海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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霧除け 戸車 鴨居

みなさん おつかれさま・・・ですか?
週休二日の方 いいお休み・・ですか?


今日 夕方に地主から呼び出されて ナニゴトカ と行ってみたら
「この世はあと7~8年で終わるから云々」 と語られた海岸屋です。
はいはいはーい
その話は百回聞きました。

何の事だかわからないって?
それはワタシもご同様。
例え世界が明日終わるからって 海岸屋はいつも通りにやるってーの。
な? (誰に言ってんだか)






さて 霧除け は 「きりよけ」 と読んでね。
これです。
a0157159_22572884.jpg
窓とかの開口部の上についてる小さな屋根ね。
これは和風。

って言うか これは霧除けを延長してるところです。
手前の方だけ材料が新しいでしょ?

ドアをひとつつけたのでその分延ばしました。


はい 次は戸車  これは 「とぐるま」 と読めますね?
国語の時間ですよ。
a0157159_2343341.jpg
引き戸の動きが重いって
これじゃあ重いわね。当然。割れてるし。

なんでこうなったかって 重いんだね 戸が。
a0157159_23103615.jpg

少し厚めの一枚ガラスだし。 建具は大きいしね。
(ちなみに組鑿は正芳ざんす いいべ?)

ちょっと丈夫なやつに交換
a0157159_23113527.jpg
交換したら快調。




そして最後は鴨居。(かもい   だよーん)
a0157159_2313445.jpg
この鴨居が少し下がって建具の動きがきつくなってた。

天井裏に入ります。
a0157159_23203325.jpg
広いねー
今だったら ここのスペースを有効利用! とか言いそうだな。
さっきの鴨居の真ん中にあった吊り束の上半分がこれ。
a0157159_23221696.jpg
この束が下がってました。
これを元通り上げて終了。


どれもそんなに難しい仕事じゃない。
何が言いたいかっていうと
修理が容易な木造建築を 繕いつつ住むのがいちばんお利口だぜ って話。

お前に利口かバカかの判定をされたくない って思うかもしれないけど
でも この手の修理 手直しは 早いし 安いし 簡単。

ここの家だって 壊して建て替えるのはすぐできるだろうけど
新しい家は かえって安いものが建つのが普通。
値段は高くとも
素材はニセで 加工や取りつけに手間をかけてない、 そんな家が建つと思うよ。
はい
手間をかけなきゃダメなんです。

限界まで来た 安いもの競争の住宅が普通の仕様になってるけど
そんな品のないものに住んでるとダメになりますぜ 人間が。



さて おまけの写真は 手間のかかるものつながりでこれ。
a0157159_23395689.jpg
そう たんぼ。

こんな数センチの誤差で平らにするとかって言う農業土木の技術
そこで行われる コメ作り (八十八の手間だってよ?)
そしてここは十枝の森の前のたんぼ。 水を引くのにも営々とした手間がかかってます。
そう
今年も田植えがはじまりました。

家もたんぼも(人間も) 手間をかけなければ いいものができません  って話でした。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-04-19 23:48 | 工事 | Comments(0)

木の木口を隠す 現場編

みなさん おつかれさまです。



刑事コジャックってご存知ですか?
吹き替えは森山周一郎。
おとといの先輩がちょうどそんな声でした。

風邪ですな。

先輩 昨日 今日はお休みで その間に見積もりをやっつけろ! という海岸屋です。
でも
現場にも行くよ。
a0157159_2238038.jpg
・・・って あれ?
花の写真を撮ってどうするんだ って話ですが
でも ハチが蜜を集めに来ていてかわいいです。
一生懸命なんだな。
ハチをうまく撮るのは難しいよ?
(遊んでいるのがバレバレだがね)



事務所のまわりの雑木林の木々も芽を吹いています。
世の中にこんなにきれいなものもありませんよね。
(あっ 写真を撮っておけばよかった)

たぶん 日一日と変わっていくんでしょう。







さて
長い前置きですが 木口隠しの写真です。
a0157159_22582514.jpg
これは土台。
この仕事で一番手間のかかるのは土間のタイルに土台をなじませる仕事。

でこぼこを受けて それでいて水平に
そして二つの材料が同じ寸法になるように据える。
けっこうな手間がかかります。
でも
そうしないと この仕口はうまくいかない。



先輩が言うには この留めが開かないように
もうひとつこの中に仕口を作ることもある とのこと。

でもまあ
体調が森山周一郎だから断念。

おまけの写真は やっぱり好みだ みたけのラーメン。
a0157159_232139.jpg
みなさんも森山周一郎には気を付けたほうがいいですぜ。

ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-04-10 23:23 | 工事 | Comments(0)

