海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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カテゴリ:海岸屋ふーの流儀( 82 )


神楽坂建築塾に学ぶ

みなさん おつかれさまです。


いつもの床屋に行ったら 
「たぶんハゲないと思いますよ!!!」 
と言われた海岸屋です。
床屋に行ってるうちが華だな。
たのむぜー マスダヘアーデザインのSさん!
(たのんでどうするって話だ)





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さて、(有)海岸屋ふーは田舎の工務店です。
マギレモナク!

でも、どこでも通用するものを作りたい と願っている工務店でもある。

ではどうするのか。
これは勉強するしかないだろう ということになりますよね。
幸い 海岸屋は学生時代にさっぱり勉強をしなかったので
勉強と言うものに対するトラウマがない。

おーけーおーけー
勉強、どんと来い です。(建築限定)

と、言うわけで神楽坂建築塾に通うようになってはや14年が経ちました。
良く通ったなぁ・・・

神楽坂建築塾関係者の方々がネットでお知らせしていますが
今までの活動をまとめた本が出ました。いぇーい!!

編集に尽力されたみなさん ありがとうございます。
海岸屋は原稿を遅らせてご迷惑をおかけしました。とほほ。
もうね、講師の方々は錚々たる先生方です。
すごいよ。
神楽坂建築塾に通ってなかったら一生会えなかった先生ばっかりで
ご自宅まで見せていただいたことも何度もある。
外でいろいろ言ってても自分の家を作るときは本性が出る 
というのは海岸屋の持論。
いやー勉強になりますってば。


単発のものを含めてよその勉強会に行くこともあるけど
設計屋さんはたくさん来てても施工屋さんは少ないな。
資格取るとか施工法の講習とかなら来るのにね。

神楽坂建築塾にはそういう即効性のある講座がない。
仕事がとれるわけでもない。
でもね、先輩の大工さんが言った
「品のない人でもお金を稼ぐことはできるけど、上手にお金を使おうと思ったら教養がいるんだよ。」 
というセリフは工務店にも当てはまると思うんだな。
そう
神楽坂建築塾で学ぶのは広汎で深い 建築の教養でしょうね。
そういう堅実な積み重ねが深みのある仕事を作るんじゃないかな。

昔は「ハウツー本」とか言う言い方でお手軽な仕込みを揶揄したけど
今はどんな本だって読めば立派、裏付けも定かならぬネット記事の受け売りで
いくら積み重ねても積むそばから溶けて消えて行く・・
おっと・・ゲフンゲフン お前が言うなって声が聞こえる。
a0157159_20185023.jpg
えー
そういうわけで不肖海岸屋
施工の立場から何度かお話しをさせていただきました。
末席をけがしております。
と言っても去年は左官屋さんとの対談
今年の予定は和紙と経師の方をお呼びするつもりで
まー 人のふんど〇作戦ですな。威張ってどうする。


いうわけで今年も建築塾、活動しております。
海岸屋も勉強、しております。
学生のときの恩師が知ったら信じないと思いますがね。
では。





by kaiganyafoo | 2017-06-13 20:35 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(0)

海岸屋の広告 または藍染めの世界

みなさん おつかれさまです。




思うところあってここ2ヶ月で体重を6kg減らした海岸屋です。
胃袋って思ったよりも早く縮むんだな。



さて、
税理士に、
「広告宣伝費と接待交際費が全然支出されてない」
と言われる海岸屋の帳簿ですが、
なかなか仕事をいただくというのも難しいご時世ですし、
たまには広告というものをしてみようかしらと考えました。

と言うのも、今動いている現場が、ひとつは成城学園の近く、
もうひとつは目黒の自由が丘という高級住宅街にあることもあって
現場の足場に宣伝の垂れ幕でも揚げれば誰か引っかかる・・いやいやゲフンゲフン
お声掛けいただけるのではないかなー という、
・・これも現場にお連れしたお客様に言われた事なんですが・・
まあ そう言ったいきさつでここに行ってきました。
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今は良く見ますよね、建築現場の足場の垂れ幕。
海岸屋はアレがビニールでできているのが気に入らない。
そんなモノではこの高尚な(!?)
有限会社海岸屋ふーの思想が伝わらないではないですか。


