海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
by kaiganyafoo
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金色のかざり

みなさん こんばんは。



ここ何日か暖かかったので チャンス と思って床屋に行きました。
・・・でも
また寒さが戻ってくるらしいです。
夜中に外で洗濯物を干すことも多いウチの奥さんは
「パンツとか凍りかけてキラキラしてることがあるよ」 と言ってました。

光るパンツ! 
(いやいやハマるところ違うから。)



さて
前回のネタは 錺金物の勉強をしに行ったという
海岸屋の幅広い教養(!)を示す記事でしたが もう来ました。 これ。
久保先生が 「ほとんど全部この図録に載ってます」 と言った図録
金色のかざり_a0157159_2012934.jpg
あー 隣にある本は そろそろ終わりを告げつつある 村上春樹月間の本。
エッセイと旅行記だけを読んでいるから ま 入り口ですがね。
この入り口は広いけど 奥行きもあるよ。
興味のある方はどうぞ。
失望しません。 きっと。


えー
本題は 「金色のかざり」 です。  (こんじきのかざり と読んでね)
ワタクシ いつも思うのですけれど 
展覧会などの図録って なんでこんなに豪華なのに安いの?
実費?

まあ それはそれとして
錺金物(かざりかなもの)を作る人は 錺師(かざりし)と呼ぶらしく
これはやっぱり職人なのだろうと思います。
で あるからには作った品物は 工芸品であって美術品ではない。
クラフトであって アートではない。

そもそも昔の日本には芸術家はいなくて
絵を描く人は画家ではなくて絵師。  職人ですな。

芸術家が上で 工芸家(?)や職人は下 とも思ってないし
予算と納期が決まって作られる実用品が 精神性が低いとも思ってない。
ただ
ルーティンワークというか 決まりきった工程の繰り返しが
表現から生命感を失わせていく という久保先生の指摘は
繰り返していくことを宿命とする職人にとって 不可避の命題になるなあ とは思います。

この図録に載っている一級品の錺金物は
芸術品か工芸品か という分類のない頃のモノ達で
ちゃんと見なくちゃいけないねぇ という これからの勉強です。
夜は眠いけども。

おまけの写真は 丸ビルのコンランショップで買ったこれ
金色のかざり_a0157159_20595642.jpg
コーヒー豆をすくうために買ったけど
これでいいんじゃないかな と思ってる海岸屋は「美」を理解しない者 かな?

by kaiganyafoo | 2014-01-26 21:05 | Comments(0)
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