現場仕事の終わり

みなさん おつかれさまです。



消費税があがって
XPのサポートも終わる 
そんな4月がもうすぐです。
人間社会はわずらわしさをみずから作っていますね。
(かけこみ需要なんてあさましいな)




おもわず本音を漏らしてしまうところだった海岸屋ですが(漏れてるもれてる)
今年も花は咲き 花は散ります。
a0157159_20511117.jpg

a0157159_20513418.jpg
花は声ひとつたてるわけではないし 風が吹けば散っていくだけなんだけど
でも これほどつよいものもないよね。

この花(達?)なんか ただごとじゃないもんな。
a0157159_2154322.jpg





まあ いくらか感傷的になっているかのような海岸屋ですが
それは現場がおわりになってきているから。
タモ尽くしのトイレです。
a0157159_2151183.jpg
頑張って考えたつもりでも ああすればよかったとかなんとか
いつも考えていて 満足できたことがありません。
このトイレだったら 柾目と板目の使い分けをもっと意識すればよかった。
柾目の腰板が建材っぽく見えたのも想定してなかった。
難しいな。

先輩は「タモの板目なんか見られたもんじゃないよ」 って言うけど
趣味の深さで言えば それはそうなんだろうけど
海岸屋が勝手に高尚になっちゃって お客さんと遠くなっても困るんだしな。

ん?
高尚になる心配よりもっと他の心配があるだろって?
んー
心当たりがありすぎて何がなんだか だな。
おまけの写真はもう一丁 花。
a0157159_2137587.jpg
こんなすごいもの 誰か作れる?

ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-03-29 21:38 | 工事 | Comments(0)

職人さんたち

みなさん おつかれさまです。




杉花粉 最盛期 でしょうか?
海岸屋がいつも行く床屋のお姉さんも大変そうで
「海岸屋さん 杉なんかみんな切っちゃってくださいよぅー」 などと言っていました。
「もー みんな焼き払いたい」 とも。   
・・・・・
やめてね?

耳鼻科で 「立派な花粉症ですね」 という判定を受けたにもかかわらず
海岸屋は いまのところ平気です。
ま 
独自の防衛対策をしているからね。
えっへん。



さて 先日下塗りをしに来た左官屋さんが仕上げに来ました。
a0157159_21314856.jpg
漆喰を押さえています。
久しぶりだー。
漆喰の押さえ。




漆喰という左官材料は
その1 コテムラ仕上げ(?)→ 誰でも出来ます。 素人は頑張ってこの状態。
その2 塗りっぱなし→ ほんわかしてます。 少しざらっとしてるかな?
その3 押さえ→ 平滑に塗りつけた後コテでなでつけて密度を出す
番外  磨き→ もー これでもかってくらいこすってピッカピカにする

いくつもの手間とグレードがあります。

これも左官屋さんに頼みました。
a0157159_21414334.jpg
玄関の土台を交換したときにタイルを壊してやったので復旧です。
でも
ここにどんなタイルをはってもかっこいいとは思えなかったのでモルタル仕上げ。
いいかんじです。
左官屋さんの腕さえ良ければ。



塗装屋さんも来ました。
a0157159_21445835.jpg
塗装下地用の紙クロスの上に塗装をしています。

a0157159_2147317.jpg
これも塗装屋さんの仕事。
タモの床板にワックスを塗ってもらいました。
木目が際立って見えますね。

それから水道屋さんと材木屋さんも来た。
明日は建具屋さんが来ます。


・・・ というように 一軒の家にかかわる職人さんはとても多い。
そして どんな職人さんと組むかという判断は
請け負った工務店がする とても大事な仕事のひとつ。

今探しているのは 数奇屋の土壁ができる左官屋さん。
次の次くらいの現場でやって欲しい仕事があるから。
・・・・ というように
いつもメンバー編成を考えています。


おまけの写真は 夕方行った現場の近くの 「波切不動」
a0157159_2211258.jpg
赤いね。
瓦まで赤いんじやないかな。

今はここから海まで7~8kmあると思うけど
昔は海上からここの常夜灯が見えたとも言われます。
昼だったら山立てする目印にはなったでしょうね。



今日はこんなところで。

さっき事務所に入ってきたカメムシを探さなくちゃいけないから 失礼。
うっかり踏んづけたりしたら大惨事だしね。
では。

by kaiganyafoo | 2014-03-25 22:21 | 工事 | Comments(2)