はいこれ。
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あれれ?
海岸屋、火消しになっちゃった・・わけではありません。
工務店ですとも。
ただ、以前から半纏が欲しいなー とは思ってました。
中村好文さんが上棟に着る半纏もかっこよかったしな。
で、
これは綿絽だそうです。
読めます?
めんろ ですよ。

落語なんかを聞いていると 絽の羽織 なんてセリフが出てくる事がありますが
アレは今風に言えばシースルーの夏の羽織ですな。
透けてる。
普通は絽というと絹物なんですが、
半纏は職人のものですから綿でできた絽で綿絽。
夏半纏ですね。
はじめて見ました。

お江戸の職人さんは粋だねぇ。
そして、ここの染め屋さんも。

脱線。

で、
垂れ幕、頼んでみました。
どんなデザインになるのか待ってるところです。

店の奥に行くと・・
a0157159_08251875.jpg
染めてますそめてます。
餅米と石灰で練った糊で,染めないところを塗りつぶす とか
和紙に柿渋を塗って型屋さんが切り抜いた型紙にヘラで塗り付けるかします。

そのあと大豆を絞った呉汁につけて
さらにそのあと「藍つけ」だそうです。
ここ
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藍甕です。
建物を建て替える前は 街道に面して間口七間の町屋で、
店に入って右手の甕場には19本の甕が埋けてあったと言います。

中はこうなってる。
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なんかすごいよね。
ちょっと匂いがします。発酵してる的な匂い。
可燃性のガスが湧くこともあると言ってました。
表面のスカム(失礼?)はパリパリしています。
味は・・
いやいや舐めてないっす。 媒染液がクロムだったりするとまずいっすからね。


よく紺屋の白袴とか言いますが(え?言わない?)
(じゃあ 医者の不養生は?)
(紺屋はこうやって読むんですよ?)
(落語で紺屋高尾ってほら・・)(←よけいにわからない)(←うるさい)
・・・じつは海岸屋、紺屋をはじめて見ました。
これも日本の伝統的な職種ですよねえ。
気になる・・
気になるなぁ・・
どこまで気になるかって言うと・・・
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そこまで気にしなくていいよ って話だ。
とほほ・・・うまく落ちない! 藍染めだけに!


えーい おまけの写真だ!
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無理だ!
半纏の貫禄に負けてる・・・

ではまた。






by kaiganyafoo | 2016-08-30 19:21 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(10)

オーダーキッチンは楽しい

みなさん おつかれさまです。



台風ですね。
台風・・・

22日、雨の中新築現場の足場のネットをたたんでいたら
軒先から落ちる雨水でなんだか滝行みたいになっちゃった海岸屋です。
経文をとなえる余裕はなかったな。
で、
もう一回来るんですってね、台風。
やれやれ。





さてみなさん
世にオーダーキッチンなるものがございますよね?
世界の大富豪の皆様がお好みのアレでございます。
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海岸屋に家を建てさせようとお考えになるくらいの方々は・・・
大富豪かどうかは別として・・・
キッチンの打ち合わせなどもお願いすることになってます。
写真は取っ手を選んでもらっているところ。

どんな取っ手でも選べます。
木で作るのも、鍛造の鉄でつくるのだってできます。

オーダーキッチンと言ってるくらいですからオーダーですよ。(なんだそれ)
幅とか高さからはじまって、引き出しの位置、大きさ,
天板の材質、シンクの位置、レンジ、オーブン、浄水器・・・・
もちろん本体も、ヒノキで作るのもブラックチェリーで作るのも何でも選べる。
杉だってOK。

ただ、そういった反りやすいような木で作るときには
中身の方で工夫をします。
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ね?
見えなくなるから分からないけど手間かかってるでしょ?


