海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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カテゴリ:工事( 326 )


今どき手刻みで家を建てる理由 (海岸屋版)

みなさん おつかれさまです。




海岸屋は酒もタバコもやりませんが
さらにここ一年くらい「うおーきんぐ」なるものをやっています。
(健康フェチではないですやむをえない自衛というか・・)
昼間歩くと挨拶なんかをしてくれる人がいるのでいつも夜歩いているんですが
たまに 暗い夜道に人の顔が浮かび上がっていることがあります。
(ホラーではない)

スマホですな。
真っ暗な道をスマホ見ながら歩いているんです。
うーん
どうかと思うな。
スマホの中に人生の真実はないよ。
足元がお留守になっててつまずくかもしれないしね。(ナニかの比喩ではない)




さて、
古民家の調査とか 中古住宅の片付けとか 小さな基礎工事とか
大谷石の加工とか 引き戸の取っ手作りとか 草刈りとか
あいまに少し大工仕事(!)とかやってます。
何屋さんなんだかわかりません。

でも、作業場では加工がはじまりました。
a0157159_18393872.jpg
海岸屋は舟弘さんに叩きのみを一式頼んだけど
それとは全然関係なくはじまりました。ちぇ!
(舟弘さんには、メール入れて 電話して FAXもしたので大丈夫だと思うんですが・・)

まー
「刻み禁止令」が海岸屋個人に対して発動されているという噂もあるんですが
㈲海岸屋ふー全体では 「手刻み以外禁止令」が発動されっぱなしですから
まー
墨付け手刻みが一番面白いのにこれをやらなくてどーす・・・ゲフンゲフン
ねー 都倉さん。(誰?)




さて、手刻み。
ずーーーーーーっとひっかかってます。
はい
今どき手刻みで家を建てる理由 ですね。
最近では難しい加工でもプレカットでできるそうな。
(プレカット、わからない人 いますか? 構造材の加工を工場にさせることですよ。)


海岸屋は手仕事至上の原理主義者ではありません。
丸ノコもそれ以外の電動工具も使います。
それでも「手刻み」と言っていいのか。
もちろん手道具も使いますが。

では
それら電動の機械はプレカットとどう違うのか。
プレカットも大きな意味では道具に過ぎなくて
それをちゃんと使いこなせばいい という考えは成り立たないのか。



たぶん 成り立たないんです。
その違和感の正体をうまく言い表せなかったんですが
このあいだ少しわかった気がしたのは 「プレカットは材木から手を離している」という点です。

どんな道具で加工をするとしても その材木が作業場に入ってくるかぎり
自分たちの目で見て判断をして 自分たちの手で加工をしますが
プレカットの場合は材木に触りません。
工場から直接現場へ行く。

大工が材木から手を離したら何がおきるのか。
現在、あらゆる住宅におきている貧しさをみればそれはあきらかです。
いや、
自戒をこめて言ってみれば、まず第一に大工が貧しくなって
その貧しさが、作っている住宅に反映する と言ってもいい。

言い方を変えれば、大工は木に触れることによってのみ成長して
作り手として成熟することができるのだ ということもできます。

世の中の大抵の仕事は対人関係の要素が含まれていますが
大工の修行のはじめはそれとは違って木材と向き合うことだけに集中します。
四角い穴を掘ろうと思って四角い穴が掘れれば自分の手柄
いびつな穴が掘れたら自分の手落ちなんです。
どこにもあいまいなところはない。
a0157159_18490370.jpg

ちゃんとした穴が掘りたければうまくなるしかない。
うまくなるには木に触り続けるしかない。
近道はありません。


私たちが作っている建物は実用品としての側面と
それからやっぱり 嗜好品としての側面があると思います。
それはちょうど、食べ物にも栄養という観点と 
美味しい という価値とかあるのに似ています。

