海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
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カテゴリ:読んだ本( 56 )


百年の孤独

みなさん おつかれさまです。



あのね
昨日はギャラリーtenでカレーって話をしたけど
写真を載せてなかったから一枚だけ。

うおお・・
すげえな・・天才的だな。   美的生活。
a0157159_20425368.jpg

稲垣左官のこーちゃん 
あんたがあげてった脚立
キャラリーの展示用具で第二の人生を謳歌しとるよー。

もちろん塗ってもらった壁も好評だよー (てへへ)




さて 現場。
今の現場は 監督がいます。
本当の事を言えば 施主の信頼する友人のかた。

このかた、 先日までドイツに行ってらっしゃいました。

昨日 現場にみえて 「いやーイタリアに行ってさ」 とおっしゃいます。
???

なんでもイタリアのさるところに〇があって
そのてっぺんが〇〇でなくなって
そこに〇がたまって〇〇〇〇になって
その中の〇にいったときのこと。 (ごめんね ほんと皆さんごめん)







ボートでうっそうとした森に向かっていくが  いよいよ近づいていくと 
そのはざまに水路が見えてくる。
しばらく進んでいくとあたりが開けて そこに大理石の列柱がならんでいる。
今はもう使われていない 古い僧院なのだ。
ボートを降り 僧院に向かう。
我々は ここで半隠棲の暮しをしているイタリア人の実業家に招かれ
彼の今のライフワークである障壁画の修復を見に来たのだ。
それにしても。
ここはまるでガブリエル・ガルシア=マルケスの描く 百年の孤独 の世界ではないか。

老人 といっていい年配の彼 実業家は
緻密な作業についてていねいに説明してくれる。
気難しそうな風貌の老人。
ふと 話のあいまに
「ここは 百年の孤独に出てくる世界に似ている」 と伝えると老人は
「そりゃあそうさ 彼はここでそれを書いた」 とこともなげに語る。
にわかには信じられない話である。
率直にそれを伝えると老人は憤激し電話を手に取る。
「待ってろ! 今電話をする! ウソだと思うなら直接話をしてみるがいい!」
・・・・・






うむむむ。
文化果てる地 千葉外房の しかも現場で聞く話としては
「にわかには信じられ・・・」 るのかどうなのか
海岸屋にはさっぱりだ。


いうので
とりあえず 百年の孤独を買ってみるか という穏当な結論になりました。
あのね
お前焼酎を買うつもりだな って言わないでね。
海岸屋は酒を飲みませんので。

おまけの写真といっても ガラにもない話だったので
ギャラリーtenさんの展示から一枚
a0157159_2125516.jpg
ううううむ
ガラにもなかったな。

ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-02-06 21:35 | 読んだ本 | Comments(0)

芋づる式本読み

みなさん おつかれさまです。


千葉外房に降ってる雨は 久しぶりにまとまったものになりそうです。
寒さも一段落 といったとこですか・・・
(屋根修理で解体の予定が入ってたんだよ! ちっ!)

いかんいかん 心の声がダダ漏れです。


さて
ネットで買う本の打率が悪いのは多少しょうがない部分もあります。
手にとって見るのとはやっぱり違う。
アマゾン君のおすすめなんて 心がこもってないよね?
そこで!!
本の森を歩くみなさんにおすすめ
「芋づる式読書」

a0157159_22571060.jpg
井上雄彦×内田樹×光嶋裕介
ふむふむ  
海岸屋はスラムダンクもバガボンドもリアルも読んでますからね。
まずこれを読んでみた。
で、 とりあえず 次。ずるずるっと
(芋づるをたぐる音)
a0157159_2394457.jpg
この本は情報量が多かった。
建築を中心として音楽 演劇 小説と 評論と言うわけではないけど
いきいきとした尺度で海岸屋の知らなかったことが紹介されている。

前川國男
阪倉準三
吉阪隆正 というコルビュジエの薫陶を受けた三人の建築家が
それぞれ学んだ時期によって その後の云々・・・とか

バロック建築をなぜバロックと言うのか
バロック真珠は関係ないの? 
という海岸屋の純真無垢な疑問がはじめて晴らされた本でもある。

こっちを少したぐってみる
a0157159_23151496.jpg
レーモンド。
こっち方面も そう簡単に手を出すようなもんでもないので
それから 今年の神楽坂建築塾でカバーされそうでもあるので
とりあえず撫でておくくらいにする。
うむうむ
こっちが豊作系なのは知ってはいるのだよ。

広くヨーロッパを歩く光嶋さんが
お世話になった人に贈ることにしているのが「村上春樹」 と聞いて
これだけセンサーのいい人の言うことなら聞いてみよう と
次の芋づるをたぐってみる
a0157159_23294073.jpg
おお さすが いずれはノーベル賞を取るのではと言われている作家さんは違う。
どの本も売れていて古本も多い。
全部で数百円。(感心するところはそこかい!)

