海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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神楽坂建築塾に学ぶ

みなさん おつかれさまです。


いつもの床屋に行ったら 
「たぶんハゲないと思いますよ!!!」 
と言われた海岸屋です。
床屋に行ってるうちが華だな。
たのむぜー マスダヘアーデザインのSさん!
(たのんでどうするって話だ)





a0157159_19380578.jpg
さて、(有)海岸屋ふーは田舎の工務店です。
マギレモナク!

でも、どこでも通用するものを作りたい と願っている工務店でもある。

ではどうするのか。
これは勉強するしかないだろう ということになりますよね。
幸い 海岸屋は学生時代にさっぱり勉強をしなかったので
勉強と言うものに対するトラウマがない。

おーけーおーけー
勉強、どんと来い です。(建築限定)

と、言うわけで神楽坂建築塾に通うようになってはや14年が経ちました。
良く通ったなぁ・・・

神楽坂建築塾関係者の方々がネットでお知らせしていますが
今までの活動をまとめた本が出ました。いぇーい!!

編集に尽力されたみなさん ありがとうございます。
海岸屋は原稿を遅らせてご迷惑をおかけしました。とほほ。
もうね、講師の方々は錚々たる先生方です。
すごいよ。
神楽坂建築塾に通ってなかったら一生会えなかった先生ばっかりで
ご自宅まで見せていただいたことも何度もある。
外でいろいろ言ってても自分の家を作るときは本性が出る 
というのは海岸屋の持論。
いやー勉強になりますってば。


単発のものを含めてよその勉強会に行くこともあるけど
設計屋さんはたくさん来てても施工屋さんは少ないな。
資格取るとか施工法の講習とかなら来るのにね。

神楽坂建築塾にはそういう即効性のある講座がない。
仕事がとれるわけでもない。
でもね、先輩の大工さんが言った
「品のない人でもお金を稼ぐことはできるけど、上手にお金を使おうと思ったら教養がいるんだよ。」 
というセリフは工務店にも当てはまると思うんだな。
そう
神楽坂建築塾で学ぶのは広汎で深い 建築の教養でしょうね。
そういう堅実な積み重ねが深みのある仕事を作るんじゃないかな。

昔は「ハウツー本」とか言う言い方でお手軽な仕込みを揶揄したけど
今はどんな本だって読めば立派、裏付けも定かならぬネット記事の受け売りで
いくら積み重ねても積むそばから溶けて消えて行く・・
おっと・・ゲフンゲフン お前が言うなって声が聞こえる。
a0157159_20185023.jpg
えー
そういうわけで不肖海岸屋
施工の立場から何度かお話しをさせていただきました。
末席をけがしております。
と言っても去年は左官屋さんとの対談
今年の予定は和紙と経師の方をお呼びするつもりで
まー 人のふんど〇作戦ですな。威張ってどうする。


いうわけで今年も建築塾、活動しております。
海岸屋も勉強、しております。
学生のときの恩師が知ったら信じないと思いますがね。
では。





# by kaiganyafoo | 2017-06-13 20:35 | 海岸屋ふーの流儀 | Comments(0)

木材との付き合い

みなさん おつかれさまです。


手刻みの仕事をしながら
小刻みにブログのアップもしなくちゃいけなくて
なんだかみじん切りの海岸屋です。
(料理の素材だったら誰も食べない)



さて、前回書いた外壁材のことですが、
まーいつも通りそのままとぼけちゃおうと思ってたんです。
でも質問していただいたからにはお答えします。
それほどたいしたもんじゃなくてもね。


さて、
外壁の材料、ここでは杉の15mm程度の厚みの板ですが、
赤身で挽いてもらったものですから挽き立て材で当然ズブ生。
(註・丸太素材の辺材である白太部分は耐久性において弱いため、心材部分の赤身だけを使って板を作ってくれ という注文を出した。丸太から製材したばかりなのでまるっきりナマでズブズブでーす ということっす。長くてごめんね。)
これをこのまま現場で取り付けると大変なことになるので
できるだけ乾燥させた状態にしたい というのが今回のお話です。