料理を作る人たちが それこそ人生を賭けて挑んでいるもの。
それは 人を満足させたり感動させたりする食べ物を作りたい ということでしょう。
やはりそこにも近道などないのだと思います。



K女史が昔、建築塾の終了制作で、「おいしい建築」という名の文章を書きましたが
できれば私たちは人を感動させるようなおいしい建築を作りたくて
今日も明日も手仕事をするんだと思います。


by kaiganyafoo | 2017-09-27 19:15 | 工事 | Comments(12)

「は」号作戦 そろそろ終盤

みなさん おつかれさまです。


あまり暑くない夏ですが みなさんはお元気ですか?
海岸屋は元気です。
どのくらい元気かというと、
四角い紙パックのジュースに付いている二段式のストローを伸ばすときに
勢い余って引き抜いてバラしてしまうくらい元気です。

もちろんジュースは飲みにくいんですが
紙パックのはじっこを引きちぎって飲んでいます。
(典型的な無駄元気)





さて、
ちゃんとした納屋作戦、略して「は号作戦」ですが (?)
そろそろ終盤にさしかかってきました。
a0157159_18190401.jpg
こっちから見ているぶんには出来上がりと言ってもいいですね。
ちゃんとかっこいいと思います。
うむうむ。


で、ちょーしに乗った訳ではありませんが
似たようなモノをもう一個作ります。

それは、海岸屋の敷地の中で、
井戸ポンプ小屋 (手押しポンプだからね)

カマド小屋

物置き になる予定。


独立基礎にして 貫を入れて 土壁を塗ってやろうかな・・・
などと思っているのですが、K女史はさすがです。
「早くしなよ。私はやらないけどね。」とおっしゃっておりました。
ヤバいですよね。

もしかすると海岸屋から電話がかかってくるかもしれない と
心当たりのある方、ご準備下さい。
たぶんかかってきます。
一人じゃつらいですから。



とまあ、前向きなんだか後ろ向きなんだか良くわからないまま
大工さんがどんどん刻んでいるという状況です。

ん?
海岸屋は刻んでないのかって?
久しぶりで道具を見たらノミが錆びだらけでした。
刻むどころじゃありませんねぇ・・
で、
ちょっと研いだら砥石にくっついちゃったの図。
a0157159_18364977.jpg
これではまさに泥縄ですな。
泥と縄。
仕事が土壁仕事だけにね。
・・・・・
竹はどうした! というごくごく一部の方々の声をききつつ
また今度っす。
ではでは。


by kaiganyafoo | 2017-08-20 19:02 | 工事 | Comments(8)

ちゃんとした納屋 別名ハ号作戦発動

みなさん おつかれさまです。



いいですね。
非常にいい傾向です。
「毎日 暑いですねー」 なんてぇ挨拶ができるのが素晴らしい。
まあ 四季 って言うくらいだから一年を四等分して
たっぷり三か月は夏やっててくれないと、ですけども。
ちなみに
セミの声は ミーンミーンというのが海岸屋の好みですので
みなさんよろしくお願いします。(みなさんって誰)
そして頑張れ今年の夏!(だから誰)




さて、 上棟です。
a0157159_10530993.jpg
土台を組んで敷き込みます。
そしたらみんなで乾杯をして・・
a0157159_10560556.jpg
組む
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組む
a0157159_11012528.jpg
組む
a0157159_11022224.jpg
誰かさんがつけたホゾがきつめだったので頑張ってカケヤを振ってます。
建物の背が低いのと刻みがきついのとで仮筋交いなしでもゆれません。
(デブが乗っても大丈夫)

ここのお宅は なにしろハイセンスなお宅なので、納屋といっても
ハイーセンスーナヤー(何語?)をつくらなくてはなりません。
お施主さんのご要望をうかがいつつ、丈夫で長持ち、かつ器量よし なわけですからこんなことをしつつ進めてきたんです。
a0157159_11202282.jpg
原寸大の模型で寸法の検討をしているところです。
何をシロートくさい とか言われそうですが・・・・ いいんです。心の冷たいプロになんかなりたくないもんね。(意味がわからない・・)
アレグザンダーだって現場に棒を立てたし中村外二だって仮組みしてから窓の位置決めてたもんね。
え? 知らない? 偉い人ですよ。(いい加減だぁ)
立ってる者はK女史だって使います。