海岸屋が去年見たキッチンはこうじゃなかった。
オーダーって聞いてたのに作っている部分なんかなんにもなくて
ただ既製品を組み合わせているだけ。
がっかりしたっけなー
少しだけ腹もたった。(子どもだ)


海岸屋でキッチンの打ち合わせをするときには
ベニヤとか建材は考えません。
引き出しを抜いて、底の板を見てみたって全部ムクでできてます。
今のベニヤは良く出来てるのかもしれないけど、でもダメ。
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「ここはベニヤ使わないっすよね?」
「うん 使わない」
「ここは?」
「使わないよー」
・・・などとは言ってない、今さら。

第一、家全体がベニヤ使ってませんからね。
野地板だって床の下地だってムクだし。
・・・・
できればお客さんもベニヤを使った家具なんかつかわないで欲しいところです。
(横暴だな)
イケヤとかニトリとかだいたいダメ。(マジで)
島忠だって大塚だっておそらくダメ。(たぶんね)

じゃあ どうするんだよ! と腹立ったアナタ。
そう、腹立つんですよ。
いい家具って探してもないから。

そんなアナタに朗報です!
なんと海岸屋では家具のご注文も承るんですな。(そこか・・)
デザインは右側の(俊英)K女史
制作は左側(星精郎)T君

大富豪が使っている一点ものの豪華家具(?)に勝るとも劣らない逸品を
今ならお得なこのお値段で! 今すぐお電話を! → 0475-78-3031番!

まー
ふざけているわけではないんです。
ふざけてこんなキッチンは作れません。
誰しもが本物の価値に気づく日を夢見て・・・

お客さんと打ち合わせを終えて
KUSA喫茶さんにまわったあとに見た虹。
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希望の虹だぜ。
な?


ではまた。


by kaiganyafoo | 2016-08-28 09:03 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(0)

今どき 手刻みで家を建てる意味

みなさん おつかれさまです。




この際はっきりしておきたいんですが、
「今年の夏は レベル低いです」
うーむ残念。

酷暑 って予想した方
どなたですか。(怒)
アテにするじゃないですか。
ま、
アテとつっかえ棒は向こうからはずれるって言いますからね。
つっかえ棒じゃなくてふんどしですか?
それがはずれるのは見たくないな。(拗ねている)





さてこれ。
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今年1月からウチに来ていて、残念ながら5月で辞めたT君、
余計なお世話かも さんから借りて彼に預けてあった鑿です。

どうですか?
4か月足らずであれば研げていると思います。
と、いうかこれができていないと掃除しかやることがない。

彼はこの鑿で垂木のクチワキだけを毎日とっていました。
みんなが刻んでいるときにね。

「へえー 今どき大工さんが手で刻むんですか?」 と言われる今日このごろ。
(はい、ついこの間も言われました)

ウチのK女史は最近まで4割くらいは手刻み仕事が残ってると思ってたとか。
千葉を含む首都圏では9割以上がプレカット という印象です。

もちろんこのブログを読んでいただいている高貴な方々は
手刻み仕事を社是としている海岸屋のことを 「時代遅れだ!」
などとはおっしゃらないと思いますが、(ですよね?)
その意味というものをずーっと考え続けているのも事実です。

というのは、いろいろな工務店のブログなどを見ていても
木の癖を読んで組み合わせる とか
プレカットにはできない加工をしているとか
手刻みの優位性を述べている方々がいらっしゃいますが、
ナルホド! と膝を打つような話は見たことがない気がするからなのです。

なにしろ敵は (あ、本音がダダ漏れ)
施工費で少なくとも三分の一以下、工期に至っては十分の一以下という手ごわさで、
これでは大抵の人はプレカットを選ぶだろうことは私にもわかります。

3年ほど前だと思いますが、海岸屋がずっと通っている 神楽坂建築塾に来ていただいた講師の方が、「町場の工務店の生産効率はあまりにも悪くて 云々」 とさらっとおっしゃったときに、世の中の主流をなす人々の肉声にはじめて触れた気がしたものです。