まず、木材は寝せておくよりも立てておいたほうが乾きます。
(なぜそうなのかはわかりません。経験則ってやつですかね)
さらに、逆さまに立てた方がより乾きが早いと言われています。
(同上・・・・手抜きか?)
そして、雨に濡らした方が良く乾く とも言われています。


・・・
濡らした方が良く乾く・・
禅問答のようですなぁ・・むほほ
とか言ってると怒られそうなので説明を試みてみます。



木材の乾燥の目的の大半は、収縮と変形を防ぐことにあると思います。
まー 防ぐったって防げないから、あらかじめそれを出し尽くすという手ですけどね。

で、木材の中にある樹液、乾燥が進めば樹液成分になるんでしょうが、
これを木材の中から追い出しちゃえば寸法が安定しやすいんじゃね? 
というのが理屈のはじまりで、
おーそう言えば山からイカダで丸太を出していた時代って材料が良かったって話もあるよね とか言う人もいたり(伝聞です)
いやいや琴を造ってる連中なんか、ほとんど腐るまで材料を雨に打たせておくよね とか(本で読んだ)
桐のタンス造る人はお湯に浸けて足で踏んでたよ とか(動画で見たっけな)
昔から木材を濡らすことで材質を改善(と言っていいのかどうか)することは広く行われています。

それから
伊勢神宮の材料なんかは丸太で運ばれてきたものを、すぐに池(プール?)に入れるようになってて、たまにぐるっとまわしてロープで留めて、まんべんなく水に浸かるようにしてます。 そうやって一定期間水中で養生したものを引き上げて製材して、それから倉庫に入れて(トテモ)慎重に乾燥を進めます。 もう、係の人が気合い入れてますから、倉庫の扉だって入るときだけぱっと開けて入らないといけないくらい です。(これは見た)
伊勢神宮の御用木というのは野性的な材料も多いはずですが、そしてなかなか見られないくらいの巨木もたくさんあるのですが、いわゆる干割れというか乾燥するに従って発生する割れは驚くほど少ないように私には見受けられました。

蛇足ながら
あとで狂うと腹が立つ木材No.1 の鉋の台なんかは(樫です)
水に浸けておくと 不思議なゼリー状のものが木口から出て来ますが
一体どのくらいの期間浸けておくのがいいのか一ヶ月単位で試したこともあります。
西岡常一さんの本にも樫の丸太を水に浸ける話が載ってましたね。
結果的には鉋台を水に浸ける必要はないと言うのが海岸屋の判断ですが。

様々な傍証を述べました。
木材が乾燥しても、樹液だった成分はその中に残り、そしてそれは湿度という名前の空気中の水分と親和性が高いためにそれと容易に結合します。その際に体積が増減するために乾燥してからの木材の変形や収縮の原因になる という推測がそれらから導きだされていると思います。

そしてその樹液成分の水分との親和性の高さが理由で、ナマな木材の中の水分はなかなか蒸発しません。ならば樹液ごと木材の外に流しだしてしまえ、というのが雨に打たせたり、水中養生をして乾燥を促進する理屈なんだと思います。


ただ、ここが面倒なところなんですが、その かつて樹液だった成分、略して
「J成分」は悪さばかりをするわけではないのです。(私見)
 
例えば栗の木は湿気に良く耐える木として知られますが、すごくアクが出る木でもあります。
栗の木を加工した人は皆知ってますが、栗に触れた刃物は青黒く染まって、濡れ雑巾などで拭いたくらいでは取れなくなります。
つまり栗のJ成分は濡れ雑巾程度の水分では侵されない結合をしていて、それは栗の木の耐湿性 耐水性に貢献する役割を果たしている と考えられます。

ヒノキの香りは好きだからずっと残ってるといいなぁ とか
松のヤニは邪魔だから出て来なきゃいいのに とか
まーワタクシを含めて人というものは勝手なことばっかり言いますが
様々な樹種の様々なJ成分はそれらの特徴の根源でもあるのでしょう。
それらを全部抜いてしまえば無味乾燥な繊維の束に成り果てるかもしれません。
はい
艶も耐久性もないヒノキや
強度のひっくい松 などですか。

