海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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カテゴリ:読んだ本( 56 )


大聖堂

梅雨入りしたんですね?
関東地方。

やっぱり五月晴れはもう 売り切れだったんだな・・

これじゃあ梅雨が二ヶ月近くもあることになっちゃう。
誰かが 日本は四季じゃなくて五季だと言ってましたが
そんなのカンベンして欲しいっす。

さて 海岸屋はけっこう本を読みますが
大半は建築関係の本

安藤忠雄 住宅
増沢洵 体育施設
増田奏 住まいの解剖図鑑
昭和モダン建築巡礼 等々・・・


でも今日の本はこれ
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全世界で2000万部突破だそうで
2011年2月からNHKハイビジョンで放送開始だそうで
「この本を読めばイギリスが理解でき 歴史が理解でき 人間が理解できる」養老孟司  だそうである。

いやー
すごいあおり文句だな。
つい ふらふらっとなるぜ。

・・・じゃなくて 店先で拾い読みをすると
これは珍しく 職人が主人公の小説。

大聖堂を作ることを夢見て放浪する建築職人
トム・ビルダー(笑)  まんまやな。

まあ 聖堂を作るんだから 大工ではなくて 石工です。

でも まあよくこんなに勉強したな と思うほど
教会建築のことは詳しく書いてある。
小説家ってすごいな。

半円アーチのことも
尖頭アーチのことも
リブボールトのことも
フライングバットレスのことも
バラ窓のことも
教科書に並んでいる 「各時代の様式」 ではなくなる。

「息を呑むほどの革新的な構造」 を悪者の司教と共に見て
「原因不明の強度不足」 を天才的な技術者と共に悩む。

建築好きには かなり楽しめる内容になっている。
もちろん
戦争あり 陰謀あり ロマンスあり 血縁のなぞ ありで
ドラマ性が ウンチク部分に負けているなんてことは全然ない。

これに比べると
建築や 大工を正面に据えた現代日本の小説やマンガは しょぼい。
幸田露伴の「五重塔」は別として。

文庫本3冊だから1800ページぐらいにもなるし
値段も合計¥2700近くもするから 大変だけど
興味のある人はいいかもしれない。

うーん 星五つで評価すると
三つ半ってとこか・・
面白かったからね。

え?
じゃあ 星五つはって?

これはとれないよ
ドストエフスキーとかになっちゃうからな。
まあ 今日はそんなとこで。


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by kaiganyafoo | 2011-05-27 21:35 | 読んだ本 | Comments(0)

考えさせられる写真集

雨の一日 お疲れ様です。

もう今日は寒いですもんね。

海岸屋は 先日の杉丸太の運搬を中止して
一日デスクワークでありました。
寒い寒い。
ストーブはしまっちゃったし。

格別のネタはないし。

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これはね けっこう昔に読んだ本。
写真集だから 見たになるのかな?

中身は世界30カ国の家庭に行って
家財道具のすべてを家の前に出してもらって 
それを撮影する という なかなかに失礼きわまりない企画。

表紙になっているのは マリのナトマさん一家ということだけど
全部ならべるのに一人で7~8分というところかな。
決して貧乏とかではないと思う。

でも家財は少ない
日本人から見るとね。

日本の家庭も載っています。
引越しのバイトをしたことのある海岸屋に言わせると
ここの家(東京近郊に住むウキタ家ということです)の家財を並べるのには
4人で5時間程度はかかったでしょうね。

モノが多い。
世界一モノが多いのかもしれない。

一生懸命働いて いろんなモノを買うからね。
それが豊かさの証拠なんだ。


でもな
モノが少ないほかの国の人達も
みんな立派な顔をしているし 豊かな暮らしをしていると思う。

価値観が違うんだな。


海岸屋が一番気になったのは 住宅。

ウキタさんには悪いけど
日本のすまい ダントツでしょぼい。

小奇麗にはできているけど 貧乏くさい
出来の悪い芝居の書割みたいで 生活を包むだけの
フトコロというものをかんじないね。

それだけが残念。

今日はそんなとこ。

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by kaiganyafoo | 2011-05-11 21:13 | 読んだ本 | Comments(2)