生産効率。
そこから考えれば負けてます。 ウチら完敗。
でも、手造りの意味ってもっと他にもあると思ってます。

例えば弁当。
これはやっぱりお母さんとか奥さんが作ってくれたものが最高ですよね?
「あんたの好物詰めといたから頑張ってきな」 とか奥さんに言われた日にゃ・・
くー・・! (妄想中)
コンビニ弁当の100倍はいいね。

・・・まあ、親族関連は反則だとしても ほかにもスーツとか。
お金持ちとかお金持ちとか財界の偉い人なんかは既製品着ませんよね?
会ったことないから見当で言ってますけど。
靴だってそうじゃないですか?

寿司だって、3万円払う覚悟ですきやばし次郎に行って
機械で握った寿司がでてきたら100人中120人くらいは怒りますよね?
(海岸屋は二人分怒るからね)

ただ、気をつけなくちゃいけないのは
すきやばし次郎とか 財界の人が着るスーツとかを例えに出していて
お前の仕事はそれほどのものなのか というところです。

今のこのご時世に 手間ひまかけてもの造りをするからには
工業製品を上回るものを造らなくちゃいけないということ。
それができる人だけが手造りを標榜する資格がある と。
厳しく言えばそういうことだと思います。

だから、T君も毎日まいにち研ぎものばっかりしなくちゃいけなかったんです。
切れない道具では刻み仕事はさせられない。
よく辛抱したと思います。
やった人にしかわかりません。

さて まあ そんなわけで
海岸屋では現在、若い衆を絶賛募集中であります。

一年目は研ぎものを
二年目は刻み仕事を
三年目以降は本を読んでいただく  と言う方針は変わりません。

今日はそんな真面目なかんじで。
え?
手刻みの意味はどうしたって?
いやいや
思わず膝を打つような理由を述べたらみんなに迷惑がかかるでしょ?

ではまた。

by kaiganyafoo | 2016-08-02 20:26 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(12)

床板張りの心得 またはやせ我慢

みなさん おつかれさまです。


ズボンのポケットに千円札を入れたまま洗濯してしまって
少し小さい千円札を作ってしまった海岸屋です。
2mmくらい縮んだようです。
「ニセ札だ!」 と騒がれるかもしれないので
いつも行く近所のコンビニで使いましたが 何事もなくお釣りまでくれました。
今後、何か騒ぎがあれば犯人はワタシです。



さて、片道95km 二時間かかる東京の現場ですが、順調です。
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これは二階の床の下地です。
杉の赤身の板を斜めに張りました。(大工さんが。)

ここの二階は少し大きな空間になるので
床の剛性が増えればいいなあと思ったんです。
で、
たしか25年くらい前に自分の家でもこれをやった記憶があって久しぶりにやってみたけど
柱や間柱の欠き込みをするところなんかがけっこう面倒くさいんです。
こんなこと言い出したのは誰だ と言いたくなる。(自分だ!)

全部張り終わって やーれやれ と思ってから考えたんですが
これ、合板を張った方がずっと強度は出るでしょうね。
むー
なんだかやせ我慢のような気もする。



でもでもでも・・・



合板の強度がいつまで続くのかわからない、などと言うと 
全国の2×4の大工さんに怒られそうだけど、
ベニヤの床板がフカフカになった現場なんか嫌というほど見てきたし、
逆に杉の床板が何十年 ことによると100年以上も強度を保ってるのも見てきた。

だから、合板の下地の上に無垢の床板を張るのはちょっと抵抗がある。
下地が先にダメになったら全部張り替えだもんね。


それから
古い大工の教科書には下地の捨て張りは斜めに と載っている。
これは、その上に張る仕上げの床板と45度の角度がつくから
どちらかが縮んでも影響が少ないよ という事だと思う。

もちろん、ベニヤの床板は張りたくないよ という海岸屋一味だから
この現場も杉の床板で仕上げるわけですが、
下地も仕上げ材も相当に乾燥している必要があるんです。
どんなに乾燥していてもスキマがあいたりすることは避けられないんだけど、
そこをできるだけ少なくしたい というのはまあ 親心ってやつですよね。(違う)