なぜここの仕事は「ハ号作戦」なのか、前回の松丸太作戦は「イ号」だったからイロハなのか、それは絶対秘密だから教えてあげられません。残念。 
どうしても知りたい人はウチで家を建てるように。(乱暴)





おまけの写真は・・
a0157159_11430583.jpg
a0157159_11451581.jpg
一枚目は「カブトムシの木」に集まるカブトムシ。(まんま)
二枚目は日本の三大七夕(県内公認)、茂原の七夕です。
ねぇ・・どっちの写真もアナタに子どもの頃の気持ちが残っていたらワクワクが止まらないはずですぜ・・
え? ワタシ? ワタシは55年前からずーっと子どもです。(しかも悪ガキ)



それでは皆さん、今年の夏の ますますのご活躍を祈念いたしまして七月末のご挨拶に替えさせていただきたいと思います。(なんだそれ)



by kaiganyafoo | 2017-07-31 18:40 | 工事 | Comments(0)

夏の御宿

みなさん おつかれさまです。


いやー
みなさん 気づいてますか?
今年はアレです、梅雨が終わらないうちに夏が来てます。
クロス攻撃ってやつですかね?(意味がわからない)

今年こそ、
今年こそ、
後世に語り継がれるような暑い夏になって欲しいっすね。




さて 御宿。
これは、「おんじゅく」 と読んで下さい。
地名です。

千葉にはですね、数々のリゾートがあって、
国際的に有名なのはDランドですが
まー あそこは東京名乗ってるし、アレだし、
海岸屋的にはやっぱ千葉の夏言ったら海、外房でしょう ってことです。
で、
まー 幸せなことにそこ、御宿に現場があるのです。
a0157159_18123772.jpg
平屋です。
軒が深いです。

足場の材料が散らかっているのは海岸屋がばらしている途中だからです。
暑いし。
一人だし。
海岸屋、ふーふー言ってます。(スミマセン!!)


でもね、この深い軒の方向に海があってそこから風が吹いてきて
この辺にいると 汗がすーっと引いていきます。
a0157159_18174043.jpg
もーね、極楽。
エアコンいらずです。
木材の肌と漆喰が映えるなぁ・・(自画自賛)
うんうん。
真壁はいいねぇ・・手刻みならではだねぇ・・(我田引水)


そんなに涼しいならばさっさと足場を片付けろってハナシですが、
まー それはそれとして ここはビシッとした健康住宅でもあります。
クロス、ないです。
ビニールクロスを貼ることって、お客さんにメリットないからね。
早くて安いだけ。

玄関まわりもこんなかんじ。
a0157159_18361551.jpg
床板もムク
玄関框もムク
式台もムク
玄関建具もムクです。(金物は堀商店だー! ねーあかねさん)

もー むくむくです。
ベニヤも新建材もなし。

担当してくれた大工さんは仕事も体もしゅっとしてはるんだけど
材料と海岸屋はむくむくです。(冗談です。)

こんなふうに、一見なんでもなくて 実はとんでもないという家を建てるのは
それだけ職人さんの腕が良くて 海岸屋がへんくつだということなんですが、
こんな時代ですから いいね! と言ってくれる人もたまにはいるんじゃないかと思います。(催促?)
そんな人たちと話がしてみたいなぁ・・

変な独り言を言ったところで、また今度。



おまけの写真は 浅草で買った手ぬぐい。
a0157159_19053435.jpg
雷神ですな。
夏だし。
ではまた。


by kaiganyafoo | 2017-07-22 19:07 | 工事 | Comments(2)