江戸鍛冶の注文帳 左久作の仕事

テレビは一昨年の9月に壊れたっきりなので
1年半近くも見ていなかったけど
ここのところは見ています。

といってもカーナビのテレビ。

原発 心配ですね。
だけど 東電を責めようとは思わない。
責める資格のある人は責めればいいけどな。

さて 表題の本
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いやー うれしいな。やっと読めるっす。
ブログやっててよかったなぁ・・。

1992年だから もう20年近くも前の出版です。
今は亡き秋岡芳夫さんが序文を寄せていて
「世界中で刃物の誂えが利くのは 日本 中国 スペイン ソ連のみ」
「10年 20年先の日本ははたして云々」
とあります。

まさしく秋岡さんは先覚者であって
今 目の前で刃物文化が滅びていきつつあります。

うーむ
それにしてもいい本です。
刃物好きにはこたえられない。
これはどうしてもフルコピーして取っておかなくては。
著作権もあるだろうけど、
本自体が手に入らないんだからしょうがないね。

もし 売ってたら1万円でも買うけど。

これでしばらくは楽しめます
ありがとうT橋T也さん。

by kaiganyafoo | 2011-03-17 21:06 | 読んだ本 | Comments(6)

村野藤吾

みなさん お疲れ様です。

このあいだ東京に行ったのは
ここに書きましたけど 本来の目的はこれ
a0157159_22343023.jpg
「村野藤吾の建築」
この本の出版記念の講演を聴きに行ったんです。

なんでこんなに斜めから写しているかというと
この分厚さを見てもらいたいから。

なんと860ページ以上もあって
さらに中身は2段組みです。

すごいボリュームだ。
旧約聖書並みです。

これは読み物ではなくて
資料なのかもしれない。
レゾネのように・・

綿業会館を見に行こうと思ったら
この本のその部分を見て下準備をするとか・・


海岸屋は 本は相当好きなほうだと思うけど
もう目が弱くなってきたから 根気が続きません。
こんな本をもとに 詳しい人にレクチャーしてもらう とかのほうが楽だな。

でもあれか
¥8500も出して買ったんだから
読まなくちゃウソか
うーん
どうなんだろ

by kaiganyafoo | 2011-03-10 22:45 | 読んだ本 | Comments(4)

塩野七生

現金なもので
具合が悪いとはいっても
家で寝ているというと本を読みます。

ずいぶん以前に読みかけになっていたんですが
今回 すっかり読んじゃった。
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塩野七生 ルネサンスとは何であったのか

いい本だね。
大体 塩野七生ってーと 「ローマ」って思わないかな?
まあ そう思っても思わなくてもいいんだけど
その「ローマ関連」を書く動機というのが
「彼ら(ルネサンスの人々)が新しい価値観を創り上げるために まず回帰した先が古代のローマなのだから、私も回帰し、それが何であったかを冷徹に知ることが先決すると思ったのだった。」
のだというから
まずルネサンスありきなんだね。

巻末の対談でも言われていたけど
ルネサンスの時代が立体的に見えてくる というのが素晴らしい。

ネットで見てみると 塩野七生に対する評価っていうのは
必ずしも良いばかりではないらしいけど
そんなことは気にしなくていいな。

偉そうなことを言うほどたくさん読んではいないけど
「海の都の物語」
「コンスタンティノーブルの陥落」あたりが次の本かな?

by kaiganyafoo | 2010-12-27 01:03 | 読んだ本 | Comments(2)

建築家安藤忠雄

「建築家 安藤忠雄」
読みました。

初の自伝 だそうで
新潮社で¥1900で
本の厚みは35mmもあります。 厚いな。
a0157159_2124046.jpg
安藤さん 顔 怖!
2008年10月に初版で
海岸屋が買った16刷が2009年9月。

一年足らずで16刷
売れてるんじゃん?

