海岸屋ふー通信


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夏真っ盛りですかね。

雨はふらないけど
なんとなく肌寒いかんじもします。

みなさんは どうでしょうか。

こんな天気のときに
「夏真っ盛り」 と言われても  なあ?

さて、
海岸屋が ここのところぽつぽつ読んでいるのは
古今和歌集。

古今和歌集の 巻第三は 夏歌で 
この中に 34首の歌が収められています。

この中の一番最初に 藤の花が咲いた云々 という歌が出てきます。

わがやどの 池の藤なみさきにけり 山郭公いつかきならむ   という歌ですね。

ね?
藤の花が咲いた という歌が 夏歌なんですよ。

そんで 今 藤の花なんか とっくに散りましたよね?
じゃあ 今は夏 真っ盛りじゃあないですか?
暑くもないのに 夏 だなんて
昔の人の感じ方はわかりません。

それからもう一つ。

いくら夏が 歌になりにくい とはいえ
夏歌34首のなかに
郭公が出てくる歌が28首もあります。
わからないなぁ・・・。

郭公と書いて ホトトギスと読む理由もわかりません
教養がないねえ・・・

国士舘大学出だからかなぁ・・・

古今和歌集の勉強会でもやってないかな どこかで。


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by kaiganyafoo | 2011-05-31 23:44 | 読んだ本 | Comments(0)

愛がないのだ (ないのか?)

みなさん お疲れ様です。

台風は温帯性低気圧になって
雨は途中でやみましたけど
今頃になって大風が吹いています。


さて 海岸屋は 今日も現場仕事です。

土曜日の洗面台の下地の残りと
手すりの取り付け。

a0157159_22242260.jpg
洗面台の下地を シナランバーで作ると こんなかんじになります。
面白くないやね。
タイルを張ると こうなる。
a0157159_22261426.jpg
巾方向は5枚 高さは4枚 奥行きは3枚
半端な切れ物がなくて すっきりとおさまる。

だから 下地の寸法は 巾で1005mm 高さで834mm 奥行きで596mm
下地の寸法は すごく半端。

これもそうです。
a0157159_22302386.jpg
25mmのタイルが タテヨコ全部目地が通って 半端な切れ物はこの4枚だけ
a0157159_22315820.jpg
タイルを張ってしまえば雰囲気が出てしまう。

でも 下地の段階では こんなふうです。
a0157159_223478.jpg
かっこ悪いよね?

海岸屋の気持ちとしては なんとなく不満が残る。
出来上がってしまえばわからなくなるから なおさら不満。

なんでだ?

シナランバーの下地には 愛がないからかもしれない。
タイルの仕上げには 愛があるのに。

良くわからない?
わからないよねぇ

でも自分の請け負いの現場では
これはやりたくないな。

うーん
理由は 宿題にさせてください。
うまく言えない。


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by kaiganyafoo | 2011-05-30 22:44 | 工事 | Comments(4)

飾り棚研究

日曜日ですが 雨が降ったりやんだり
台風が来ているらしいので 用心しなくちゃいけませんね。

雨の降る中を 
カッパを着て地域のゴミ拾いって
そりゃあ一体どうなんだ って文句を言ったり言わなかったり。

さて 遅々として進まない事務所の工事ですが
今日は 飾り棚の研究。
a0157159_1322433.jpg
このあいだ削ったケヤキは
小さな足をつけてとりつけましたが
この上に飾り棚が欲しい。
受け金物とか頬杖を使わないで
まるっきり壁から生えてきてるように 造りたい。
こんなふう
a0157159_14133061.jpg

どうやったか。

この金物。
a0157159_1330148.jpg

これを 棚板にネジ込む。
a0157159_1332679.jpg

a0157159_13325334.jpg

で 位置を決めて
a0157159_14193780.jpg

a0157159_1415522.jpg
石膏ボードに穴を開けて
a0157159_14175598.jpg
差し込んで
a0157159_14155455.jpg
裏からベニヤをあてて ナットで締めこむ。
このベニヤは 今は石膏ボードにビス止めですが
間柱から当木を出せば もっと丈夫にもなる。