でも村上春樹さんは立派だな。
あらかた読んだけど「知性」を感じますですよ。
音楽の趣味も高尚だし。

建築の人じゃないからそれほど深入りしないけど
この人から出ている芋づるも太くてたくさんある。
マチガイナイ。
ちょろっと探ってみる。
a0157159_23375672.jpg
ふっふっふ。
海岸屋の地元は 文化の果てる地ですから
クラシックのCDなんか200円で売ってるのだよ。
ありがとうワンダーグー。

まあ アマゾンで「職人」って検索をかけて端から買ってみる(バカなのか?)
そんな作戦(そんなのは作戦とは言わない)よりもだいぶいいね。

一年の肉体的な疲れを癒すべく 年末年始の安上がりな過ごし方です。
(全部で数千円。ウチにはテレビもラジオもステレオもないからね)

まー
くどい能書き言ってないで 黙って本読んでろってとこで
また明日ってのはどうでしょうか。
はい。

by kaiganyafoo | 2014-01-08 23:47 | 読んだ本 | Comments(0)

鉋の技と名品大全

みなさん こんばんは。
日曜日ですから 休まなくちゃいけません。
みなさん 大丈夫ですか?


ゴールデンボンバーは曲の数がそれほど多くなくて
もうそろそろいいだろう とも思ってるんですが
頭の中から離れないので少しだけ閉口してる海岸屋です。




さて 「鉋の技と名品大全」というのは本の名前で これです。
a0157159_20523369.jpg
立派な本ですね。

先週 海岸屋の親方から電話があって
「本をやるから寄らないか?」 と言われていて
昨日 行ってきました。
 耕木杜 ここです。
http://www.koubokusha.co.jp/

中を見てみたら 鉋鍛冶の内橋さん石社(いしこそ)さん
土田刃物の土田昇さん などの取材と一緒に 親方の台仕込みが載ってました。

なんで台屋さんの台仕込みを取材しなかったんだろうね? と聞いてみましたが 
機械を使わないで手道具だけで仕込むから真似しやすいのかな? ということでした。

これを編集した 大工道具研究会 というところに聞いてみなくちゃわかりませんけどね。


このブログでは 何度も何度も 「大工道具は滅びちゃうよー」 と言い続けていますが
大工が構造材の加工をしなくなって いわゆるプレカットに流れ続けている現状では
大工道具ははっきりいって不要です。

手鋸も鑿も鉋もなくて それでも家は建つのです。

もちろん時代が変わりますから建築も変わる部分があるのは不思議じゃありません。
でも ちょっと変わりすぎだろう と思います。

アマゾンの紹介にも書いてありますが、
「鉋鍛冶や台職人の技術が消滅してしまう前に写真と文で残しておくことは、将来において高い資料性を持つものとなるはずです。 」 という事です。

いよいよ秒読みか? という感じになってきました。

プレカットのメリットなんて 大工道具が根こそぎ滅びる事や
刻み加工ができる大工がいなくなる事にくらべれば
たいしたメリットじゃない と思うんですがねぇ・・・。

海岸屋は プレカットの仕事を一生しない と 宣言しておきましょう。
こんなの全然当たり前で 宣言しなくちゃいけないのが変なんですけどね。

おめでたい日曜日(?)にグチをこぼしちゃってますが
けっこう機嫌よく仕事をしていますからご心配なく。
ええ
手作りの 心のこもった家造りが みんなに評価される時代がすぐ来ますって。
な?
(誰に言ってるのかな?)