分厚い本だけど 一気に読める。
380ページくらいで 写真も多いから
字はそれほど多くないのかな?

そして 中身は圧巻。
安藤さん すごいです。
みんながアンドーアンドー言うわけだ。

志が高くて
見識があって
物事を成し遂げる粘り強さがある。
そしてたぶん愛もあるな。

でも一番感じたのは 明快であること。
単純とも言ってしまえるくらいに明快だ。

全然わかりにくくない。
小手先じみたところがない。
堂々としていてブレがない。

この人は信頼されるだろうな。

今まで作られてきたたくさんの作品が
みな安藤さんのスピリッツから出ている ということが
無理なく理解できます。

安藤さんは自分の仕事を「ゲリラの活動拠点」と言いますが、
その仕事は 建築家としての真摯さの故に
やはり王道といっていい重みを持っていると思います。

いい本でした。

by kaiganyafoo | 2010-10-10 21:55 | 読んだ本 | Comments(0)

こうすればできる100年住宅

と いう題名の本です。
昨日 読み終わりました。

施主が頑張って 思い通りの家を建てた って本です。
なかなかに面白かった。

まず 木材は 新月伐採 (新月に伐ると 木材の性能があがる っていう説)
工法は 伝統工法 (昔ながらの作り方 ってことですね)
壁は 土壁 (下地を組むのに5ヶ月!)
基礎は スーパーコンクリートと御影石

などなど まあよくもここまで頑張ったな と思うような内容です。

あとは炭の効果を信じていて
いろいろと試しています。

著者は 営林局に勤めていた人ですから
山林や木材には詳しかっただろうとは思うものの
その他については 猛烈な勉強をしたことと思います。
変な思い込みをするような部分も少なくて
バランスがとれた人柄なのも好感が持てます。

普通の人はここまでできませんが
自分なりに勉強したい と思っている人は
参考までに図書館なんかで読むのもいいかと思います。

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by kaiganyafoo | 2010-09-12 19:34 | 読んだ本 | Comments(0)

これからの「正義」の話をしよう

読みました。
話題の本(たぶんね)

面白かったです かなり。
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正義の話 とありますが
内容は哲学の本。

このあいだ先輩の大工さんが作業場に来て
NHKのテレビを見たんだかなんだかで
面白そうだ と言ってたので 買ってみました。

アメリカで一番立派な大学 と言われているハーバード大学で
一番人気のある授業をしている マイケル・サンデル という人の授業を
本にまとめたものだそうです。

アメリカ人のエリートは こんな授業を受けているんだね。

海岸屋は 一応大学を出てはいるけど(夜学だ)
生徒の脳みそを活性化することに成功している教授は
ほとんどいなかったねぇ・・。

もっといい大学なら別なのかな?

本の中では カントやアリストテレスなんかの良く知られた哲学者の
学説や 功利主義 自由至上主義なんかもくわしく語られる。
なかでもカントの理論を説くくだりは本書の白眉で
普通であればさっぱりわからない かのカントが
少しはわかった気がするから うれしくなってしまう。

これはサンデルの講義の技術に負うところが大きくて
話がちょっと難しくなると 実社会の例をもちだして
かみくだいて説明してくれる。

サンデル本人はアタマがいいのに
バカをばかにしないで連れてってくれるのはえらいな。
子どもニュースじゃないけどな。

実際、こんな先達がいれば みんな勉強がもっと好きになったはずで、
立花隆や 司馬遼太郎の人気が高いのも
難しいことや 込み入ったことをやさしく 面白く教えてくれる という
共通した要素によるところが大きい と思ったね。

実際 先輩の大工さんも 海岸屋の作業場にあった
カントの本を持って帰ったけど (ひろった本だ)
たぶんわかんないまんま だと思うよ。

そう みんなわかんないまんま なんだと思うな。
そんな人にはお勧めだ。

それからもうひとつ。
アメリカ人は 正義というものが好きらしいけど
こんな話を大真面目に繰り返してるってのは すごい。
皮肉とかじゃなく。

アメリカ発の文化は まさに世界を席巻してるけど
その根底には こんな正々堂々としたわかりやすさ があるんじゃないかな。

値段は¥2300だから安くはないぞ。

by kaiganyafoo | 2010-08-16 10:08 | 読んだ本 | Comments(0)