木材との付き合い

みなさん おつかれさまです。


手刻みの仕事をしながら
小刻みにブログのアップもしなくちゃいけなくて
なんだかみじん切りの海岸屋です。
(料理の素材だったら誰も食べない)



さて、前回書いた外壁材のことですが、
まーいつも通りそのままとぼけちゃおうと思ってたんです。
でも質問していただいたからにはお答えします。
それほどたいしたもんじゃなくてもね。


さて、
外壁の材料、ここでは杉の15mm程度の厚みの板ですが、
赤身で挽いてもらったものですから挽き立て材で当然ズブ生。
(註・丸太素材の辺材である白太部分は耐久性において弱いため、心材部分の赤身だけを使って板を作ってくれ という注文を出した。丸太から製材したばかりなのでまるっきりナマでズブズブでーす ということっす。長くてごめんね。)
これをこのまま現場で取り付けると大変なことになるので
できるだけ乾燥させた状態にしたい というのが今回のお話です。


まず、木材は寝せておくよりも立てておいたほうが乾きます。
(なぜそうなのかはわかりません。経験則ってやつですかね)
さらに、逆さまに立てた方がより乾きが早いと言われています。
(同上・・・・手抜きか?)
そして、雨に濡らした方が良く乾く とも言われています。


・・・
濡らした方が良く乾く・・
禅問答のようですなぁ・・むほほ
とか言ってると怒られそうなので説明を試みてみます。



木材の乾燥の目的の大半は、収縮と変形を防ぐことにあると思います。
まー 防ぐったって防げないから、あらかじめそれを出し尽くすという手ですけどね。

で、木材の中にある樹液、乾燥が進めば樹液成分になるんでしょうが、
これを木材の中から追い出しちゃえば寸法が安定しやすいんじゃね? 
というのが理屈のはじまりで、
おーそう言えば山からイカダで丸太を出していた時代って材料が良かったって話もあるよね とか言う人もいたり(伝聞です)
いやいや琴を造ってる連中なんか、ほとんど腐るまで材料を雨に打たせておくよね とか(本で読んだ)
桐のタンス造る人はお湯に浸けて足で踏んでたよ とか(動画で見たっけな)
昔から木材を濡らすことで材質を改善(と言っていいのかどうか)することは広く行われています。

それから
伊勢神宮の材料なんかは丸太で運ばれてきたものを、すぐに池(プール?)に入れるようになってて、たまにぐるっとまわしてロープで留めて、まんべんなく水に浸かるようにしてます。 そうやって一定期間水中で養生したものを引き上げて製材して、それから倉庫に入れて(トテモ)慎重に乾燥を進めます。 もう、係の人が気合い入れてますから、倉庫の扉だって入るときだけぱっと開けて入らないといけないくらい です。(これは見た)
伊勢神宮の御用木というのは野性的な材料も多いはずですが、そしてなかなか見られないくらいの巨木もたくさんあるのですが、いわゆる干割れというか乾燥するに従って発生する割れは驚くほど少ないように私には見受けられました。

蛇足ながら
あとで狂うと腹が立つ木材No.1 の鉋の台なんかは(樫です)
水に浸けておくと 不思議なゼリー状のものが木口から出て来ますが
一体どのくらいの期間浸けておくのがいいのか一ヶ月単位で試したこともあります。
西岡常一さんの本にも樫の丸太を水に浸ける話が載ってましたね。
結果的には鉋台を水に浸ける必要はないと言うのが海岸屋の判断ですが。

様々な傍証を述べました。
木材が乾燥しても、樹液だった成分はその中に残り、そしてそれは湿度という名前の空気中の水分と親和性が高いためにそれと容易に結合します。その際に体積が増減するために乾燥してからの木材の変形や収縮の原因になる という推測がそれらから導きだされていると思います。