左官屋さん登場

みなさん おつかれさまです。




ここのところ たくさん水分を摂っている海岸屋です。
長男に指摘されて 水分不足で頭痛がするのかもしれないと思ったからで
これでなおるんだったらありがたい気がしますが あんまりまぬけだという気もします。
いずれ答えが出るでしょう。


水。

水と言えば左官屋さんです。
(なんて強引な展開)
a0157159_2365240.jpg
トイレの窓 出入り口まわり。
サッシ枠は使いません。 窓台だけ。
トイレは狭いし この窓は小さいから枠があったら無骨かなと思います。
出入り口まわりの左官のRは もう少し大きいほうがよかったかもしれません。
好みの問題ですがね。

下塗りはプラスター。
2~3日おいて漆喰を塗ります。
あんまりぴったり抑えないほうがいいかもしれませんね。

こっちは玄関
a0157159_23232021.jpg
カメラのコンディションが悪いのでひどい写真です。

大きい壁が石膏ボード
黒っぽいところは強度が欲しかったのでラス下の板 (防水紙を張ってありますね)
小壁は上塗りをはがしただけのモルタル。

これが下塗りを終えるとこうなります。
a0157159_23253187.jpg
石膏ボードにはプラスター(商品名はユートップ)
板の上にはアスファルトフェルトとラス網を張ってモルタル
小壁はコンディションがよくなかったので厚みのつくプラスター(同 Bドライ)
(ラスボードに使うものですね)

最近の左官屋さんはマスキングテープを貼って
チリ周りを養生する人が多くなりましたが
この二人組みは昔と同じやり方です。
チリ刷毛ですーっと拭いておしまい。
だから仕事は早いです。
むー
昔の塗装屋さんもテープとかを貼らずに まっすぐに刷毛を引き通してたよなぁ・・・



左官屋さんが仕事をすると ぐっと部屋らしくなります。
やっぱ壁は左官だよなぁ・・・



おまけの写真は左官の本の写真(前にも載せたか?)
a0157159_0324071.jpg
いい本です。
では。

by kaiganyafoo | 2014-03-22 00:33 | 工事 | Comments(4)

大工の共通言語

みなさん おつかれさまです。



先週の土曜日に 「あー これはきっとオーバーワークだなぁ」
と 思いつつ作業をしていましたが やっぱりそうでした。
日曜日はずーっと寝ていたんですが、月曜日は45%の海岸屋でした。

今日は85%くらいまできたので大丈夫っす。


でも
いろいろと仕事が山積みで
そっちのほうは?%っすかねぇ・・





さて
シロアリ君の食べ散らかしを始末している現場なんですが
えー
すでに載せたんだかそうでないんか覚えていない框の交換です。
a0157159_22413536.jpg
これはシロアリが喰った框です。
上に板を打ち付けてあったのをはがしたところ。
壊します。
a0157159_22435287.jpg
かなり食害が進んでいるので 正直道具はあんまりいらない。



はい
撤去完了。
a0157159_2245042.jpg
シロアリっていうのは どういうわけかとても好き嫌いを言うヤツで
今回は框だけをきれいに喰ってました。


新しい框を入れます。
a0157159_22502897.jpg

a0157159_22505177.jpg
作業が終わってしまえば どうやって入れたんだろう ってくらいぴったりです。
いや 自慢とかじゃなく。

お客さんもそう思ったらしく
「ぴったりに入るもんだねぇ・・・」 とおっしゃってました。


もちろん下手ではダメですけど
ちゃんと経験のある大工さんならこの仕事はできるはずなんです。
それは
最初にこの框を取り付けた40数年前の大工さんと
今回取り替え工事をやった大工さんは 同じ手順を踏んでいるから。
そう
共通言語と言ったのはこれ。
柱に残っている仕口に対して 框にどんな加工をしたらいいのか
前もってわかっているということなんです。

大工さんに言わせれば当たり前のこと なんでしょうけど
海岸屋はこれをずいぶんすごいことだと思っています。

現場でこういった仕事をする大工
それに必要な材木を理解して調達してくれる材木屋さん
大工が使う道具をつくってくれる鍛冶屋さん
これらが一体のシステムとなって機能しているために
何かがひとつ欠けただけで成り立たなくなるわけです。


だから こんな動きもあるらしい。
a0157159_23163885.jpg
世界遺産にしたからといって にわかに危機を脱するわけではないんだろうけど
でも それでもやっぱりなんらかの意味はあるだろう。