で、 
こんなかんじになった。
a0157159_1423576.jpg

この棚板は 昔 隣町の造り酒屋が建て替えするときに貰ってきた
縁側の床板で ケヤキです。
つまり 古材。

右側の板なんて
木裏を上にしているもんだから カマボコ形に反っていて
置いたビンも グラグラするくらい。

何かを飾る 飾り棚 ではなくて
この棚自体が飾り物の 飾り(の)棚 になってしまった・・・

それって建築屋としてどうなの? と思いながらも
棚板の位置決めに 大苦心をした海岸屋でした。

なに?
そのわりに ありきたりのバランスだって?
うーん そうかも。

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by kaiganyafoo | 2011-05-29 14:37 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(0)

シナランバーの加工

梅雨入りしたそうだけど
それらしい天気です。

あんまりうれしくないっす。
ばさっと降って ぱっとやまないかな。


海岸屋は今日は 現場仕事。
造り付けの洗面台と洗濯機のビルトインとの下地を
タイル屋さんと打ち合わせをして作る。

タイルの目地割りって
何度やっても難しいからね。

下地は シナランバー。

シナランバーって何だ? という人に
それを説明するのは難しいな。

集成材の板にラワンベニヤを張って
さらにシナの木を張ってあるもの ですが・・。

釘も打てるし ビスも効くし
寸法安定性もいいし 強度もあって でも そのわりに軽い。
でもな
仕事をやってては つまんないぞ。

いい包丁をしっかり研いで
さて と待ち構えてて 寒天切ってくれ って言われたらつまんないでしょ?
そんなかんじかな?

マスクしないと 丸ノコ使いたくないし
20年後にどうなってるか さっぱりわかんないから自信が持てないし。

下請け仕事って そんなもんだよな。

さて写真は 雉(きじ)
a0157159_21343095.jpg
え? 小さい?
そりゃあ小さいよ
近づくと逃げるもの。

大体 雉を追いかけたことがあるかな?
普通ないだろうけど 海岸屋はあるね。
しかも何十回もある (すいませんね わけわかんない奴で)

早いです 奴は。
海岸屋の倍は早いね。
30mくらい引き離すと わざわざ立ち止まって 振り返って見るからね。

たかが鳥のくせに 優越感持って見てやがるぜぇ とおもうと腹がたつけど
全然 追いつかないんだからしょうがない。

と いうわけで パソコンで拡大
a0157159_21435631.jpg
画像が荒いんだけど これが雉のオス。

普通は 朝早くとかエサを取りに来て
昼間はヤブの中で じっとしてるんだけど
今日みたいに曇って小雨の日には 昼間っから出てくる。

カモもそうだね。
なんか いいことがあるんだろうね。 きっと。

写真では胴が黒っぽく写ってるけど
間近で見ると 緑や青ですごくきれいです。
国鳥だしね。

でも鉄砲で撃って食べちゃう。
「キジも鳴かずば撃たれまい」ってね。
でも 鳴いても誰も撃ってもこない海岸屋はどうなんだー! って
こんなオチで申し訳ない 土曜日なのに。


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by kaiganyafoo | 2011-05-28 21:55 | 工事 | Comments(2)

大聖堂

梅雨入りしたんですね?
関東地方。

やっぱり五月晴れはもう 売り切れだったんだな・・

これじゃあ梅雨が二ヶ月近くもあることになっちゃう。
誰かが 日本は四季じゃなくて五季だと言ってましたが
そんなのカンベンして欲しいっす。

さて 海岸屋はけっこう本を読みますが
大半は建築関係の本

安藤忠雄 住宅
増沢洵 体育施設
増田奏 住まいの解剖図鑑
昭和モダン建築巡礼 等々・・・


でも今日の本はこれ
a0157159_20364946.jpg

全世界で2000万部突破だそうで
2011年2月からNHKハイビジョンで放送開始だそうで
「この本を読めばイギリスが理解でき 歴史が理解でき 人間が理解できる」養老孟司  だそうである。