そしてその樹液成分の水分との親和性の高さが理由で、ナマな木材の中の水分はなかなか蒸発しません。ならば樹液ごと木材の外に流しだしてしまえ、というのが雨に打たせたり、水中養生をして乾燥を促進する理屈なんだと思います。


ただ、ここが面倒なところなんですが、その かつて樹液だった成分、略して
「J成分」は悪さばかりをするわけではないのです。(私見)
 
例えば栗の木は湿気に良く耐える木として知られますが、すごくアクが出る木でもあります。
栗の木を加工した人は皆知ってますが、栗に触れた刃物は青黒く染まって、濡れ雑巾などで拭いたくらいでは取れなくなります。
つまり栗のJ成分は濡れ雑巾程度の水分では侵されない結合をしていて、それは栗の木の耐湿性 耐水性に貢献する役割を果たしている と考えられます。

ヒノキの香りは好きだからずっと残ってるといいなぁ とか
松のヤニは邪魔だから出て来なきゃいいのに とか
まーワタクシを含めて人というものは勝手なことばっかり言いますが
様々な樹種の様々なJ成分はそれらの特徴の根源でもあるのでしょう。
それらを全部抜いてしまえば無味乾燥な繊維の束に成り果てるかもしれません。
はい
艶も耐久性もないヒノキや
強度のひっくい松 などですか。

ではではお前はなぜに15mmの杉板をそんなに雨にさらすのだ?
ぐるっとまわって突っ込まれるわけですが、
(いやもう誰も読んでないって。ねー川越さん)
所詮外壁、この先何十年も雨に打たれ続ける身の上なわけであります。
屋根に守られている構造材とは違う。
構造材に求められるのはフレームとしての強度ですからJ成分は抜かない。
捩じれようとか狂っちゃおうったってがっちり刻んじゃってばっちり組んでありますから(大工さんが ですよ?)そこは大丈夫っす。
一方、外壁に求められるのはバリアーとしての性能ですから寸法の安定性は欠かせません。
基本、釘で止めつけていく程度ですしね。
J成分は少し減らしたい。
そして
ここから先はまた続く になるんですが(ホントかぁ?)
木材の耐候性を増すための試み というものをこの現場では試そうとしているわけです。
抜いた外壁材のJ成分のかわりにガラス成分を浸透させてみようか と。

まー
もー
前代未聞に字ばっかりなんでつまらない記事になっちゃってるし
この辺でやめときます。

J成分と水の親和性よりも
有限会社海岸屋ふーとお金の親和性の方が問題かもしれず、
ガラス塗料の値段の高さにめげてしまいそうな昨今だぜ! と
一応責任転嫁をしつつ また今度!

はーやれやれ。





by kaiganyafoo | 2017-04-22 07:38 | 工事 | Comments(4)

海岸屋、海の近くで上棟

みなさん おつかれさまです。


こんなにブログの更新をサボっていると(あ!失言)
その間、いろいろなことがおきてます。
上棟もしました。
a0157159_16280221.jpg
材料が紙で包まれていますね。
こういう状態を大工さんは 「化粧だ」 と言います。
壁の中に隠れてしまうことなく、出来上がっても見える状態だ 
ということですね。
「アラワシだ」ということです。
これを専門用語で 「真壁」 と言います。(偉そう)

ですからクレーンで吊るときもバンドで吊ってますでしょ?
傷がつかないように。
まあ
オペレーターさんが
「化粧仕事なんか全然ないから台付け捨てちゃいましたよー」 
と言ってましたから当日作ったんですけどね。

右側の柱は8寸あります。
頑張りましたね。(大工さんが)
この柱とか梁の大きさになると機械で仕上げられないので
手鉋で削らなくちゃいけなくて大変なんです。(大工さんが)
そう
相変わらず手刻みなんですね。
a0157159_16434545.jpg
「ワタシの図面通りに出来ておるかなぁ~」と
下から見上げているのに態度は上からのK女史。
(さらにその後ろからカメラを構える海岸屋)