ではまた。

by kaiganyafoo | 2013-12-08 21:32 | 読んだ本 | Comments(4)

娘の部屋だとて戦わねばなるまい

はい みなさん今晩は。

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一昨昨日あたりから急にバラの可憐さに胸を打たれるようになった海岸屋です。
クレームにやっつけられて帰ってきた昨日あたりはことさらです。
花はいいなあ・・・(ちょっとナーバス入ってます)






さてグチはいいんですが娘の部屋。
床を張り終えて次の工程なんですが 気づいてしまった。

娘の持ち物に比べて部屋が狭くて
さらにこの部屋には収納らしい収納がない。

さて。

「パン屋の手紙: 往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで 」 という
長い名前の本を読んだ余韻のせいもある。    中村好文さんの本です。

当初 決まった考えがあって作り始めたわけではなくて
とりあえず床を張って 次に天井を平らに組んで
それから壁に石膏ボードを張って・・・と普通の手順を漠然と算段してたんですが
ベッドを置く場所はこの辺で パソコンの端末はここ、と設定を詰めていくにつれて
んー
机の前は漆喰じゃなくて板張りにしたほうがいいかな とか
サッシ枠はつけないで 窓台を少し大きめにして他の三方は塗り壁巻き込みで とか
そりゃあまあ 少しづつ欲は出ますよね。
でも
それがお前の精一杯か と聞かれるとそんなことはない。
家族の部屋だからといって自由は利くけど流してる部分もある。
でも それでいいのかな? という疑問が・・・

結論から言えば やれるだけやらなくちゃいけない気がする という事です。
病(やまい)は再発しつつあるのかもしれない という事でもある。
こんなことだから30代半ばに3年半もかけて自宅をつくるはめになったんだし
その後17年もの空白期間が出来たりもするんでしょう。

さてどうなることやら
我ながら着地点が見えません。
床を張り始めたときはこんなだったのに
a0157159_2381731.jpg

今はだいたいこのくらいです。
a0157159_2385484.jpg
え?
何の話かわからない?
季節の話でないことだけはたしかです。

もやっとした余韻をそのままにして 
また明日です。

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by kaiganyafoo | 2013-05-01 23:11 | 読んだ本 | Comments(0)

鋸鍛冶はみんな中屋

みなさん こんばんは
年度も改まって今日は4月1日(もうすぐ2日だ)
白蟻にやられた床の張替えやったり
ケヤキの神棚に鉋を掛けるように先輩から言われたり の海岸屋です。


これは 前々回の伊丹十三記念館の写真
a0157159_2341338.jpg
・・・ではなくて ウチの作業場の戸のアップです。
なんでアップかと言うと引きで写すとボロが出るから。
去年のお盆に解体した土蔵についていた南京錠を使ってみました。
満身の力を込めないと開錠できません。


さて 鋸鍛冶はみんな中屋
中屋じゃない鋸鍛冶さんごめんなさい。
ただ なんで中屋が多いのかなって思ってたんですが
このあいだ読んだ本に載ってました。
これ。
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この本によると 百姓だけで自給自足の暮らしをしていた昔、
村が大きくなってくると 鍛冶屋 大工 紺屋などの仕事をする者が必要になって
外から招かれて村に定住するようになってくるんだけど その際
大事にされるがために 村の真ん中に住まわされたことから
中屋を名乗るようになった とあります。

招かれてなくて村に住むようになった者は村はずれに住む ともあります。
ここからすると 鍛冶屋全般が中屋を名乗る ということになりますね。

ただし
この宮本常一さんのころと今とでは
「百姓」と言う言葉に対する解釈が違ってきています。
ひとつの仮説 というくらいの位置づけでしょうか。


それにしても
村の真ん中に住んだから 中屋。
一言で「職人」といっても様々な展開がありますが
農民と技術職との幸福な出会い という時代があった ということでしょうか。
これより先 様々な葛藤や軋轢が生まれてくるのですが。



今日はさして面白くもない話でした。
「職人」について 少し勉強していることの
中間報告みたいなものでもあったもんですからね。
それではまた。

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by kaiganyafoo | 2013-04-02 00:09 | 読んだ本 | Comments(0)

職人考

みなさん お疲れ様です。



今日の九十九里方面は ものすごい風でした。

「いやー こんなに風が強いと立〇便するのに危険だねぇ」 と言うと
「そんなのたいしたことないよ。 俺なんか内側からだよ。 
ハル〇ケア飲もうかと思ってんだよ」と言う返事。
・・・・・
内憂外患 もーズボンびしょびしょの気配です。

失礼しました。



さて職人の話なんですが
きっかけは このあいだ貰ったこの本
a0157159_2148428.jpg
川越 喜多院蜜に伝わる職人尽しの絵です。
それからこの本
a0157159_2222448.jpg