いやー
すごいあおり文句だな。
つい ふらふらっとなるぜ。

・・・じゃなくて 店先で拾い読みをすると
これは珍しく 職人が主人公の小説。

大聖堂を作ることを夢見て放浪する建築職人
トム・ビルダー(笑)  まんまやな。

まあ 聖堂を作るんだから 大工ではなくて 石工です。

でも まあよくこんなに勉強したな と思うほど
教会建築のことは詳しく書いてある。
小説家ってすごいな。

半円アーチのことも
尖頭アーチのことも
リブボールトのことも
フライングバットレスのことも
バラ窓のことも
教科書に並んでいる 「各時代の様式」 ではなくなる。

「息を呑むほどの革新的な構造」 を悪者の司教と共に見て
「原因不明の強度不足」 を天才的な技術者と共に悩む。

建築好きには かなり楽しめる内容になっている。
もちろん
戦争あり 陰謀あり ロマンスあり 血縁のなぞ ありで
ドラマ性が ウンチク部分に負けているなんてことは全然ない。

これに比べると
建築や 大工を正面に据えた現代日本の小説やマンガは しょぼい。
幸田露伴の「五重塔」は別として。

文庫本3冊だから1800ページぐらいにもなるし
値段も合計¥2700近くもするから 大変だけど
興味のある人はいいかもしれない。

うーん 星五つで評価すると
三つ半ってとこか・・
面白かったからね。

え?
じゃあ 星五つはって?

これはとれないよ
ドストエフスキーとかになっちゃうからな。
まあ 今日はそんなとこで。


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by kaiganyafoo | 2011-05-27 21:35 | 読んだ本 | Comments(0)

後片付け

本当は その日のうちにしなくちゃいけない 後片付け。

使った道具を研ぎなおして
油を引いて
しまっておく。

これがなかなか。

先日のケヤキの仕上げに使った道具も
手入れをしたのは次の日。
a0157159_21514671.jpg
これは仕上げに使った8分の鉋 伝寿。
これもすごい鉋です。 青紙。

こんな鉋屑が出る。
a0157159_21532138.jpg


その他使った鉋
a0157159_21541560.jpg
横ずり も作の4分 白紙
中シコ も作の6分 青紙
仕上げ鉋 佐藤 の伝寿 青紙
面取り 清忠 鋼は不明

この中で も作の白だけは 中山の戸前で研ぎますが
その他の 青紙は この砥石で研ぐ
a0157159_2158234.jpg
だいぶ硬い砥石です。
うっかりすると地を引きます
砥汁はあんまりでないから 名倉をかける。
普通は黒名倉。

それぞれの刃物に
それぞれ相性のいい砥石。

そうすると抜群に切れるし(そう思っているんだよ)
研いでいて いい気分。

その組み合わせを試すのも楽しいし
うまく性能が引き出せたときは 嬉しい。

なあ?
昨日言った 研ぎの話と全然違うでしょう?
困ったもんだよね。


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by kaiganyafoo | 2011-05-26 22:05 | 工事 | Comments(2)

研ぎについて

みなさん お疲れ様です。

さて
突然ですが 研ぎについて。

もちろん 研ぎは大切なんですが
あんまり書いてこなかった。

それは 文章で伝わるものでもない と思っていることがひとつ、
平らな砥石の上で 水平に刃物を動かすだけ という基本を守りさえすれば
相当いいところまで 研ぎができる という単純さがあるということがひとつ。

でもな。

今朝  「京都発・町家・大工はんなり日記」
http://blog.goo.ne.jp/ariari_1946 
を読んでいて 思った。

研ぎは 新しい局面を迎えているのではないか と。
その理由を以下に。


おそらく この十数年みなさんの研ぎの精度というものは
飛躍的に向上したのではないか と思っている。
昔は 一部の上級者しか達していなかったレベルの研ぎが
いまや 普通のものとなってきている。

おそらく その精度向上の第一は 砥石の平面性にあるのではないか。
今はどうか知らないが 以前の技術専門校などでは
コンクリートブロックに砂を振りかけて 砥石のくぼみを直していた。
申し訳ないが これではたいした平面性は期待できない。

