海岸屋ふー通信


海浜住宅建築舎
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大倉喜八郎 別邸

今日の千葉は まあまあの天気。
寒くはなかったです。

仕事はほぼ一日がかりの打ち合わせ。
化学物質過敏症対応住宅 となるようです。

仕事の内容としては とても手間がかかるものになるでしょうが
こういう仕事でこそ 海岸屋ふーの真価が発揮できるはずなんです。

んー 引き気味に見えますか?
そんな事はない、 燃えてますよ (ただし静かにね)



さて そんな一日だったんですが
きょうの御題は 大倉喜八郎 別邸。
小田原の 旧共寿亭 です。
これが入り口
大倉喜八郎 別邸_a0157159_2129577.jpg
いきなりな言い方で何なんですが 色々とマチガッている気がします。
海岸屋的には ですよ。
大体が でかい。
でかすぎる。
歩いて入ると居心地が悪いくらいです。

明治の貴顕紳士は馬車で乗りつける?そうですかいいんですかはい。
大倉喜八郎 別邸_a0157159_21362629.jpg
遠い! 遠いっすよねえ平井先生。
でもまだある。歩いているし。
大倉喜八郎 別邸_a0157159_21381349.jpg
関東大震災ってやつは ここ小田原にはキビシく当ったらしく
もーあれもこれも壊れちゃったなかで ここは残った。

理由のひとつは 大倉土木が威信にかけて作ったから。
自分とこの親分の家だし。

これ 右手の石垣ですが 中身はほとんど全部コンクリートらしいです。
海岸屋は住宅屋ですから
「そういえば大成パルコンってコンクリート住宅だったよなぁ」 と思いました。
コンクリ好き?キハチ。(タメ口)

さて ぐるっと回って入り口
大倉喜八郎 別邸_a0157159_21544643.jpg
って言っといてなんですけどここは後からの増築。

そうです ここはあとから継ぎ足したところが多くて
けっこうトホホな部分もあって
「おお!素晴らしい!」 と言ったのに
「やー そこは継ぎ足し」 ということも。トホホ。

室内の写真を一枚
大倉喜八郎 別邸_a0157159_2225770.jpg
ここは床の間ですが 喜八郎翁 ここで亡くなったそうです。

ん?
床の間で?

そうです。
畳の上で死ぬ というのが大往生の代名詞なら
床の間で死ぬ というのは特大往生っすか。

戦塵をかいくぐって双方に鉄砲を売りまくった快男児は
途中 「死の商人」と呼ばれたりもしたそうですが
棺蓋いて事定まる 爵位も得て 特大往生を成しました。 ナムー。

もう一つ
大倉喜八郎 別邸_a0157159_22181984.jpg
これは新築祝いに
渋沢栄一からもらったらしいです。

なんだ
インテリの友達もいたんじゃん。
キハチセンスは良いとは言えないけどな
いい人生に合掌。



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by kaiganyafoo | 2012-02-27 22:21 | 建物いろいろ | Comments(2)
Commented by ぽーる at 2012-02-29 22:42 x
こんばんわ^^
化学物質過敏症対応住宅ってなかなか大手では難しいでしょうねぇ^^;
どんな感じになるのか楽しみです♪
Commented by kaiganyafoo at 2012-03-01 23:08
ハウスメーカーでは難しいかもしれませんね。
でも
海岸屋のような零細工務店であっても
やっぱり難しい仕事なのは間違いありません。
かっこつけすぎかもしれないけど
自分の中にある最良のものを差し出すしかないんだろう・・
と思います。

頑張ります。
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