ではではお前はなぜに15mmの杉板をそんなに雨にさらすのだ?
ぐるっとまわって突っ込まれるわけですが、
(いやもう誰も読んでないって。ねー川越さん)
所詮外壁、この先何十年も雨に打たれ続ける身の上なわけであります。
屋根に守られている構造材とは違う。
構造材に求められるのはフレームとしての強度ですからJ成分は抜かない。
捩じれようとか狂っちゃおうったってがっちり刻んじゃってばっちり組んでありますから(大工さんが ですよ?)そこは大丈夫っす。
一方、外壁に求められるのはバリアーとしての性能ですから寸法の安定性は欠かせません。
基本、釘で止めつけていく程度ですしね。
J成分は少し減らしたい。
そして
ここから先はまた続く になるんですが(ホントかぁ?)
木材の耐候性を増すための試み というものをこの現場では試そうとしているわけです。
抜いた外壁材のJ成分のかわりにガラス成分を浸透させてみようか と。

まー
もー
前代未聞に字ばっかりなんでつまらない記事になっちゃってるし
この辺でやめときます。

J成分と水の親和性よりも
有限会社海岸屋ふーとお金の親和性の方が問題かもしれず、
ガラス塗料の値段の高さにめげてしまいそうな昨今だぜ! と
一応責任転嫁をしつつ また今度!

はーやれやれ。





# by kaiganyafoo | 2017-04-22 07:38 | 工事 | Comments(4)

海岸屋、海の近くで上棟

みなさん おつかれさまです。


こんなにブログの更新をサボっていると(あ!失言)
その間、いろいろなことがおきてます。
上棟もしました。
a0157159_16280221.jpg
材料が紙で包まれていますね。
こういう状態を大工さんは 「化粧だ」 と言います。
壁の中に隠れてしまうことなく、出来上がっても見える状態だ 
ということですね。
「アラワシだ」ということです。
これを専門用語で 「真壁」 と言います。(偉そう)

ですからクレーンで吊るときもバンドで吊ってますでしょ?
傷がつかないように。
まあ
オペレーターさんが
「化粧仕事なんか全然ないから台付け捨てちゃいましたよー」 
と言ってましたから当日作ったんですけどね。

右側の柱は8寸あります。
頑張りましたね。(大工さんが)
この柱とか梁の大きさになると機械で仕上げられないので
手鉋で削らなくちゃいけなくて大変なんです。(大工さんが)
そう
相変わらず手刻みなんですね。
a0157159_16434545.jpg
「ワタシの図面通りに出来ておるかなぁ~」と
下から見上げているのに態度は上からのK女史。
(さらにその後ろからカメラを構える海岸屋)

真壁、ということになると 材料めっちゃ節だらけ というわけにもいかないし
梁や桁も、ここは4寸 ここは8寸とかバラバラでは恰好がつかない。
でかーい寸法でどかーんと通ってます。(子供か!)
そこが正直でいいんですけどね。
a0157159_16555288.jpg
登り梁もでかいな。
なんでこんなにでかいかと言うと、南側は軒が2m以上(7尺5寸)も出ていて
でも、海が近いから風が強くて吹き上げられることもありそうだから。
これならオズの魔法使いに出てくるような竜巻でもないかぎり大丈夫。

この現場はお施主さんに、 
木舞を掻いて土壁でやりませんか と誘ってみたんですが
あまり特殊なことをすると修理できなくなるかもしれないから 
と断られた経緯があります。
たしかに地元、千葉には土壁を塗る左官屋さんはほとんどいませんから
お施主さんの言うことは一理も二里半もあるんです。(はいすみません)
ただ、真壁で手刻み という仕事だってそろそろ特殊な仕事と呼ばれかねない・・っすね。
そもそも真壁が・・(以下20行省略)
そして山にある素材が・・(以下22行省略)
ですから手刻みの意味も時代と(以下・・・)



まあ、あれだ、手刻みはもうわかったからオマエはもっと小刻みにブログの更新をしろ!ということですな!(あいたたたた・・・)


おまけの写真はここの家の外壁材の写真だ!
a0157159_19033379.jpg
一回削って逆さに立てて雨に濡らして乾かす!
訳わかんなくても詳細は次回だ!
ホントか!オレ!
ではまた!!