その後 土田刃物店の土田氏による
様々な雑誌などへの啓蒙活動や
削ろう会などの有志の交流によって
砥石の平面の重要性とそれを保つ具体的な方法が一般化していく。

そして ダイヤモンド砥石や各種の面直し用具の発達で
それらの技術はさらに一般化していく。
そう
いまや 「みんなの砥石は とても平ら」 なのだ。

さて 一方 「研ぎの技術」 の方はどうか。
これは 冶具を使って研ぐのでない限り
純粋に体に憶え込ませる技術であって
数百 数千時間という経験が必要になってくる。

そこに 
砥石の種類 道具の種類 鋼の種類などの他の要素が加わって 
複雑な様相を呈してはいるものの
中心の課題 「研ぎの正確性」はいまだ   なのだ。おそらく。

研ぎの技術の2大要素 砥石の平面精度と 研ぎの正確性
この二つが欠かさずにあって初めて刃先の精度があがってくる。

これは いくら強調しても しすぎることがないくらい大きな要素で
この二つのレベルが高ければ 砥石の質や各種のノウハウなんか
ほとんど関係ない と言っても言いすぎではないくらいだろう。

それは 一般に販売されている各種の冶具を使って研いでみれば
一目瞭然で 刃先の精度を上げる ということが
これほど大きな意味を持つのか と思い知ること請け合いである。

切れもよくなるし
永切れもするようになる。

さらに
自動鉋の刃を研ぐ研磨機に 手道具の刃をセットして研いでみれば
さらにその精度は上がり 刃物の性能の引き出し率(?)もあがる。
残念なことに
研磨機の砥石は人造であって そしてさほど細かいものではない。
「砥汁で研ぐ」どころか
水を掛け続けて すべてを洗い流しながら研ぐ。

それでも 素晴らしい刃先が得られるのは
いかに 研ぎの正確性 の要素が 研ぎにおいて大きいかを示している。

さて 長くなってきたから 結論を急ぐけど
「研ぎ」について比率を言えば
「正確性」が8割
「その他」が2割 くらいではないだろうか。もしかすると

「正確性」の比率はもっと高い  かもしれない。


砥石の質 研ぎ方 砥汁の使い方等々すべてムダ というわけではないが
人間の手の精度を上回る精度で研ぎができたならば
その比率は相当低いものになってしまうだろう ということだ。



でも まあ 
研ぎの世界が進化しつつあるのは いいことだと思うよ。
「その他」の部分の比率が低いとしても
そこも研ぎの面白さの大きな部分なんだし。


やっぱり研ぎの話は面白くないな。
「最近ブログが全然おもしろくない」って 身近な人に文句言われたし。
そうかもしれないって思うから
誰か面白いネタを提供してください。
え?
人のネタでここまで話を引っ張っておいて それはないだろうって?
そ そうか 申し訳ない
面白くないのは 海岸屋の腕(?)のせいです。 はい。


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by kaiganyafoo | 2011-05-25 23:30 | 大工道具 | Comments(4)

ケヤキを削ろう

はあ
みなさん おはようございます。

海岸屋は 昨日はくたびれてしまって
風呂に入ってバタンキューです。(古いよな)

よくはらたいらさんに5000点賭けたいくらいでした。(人まね アレンジ付き)

昨日はケヤキを削りました。
自分とこの事務所に使おうと思っていたあれです。
a0157159_65113.jpg


仕上げて取り付けようか
荒っぽいまま 取り付けようか迷っていたんですが
ここんとこ 堅木の削りも 板ものの削りもしてないので
やってみることにしました。
(マキハダはどーしたんだ)

a0157159_664881.jpg
まずは 横ずりです。
木表側に反っているのを直しながら
板の両端近くを削って そこに定規をあてて にらみます。

そう ねじれを抜く作業ですね。

海岸屋の持っている手押し鉋盤では40cmの材料はかかりません。

a0157159_6112517.jpg
横ずりの鉋は も作の4分。
刃先の角度は30度近くもあって 立ててあります。
刃口も広いんですが 横ずりでは大丈夫、逆目(いや むしれかな?)も起きません。
がんばって ガシガシ削ります。

