじめ 分量の多い分野を誘導するしかないでしょう。

そうしないと 大工がいない 大工道具がない
そして山には木がない という未来が来て
子孫に笑われたり恨まれたりする時代になるんでしょう・・・

ええ
土佐材はえいぜよ 
だけんど今のワシたちゃあかんぜよ(にわか土佐弁)というはなしだったぜよ。
おまけの写真は日本ツガ
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ではまた明日

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by kaiganyafoo | 2013-03-10 23:47 | 材料 | Comments(2)

土佐の三白

みなさん お疲れ様です。

今回 高知県に行って
みんなが引っ張っているアレ キャスター付きバック
もう買うしかないかな と真剣に考えました。
肩凝りをするたちなもんで 重いカバンをかつぐのは危険・・・
でも
なんか女々しい気がするしなぁ・・・(←悩んでるのもな!)



さて
高知県シリーズ第二弾 (シリーズ化決定なのかそうなのか?)
土佐の三白とは?

もちろん 一つは漆喰。
次は和紙
最後は木材だそうです。

むー
木材って白いのか? 一説には製糸業を数えるらしいんですが。

まあ 建築にとって都合がいいから木材でいいです。 
海岸屋公認。 
権威ないけど。

ですから 今日のお題は 「漆喰」

「ヨッ!待ってました!!」  (海岸屋が。)
行ったところは田中石灰工業株式会社。

さてみなさん 漆喰(しっくい)ってどうやって作るかご存知ですか。
これが原料です。
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石灰岩。 別の呼び方をすると 炭酸カルシウムって言います。

これを焼きます。
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赤くなってて焼けてますでしょ?
上から見るとこんななんですけど
これ 深さが7mくらいもあるとっくり型の炉なんです。

上から石灰岩入れて コークス入れて 少しの塩を入れます。
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そうすると不純物を吐き出しながら7日くらいもかけて ゆっくりと焼けて下がって行く。
下の写真は吐き出された不純物が堆積した光景ですな。
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重油のバーナーでごわっと数時間で焼くのが主流らしいんですけど
昔ながらのゆっくりのほうが結晶がいい形なんだそうです。

ここの工程で炭酸カルシウムだったものが二酸化炭素を吐き出して 
酸化カルシウムになる。 炭の字が取れちゃったでしょ?
別名 生石灰(きせっかい)。
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焼けたかどうか選別してます。

これを砕いて水を加えると 酸化して発熱して・・・
水酸化カルシウムってのが出来ます。 水の字がくっついたでしょ?

しばらくたって 反応がおわったら消石灰のできあがり。
水と 糊だのツタだのを配合すれば漆喰になります。

ただね この漆喰 水酸化カルシウムですがね、
空気中の二酸化炭素から炭素を吸収して炭酸カルシウムに変化するってんです。

それって元の石灰岩じゃないですか。
むー
漆喰が安定してるってのはそういう事なんですな。
いやー知らんかったなあ 勉強になったわ。

みんなに教えたい気分じゃない?
え?
これがよけいなおせっかい?
トホホなオチで申し訳ない。

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by kaiganyafoo | 2013-03-06 23:34 | 材料 | Comments(0)