でも
できれば40~50年くらい前に注目して欲しかった。
当たり前に道具鍛冶が活躍していた頃に。

今 当たり前に使われている大工の技能も
滅びる寸前になったら 世界遺産に と言われるようになるんだろうか。
できれば そんなことにならずに
将来も大工の技術が世間一般に使われ続けるほうがずっといい。
たとえ世界遺産にならなくてもね。

では今日はそんなとこ。
また明日。

by kaiganyafoo | 2014-03-18 23:28 | 工事 | Comments(4)

ドア枠がでかいとちょっとね・・・

みなさん おつかれさまです。



このあいだ打ち合わせに行ったお宅で猫がいて
名前はペコちゃんと言いました。
メスですか? と聞くと 
そうです。 腹ペコのペコちゃん と言う返事。

おお!
てっきり不二家のペコちゃん的なネーミングかと思った。
ではオスならどうなるんだ?
腹ポコ? 太ってそうだな。
ペコ君? 男役?

まあ もし海岸屋がペットを飼うなら名前は昔から決まってる。
オスなら玄米
メスなら純米
飼い主は 自由白米主義を名乗ってますからね。
真似してもいいよ?





さて
現場です。

(一時間一本勝負で鉋をかけた)タモのカウンターを取り付けましたが その他もタモ。
a0157159_2054496.jpg

床板 巾木  腰板 見切り 廻り縁 。
この腰板は注文です。
柾目で本実に作ってもらいました。

ドアもタモだ。
洋風な雰囲気を出したかったんでね。


今回試してみたおさまりがこれ。
a0157159_2110526.jpg
腰板の木端が出ている!!   
だけではなくて巾木と見切りなんか木口が見えてる!!! っす。

おー  避難轟々の声が聞こえる・・・

建築関係以外のみなさんのために申し上げますが、
基本的に大工さんは木口を見せません。
木口って 年輪の見える場所 木の断面です。

長押でも違い棚でも 木口が見えるような場所には
巧妙にフタが取り付けてあります。
恥ずかしいのかな? 木口。

だから こんなおさまりはないんです。普通。
アップで・・
a0157159_21192997.jpg
なんでこんなことをしたのか と言えばドア枠がでっかいのがイヤだから。

まー
小さいことなんだけど。
でも
きっとかっこいいトイレになると思うんだけどな。


おまけの写真は今日打ち合わせに行ったお宅のとなりの家(の梅)
a0157159_22205021.jpg
・・・と言うのは言い訳で
本当はここの手すりをもうひとつ洗ってやりたいと思っている・・のでした。
どうなりますか・・・

ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-03-12 22:22 | 工事 | Comments(8)

地盤調査だ 

みなさん おつかれさまです。



思ったことの半分もできないのは
海岸屋が横着なのか
頑張っているんだけど能力に欠けるのか
そもそも思い方が過大なのか
それがさっぱりわからない今日このごろです。
(たぶん その順番なんだよ)



さて
今日は地盤調査。
a0157159_236347.jpg
先にキリのついた鉄のシャフトを地面にぐりぐりとねじり込んでいく方式
スエーデンサウンディング だったかな?

海岸屋はたいていこれに立ち会って見てみることにしています。
すると 地面の下の支持層の傾斜と周囲の地形の関係 その土質 
いろんなことがわかります。


今回は思ってたよりもずっとよかった。
写真でわかるけど すごくいい景色でしょ?


ここに建物を建てると ずーっと向こうの方からも良く見える。
つまり
変なものを建てると ここら辺一帯の景色が台無し。



ええ
一分の一ですよ
いちぶんのいち。
もう その時期なんだ。
ハツリもはじめなくちゃ。



大丈夫か海岸屋
頑張れるのか海岸屋。
答えは遠い空の彼方だ(なんのことだか)
ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-02-28 22:57 | 工事 | Comments(0)

ちょっと手間がかかる修理

みなさん おつかれさまです。



佐村河内守 という人の名前を
サムラカワチノカミ と読んでしまった海岸屋です。
時代劇か! と突っ込まれそうです。
昔から時事問題は弱かったんだよな。



さて
しばらく前から改装工事をしているこのお宅
a0157159_2015175.jpg
このあたりでは化粧造り とか言われますね。

大工用語で 見える部分の材料を化粧材といいますから
外部も真壁で 軒裏も天井を張らずに隅木垂木を見せる造りが化粧造り でしょうかね。
これの略式なものを 野郎化粧 とも言います。
なんで略式が野郎なのか さっぱりわかりませんが。

さて このお宅 眼力のスルドイお方は不具合を見つけるはず。
チッチッチッチ・・・・チーン!
時間切れです。

答えは玄関の傾き。
向かって左側が下がってます。

はいアップ
a0157159_20115879.jpg
垂木が乗っかっている桁材が細かったのか腰がなかったのか
真ん中の束が下がっていて鴨居を押しているため建具がはずれません。
それから長押を見てもらうと 左側の柱に引っ張られて
ぐーっとしなってしまっているのがわかりますか?