坂の上の雲

あー
読んだ読んだ

ずいぶん久しぶりに小説を読んだ。
坂の上の雲
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みなさんご存知 司馬遼太郎。
大作です。

主人公は3人
正岡子規と
バルチック艦隊を破った海軍の名参謀 秋山真之と
その兄 日本の騎兵隊の生みの親 秋山好古。

でも 時代背景が日露戦争だから
明治の元勲はじめ大物が総出演だし
国際関係は錯綜してるし
まぁ 入り組んでます。

そこを飽きないように
しかも 作り話にならないように
読ませる力は さすがです。

ただし
かの司馬遼太郎をして 構想5年
執筆に4年半 と 約10年近くの時間を使わざるを得ない
それだけの 主題だとは思うものの
彼自信が あとがきのなかで
「私の40代はこの作品の世界を調べたり書いたりすることで消えてしまったといってよく」
と語る通り 消費された労力の大きさには 唖然とする想いがする。

もちろん これは貶しているのではない

やがて第二次世界大戦へと傾斜してゆくなかで
その愚劣きわまりない軍部を生み出したものが
日本自体の固有の性格なのか
それとも一過性の熱病のようなものに過ぎないのか
それを日露戦争当時まで遡って ときほぐしてゆく という
司馬遼太郎なりの 「戦後の総括」が隠れたテーマとして語られていて
そこにこそ40代 という知力 体力のもっとも充実した時期を使う
かれの誠実さがある という意味だ。

事実 彼はその後60代なかばから ほとんど小説を書かなくなって行く。
すでに この作品自体が 小説といえるかどうか と語られているように
正確に調べて 事実の積み重ねをもって 語らしめる というスタイルは
創造的ではあるものの 想像の分量は少ない。

まー
この勢いを駆って
しばらくおあずけになってた ドナルド キーンの明治天皇 を読もうかな。

目が めっきり弱くなって
いつまで本がよめるか疑問だからな。

by kaiganyafoo | 2010-07-26 22:33 | 読んだ本 | Comments(0)

田んぼのみどりが・・

今日は風がつよかった。
遠くのくにでは天気が大荒れだったのかな?

もう 田んぼのみどりがすごいことになってきてます。
すごい?
やっぱり これはすごいことでしょう。

なにしろ全部食べるものになるんだしねぇ
でも
いつもこの景色を見るたびに複雑な気持ちになります。
それは 田んぼを作る農家の収入のこと。

海岸屋はいつも農家の仲間から直接米を買いますが
30kgで¥9000
つまり1俵¥18000だから
一反歩8俵とれたとして¥144000。

この売り上げから 
苗代 肥料代 農薬代 機械の維持費やら損耗料・・
もろもろ差し引いて 自分の労賃が出るのか?
半分消えちゃうとしても7日通ったら
一日あたり¥10000・・・。

出ない気がするんだな。

では、手間が出なくても田んぼをやめない理由はなに?
そして それに頼っている食料事情ってなに?

なんてことをぐだぐだ言いながら 今日読んだ本を2冊。
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千葉の成田の人が書いた 稲作りの本。
いろんな意味で画期的だと思います。
中身が中身だから 誰にでもお勧め とは言えないけど
そっち系の方なら おもしろいと思います。
自分のものの考え方をチェックするためには
役に立ちました 私の場合。
そう、先入観にとらわれず 権威に迷わされず
自分の寸法で粘り強く考える   これが必要です。
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こっちはまたずいぶん違うかんじの本。
農水省に対する不信感が増しました。
アタマが悪いから 書いてあること全部が判ったとは思えないけど。

by kaiganyafoo | 2010-07-12 20:27 | 読んだ本 | Comments(0)