そんなこんなを言い張っていると
「馬鹿だねー 乾燥済みの材料を入れなよ」 という方がきっといらっしゃいますが、
まことに残念ながら 海岸屋一味はそれも嫌い。 (なんて面倒くさい)

だってあーた、刺身を頼んだのに焼き魚が出てくるんでっせ?
え? 違う?
じゃあ 餅を頼んだのにオカキが出てくるとか。

乾いちゃって粘りがないとか、カサカサで肌が悪いとかっていうのは
現場では海岸屋だけでたくさんなんです。
(ホントだ ってうなずくの禁止)


あれやこれやって好き嫌いばっかり言ってるようですが、
これが床張りの心得ってもんなんです。(おお、言い切ったね)

あるいは時代の末端を行く零細工務店のやせ我慢か。



言ってるわりにはお前、ちっとも痩せないね っていうツッコミは
まあこれも定番ということで また今度 ですな。
では。

by kaiganyafoo | 2016-06-22 19:40 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(4)

海岸屋に弟子?新入社員?

みなさん おつかれさまです。



昨日は餃子ですが今日はヨーグルト。

コンビニとかでヨーグルトを買うとスプーンをつけてくれますね。
プラスチックのやつ。
あれね、タダでくれるんだから文句言っちゃいけないかもだけど
良くないよね。
あれで食べるとうまくない。
全然違う味。
だからいつも要りませんって断るんだけど
黙ってると入れてくれるんだな。
木のサジで食べるアイスはそう思わないんだけどなぁ(ひいきだな)





さて、有限会社 海岸屋ふー はなかなかに大きい会社なんですけど
ここへきて社員が増えました。
彼です。
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人物が小さい?
しょうがないよ、人じゃなくて建物を撮ったんだもの。

正確に言うと彼は今年になってすぐウチに来ていて
海岸屋の鬼のようなイビリにも耐えて(彼目線)三か月の試用期間が過ぎたんです。
そして4月から正社員になるわけです。 明日だけど。
(フライングかそうかでも4月1日ではまずいだろう。)

今の時代、本気で大工になりたい若者がどのくらいいるのかわかりませんが、
よく聞くのが 「向いてないと思います。」 といって辞めるパターン。

「どうして向いてないってわかるんだ!」← こころの声
「俺だって向いてるかどうかわかんないのに!」←バカの発言
「口先だけで生きて行った方がいいとか言われるし!」←愚痴

まあ、あれです
去年、組合の会議のとき、「どこかに大工になる若い衆いないかね?」 と
そこに来てた古い知り合いの大工さんに聞いたら
「ウチの息子はどう?」 と言われたのがきっかけです。
はい。
彼の父親は大工。
ちなみにお兄さんも大工。
お母さんは大工じゃない。(普通そうだろ)
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大先輩にナンキン縛りを教わるの図。
もうそろそろ覚えたかな・・
今度試験したろ。できなきゃセッキョーだふっふっふ。いやいやゲフンゲフン。

ウチはもちろん(超)民主的な会社ですから(汗)いじめもパワハラもないんですが
なにしろ自分の子どもよりも若い相手と仕事をするわけですからいろいろあります。
「意外と大変なんだねぇ」 と家で言ったら
「あんたの修行なんじゃないの? 神様がそうしたんだよ。」 
と かあちゃんに言われました。
そうなのかもしれないねぇ。

というわけで、弟子、海岸屋共に絶賛修行中です。
みなさん どうぞよろしくお引き回しくださいますように
隅から隅までず ず ずーいっとお願いいたします。


はー やれやれ。
こうやって先輩方から教わったことを後輩に手渡していかないと
大工のスペースなんてますます狭くなっていって、まるでヨーグルトについてくるスプーンみたいに要るんだかいらないんだかわけわかんないような・・・
あれ? オチが強引?
ま、修行中ということで。

ではまた。

by kaiganyafoo | 2016-03-31 21:00 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(2)