一通り平らにしたら 今度は横ずりの跡を消す。
a0157159_6182857.jpg
縦向きにどんどん掛けます。
この段階では ツヤはありませんね。 鉋屑もつながらない。
鉋は も作の6分  これは青紙です。 刃持ちがいい。

a0157159_623361.jpg
とりあえず全体に鉋が掛かって 横ずりの跡は消えました。
雨があがって 外は晴れてきましたが ここまでくれば大丈夫。
そう 
朝起きたら 雨が降ってた というのも
鉋掛けをしたくなった理由のひとつ。

材料が湿気をもつのか 雨降りの日は 鉋が良く掛かります。
堅木はなおさら。

さて ここから鉋を8分に持ち替えて 仕上げます。

「ここんとこ無敵」の梁山泊を使いましたが
仕込み勾配が7寸5分だったせいか いまいち精彩に欠けます。

次に使ったのは 伝寿。
え? 写真がない?

ごめんよ 必死だったのさ。

はい 仕上がり。
a0157159_6361031.jpg
作業がこの辺の段階まで進むと 薄い鉋屑が つながって出ます。
だからといって 仕上げの肌がよくなるのか というと
そうとばかりも言えませんが 平滑だ ということにはなる。

柾目の中に 爪の大きさくらいのツヤ消しがいくつかあって
これが逆目なんでしょうけど これを消すのは大変。

海岸屋のまだ知らない〇〇仕上げの技が必要です。(先輩の許可がないと・・)

9時から始めてここで3時になりました。
昼をのぞいて5時間。 くたびれました。



でな
マキハダは 製材所に行って ヒノキの皮をもらってきて
けっこう叩いたんだけど モノにならなかった。

乾燥が足りないのか 逆に 蒸す とかの工程が必要なのか
いずれにしても 再々チャレンジが必要みたいです。
うーむ 
叩きゃあいいってもんじゃないんだな。 反省。


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by kaiganyafoo | 2011-05-25 06:49 | 工事 | Comments(2)

マキハダを作ろう

なんだか今週はあまり天気がよくないらしいですけど
もう 五月晴れは売り切れなんでしょうか。

6月生まれの海岸屋なんですが
梅雨時はあまり好きじゃないです。
道具が錆びるし。


さて 題名の「マキハダ」
これは いったい何?

答えは槙の木(マキノキ)の皮です。
というか それを加工して作った縄状の製品で
主に 木造船の水漏れの補修に使います。

で、海岸屋はこれを木製風呂桶の水漏れ補修に使いたい。

去年から今年にかけて仕事をさせてもらった
お一人様の老後のエコ住宅。
施主が持っていた木の風呂桶を風呂場に設置したんですが
どうも 水漏れがある ということです。

お湯の中に米ぬかをいれておくといい と聞いたんですが
昔と違って 給湯ボイラーの中にお湯が循環しますから
あまりオススメできない。

コーキングしちゃおうか と言う意見もありましたが
木とコーキングは あまり相性が良くない。
まして 相手が濡れているとなおさら。

棕櫚縄でも詰めておくか と言われましたが
濡れても太さが変わらないのが棕櫚縄の取り得であって
もし 濡れた棕櫚縄が伸びたり縮んだりするのでは
雨が降るたびに植木屋が植木の心配をしなくてはならなくなります。

そこで マキハダ。
インターネット販売のものは ダンボール箱に入って 65650円ムリムリ。
これはもう 自作しかないでしょう。
その写真を頭に入れて 作業開始。

a0157159_21105064.jpg
まず 材料の準備。
手前の樹皮は杉。
細い丸太は このあいだ大家さんに言われて伐った槙の木の幹。

槙の皮を剥がします。
a0157159_2324629.jpg

このくらい採れました
a0157159_235178.jpg


これを一番外の硬い皮を剥がして
柔らかいところだけにする
a0157159_2362760.jpg
これと
a0157159_2365497.jpg
これ

槙の皮は柔らかくて 簡単に剥がせます。
いいかんじ

杉の皮はどうしたかって?