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今は職人と言いますが もとは
「道々の者」
「諸道」
「諸職」といったらしいです。

それが職人と言われるようになったのは 
中世後期から江戸時代初期にかけて ということで
さらに言うならば「職人風情」(しょくにんふぜい) という言葉が示すように
やや蔑視されている語感が ごく最近までありました。

現代の建築現場で 自分を職人である と規定しているのは
大工 建具屋 基礎屋 瓦屋 板金屋など
比較的昔からある分野の仕事につく者達が多く
電気屋はそれに該当せず
材木屋 サッシ屋はもの作りではないためこれも職人とは呼ばれないと思います。
当然 建築営業も
現場監督も 
設計屋も職人とは呼ばれない。

では
実際のところ 職人とそうでないものは どこで分けられるのか。
話せば長くなるんだかどうなんだか
もう眠くなってきてしまったので また今度にさせてください。
ええ
それがいつの話になるのかはさだかではないのであった。
では。

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by kaiganyafoo | 2013-02-24 22:50 | 読んだ本 | Comments(0)

ライト 北斎 日本の庭

みなさん 日曜日ですがお休みしてますか・・

海岸屋は一日休みました。
ずいぶん久しぶりです。

畳屋さんとちょっと話をして
地域の事を少しやったくらい。
あとは家族とケーキを食いました。



貧乏なのと忙しいのとで最近本を読んでませんでしたが
古本を買っておいたのを読みました。

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ライトの本は2001年刊ですが 
北斎の本は昭和46年 日本の庭は昭和37年の刊行です。
古いなぁ・・。

昭和46年の本が¥3800って かなり高いよねぇ・・
海岸屋はこのころ牛乳配達をしていたけど
1ヵ月で¥6000くらいだった気がします。

昭和37年の本が¥680円っていうのはもうわからない。
3歳だもんね。 お金さわってないし。

調べてみると現場で働く人の手間が¥600くらいだったみたいだから
今の感覚だと1万円以上かな?
高い本ですね。
って 本の値打ちを金額で考えたらいけないけど
もうすぐ明日になっちゃうから尻切れだな。
ええ
みんないい本だったですよ。
ほんとほんと。

ではまた明日。

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by kaiganyafoo | 2012-12-23 23:54 | 読んだ本 | Comments(0)

民家の事情

みなさん どうも。
どうもって何だって話ですが。

地域の役の集まりで
酒も飲めないのに最後まで一緒に居て
午前様になってブログの更新もできなかった という
つきあいのいい男 海岸屋です。
ウーロン茶1リットルは飲んだな。

a0157159_1719374.jpg
はい 民家関係。
このあいだ 日本民家再生協会の集まりで 東京に行きました。
せっかくさそってもらったんだしね。

来年千葉で大掛かりな集まりをやるんだそうです。
それのキックオフミーティング。
名前がかっこいい。

でも全国から民家関係者が千葉に来て
いったいどこを見るんだろう と思うと
佐原 佐倉・・えーと・・
数百人規模の宿泊は成田?

いまから準備を始めるのがわかりますね。
大変。

海岸屋は民家の仕事の大変さを少しは知ってるつもりだから
簡単に 民家好きです とは言えない。
ただ 外房地域の現代の民家を確立できれば という野望を持っているので
既存の古民家から学ぶことはとても大事だと考えています。

日本民家再生協会には
奈良のあそことか
三重のあそことか 金沢 飛騨・・・
普通なら見られないところにいろいろ連れて行ってもらって
ずいぶんとお世話になっているので せめてお手伝いはしないとね。

でもなー
海岸屋に何ができるんだろうか。
日曜日にそんなことを考えています。

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by kaiganyafoo | 2012-10-07 17:38 | 読んだ本 | Comments(0)

惜櫟荘だより 銀座建築探訪

ええ
どうもみなさん。
まぬけな挨拶ですみません。

さっそくです。
読んだ本です。

「惜櫟荘だより」 
著者は時代劇作家の佐伯泰英さん。
ものすごく売れてる方らしいです。
170冊以上を書き 4000万部を越える売れ行きだというからすごいです。
知りませなんだ。

その方が
岩波書店の岩波茂雄が施主で
吉田五十八の設計で建てた別荘「惜櫟荘」せきれきそう を譲り受け、
水沢工務店を使って本格的な改修 復元をした という話。

佐伯さんは建築業界の人ではありませんから
施主から見た施工日記という風情ではあります。
ではありますが この施主は一流の施主だったようです。
自分が所有する建物を「預かっている」「番人である」という姿勢や
いかに人気作家とはいえ 発生する多額の工事費用を捻出する覚悟、
立派だ と言わざるをえません。