手刻みだ! 相変わらずだ! でも久しぶり・・

みなさん おつかれさまです。


さて、餃子ですけどね、
ウマいまずいも大事かもしれませんが とりあえず、海岸屋はアレです、

「となりの餃子とくっつかないでいて欲しい」 
これです。
くっついているのを無理に剥がして食べても 
何かのお肉と破けたワンタン状のナニモノカ でしかない・・





さて、イロイロあるんですが 
今は刻み仕事をしております。
久しぶりです。

どのくらい久しぶりかというと
墨ツボどうしたっけ というくらい久しぶり。
ん?
墨ツボ知らないっすか?
これです。
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生産中止という話のカーペンター墨差しも写ってますね。(割れよ!)
そう、これは金属製ですが、本来の墨差しは竹。
これです。
a0157159_18445688.jpg
ホームセンターで買いました。(割れよ!)

で、今はね、
基礎屋さんに刻み仕事で一か月半くらいかかりますから と言ったら
おお!手で刻みますか! と驚かれた、そんな時代です。

ほとんどの工務店が今は足で刻んでるとか そんなわけはなくて
オートマチックに機械で刻む専門業者がいるということなんです。
でもね、
同じ人間が二人いないように、木材というものも同じものはない。
それをうまい具合に組み合わせて作っていく、というのは
プロの料理人とかだったら当たり前の話ですよね。
太い大根も細い大根も丸のままナベに入れて同じ時間煮ました・・なんてことはしない。
それは私たちも同じ。
材料の都合を聞かずに刻むなんてことはしない。

だけれども、今の時代のプロの皆さんは
より早く、より安く作ることを強いられているんだな。
素材の顔色なんて見てるヒマもないほどに急いで作らされている。
オートマチックに刻むんなら自然乾燥よりも高温乾燥
無垢の木よりも集成材が向いている。
工業製品の均一さはなによりもありがたいんだろうね。
カニとカニカマは別物なのにね。




まあ、 そんなわけで
料理人がおいしい料理を作るために手間ひまをかけるように
居心地のいい おいしい住まいをつくるために 今日も海岸屋は手仕事をするんでした。
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急いて作ったものは急いで壊される とも習ったしな。



やれやれ・・
餃子ではじまってカニカマで終わったわりには
海岸屋の話は食えない話だねぇ・・
説教臭くてもうしわけない。(老化のせいにさせてください。)
では。

by kaiganyafoo | 2016-03-30 20:06 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(2)

そろそろ始まる刻みの仕事

みなさんおつかれさまです。

一時期ダイエットなるものをやってみたんですが
なんだか力が出なくなっちゃって、やっぱりご飯は食べなくちゃだべ! と
史上最重量更新中の海岸屋です。(晩飯は3杯だ)



さて、海岸屋の社是(!)であるところの 「手刻み仕事」 がそろそろはじまります。
「手刻み」 をご存じないという方のために申し上げますが、それは、
大工さんが作業場で加工をするんだぜぇー ということなんです。

ん?
それがどうしたの? という このあいだまでのウチのK女史を含む多数の方々。
今はね、そんなことしてる大工さんって絶滅危惧種らしいですぜ。
(在来工法の大工さん自体が絶滅危惧種か? ダメじゃん!)

でもね
社是だからね。
刻みますとも。
ええ、よろこんで。
(ホント、刻み仕事が一番好き)


まー それやこれやで まずは場所を確保します。
a0157159_21393916.jpg
はい。6mの単管パイプで下屋を出してます。

だーれーでーすーかー?
作業場は在来工法じゃないんだね などという心無いことを言う人は。

立派な作業場などという不届きなモノをもっておる工務店は儲けている工務店ですぞ。
うらやましい。
6mの単管パイプだって軽トラックで運んだもんね。(違反だ。)



それやこれやで今日から数日雨降り予報の千葉外房なんですが
雨があたらない下屋が(ほぼ)完成のおかげでルンルン気分です。
来週早々からヒノキの土台が入って来てもだいじょうぶ。