# by kaiganyafoo | 2017-03-31 19:14 | 工事 | Comments(2)

東京直行便終了

みなさん おつかれさまです。


浦島太郎現象というものは本当にあるもので
はっと気づいたら二か月半も経ってました。
(ウソですごめんなさい)

去年から今年にかけて東京の現場を2棟やったんですが
やっぱ遠いです。
片道2時間。

ほぼほぼ終了のときの自由が丘の現場。
a0157159_11162374.jpg
かっこいいですよね。(自慢)
ま、目黒の自由が丘っすからね。(?)

目黒っていうところはいろいろと見どころはアレなんだけど
別にどこにも行かないまま現場は終了です。
毎日ニッカズボンだしね。

ここの現場の階段の手すりは 楕円型のヒノキ製で仕上げはヤリガンナというヤツでした。
長さは3m。
かけてます、ヤリガンナ。
a0157159_11263811.jpg
この前の現場も階段手すりはヤリガンナ仕上げだったんだけど、それは丸。
プロに頼んだものでした。
ヤリガンナ特有の凸凹のある肌がいいかんじで、ツルツルしすぎてなくてしっかり握れます。

楕円形にまで持って行くのが大変(らしい)
それももちろん手作業でやりましたよ?
彼が。
a0157159_11353437.jpg
K君ですな。
削ろう会全国大会で優勝を目指しているとかいないとかいるとか。
アツイなー

現場に取り付けたところ。
a0157159_11464355.jpg
鍛造のブラケットは メタル・ネコさんです。
相変わらずかっこいいっす。
あざーす。

あれ?
階段はどうなってるんだ? という声が聞こえる。
(3000人くらいは言ってるね。うん。)
もー しょうがないなぁ・・
a0157159_11514613.jpg
黒っぽいところは神代ケヤキ。
段鼻のスリップ止めはほんの少し踏板から盛り上がってます。
眼で見てもはっきりわかるし、足の裏でもわかる。
「これはいいねえ」 とおっしゃる方がいても 
某M大工さんの特許許可局なんで別料金が発生します。(ウソ)


そんなわけであちこち手間のかかってる遠くの現場が終わって
今年の現場は千葉県内に終始するようです。
やれやれ。

そんなこんなで もうちょっと小まめに更新をしますから と
ブログの神様にお参りをする海岸屋でありましたとさ。
ご利益があるといいなぁ・・・
・・・・・
神頼みの前に早く見積もりをまとめろ?
ごもっともです。


ではまた。




# by kaiganyafoo | 2017-03-21 20:01 | 工事 | Comments(4)

新年のごあいさつ

みなさん 明けましておめでとうございます。
a0157159_13174188.jpg
昨年中は皆々様たいへんお世話になりました。
東京の現場二棟というのはなかなかにハードでしたが
そこはそれ、優秀な職方さんに支えられて
びっくりするくらいいい現場になっています。
ま、
海岸屋は忙しくてでパソコンの前に座る時間もままならないんですがね。
(言い訳)(だって移動に4時間でっせ?)
医者から言われた血圧も(165だったかな?)
減量と運動で120くらいまで下げて体調もOK、
今年も怒涛の一年を迎えられるといいな と思ってます。
相棒、K女史もバリバリ元気だし。

まず、海岸屋の仕事はじめはヤリガンナ掛けから。
a0157159_13464139.jpg
これで階段の手すりを作ります。
うまくできたときだけブログにのせることでありましょう。
ええ
うまくいかなかったときはそっとしておいて下さい。

では皆さん
今年も一生懸命 建築のことだけ考えてがんばりますので
海岸屋ふーをよろしくお願いします。




# by kaiganyafoo | 2017-01-05 13:59 | 季節のはなし | Comments(0)