自分の今までの人生を振り返り さしはさみながら
工事の様子を描き出していきますが
さすがは作家 読み進むのに何の苦労もいりません。

すべての名作といわれる建築が こんな幸福な歴史を重ねられるなら
日本の文化の程度も 世界に誇れるといっていいのではないかと思います。


「銀座建築探訪」
藤森照信さんです。

建築探偵ではありますが本業は建築史家。
さすがは本職 びっくりするような事を調べあげています。

現在につながる銀座の構想をたてたのは当時の知事の由利公正⇒まちがい
銀座レンガ建築は日本の風土にあわず失敗だった⇒まちがい
設計をしたお雇い外国人ウォートルスは建築家⇒まちがい
もう
のっけからこれですもんね。

これをしっかり読んで
できれば小脇にかかえて銀座建築散歩を と思っちゃいました。
増田彰久さんの写真もすばらしいんですが
文章がもう少しだけ突っ込んで欲しかった(俺だけ?)というのと
値段が¥2800は大変だなぁ(俺だけ?)というのが ちょっとだけあります。
写真集として考えれば高くないかもです。

蛇足だけれども 
今 世界的な売れっ子の女性建築家 妹島和世(せじまかずよ)は
唯一の趣味がショッピングで 買いたい商品が見つかると
両手を挙げてウォーと叫ぶので(西沢立衛は)恥ずかしい・・
と言う話がウケました。

両方ともいい本でした。

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by kaiganyafoo | 2012-09-24 09:00 | 読んだ本 | Comments(0)

わりかし真面目なう〇この話

おお
三連休なんですね?
知りませんでした。

今日も多少は仕事をした海岸屋です。


さて
大変申し訳ないんだが
今日の話はう〇この話。

建築屋としてバランス良く学ぶ ということになると
「衛生設備」は避けて通れない。
それも
TOTOとか INAXとかに終始しているうちはいいんだけど
そこから一歩でも踏み込むと大変なことになる。
石井式の浄化槽とか
EM菌の効果とか 本を読んだら
自分自身で検証しなくては と思うもののなかなか・・・です。

さて これです。
a0157159_1872091.jpg
「バクテリアを呼ぶ男」
これは宮城県で清掃業をしている著者が
高性能な堆肥プラントを作った という話。

ハザカプラント というその装置に入れると
生ゴミも畜産の糞尿も みんなきれいに堆肥化する  という。
それを農地に還元することによって
真の循環型社会ができる という主張です。

ただ
題名にもあるとおり バクテリアが良く働く という部分こそがキモなので
誰がやっても大丈夫・・・とはならない。
だって
ヌカミソだって手入れと環境とでピンキリの出来になるもの
絶妙な加減  があってはじめて性能を発揮する と思います。

現代人の苦手な分野だねぇ・・ それは。

さて
もう一冊 伊沢正名さんの「くう ねる のぐそ」
伊沢さんは きのこの写真では第一人者だと思います。
でも
ここで語られるのは一万回におよぶ「のぐそ」の経緯。

なぜ のぐそ を続けるのか
のぐそ にはどんな意義があるのか
そして 埋められたのぐそはどんな経過をたどって土に還るのか。

うっかりするとゲテモノ本に見られかねませんが
伊沢さんはおおまじめです。

この二冊の著者に共通するのは
糞尿は処理すべき廃棄物ではなく
循環する自然界の一部なのだから
より良い状態で還元しましょう    というごくまっとうな主張です。

当たり前な話ですが
これからの社会はこっち方面に行くんでしょう。
ただ いつの時代もパイオニアというものは苦労することに決まってますから
みなさん 偏見と無理解とにさらされます。

海岸屋は新しいモノ好きではありませんので
こういった試みには飛びつきませんけれど
いいのか そうでないのか偏見をもたないようにしよう とは心がけています。
世界を回転させるような知恵は
こういった人々の挑戦の結果でしょうから
是非がんばってほしいと思っています。

わりかしまじめな〇んこの話でした。
ご飯時に読んじゃいけないよ・・・って
今頃言っても遅いか・・そうか。

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by kaiganyafoo | 2012-09-16 18:49 | 読んだ本 | Comments(4)