おまけの写真は海岸屋近影。(ん? おまけと言えない?)
a0157159_2224749.jpg
ごちゃごちゃ散らかして何をしているところかと言うと
次の現場の模型を作っているんですな。
これも面白い仕事になりそうです。
デブ化が進む海岸屋の姿は大目に見ていただいて、ではまた。

by kaiganyafoo | 2016-01-29 22:21 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(2)

新年のごあいさつ

みなさん あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
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今年の海岸屋は・・・
まー いろいろとあるんですが
若い大工さんを採用したいです。
大工さんでなくても若ければいいんですがね。

大工さんであればみんなそうですが
技術のほとんどは先輩方から教わったことばかりです。
自分で工夫したことなんかせいぜい数%あるかどうか・・
ですからこれを次の世代に伝えて それで自分の役割が果たせた 
という事だと思います。

今ならば素晴らしい技術を持った先輩方が現役ですから
直接教えてもらうことができます。  現場でね。
ですから、海岸屋はそういう現場を確保したい。

んー
どうやって学んでもらおうかなぁ・・(妄想モード突入)

一年目は道具を使えるように・・
二年目は木材を扱えるように・・
三年目からは本を読んでもらおうかな・・

本を読むというのはものの例えで、
これからの大工さんは加工の技術もさることながら
その技術をつかっていかに魅力的なものを建てるかが大事です。
そうでなくてはせっかくの技術が生かせない下請け仕事をすることになったりもしますから、今、どんな建物が求められているのか、自分はどんなものを目指しているのか、そこを明確にできるだけの勉強は必要だと思うのです。

だーれーでーすーかー?
獲らぬタヌキのなんとかって言ってる人は?
タヌキじゃなくて今年はサル。
ですから最初は(サル)真似から入って、そして・・
あれ?
海岸屋の真似・・・はまずいね。
もっと立派な大工さんになってもらわなくちゃ。

ま、そんなこんなで(どんなだ)
絶賛若い衆募集中の海岸屋でした。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2016-01-04 18:48 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(2)

職人が見る夢は

みなさん  おつかれさまです。


千葉の森林組合からパンフレットが出ました。
これです。
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このページに聖なる焙煎室という題名でkusa喫茶の仕事を載せてもらいました。
自分たちの仕事に 聖なる という言葉を冠するのは不遜だと思われるかもしれませんが、それは私たちに由来するものではなく、施主であるkusaさんに由来するものなのです。


みなさん 様々御異論はございましょうけれど
これでも海岸屋は職人のはしくれを自任しております。
何をもって 職人と決めるかというと 
たったひとつのことをやりつづけることをもって職人とします。
これが海岸屋の職人の定義。
誰ですか そんな乱暴な定義があるかとか言ってる人は。
私だって薄々そう思ってるんだから静かに。

さて、そのわたくしの目から見るとkusaさんの姿勢と技は まさに職人のものです。
コーヒーに人生を捧げているかのようです。


現代は とかく気の散る時代で
人々は多様な対応を迫られて生きています。
そしてあれこれと手に入れなければならないものに振り回されていきます。
けれども。

それはあなたの仕事の聖性を失わせるほどのものでしょうか。
そんなことをkusaさんのコーヒーを飲みながら考えるのです。
(あくまでも時々ですからね。やっぱりね。)

自分の仕事が聖なるものとしての光を帯びることをひるむことなくとらえることは
たくさんの夢を捨てることを意味します。
その人が捨ててきた夢の数の多さと厚みとに人はうたれるのではないでしょうか。
あいかわらず海岸屋はそう思う自分とそうでない自分とでできあがっているのですが。


コーヒー好きの皆さんは外房においでになったとき
是非kusa喫茶まで足を伸ばしてみて下さい。
それこそ極上のコーヒーと素敵な笑顔と
それを海岸屋がどう感じたかというあらわれである焙煎室をごらんになってみて下さい。
是非ぜひ。

ではまた。

by kaiganyafoo | 2015-12-14 20:23 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(2)