わからない人! (はーい)
海岸屋と同じですから心配ありません。

でもね
基礎から下がっているのか 
柱の下端が腐ってるとかで下がっているのか
外から見たのではよくわからない。


壊してみました。
a0157159_20183697.jpg
はい 袖壁取ったー。
外壁のタイルはもう浮いて剥がれかけでしたし
内壁は折れ曲がって 建具が引き込めない状態。
はい次
a0157159_20221187.jpg
怪しいです。
タイルを剥がしたら シロアリの形跡がばばーんと。
下地とタイルが剥離したスキマに草もはいりこんでる。
a0157159_20244135.jpg
原因がわかりました。
ヒノキって わりとシロアリが喰う材料なんですが
そこが集中的にやられてスカスカになってる。
だから柱が下がってきてるんですね。 了解。

工事は土台の交換です。
基礎は大丈夫。
あーよかった。

入母屋の屋根では隅木にはかなりの重量がかかります。
ここの場合ならその重量は全部隅の柱にかかる。
その重量が 土台の横ホゾが柱にささっているところにくるわけで
構造的にはかなり無理があります。

柱の下端は土間コンクリートに接していましたが
雨がかかる部分よりも低いため湿気が寄って風化してました。
つまり 重量は全部横ホゾにかかってる。

ここはできれば沓石で柱を受けたいところ。
基礎も布ではなく ベタで総持ちにしたいです。




と いうわけで面白くない記事で申し訳なかったっす。
おまけの写真も面白くないっす。(海岸屋的にはチョー面白いけど)
a0157159_2051257.jpg
木原村下のステッカー付きの記念品。
中身は玉鋼とその材料真砂砂鉄。
a0157159_20533811.jpg
コークスみたいだなぁ と思ってたけど全然違う。
小さくてもずっしり重い。
ありがとう!石原さん。
原稿と写真は今日送りました。

これでなんか刃物が作れないかなぁ・・
地金の和鉄はけっこう持ってるんだけどなぁ・・

まあ マニア君な話ですまんね。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2014-02-24 20:57 | 工事 | Comments(2)

床板のスキマは0.3mm

みなさん おつかれさまです。



なんだか仕事がたまっていく気がする海岸屋です。
どんどん片付けているんだけど
どんどんどんどん増えるんだな。
まあ
仕事が遅いんだよ と言う声も聞こえるんだけども。




さて
タモの床板を張った写真です。
a0157159_2354734.jpg

それがどうした フツーだろ って思った方 ありがとうございます。
その通りです。 普通でしょ?

これが0.3mmのスキマをあけて張った床板です。
たったこれだけのことで梅雨時も安心。
デコボコしたり盛り上がったりする心配がないんです。

張ってる最中の写真はこれ
a0157159_23105414.jpg
はさんであるのは銅版だと思います。
ステンレスの板とかトタンとか他の材料じゃないのはなんでかな・・

材料の乾燥具合も良かったし 季節も乾燥する時期だし で0.3mm。
イマイチ乾いてない材料だったり 別の季節だったりしたらこの数字は変わります。
ナラの床板だったら0.35mmかな?


ちなみに天井はこうです。
a0157159_23181078.jpg
ボードの継ぎ目は下地がダブル とか
ボードの継ぎ手が通らないように互い違いに張る とか
そんなの あったりまえじゃん と思った方々。
気づいてなくても境遇が幸福な方ですね。
いまやもう
この仕事は少数派でしょう。
なぜなら誰も評価しないから。

省力化とか効率化って 言葉はかっこいいけど
内容はかっこよくない事が多い。
「急いで作ったものは 急いで壊す運命を迎える」 のよ。

ここの建物は40年以上経ってるから あともう40年もたせる予定で改装する。
海岸屋はもう死んでるだろうから 次の親方には直接言えないけど。



さて 夜も更けてきました。
おまけに フキノトウの写真でも見てください。
a0157159_23284450.jpg
いっぱいだなー
a0157159_23292595.jpg
どっさりだなー
もう 一番寒い時期は過ぎましたね。
いやいや仕事の話じゃなく。

ええ
私の人生の話でもなく。

ではまた明日。

by kaiganyafoo | 2014-02-21 23:34 | 工事 | Comments(0)