真壁、ということになると 材料めっちゃ節だらけ というわけにもいかないし
梁や桁も、ここは4寸 ここは8寸とかバラバラでは恰好がつかない。
でかーい寸法でどかーんと通ってます。(子供か!)
そこが正直でいいんですけどね。
a0157159_16555288.jpg
登り梁もでかいな。
なんでこんなにでかいかと言うと、南側は軒が2m以上(7尺5寸)も出ていて
でも、海が近いから風が強くて吹き上げられることもありそうだから。
これならオズの魔法使いに出てくるような竜巻でもないかぎり大丈夫。

この現場はお施主さんに、 
木舞を掻いて土壁でやりませんか と誘ってみたんですが
あまり特殊なことをすると修理できなくなるかもしれないから 
と断られた経緯があります。
たしかに地元、千葉には土壁を塗る左官屋さんはほとんどいませんから
お施主さんの言うことは一理も二里半もあるんです。(はいすみません)
ただ、真壁で手刻み という仕事だってそろそろ特殊な仕事と呼ばれかねない・・っすね。
そもそも真壁が・・(以下20行省略)
そして山にある素材が・・(以下22行省略)
ですから手刻みの意味も時代と(以下・・・)



まあ、あれだ、手刻みはもうわかったからオマエはもっと小刻みにブログの更新をしろ!ということですな!(あいたたたた・・・)


おまけの写真はここの家の外壁材の写真だ!
a0157159_19033379.jpg
一回削って逆さに立てて雨に濡らして乾かす!
訳わかんなくても詳細は次回だ!
ホントか!オレ!
ではまた!!







by kaiganyafoo | 2017-03-31 19:14 | 工事 | Comments(7)

東京直行便終了

みなさん おつかれさまです。


浦島太郎現象というものは本当にあるもので
はっと気づいたら二か月半も経ってました。
(ウソですごめんなさい)

去年から今年にかけて東京の現場を2棟やったんですが
やっぱ遠いです。
片道2時間。

ほぼほぼ終了のときの自由が丘の現場。
a0157159_11162374.jpg
かっこいいですよね。(自慢)
ま、目黒の自由が丘っすからね。(?)

目黒っていうところはいろいろと見どころはアレなんだけど
別にどこにも行かないまま現場は終了です。
毎日ニッカズボンだしね。

ここの現場の階段の手すりは 楕円型のヒノキ製で仕上げはヤリガンナというヤツでした。
長さは3m。
かけてます、ヤリガンナ。
a0157159_11263811.jpg
この前の現場も階段手すりはヤリガンナ仕上げだったんだけど、それは丸。
プロに頼んだものでした。
ヤリガンナ特有の凸凹のある肌がいいかんじで、ツルツルしすぎてなくてしっかり握れます。

楕円形にまで持って行くのが大変(らしい)
それももちろん手作業でやりましたよ?
彼が。
a0157159_11353437.jpg
K君ですな。
削ろう会全国大会で優勝を目指しているとかいないとかいるとか。
アツイなー

現場に取り付けたところ。
a0157159_11464355.jpg
鍛造のブラケットは メタル・ネコさんです。
相変わらずかっこいいっす。
あざーす。

あれ?
階段はどうなってるんだ? という声が聞こえる。
(3000人くらいは言ってるね。うん。)
もー しょうがないなぁ・・
a0157159_11514613.jpg
黒っぽいところは神代ケヤキ。
段鼻のスリップ止めはほんの少し踏板から盛り上がってます。
眼で見てもはっきりわかるし、足の裏でもわかる。
「これはいいねえ」 とおっしゃる方がいても 
某M大工さんの特許許可局なんで別料金が発生します。(ウソ)