厚いし 手にヤニがつくし もう却下です。

さて
これを木槌で叩く
ひたすら叩く

最初 塩鱈みたいだったのが 
のしイカみたいな手触りになってきて・・・

ん?
これはもしかすると・・・

海岸屋 途中で気がつきました。
「コレハ マキハダニハナラナイ」

作業を中止して 家に帰って ネットでもう一度検索。

そうです
槙は槙でも高野槙。

千葉は東金名産の イヌマキ ラカンマキではないのです。
ああ 残念。

ヒノキでもできる ということなので
明日また挑戦しましょう。

ここまで読んでくれた方 ドンマイ
海岸屋 ドンマイ。


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by kaiganyafoo | 2011-05-23 23:17 | 材料 | Comments(2)

硬木を削る2

日曜日ですが みなさんお疲れ様です。

千葉は朝から震度4の地震で
こんなのも余震っていうんでしょうか。
あんまり何回もゆれていると
建築物がだんだんやわらかくなったりしないんでしょうかね。



さて 昨日の続きで硬木の削りです。
a0157159_2158473.jpg
これが先輩の鉋
なんか変ですよね。
はい。
刃を裏返しに入れてます。

あとは なにも変わらない。
普通の研ぎで 普通の台仕立て。

ただ みなさん これをやってみると判りますが
普通は刃を裏返しにしたら 台に入らない。

海岸屋もやってみました。
たくさんある鉋のなかで
それができたのは2丁だけ。

先輩が「調整して入るようにすればいいんだよ」
と言うので 表にして入れた時に使いにくくなったらやだしなぁ と言ったら
「刃の方を調整して 普通仕込みのときも 裏返しのときも使えるようにするんだ」
ということでした。

かなり面倒な仕込みになることが想像されますね。


さて この鉋の刃の角度ですが
仕込み勾配を8寸として 刃先の角度を28度とした場合
たぶん65度くらいの角度になっている と思います。

金属加工などの言い方だと すくい角25度 とかになるのかな。
とにかく 立鉋に比べると だいぶゆるい角度です。


さて ここで海岸屋は考えた。
すくい角25度を実現すればいいだけだったら話は簡単。

裏を28度に研いで 普通に仕込めばいいんじゃん?
(おー 海岸屋 天才的!)
台をいじるよりも 裏をほんのちょっと 研ぐほうが早いし
その分を研ぎ下ろせば また普通に戻せるし。

で やってみた。
a0157159_22172957.jpg
刃先をほんの少し研いだ。

替刃鉋の技秀の 逆目止めの刃先よりも
だいぶ大きく研いだよね。
ただ、28度のつもりが もう少し角度がついていたみたいで 30度くらいかな?

さあ ウリンを削る。
a0157159_22211018.jpg
先輩が裏返しの刃で出した鉋屑とそっくりです。

だが 別の課題が発生。
「引きが重い」  なぜ?

刃先の形状が 片刃28度と  両刃56度の違いか?

納得できないので この鉋の刃を研ぎなおして
裏返しに仕込んで削ってみることにした。
a0157159_22274720.jpg

a0157159_22281931.jpg
背中なじみをいじってないので変なところが膨らんでいますが
こっちで削ったほうが 引きが軽い。

刃先角の問題ではないとすれば 残る部分は逃げ角。

逃げ角とは この場合 いつも研ぐ表の部分から材料までの角度。
実際には 仕込み角度8寸勾配=約38度から 刃先角度28度を引いた10度
これが 普通の鉋の逃げ角になります。

これに対して 刃を裏返しに仕込んだ場合の逃げ角は
仕込み勾配そのものの約38度になる・・・ような気もしますが
実際には 最後の写真をみても判るように ほとんど角度なし に見えます。

だって 台の下端が材料にくっついているし
刃先はそこからほんの少ししか出ていないから。

さて
逃げ角は 引きの重さに関係するのかどうか・・・
疑問は 尽きることなく いくらでもでてくるのであった・・・
(なんだ この終わり方は)


おまけの写真
a0157159_22453833.jpg
研いでくっついちゃった鉋刃の写真。

え?珍しくもない?
はい すんません。


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by kaiganyafoo | 2011-05-22 22:52 | 大工道具 | Comments(7)