そんなわけであちこち手間のかかってる遠くの現場が終わって
今年の現場は千葉県内に終始するようです。
やれやれ。

そんなこんなで もうちょっと小まめに更新をしますから と
ブログの神様にお参りをする海岸屋でありましたとさ。
ご利益があるといいなぁ・・・
・・・・・
神頼みの前に早く見積もりをまとめろ?
ごもっともです。


ではまた。




by kaiganyafoo | 2017-03-21 20:01 | 工事 | Comments(4)

東京の現場の引き渡し


みなさん おつかれさまです。



海岸屋の現場の仕事をしてもらっている電気屋さんが
大洗でアンコウ鍋を食べてきたそうです。

その話をウチでしたら(ウチの)奥さまが有名(?)な句、
「鮟鱇(あんこう)の骨まで凍てて(いてて)ぶちきらる」をつぶやいたのですが
その句を聞いた次男が、
「アンコウさばいていた人がぶちきれちゃったんだね。やってらんねー!とか言って。」
「なんでふちきれるの?」
「たぶん大変なんだよ。おまけに指に骨も刺さるし。」
「そうなの?」
「骨までイテテ!って言ってるからね。」
・・・・我が家は平和です。





さて家庭は平和ですが現場は疾風怒濤のイキオイです。(当社比)
新築現場を東京に2棟平行してやってるなんて信じられません。
海岸屋がびっくりしてるあいだに優秀きわまりない職方さんが奮闘してくれて
なんと明日は引き渡しというおめでたさです。
みなさんありがとうございます。

外観はこんなかんじ。
a0157159_18585175.jpg
東京の現場へ往復すると合計4時間くらいは車に乗ってるし
ここんとこ毎日だから海岸屋はもうだいぶアレなんですけど
具合でも悪いんじゃないのっておっしゃる方も複数おいでになるので
すごく久しぶりの更新と相成ったわけでございます。
はい。
おかげさまで海岸屋は元気です。




それから海岸屋ふーの宣伝、現場の垂れ幕ですが
こんなかんじです。
a0157159_19192669.jpg
海岸屋という字のあとに続くFOOは、
ふーっと肩の力を抜いて を意味するように
「ふー」と言うときの口のかたちを表しています。
(そうですよね?細井さん)

まー お前は力を抜きすぎだという声がかからないうちに退散します。
けっこう自分では頑張っているつもりなんだけどなぁ・・
力は抜いても手は抜かないよ?

ではまた。


by kaiganyafoo | 2016-11-02 19:32 | 工事 | Comments(2)

熱い上棟

みなさん おつかれさまです




昨日の海の日、上棟をしました。
海岸屋はなかなかの雨男なんですが、今回の現場の棟梁が
「私は強烈な晴れ男ですから。」 と言っていたので
まー 足して2で割って天気は曇り。 だといいなぁ と思っていましたが
結果は棟梁の晴れ男パワーの圧勝でした。

暑かった!

あまりの暑さに 薄着になると危険だ! と厚着をする大工さんもいました。
a0157159_1194234.jpg
はっはっは ウソです。
扇風機のついているジャケットなんですね。
評価は・・・涼しいけど汗臭い風が襟元から上がってくるそうです。


さて、重機の来ない、いわゆる手起こしの建前。
集まってくれた大工さんは11人。
a0157159_11243544.jpg
差しさわりがあるといけないので遠目の薄目で見てください。
老眼の方はそのままで。

しっかり見ていただきたいのはこちら。
a0157159_11411848.jpg
11人の大工さんが 同時多発的に動く。
同時多発的って言ってもテロじゃないよ。
テロっとしているのは写真を撮ってる海岸屋だけ。(ヒドい・・)

ここの建前は珍しいくらいに入り組んだ組み方をしてるんだけど、
そして栃木とか千葉とか神奈川とかの混成部隊なんだけど
でもみんなすぐに動ける。

これは、大工としての共通言語というものがあって
ちゃんとした大工同士ならば初めて会う相手でも仕事はわかる ということなんです。

大工さんに聞けば、 「当たり前ですね」 と言われるだろうけど
これが当たり前がそうでないか、30年後にもう一回聞いてみたい。



組む。
a0157159_115606.jpg
組む
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組む
a0157159_11574487.jpg
組む
a0157159_11595680.jpg

つながるとこうなる。
a0157159_1213287.jpg


大物。
a0157159_1235164.jpg
本当はもっと大きい部材もあったんだけど、それは海岸屋も参戦したから写真がない。
組む。
a0157159_1237132.jpg
棟梁は 「いや固くしてないよ」 などと言ってたけど・・二人掛かりです。
しまいにはこんなカケヤを使うわけで。
a0157159_1245545.jpg


a0157159_1250548.jpg
こんな入り組んだ仕事も、出来上がったら見えなくなります。

通りがかったご婦人が 木が見える仕上がりになるのかどうか気にされていました。
・・・・見えなくなります。
いいんです、みんなの心の中に生き続ければ。(意味がわからない)

まあ そんなこんなで熱い上棟でした。(大工さん達が)




そして今日のおまけの写真は・・
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高速道路を疾走する トヨタ800
涼し気?
いやー やっぱり熱くなるねぇ 海岸屋の場合。

これから夏本番ですから、みなさん体に気を付けて。
では。

by kaiganyafoo | 2016-07-19 14:50 | 工事 | Comments(4)

はぎ合わせだぜ

みなさん おつかれさまです。



このあいだ作業場に遊びに来てくれたカレ
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もうアレです。みなさん薄々気がついているでしょうけれど、
夏です。

いいですか?

な・つ・で・す・ぜ


いいねえ
1年のうち10か月くらいは夏だといいな。
お情けで他の季節も2か月くらいはおいてやるけどな。(なんだそれ)

町内公認 夏評論家の海岸屋としては 
今年の夏こそは10点満点をめざしていただきたい。
ここで点数の内訳を申し上げれば・・・
(以下20行省略)




というわけで 夏には はぎ合わせです。(なんて強引)
はい
はぎ合わせとは何か という事ですね。
これです。
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何枚かの板をくっつけて幅の広い一枚の板にすること。

裏返すとこんなかんじ。
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スキマが明いちゃった とか あとで剥がれた とか 曲がってくっついた などなど
そんなことではお金がもらえません。
ま、アップの写真は載せませんがね。 えっへん。


なぜはぎ合わせなどという事をするのかというと
木材というものが、長さの方向にはなんとかなることが多いけど
幅広い材料ってなかなかないからなんです。
太い木が少ないんですね。


だけど、海岸屋は昔、この はぎ仕事が大嫌いでした。
というか苦手だったんです。

でも今は大丈夫。
よく調整した手押し鉋盤とジョイントカッターとポニークランプとタイトボンド
これさえあればOK。
ん?
多い?
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これだけだけどな。

なんでポニークランプがパッケージに入ったままなのか と言うと
清水屋さんがガス管にネジ切ってくれているところだからだ。(知らない? よね。)

まあ 偉そうなことを言ったって全部 「保精郎」 の高橋君に教わったんだけどね。
彼の作るキッチンはすごいぜ。
あるところでオーダーキッチンなるものを見る機会があったんだが
・・・・
まあ 自信持っちゃったね。
今のところ無敵。
どのくらいすごいかはおいおい明らかになるであろう・・
(人のふんど〇だけどな)

今のところ海岸屋プレゼンツの住宅には
(無敵の)保精郎のキッチンが据え付けられています。
ここだけの話、考えられないほどお得。
そこの(お金持ち)のアナタ、今すぐお電話を。
いやマジで。





おまけの写真は、ポニークランプがスタンバイしたら
海岸屋がはぎ合わせをする予定の板
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あれ?
横向きだね・・
人間は前向きだから許してください。


暑い夏になるといいな。
ではまた。

by kaiganyafoo | 2016-07-08 21:04 | 工事 | Comments(8)